【今回予告】
 ──ひとり、過去を思う。
 大戦の後。廃墟の街、壊れた表舞台の闇は傷口のように深く暗くあった時代。
 長い長い無為の生で、ひとつ輝く……しかしほんの小さな出来事だった。

 光によって闇は更なる色を得る。夜の黒に混じるのは赫であり、青であり、白さえも呑み込んでゆく。
 ペルソナ・ネットワーク。皿の上で互いを奪い合い喰らおうと暗躍する血色のスープ。
 その水面に波紋が生まれたのはある日のこと。かつて出奔し、彼らが“野蛮人”と忌み嫌う女の帰還だった。
 目的はひとつ、残された願い(絆/エゴ)を果たすために。

 ビーストバインド トリニティ
「虹色幻影・幻燈心覚」
 心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆


PC1:夜刀月彰

PC2:マリベル

PC3-A:メタリカ・ロンダー

PC3-B:アイウェン・ブリーナ



PC1:夜刀月彰

夜刀月彰:「闇は斬る。ただ、それだけだ」
夜刀月彰:夜刀月彰(やとつき・あきら)。人呼んで池袋守護騎士、またの名を"ナイトフェンサー"。
夜刀月彰:代々池袋の夜を守ってきたダンピール一族の当代当主。短命の一族でもあり、両親は既に故人。
夜刀月彰:使命に殉じることを良しとする、絵に描いたような堅物……なのだが、表の顔はひとりの高校生。
夜刀月彰:年頃の少年らしく、青春を謳歌したい……という人の望み(エゴ)を抱いています。
GM:青春だいじだいじ
夜刀月彰:謳歌……できるといいな……!
夜刀月彰:データ的には純血ダンピールのアタッカー。
夜刀月彰:《チェイスバレット》で相手の回避を下げて無理やり当てていきます。
GM:堅実な構成だ。当たらないアタッカーは切ない
夜刀月彰:場合によっては味方の攻撃の時にも使えるので、様子を見て補助にも回っていきます。
夜刀月彰:単体にしか攻撃できないので、範囲攻撃は……任せた……!
夜刀月彰:自己紹介としてはひとまず以上にて!
GM:ありがとうございます。
GM:線の細いイケメンダンピール、悪魔城にも出張できそうな君のHOはこちらです

シナリオ絆:比良野香澄(ひらの・かすみ
線香の匂いが鼻先をくすぐる。顔をあげれば、見知った顔が写った遺影がある。
君は友人の少女、比良野香澄の祖父の通夜に参列していた。顔を合わせることは少なかったが、よくしてもらったことを覚えている。
通夜を済ませてから数日。君の端末に、相談事があるので来てもらえないかと香澄から連絡が入った。
祖父の遺品整理をしていたという彼女は、訪れた君に桐箱を取り出して見せる。
その奥から感じ取れるものに君は少しだけ嫌な予感がした。

GM:知り合いの女子高生からご相談されるので、力になってあげてください
夜刀月彰:ヤー、乗る…ぜ!
夜刀月彰:絆は「友情」で結んでおきたいと思います。
GM:よろしくお願いします!


PC2:マリベル

マリベル:「本日も奉仕いたしましょう。それがたとえ、闇の中でも」
マリベル:F型自動人形、製造から2年。製品シリアルPA-MAR-16E1。
マリベル:今は主に「マリベル」と呼ばれています。
マリベル:しがないメイドロボをしていましたがある日自我に目覚め、その心魂機関を狙われる身に。
マリベル:迷惑をかけてはいけないと最初のマスターにはお暇をいただき、闇の世界へ逃げ延びました。
マリベル:形を変え手段を変えながらも、最優先のプログラム「人類に奉仕する」を信念(エゴ)とし、都会の夜を今日も歩いています。
GM:いきなり苦労人だ
マリベル:自我に目覚めちゃったからには……ねっ……
マリベル:性能としては一応アタッカー。あとカバーも嗜みます。
マリベル:以上、よろしくお願いします。
GM:さすが自動人形気が利きます。そんな野良メイドのHOです

シナリオ絆:小唄(こうた)
池袋の夜、いつものように家路へつく君の視界に入ったものがあった。
鮮烈な赤い着物と同じ色の目をした女性。それを取り囲むガラの悪い男達。あからさまな不穏の色に周囲の人々も距離を取る。
乱暴に肩を組んだ男に連れられるよう、女性が路地へ足を進めてゆく。
見つけた以上は止めるべきか。厄介ごとの発端であると自覚しながらも、君もまた追うように路地に飛び込んだ。
──闇に浮かぶ瞳が、君を迎え入れるように輝く。


GM:家路というか野宿というか。ちょっと変わりますが、新しい出会いがございます
マリベル:仮住まい(ネカフェとか)かな……ともかく、ハンドアウト拝領いたしました。
マリベル:絆は……庇護で取ろうかと思いますが、なんか最後の一行が不穏ですね! ともかく今はこれで!
GM:OK、ご奉仕に期待してます


PC3-A:メタリカ・ロンダー

メタリカ・ロンダー:「金は天下の回りもの。回すべきものが回せってね」
メタリカ・ロンダー:ペルソナ・ネットワークの幹部、年齢170歳!
GM:PC最年長!
メタリカ・ロンダー:シナリオ絆であるウォーレンの5歳上。年齢で微妙にマウントを取ってきます
メタリカ・ロンダー:『金銭』のやり取りを重要視しているので、種族に対する感覚は他の幹部に比べると柔らかいほうです
メタリカ・ロンダー:特に人間の作る美術品が好きで、良いものを作る相手には相応の金を払います
メタリカ・ロンダー:原初のエゴも金を使いたいというシンプルなものでございます
メタリカ・ロンダー:キャラクターの性能としては、軍神+ブラックプロジェクトで雑に周りの火力を上げていきます。
メタリカ・ロンダー:回復は無いのでご注意を。BS回復はあります
メタリカ・ロンダー:此度はAT3枚編成なので、支援が生きるといいなと思ってます
メタリカ・ロンダー:以上です
GM:人間社会をよく理解していらっしゃる。
GM:そんな幹部の貴方にはこちらのHOを

シナリオ絆:ウォーレン・“グラットン”・レイク(基本50P)
ペルソナ・ネットワークが騒がしい気配を見せている中、君は日本支部を統括する吸血鬼のウォーレンと一室にいた。
各血統はネットワークという利益を活用するために疑似的な協力状態ではあるが、当然全てがそうではない。
自らがこうして呼び出されるということはこの波紋が、放置しておけば厄介な大波へ変わる危険性があるからだ。
彼が口を開く。日影舘家の血族が、この池袋に戻ってきたのだと。

GM:ちょっとメタリカさんのアレコレと合わせて、OPの場面がHOと変わっていますが
GM:内容としてはほぼ変化はありません。ネットワーク支部長であるウォーレンからの頼まれごとです
メタリカ・ロンダー:仲良くしようねウォーレン君。5歳年上だけど
GM:立場はあっちの方が上ですから歳下の上司ですね
メタリカ・ロンダー:負けた……!


PC3-B:アイウェン・ブリーナ

アイウェン・ブリーナ:「死霊課所属刑事、アイウェン・ブリ―ナ。……言っておきますが貴方達の年齢を全て足しても私には及ばない程度には年上です」
アイウェン・ブリーナ:死霊課に所属している刑事で、ヴァンパイアです。
GM:かわいい
アイウェン・ブリーナ:見た目はとても幼いですが150歳。本人もそれを気にしているのか「子供っぽい」とか「小さい」と言われると怒ります。(訳:いっぱいいじってください)
アイウェン・ブリーナ:実は娘がいます(洗礼を施した相手なので産んだわけではないです)
GM:なん……だと……
アイウェン・ブリーナ:ビルドは純粋に遠距離範囲アタッカーです。やれることは少ないです。
アイウェン・ブリーナ:こんなところでしょうか。よろしくお願いいたします。
GM:いきなり爆弾を投げてきましたね。ちっちゃいお母さんにはこちらのHOです


シナリオ絆:長沢遼(基本52P)
警察庁死霊課。長机に集められた半魔の刑事達を前に、課長の長沢遼が口を開く。
ペルソナ・ネットワーク日本支部のうち、新宿を収める日影舘家に奇妙な動きが見受けられたという。
捜査を開始したところ、過去にネットワークを出奔したとされる吸血鬼が池袋で確認された。
どのような事情であれ、事件を起こされるわけにはいかない。火種が火事を生む前に鎮圧するのが君の使命だ。

アイウェン・ブリーナ:ありがとうございます。絆は「信頼」でお願いします
GM:吸血鬼相手のお仕事となります。よろしくお願いします
アイウェン・ブリーナ:よろしくお願いします!

GM:それではセッションを開始いたします。どうかよろしくお願いします
夜刀月彰:は、よろしく…お願いします!
マリベル:よろしくお願いいたします。
アイウェン・ブリーナ:あらためて、よろしくお願いします!


■OP1:夜刀月彰

GM:人間性の低下をお願いします
夜刀月彰:1d6 (1D6) > 5
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 56 → 51

GM:開かれた寺院の中。黒の喪服に身を包んだ人々が最期の別れを済ますために足を進める。
GM:その日、君は学校の友人である比良野香澄の祖父・比良野浩三の通夜に訪れていた。
GM:直接顔を合わせることはそう多くなかったが……夜の世界の先達であり、幾つか助言をもらったこともある。恩師の一人と言えるだろう。
GM:あちこちから、すすり泣く声と。死を悔む会話が小さく聞こえてくる
夜刀月彰:遺族、友人知人。焼香の順番は、更にその後。直接の関りが少なければ当然のこと。
夜刀月彰:それでも、悼む気持ちと、感謝の気持ちに、親しさによる違いはない。
夜刀月彰:若さの割に手慣れた所作で、合掌、黙礼、そして焼香。
夜刀月彰:──お疲れ様でした。どうか、安らかに。
夜刀月彰:音には出さないけれど、遺影に向けてそう告げて。再び黙礼し、祭壇に背を向ける。
GM:離れてゆく君の視界に、見知った親族の姿があった。
GM:突然の出来事だった。息子夫婦の顔は気丈にしていても、心労の色が見えている
比良野香澄:「……ありがとう、彰君。来てくれて」その中の一人、君の友人である比良野香澄が声をかけてくる
比良野香澄:「おじいちゃん、喜んでくれると思うよ」
夜刀月彰:「そうだと、いいんだけれど。……お爺さんには、俺も少し……いや、だいぶ世話になったから」
夜刀月彰:こういう時に、あの人なら自分の孫にどう接するだろうか。親しい間柄ではなかった自分には、分からない。
夜刀月彰:それでも、戸惑いがちに、手探りで言葉を探すように。
比良野香澄:「大丈夫。おじいちゃんあれで、彰君のこと家でよく言ってるくらいだったよ」
比良野香澄:「直接言ってあげればいいのに、って思ってたくらい」思い出しているのか、わずかに笑って
夜刀月彰:「そう、なのか。……最後に会った時には、半分説教をもらったようなものだったけど」
夜刀月彰:あるいは、祖父というのは皆ああいう感じなのだろうかと。不思議と、嫌な気持ちではなかったことを思い出す。
夜刀月彰:「……落ち着いてからでいいから。今度、またゆっくり」
夜刀月彰:「お爺さんのことを、聞かせてくれないか」
比良野香澄:「うん」ほんの少し気持ちが和らいだか。雰囲気が普段に戻って
GM:彼女の両親も、君に礼を言い頭を下げる
GM:……死者との別れは、時間がかかる。かかる手間は最後まで別れたくないという気持ちか、記憶に残しておきたいという願いか
GM:改めて彼女から連絡が入ったのは、通夜が終わってからしばらく。
GM:呼び出された比良野家はどこか寂しさを感じさせながらも。元の生活に戻ろうとしていた
比良野香澄:「ごめんね、ごちゃごちゃしてて。おじいちゃんの荷物整理で……」
GM:彼女の自室。小さなガラステーブルを挟んで、飲み物の入ったグラスを置く
比良野香澄:「……今更だけど、突然呼び出して大丈夫だった?」
夜刀月彰:「うん、大丈夫だ。夜中でなければ大概ヒマに……」
夜刀月彰:「……いや、うん。比良野の方こそ、大丈夫なのか。整理の途中……なんだろう?」
夜刀月彰:部屋に通されるまでの間、廊下にも並べられていた荷物や箱。恐らくあれが、お爺さんの遺品なのだろう、とあたりをつけて。
比良野香澄:「その整理のことで……ちょっとね」
比良野香澄:困った顔をしながら立ち上がり、机の引き出しを開けて。
比良野香澄:取り出したのはひとつの桐箱。それほど大きくはないが、状態から大事に保管されていたというのは見て取れた。
夜刀月彰:「それは……」
夜刀月彰:──ふと。先達として教えを乞うてはいたが。彼女の祖父が、いかなる存在であったのか。
夜刀月彰:ついぞ、それを訪ねる機会がなかったことを思い出した。
比良野香澄:「おじいちゃんの遺品を整理してたら出てきたんだけど……」
比良野香澄:「……なんというか。私も相談っていうより、誰かに聞いてほしい感じで」
GM:香澄が箱を開ける。
GM:収められていたのは大きな赤い宝石のブローチ。曇りのない見事な品だ
GM:そして君の視界には。それが“ただの”宝石ではないということもわかる
夜刀月彰:「……綺麗、だな。ただ、その……」
夜刀月彰:「……お爺さんがこういうものを持っているのは、雰囲気に合わないというか。そんな感じが、する」
夜刀月彰:感じた──不穏な──気配を、なるべく表情に出さぬよう努めながら。
GM:少なくとも、感じ取れる力は害を為す呪いの類ではない。ただ、魔器や呪具であるのは確かだ
比良野香澄:「……うん。で、これが一緒に入ってて」
比良野香澄:差し出しされたのは一枚の紙……古びた写真だ
GM:見れば写っているのは一組の男女。着物を着た女性と、洋装の男性
夜刀月彰:「これは、随分と……年代物、だ。……いつ頃なんだろう」
比良野香澄:「多分……40か50年くらい前だと思う。これ、別の写真に写ってたおじいちゃんと同じだから」
夜刀月彰:「そうか、この人が……」
夜刀月彰:あの老人にも若い頃があったのだ、と。当たり前のことにしみじみと頷く。
夜刀月彰:「……比良野は、この宝石と写真に、何か……引っかかったのか?」
比良野香澄:「まぁ、ちょっとね。こっちの女の人……見たことないんだ」
比良野香澄:写っている和装の女性を指差して。
比良野香澄:「アルバムひっくり返しても、おばあちゃんとも違って」
比良野香澄:「……お父さんとお母さんも、まだちょっと疲れてるし。そこに知らない人が写った写真なんて見つけたら、あんまりいい気はしないだろうから隠してたんだ」
夜刀月彰:「宝石と一緒に入っていた、知らない女性とお爺さんが写っている古い写真」
夜刀月彰:「……それは、確かに。俺が比良野だったとしても、そうするだろうし──」
夜刀月彰:「比良野は。気になるんだな、これが」
比良野香澄:「うん」頷いて
比良野香澄:「その。彰君に押し付ける形で申し訳ないんだけど……」
比良野香澄:「私から説明できるようになるまで、少し預かっててもらいたいんだ」
比良野香澄:頭を下げて告げる。……心中、このブローチの力を感じ取って、遠ざけたがっているのかもしれない
夜刀月彰:「……いいのか。いや、もちろん乱暴に扱うつもりは毛頭ないけれど」
比良野香澄:「言ったでしょう。おじいちゃん、彰君のことよく喋ってるくらいには気に入ってたって」
比良野香澄:「だから、許してくれると思う」
夜刀月彰:「…………」
比良野香澄:「……その。私が面倒を押し付けてるんだから、こんなこと言う立場じゃないけど」
夜刀月彰:箱に納められた宝石。古い写真。そして、大切な友人。
夜刀月彰:それぞれに、ゆっくりと視線を巡らせて。
夜刀月彰:「……わかった。これは預かるよ。お爺さんのことは俺も気になるし……」
夜刀月彰:「何より、比良野の頼みだからな。……昔のことに詳しい人に、心当たりもある」
夜刀月彰:「お爺さんのことが何か分かったら、連絡するよ」
比良野香澄:「ごめんね……ううん、ありがとう」
GM:ほっと胸をなでおろして、香澄は箱に写真を収めて蓋をする
GM:力ある宝石と、古びた写真。少なくともこれが“昼の世界”とは違う場所にあったことは間違いないだろう
夜刀月彰:「それじゃあ、確かに──」
夜刀月彰:──これをどうするか。"こちら側”の存在なら、夜闇に仕舞い込んでしまえばそれでいい。
夜刀月彰:──けれど。
夜刀月彰:「預かった」
夜刀月彰:それは、彼女と祖父の間に繋がっている何かを断ち切ってしまう行為である気がして。
夜刀月彰:箱に納められてもなお、薄くはない夜のにおいをさせるそれを、大切に懐に仕舞って。
夜刀月彰:「……必ず、返しに来るから」
夜刀月彰:深く、頷いた。

GM:シーンエンド、エゴ申請あればどうぞ!
夜刀月彰:エゴ申請は…無しで!
GM:OK
GM:失礼、大事なSA配布を忘れていた!
夜刀月彰:おおっと!!
GM:【SA:香澄の不安を取り除く】をどうぞ
夜刀月彰:頂きます!


■OP2:マリベル

GM:人間性の低下をお願いします
マリベル:1d6 人間性低下 (1D6) > 2
system:[ マリベル ] 人間性 : 54 → 52

GM:夜の池袋駅前。帰路につく人々の波の中、君はいた。
GM:自動人形が生活の中に入り込み、当たり前となったいまではメイド服は目を引けどおかしなものではない。
GM:もっとも、いまの君は主と遠くにある。半魔として目覚めて一人過ごしているわけだが
GM:今夜の宿を探しているか、あるいは野宿か。夜も23時を回ろうかという時に
GM:視界の片隅に、ガラの悪い一団が目に付く
マリベル:「……おや」アイセンサーで一団を捉える。夜の街は、治安がお世辞にも素晴らしいとは言えない。
GM:未成年、または20代前半の集まり。見ての通りの不良……半グレとも言えるだろうか
GM:その中に一人、女性の姿がある
GM:烏羽色の髪に、赤の着物は夜半にも浮かび上がるかのようで。
GM:穏やかに笑いながら、肩に回された手に自分の手を重ねている
GM:機嫌をよくしたのか。一団のリーダーが声をかけ、動き出す。向かう先は人気の少ない路地の方
マリベル:(……これは、これは)あの女性は、一団の最初からの仲間……という風ではなさそうだった。
マリベル:しばし演算回路を走らせる。
マリベル:ぴこり、とイヤーカバーのランプが点滅。
マリベル:(少々、物騒な雰囲気ですから。合意の上かどうか、確かめておくべきでしょうね)
マリベル:人類に仕え、人類を守る。自我を得て尚強固に、その至上命題(プログラム)は己を走らせる。
マリベル:一団と女性の後を追って、路地へと向かう。
GM:進む先は一本道だ。迷うこともなく、跡を追うことができた
GM:道は狭く、薄暗く、そして喧騒からどんどん遠ざかる
GM:しばらく進む中。君のアイセンサーが、人間の存在を捉えた
GM:先ほどの一団にいた人間だ。ただし、そのほとんどが地面の上に倒れ込んでいる
マリベル:「まぁ」演算と少々違う結果に、驚嘆の声をこぼす。
マリベル:光学センサからの情報に間違いはない。
マリベル:では。
マリベル:走査レベルを、地面から上に移す。立っている影を探すように。
GM:……さらに奥。闇夜であろうと見通す君の両目が、浮かび上がった赤色を捉えた
小唄:「…………」
GM:先ほど、囲まれていた女性の眼が輝き。壁に寄りかかっているリーダーの男の眼を貫くように見ている
小唄:「……ざんねん」
GM:呟いた瞬間、男がそのまま倒れ込む。
小唄:「……おや?」輝く目が、マリベルの方を向いた
小唄:「なんだい。最近流行りの自動人形が、こんなところに」
マリベル:「ごきげんよう」スカートを軽くつまんで、一礼。
マリベル:「当機は言うなれば、そう……所謂、おせっかいの自動人形です」
マリベル:「必要とあらば、警察へのダイヤルをする気でやってきたのですが……」辺りを見回して。
マリベル:「どうやら、番号の末尾を訂正する必要がありそうですね」
小唄:「ああ、死んではいないよ。ちょっとばかり話を聞いて……ぐっすり眠ってもらっただけ」
小唄:「あっちからしたら、二日酔いで夢見てたって思うだろうね」
小唄:そうあっけらかんと言いながら、マリベルへ近づいて。機械の瞳を覗き込む
小唄:「……火が入ってるね。魂の火だ。ただの機械にはないもの」
小唄:「“こっち側”の人形に会うのは初めてかな」
マリベル:「お分かりになりますか。……識別タグを更新。あなた様も、"こちら"の方でしたとは」
小唄:「名乗られた以上はあたしも名乗ろう、お節介のお手伝いさん」
小唄:「あたしは小唄。ちょっと長生きの吸血鬼ってやつさ」
マリベル:ぴこっぴこっとイヤーカバーのランプが点滅する。ストレージに保存された識別タグが更新される。
小唄:「結構派手だねアンタ……」
マリベル:「恐縮です」
小唄:その様子がおかしかったのか。くくっと口端を上げて笑い
小唄:「で。とりあえず警察を呼ばれずには済んだかな」
小唄:「あんまりあたしも、それは困るんでやめてもらいたいところなんだけど」
マリベル:「事件性の観点で言えば、必要はあるかと存じますが……こちらの皆様方にも非があった、ということで。当機は柔軟な対応を取らせていただきます」
小唄:「うちに欲しいところだよ。宿無しだけど」
小唄:笑みを浮かべたまま、顎に指を置いて思案の仕草を浮かべる
マリベル:「当機のステータスは絶賛求職中で……あら、住み込みの口を探しているので、そこは残念ですね」
マリベル:「……なにかお困りごとが?」
小唄:「そうだねぇ。住み込みの仕事をあげられないのは残念だけど……」
小唄:「もしアンタがよければ、頼みたいことがあるんだ。できる限りお礼もするよ」
マリベル:「お聞きしましょう」
小唄:「人を探してるのさ。名前は……」
小唄:「比良野浩三。もうジジィになってると思うけど」
マリベル:「人探しですか。かしこまりました……当機で可能な範囲でご奉仕いたしましょう」
小唄:「助かるよ。……あまり言えないけど、あたしも昔こっちで色々やってね」
小唄:「正直、連れ合いがいてくれるだけで気が楽になる」
マリベル:「昔。吸血鬼のスケールでいう昔ですと、当機は外部からの情報入力が必要ですね」
マリベル:「製造から2年なもので」
小唄:「こんなしっかりした幼児は見たことないよ」
小唄:「……詳しい話は歩きながらするか。頼んだよ、お手伝いさん」
マリベル:「かしこまりました、小唄様。かりそめのご主人様(マイ・マスター)」
GM:夜の闇の中。不可思議な主従が生まれたのは、日付が変わった頃だった

GM:シーン終了、エゴ申請!
マリベル:今回は実は吸血鬼でしたが、「人間を守りたい」故の行動で路地に突入しました。こちらでエゴ申請。
GM:OK、罪1点どうぞ
マリベル:いただきます。
GM:そして【SA:小唄の力になる】をどうぞ
マリベル:シナリオ絆改めて宣言で、小唄/興味で。
マリベル:SA拝領しました!
system:[ マリベル ] 罪 : 0 → 1
system:[ マリベル ] 愛 : 2 → 3


■OP3-B:アイウェン・ブリーナ

GM:人間性の低下をお願いします
アイウェン・ブリーナ:1D6 (1D6) > 3
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 56 → 53

GM:警察庁・死霊課。出世から外れた左遷先、資料編纂課という名は偽りの部署
GM:日本の魔物犯罪を専門に扱う特殊刑事達は、日夜業務に追われている
GM:そして、普段はあまり他所の人も来ない中で受付を担当している君もまた。今日は別件で招集を受けた
GM:珍しくも、長机が並べられた一室に刑事達が集っている
悠木結葵:「……ネットワークの動きが活発、と言いますけれど」
悠木結葵:「こうも集められるのは珍しいですね。先輩」
悠木結葵:近くに座った新米の雪女刑事、悠木結葵(ゆうき・ゆき)が声をかけてくる
アイウェン・ブリーナ:「よほどの事がなければペルソナ・ネットワーク側が目に余る行動はしないはずですが。つまりはそういう事なのでしょう」小さいため顔だけちょこんと出ている
悠木結葵:「なるほど」事件解決の実績はあるが、ネットワークといった大型の組織に関わることはまだない
GM:室内の会話が止まる。視線の先、死霊課を束ねる男性が姿を見せていた
長沢遼:「──さて、揃ったな。改めて説明を始める」
アイウェン・ブリーナ:周囲をきょろきょろして自分だけが低い事に気づく。顎をあげてなんとか高くみせようとしている
悠木結葵:「先輩。抱えましょうか」
アイウェン・ブリーナ:「……いりません。十分視界は確保できています」
悠木結葵:一方こちらはスラっと伸びた長身だ。雪女かくあるべしと言えるだろう
アイウェン・ブリーナ:「……こうすれば、同じ目線です」椅子の上で正座のようにする。少し足を立ててやっと同じくらいの高さだ
長沢遼:アイウェンの様子を見終えて。口を開く
長沢遼:「さて。現在、豊島区……特に池袋周辺で、ペルソナ・ネットワークに動きが見えた」
長沢遼:「ネットワーク内部の協力者に当たったところ、新宿の管理者の日影舘家が動いているとの報告があった」
GM:日影舘家。ペルソナ・ネットワークの内部で数えられる血統のひとつであり
GM:古くはスサノオの血を引いているとされる日本土着の吸血鬼一族だ
長沢遼:「現在、池袋内で確認された吸血鬼グループの中でも」
長沢遼:「大半以上が日影舘の者とされている。明らかに、これは異常だ」
アイウェン・ブリーナ:「目的は?割れているのですか」
長沢遼:「ああ。課の念写能力者が、なんとか写真を確保できた」
GM:プロジェクターが写真を大きく映す
GM:池袋駅から。サンシャイン60。芸術美術館。
GM:連続した一枚の中、一人の女の写真が出てくる
長沢遼:「ネットワークの協力者に確認し、身元も割れた」
長沢遼:「氏名は小唄。過去、日影舘家から出奔した“仔”だ」
アイウェン・ブリーナ:「なるほど、放っておけば碌な事になりません。事が大きくなる前に動く必要がありますね」
長沢遼:「そういうことだ。……既に、連中の手で被害も出ている」
長沢遼:「被害者は比良野浩三。妖洞寺の退魔僧で死霊課にも力を貸してくれた人物だ」
GM:写真が切り替わる。老人というには眼光の強い、意思を感じさせる人相が浮かぶ
長沢遼:「……死霊課はこれより、この一件の解決を最優先とする。各自、全力を尽くせ」
長沢遼:室内にいた刑事達が立ち上がり、動き出す。その中で課長の視線が君へ向く
長沢遼:「ブリーナ、そちらには別件で頼みたいことがある」
アイウェン・ブリーナ:「はい、なんでしょう」
長沢遼:「ネットワーク側からも、一名こちらへ人員を派遣するとのことだ」
長沢遼:「悠木と二人で合流し、事件に当たってほしい」
長沢遼:「……俺達だけに任せる気はない、ということだろう」
アイウェン・ブリーナ:「ええ、それが昔から彼らのやり方ですので。協力者の詳細は」ちょこんと椅子から降りて長沢の方へ歩いていく
GM:頷いた長沢課長が、資料を渡す。そこに書かれていた名前は
GM:メタリカ・ロンダー。ペルソナ・ネットワーク幹部の座を持つ吸血鬼だ
アイウェン・ブリーナ:「ペルソナ・ネットワークの幹部……これはまた癖のありそうな予感が。結葵」悠木の方を振り返って
悠木結葵:「はい」……背が高いので少し屈む
アイウェン・ブリーナ:「気を引き締めるように。この事件は今まで貴方が経験したどれよりも」2,3歩前に歩いて悠木を追い越しながら
アイウェン・ブリーナ:「厳しいものとなるでしょう」そして悠木の方に振り向く
GM:──ネットワークを外れた者、ドラクル。組織に属しその力を使う血族
GM:大小の歯車が静かに、軋みを上げて噛み合い始める

GM:シーン終了、エゴ申請とシナリオ絆の感情宣言があればどうぞ!
アイウェン・ブリーナ:悠木結葵と絆「庇護」で結びます
アイウェン・ブリーナ:そしてエゴ:大きくなりたい で罪を申請したいです
GM:罪1点、絆で愛1点をどうぞ
アイウェン・ブリーナ:ありがとうございます
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 愛 : 2 → 3
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 罪 : 0 → 1
GM:GMからは【SA:池袋に平穏を取り戻す】をアイウェンさんに
アイウェン・ブリーナ:了解です!


■OP3-A:メタリカ・ロンダー

GM:人間性の低下をお願いします
メタリカ・ロンダー:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 5[5] > 5
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 54 → 49

GM:西池袋・東京芸術劇場。深夜にも関わらず開かれていた展示会は、昼を生きる者達のものではない。
GM:ヴァンパイア七大貴族、魏家(デュカート)の者達が集めた品々がここに集められていた。
GM:絵画、彫刻、戯曲。古典主義から現代アート、東洋西洋問わずの宝が壁やホワイトキューブの上に飾られている。
GM:君はネットワークの幹部として招待され、この場にいた。あるいは君も自らの美術品を展示しているだろうか。
GM:薄暗い展示室にいるのは、君一人。静寂の中で照らされた芸術品が存在を主張している
メタリカ・ロンダー:「……招待した客を待たせるっていうのは、趣味が悪いと思うんだけど、そこのところどーなのかしら。」 虚空へと語りかける
メタリカ・ロンダー:音の流れていないヘッドホンの外から、聞こえてくる音を聞き漏らさぬように注意を払って
メタリカ・ロンダー:「早くこないとこの辺りの美術品鑑賞会始めちゃうわよ。」
GM:声が虚空に響いてゆく中で。隅の闇から、気配が静かに生まれる
ウォーレン・レイク:「既に始めていると思い、気を利かせてやったつもりだが」
ウォーレン・レイク:「お気に召さなかったか。ロンダー」
GM:ペルソナ・ネットワークの日本支部を纏める男は君の背から声をかける
メタリカ・ロンダー:「ここの美術品は結構見飽きてるって。はろはろ、こんばんわウォーレンさん。」
メタリカ・ロンダー:わざとらしく、遅れたことに対して気にはしていないというふうに一回転してから振り向く
ウォーレン・レイク:「鼻の利くやつだ。血族が聞けば、牙を剥くだろうな」
ウォーレン・レイク:馴れ馴れしい口調にも慣れているか。礼儀的な一礼をして
ウォーレン・レイク:「ロンダー。ネットワーク幹部としてのお前に、ひとつ仕事を渡す必要が出た」
メタリカ・ロンダー:「ええ、ええ。そうでなければ貴方が美術館なんかには呼ばないでしょうねぇ」
メタリカ・ロンダー:「ここの物で私に自慢したい、魅せたいなんてものがないのは百も承知。だったらネットワークとしての仕事以外で私を呼ぶ理由はない。」
メタリカ・ロンダー:「ここ最近随分とネットワーク内が忙しいけれど、それと何か関係あるってところかしら。」
メタリカ・ロンダー:礼儀を正すため、ヘッドホンは外し首にかける
ウォーレン・レイク:「日影舘の連中が騒いでいる。管理地の新宿からわざわざこっちに土足で踏み入りだ」
ウォーレン・レイク:「ネットワークには“かつて泥を塗った裏切者を処罰する”だと。随分な人数を引き連れている」
メタリカ・ロンダー:「はっはー、あのお爺さんがねぇ。それは騒ぎにもなるってものかしら。」
メタリカ・ロンダー:「こっちまで出張ってくるなんて相当頭にキテるのね。いい気味っちゃいい気味だけど」
メタリカ・ロンダー:くっく、と楽しげに笑う。
メタリカ・ロンダー:人間を嬲るのは趣味に合わないからーーー
ウォーレン・レイク:「違いない」口の端を引き上げて笑うが、すぐにそれを抑え
ウォーレン・レイク:「だが、このまま放置するわけにもいかん」
ウォーレン・レイク:「知っているだろうが、泰家(インペリアル)と趙家(パラティヌス)は長の不在で死体よりも大人しい」
ウォーレン・レイク:「この状況で、日影舘が独断を起こすとなれば。ネットワーク内のバランスはさらに崩れる」
メタリカ・ロンダー:「天秤を正すのは得意よ。金とは常にそういうものだから」
メタリカ・ロンダー:「つまり、企みを砕けということよね。」
ウォーレン・レイク:「そうだ。……そして、日影舘家の連中が追っている吸血鬼だが」
ウォーレン・レイク:スーツの胸ポケットから取り出したのは、折り畳まれた写実画の似顔絵。黒髪に赤い瞳の女が描かれている
ウォーレン・レイク:「小唄と名乗っていた半端者だ。過去に日影舘家を出ていき、行方をくらましていたが池袋で姿を見た者が現れた」
メタリカ・ロンダー:写真を見て、ほぅっとため息を吐く
メタリカ・ロンダー:「これを追ってるのね、あいつら。人間としてだったらあの爺さんのご趣味に合ったでしょうに」
メタリカ・ロンダー:「で?この写真の女をどうしろと?守れと言うなら守るし、排せというなら排すけれど。」
ウォーレン・レイク:「まずは見つけ出し、確保した上で連中の動きを探れ」
ウォーレン・レイク:「死霊課に種は流した。やつらと組んで、この騒ぎを黙らせろ」
メタリカ・ロンダー:「……死霊課と?なーるほど、それはそうよね。貴方と死霊課は良い仲ですし」
メタリカ・ロンダー:「まぁ構わないけど、死霊課と組むなら先んじて準備しておいたほうがいいかしら。」
メタリカ・ロンダー:「ええ、ええ。私の力は少しばかり非の合法。警察に難癖をツケられるタイプの力ですからね」
メタリカ・ロンダー:マイナーで汚れた金、の使用を宣言します
GM:承認します
メタリカ・ロンダー:1d6 財産点上昇 (1D6) > 2
system:[ メタリカ・ロンダー ] 財産点 : 9 → 11
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 49 → 47
メタリカ・ロンダー:静寂な美術館の中、私は両の手を天に翳す
メタリカ・ロンダー:「さぁ集え我が眷属!回すために、世界の真理を回すために、私の元へと力を届けよ!」
メタリカ・ロンダー:そう天へと語れば、闇より蝙蝠が、輝きと、薄っぺらく価値のある紙を届けに来る。
メタリカ・ロンダー:「……あら、意外と少ないわね。あの連中が動いてることで吸血鬼に対して敏感になってるのかしら。商売上がったりだわー。」
メタリカ・ロンダー:「まぁでも、十分ではあるわね。あまり派手に動きすぎるとこっちが狩られかねないし。」
メタリカ・ロンダー:「吸血鬼ってそういうとこひ弱よね。知恵あるものを狩らねば生きて行けぬ強者共。」
メタリカ・ロンダー:「だからこそ……人の定めた価値こそが役に立つ。たくさん使ってやるわー」
ウォーレン・レイク:「守銭奴め」
ウォーレン・レイク:皮肉とも感嘆とも取れる声色で、紙幣を手にする君へ声を放つ
メタリカ・ロンダー:「褒め言葉よ、それ。」
ウォーレン・レイク:「そうでなければ貴様の席など既に消えていようからな」
メタリカ・ロンダー:「それは間違いないわ。」
ウォーレン・レイク:「死霊課を利用し、同時に釘を刺せ。あの老害どもに消えてもらいたいのは事実だが」
ウォーレン・レイク:「吉家老を吊り上げる口実を与えるのは、ネットワークとして見過ごせん」
ウォーレン・レイク:「後は貴様に一任する」
メタリカ・ロンダー:それを聞き、わざとらしく一礼を
メタリカ・ロンダー:「承りましたわウォーレン。ネットワークのため、人の世のため、粉骨砕身働く次第にございます」
メタリカ・ロンダー:「ええ、ええ。気に食わぬといえどあの老害を生かすことは至極大事。当然の話」
メタリカ・ロンダー:「私のやり方で、きっちりと締め上げて参ります」
メタリカ・ロンダー:話は終わりか、と言わんばかりにヘッドホンを耳にかける
メタリカ・ロンダー:「警察にも付け入るスキは与えぬよう……ええ、出来ることは」
メタリカ・ロンダー:踵を帰し、闇に消える
メタリカ・ロンダー:「……次は、もう少し風情のあるところを選んでほしいものねぇウォーレン?」

GM:シーン終了、エゴ申請あればどうぞ
メタリカ・ロンダー:エゴ:金を使いたい、から罪を申請したいです
GM:承認、罪1点どうぞ
system:[ メタリカ・ロンダー ] 罪 : 0 → 1
メタリカ・ロンダー:ありがとうございます
GM:メタリカさんに【SA:日影舘家の独走を止める】を配布します
メタリカ・ロンダー:了解です
GM:と、あとはシナリオ絆で愛が3点になりますね
メタリカ・ロンダー:シナリオ絆はウォーレン:好敵手でよろしくおねがいします
system:[ メタリカ・ロンダー ] 愛 : 2 → 3


■MD1:マリベル(合流1)
GM:彰君との合流シーンになります。人間性の低下を
夜刀月彰:1d6 (1D6) > 4
マリベル:1d6 人間性低下 (1D6) > 3
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 48 → 44
system:[ マリベル ] 人間性 : 52 → 49

GM:マリベルさんの仮の主となった吸血鬼、小唄の探す人物・比良野浩三
GM:その名を見つけることは容易かった。夜が明け、貴方が調べものをすればすぐに見つけることができた
GM:名前を見つけたのは、新聞のお悔やみ欄。亡くなり、某所の墓地へと埋葬されていると
GM:そしていま、貴方は小唄と共にその場へと向かっている
小唄:「……いい歳だとは思ってたけど」
小唄:「まさか本当にもう死んでるとは」
マリベル:「小唄様。ご気分が優れないなどありませんか?」検索したルートを先導して歩きながら、振り返って顔色を確認する。
小唄:「大丈夫だよ。日差しについては慣れたもんさ」
マリベル:「日差しではなく、当機は―― いえ。大丈夫とあらば」先導を続ける。
小唄:「……正直、予想はしてたからね」
小唄:「あたしは無駄に長く生きられる。でも、人間はそうじゃない」
小唄:「会えれば御の字、くらいの気持ちだった」
小唄:「悪いね。あんたに気まで遣わせて」
マリベル:「いえ。当機の事はお気になさらず。間もなくルート案内を終了します……あら」
マリベル:墓地の入り口に差し掛かったところで、目的地に先にいる影を見つける。
GM:死した者が眠る証が規則的に並ぶ中、君のアイセンサーが見知った顔を捉えた
夜刀月彰:「……む」
夜刀月彰:その「見知った顔」もまた。近づく足音を捉えて、墓石に向けて瞑目していた視線を、そちらへ向ける。
マリベル:「ごきげんよう、彰様……その節は、お世話になりました」スカートを軽くつまんで一礼。
夜刀月彰:「うん、いつぞや依頼か。久しぶりだ、マリベル。……様、は要らないと前も……」
夜刀月彰:言っただろう、と。頷きながら答えかけて。
夜刀月彰:「……ぁ」
夜刀月彰:顔見知りの隣の、初めて見る──しかし見覚えのある顔に、気付く。
小唄:「知り合いかい、マリベル」
マリベル:「はい。当代池袋守護騎士、夜刀月彰様です。以前、とある件で当機もお世話になりました」
小唄:自動人形の隣に立つ女が声をかける。……彰君には、確かにその顔は預かった写真の女と瓜二つに見える
夜刀月彰:「……夜刀月、です。あなたとは初めましてになると思う。……けれど、不躾な質問を許してほしい」
夜刀月彰:自動人形の隣に立つ美女に、丁寧に一礼してから。じっ……とその顔を見つめて。
小唄:「なんだい。ナンパかな」
小唄:「君くらいの年頃の子が一人で墓参りなんて、ちょっと勿体ないところだしね」
夜刀月彰:「あ、いや、そういうのではなくて。……それはまあ、俺くらいの年の子は、今の時間は遊び歩いてるものだろうけど」
マリベル:「小唄様。昨晩の路地裏の再現はおやめくださいましね」
小唄:「すまないすまない」笑いながらマリベルへ返して
小唄:「話の腰を折って悪いね。本題をどうぞ」彰君に向き直る
夜刀月彰:「ああ、うん。……その、あなたは──」
夜刀月彰:「お爺さんの……比良野浩三さんの、知り合い……あるいは、その縁者だろうか」
夜刀月彰:──半魔である自動人形が傍らにいる。彼女は人に仕えることを歓びとする者だと知ってはいるけれど。
夜刀月彰:どうしても、この美女が「人」であるという感覚が持てずに。恐る恐る、という風に尋ねる。
小唄:「…………」
小唄:比良野浩三、の名を聞いた途端。表情がわずかに引き締まる
小唄:「池袋の当代守護者、となれば。隠し事をしても無駄かな」
小唄:「お察しの通り、あたしは幸三の知り合いだよ。彼がここに寝てるって聞いてね」
小唄:「マリベルの案内で連れてきてもらったのさ」
小唄:守護騎士という言葉を耳にしてもなお、疑問を返さずに言葉を続ける。裏側を知っているという証だ
夜刀月彰:「そうだったのか。……ありがとう、マリベル。君がこの人を連れてきてくれたおかげで、ひとつ──」
夜刀月彰:「俺のやるべきことが、やれそうだ」
マリベル:「お礼は結構ですよ。彰様へひとつご奉仕できたようで、なによりです」
夜刀月彰:「……こういう時は、どういたしまして、でいいんだ。俺もお礼を言いたいから言っただけだから」
夜刀月彰:困ったような苦笑いを浮かべてから、こほん、と咳ばらいを一つ。
夜刀月彰:「……改めて。池袋守護騎士、夜刀月彰。もし、あなたが──」
夜刀月彰:学生服の内ポケットから、桐箱をひとつ取り出して。その蓋を開け、中に入っていた紙片──古写真を広げる。
夜刀月彰:「……ここに写っている本人であるなら。教えて欲しいことがある」
夜刀月彰:それを、マリベルたちに見せながら。視線は、写真と同じ顔の美女へと。
GM:写真を見た小唄は眼を見張る。予想をしていなかったものを見つけた、という顔だ
小唄:「……残ってたとは、物持ちのいい」
夜刀月彰:「プライベートな話かもしれない。でも、俺は知らなきゃならない。浩三さんには俺も世話になったし……」
夜刀月彰:何より、と一声入れて。
夜刀月彰:「あなたと浩三さんと、そして……これの中身のことを知るのは。俺の友達の──」
夜刀月彰:「浩三さんの孫の望みなんだ」
夜刀月彰:蓋を閉じた桐箱を、大切に掌で包んで。なおも視線は、美女から逸らさず。
小唄:「……そうか。あんたも」
小唄:懐かしむような声を出し、マリベルへと向き直り
小唄:「マリベル。ちょっと、この辺で話ができそうな場所はあるかな」
小唄:「ここで立ち話を続けるわけにもいかないだろう」
マリベル:「はい。どうやら……皆様の言うところの、『浅からぬ縁』というべきものを感知いたしました」
マリベル:「個別スペースのある喫茶店がよろしいでしょうか? 検索いたします。少々お待ちください」
夜刀月彰:「……すまない。また世話になる、マリベル」
マリベル:「お世話をするのは、自動人形の本懐ですから」
マリベル:「……徒歩10分以内に高評価の物件を確認。参りましょうか。先導いたします」
GM:……マリベルさんが一歩を踏み出そうとした時。あるいは彰君が、道の方を向いた時だろうか
GM:センサーに。または騎士としての直感に。ノイズが入る
GM:それは人の気配とは違うものだ。曇り空の下でノイズは数を増やしながら、そして三人へと近づいてくる
小唄:「……すまないね」
小唄:「あたしが、よくないものを引き連れてしまったようだ」
夜刀月彰:「構わない。よくないものの相手は、守護騎士の役目だから」
マリベル:「主を守るのもまた、従者の務めですので」
夜刀月彰:「──重ねて、すまないけれど。力を貸してくれるか、マリベル」
マリベル:「はい。こちらこそ、よろしくお願いします。彰様」

GM:シーン終了、絆申請やエゴ申請!
夜刀月彰:絆はまずマリベルさんに「感銘」で!(他者のために在る者へのリスペクト)
マリベル:エゴ申請はなし、絆は夜刀月彰/恩義で取得申請を。
夜刀月彰:そして「青春を楽しみたい」で罪ロールを申請します。(自分くらいの子供は遊び歩いてる云々、のあたり)
GM:OK、愛と罪をそれぞれどうぞ!
system:[ 夜刀月彰 ] 罪 : 0 → 1
system:[ マリベル ] 愛 : 3 → 4
system:[ 夜刀月彰 ] 愛 : 3 → 4
夜刀月彰:うす、では以上にて!
マリベル:こちらも以上!
GM:登場してなかったメタリカさんとアイウェンさんは、舞台裏処理がありましたら宣言をどうぞ
アイウェン・ブリーナ:治癒薬の購入を
メタリカ・ロンダー:再生薬の購入判定します
アイウェン・ブリーナ:2BB+6%53 社会 (2BB+6@12#2) > 8[3,5]+6 > 14
メタリカ・ロンダー:2BB+9%47 【社会】判定 (2BB+9@12#2) > 5[1,4]+9 > 14
GM:OK、処理は以上


■MD2:アイウェン・ブリーナ(合流2)
GM:アイウェンさんとメタリカさんの合流シーンになります。人間性の低下を
アイウェン・ブリーナ:1D6 人間性減少 (1D6) > 6
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 53 → 47
メタリカ・ロンダー:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 6[6] > 6
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 47 → 41
GM:ペースが速い

GM:──夜刀月彰、マリベル、小唄の三人が遭遇するより少し前
GM:周辺住民から評判の高い喫茶店がある。そのボックス席に、死霊課の刑事二人はいた
悠木結葵:「先輩、椅子の高さは大丈夫ですか」
アイウェン・ブリーナ:「問題ありません」やはり顔だけちょこんと出ている
アイウェン・ブリーナ:「私の椅子の心配はいりません。それよりこれから会う相手に対する警戒は解かないように」
悠木結葵:「……ネットワークの血族、それも幹部ですか」
アイウェン・ブリーナ:「メタリカ・ロンダー。廻金血河とも呼ばれるペルソナ・ネットワークの中でも変わり者」
アイウェン・ブリーナ:「まさか幹部クラスを寄越すとは」食べ物飲み物は味がわからないので一応頼んだアイスココアを混ぜながら
GM:店員が結葵の前にあった、空のアイス容器を片付けてゆく
GM:同時。店の扉につけられたドアベルが高らかに鳴った
メタリカ・ロンダー:綺麗なベルの音と共に、日傘をくるりと一回転
メタリカ・ロンダー:ぱたりと閉じたそれを小脇に抱え、小さな協力者を目に捉える
メタリカ・ロンダー:「ーーーああ、本当、性格の悪いこと」
メタリカ・ロンダー:「死霊課にも人はいるでしょうに、わざわざ、わざわざ毛嫌いする者を寄越すかしら?普通」
メタリカ・ロンダー:「あ、マスター。紅茶を一つ。ええ、ええ、種類は何でもいいわ。」
メタリカ・ロンダー:注文をしながら、不遜な態度で二人の対面に座る
悠木結葵:「……はじめまして。死霊課の、悠木結葵と申します」
悠木結葵:「こちらは──」と、隣の先輩に目を配る
アイウェン・ブリーナ:「品がありませんね。初対面の相手に対する態度は習っていないのですか。メタリカ・ロンダー」
メタリカ・ロンダー:その問いに、頬杖をつく
メタリカ・ロンダー:「其れが普通の相手であらば、そうもするけれど?」
メタリカ・ロンダー:「当然、貴方の情報だけは知っているわ。ええ、上っ面だけとも言えるけれどそれで十分貴方を嫌悪する理由になると思うけれど?」
メタリカ・ロンダー:「よもや自分の在り方すら理解していない、とは思わないけれど」
アイウェン・ブリーナ:「私は貴方達のように在り方や誇り、という体のいい言い訳に縛られてはいませんので。さて、そちらが協力を拒否するというのであれば構いません。我々死霊課は為すべき事をさせていただくだけですが」
メタリカ・ロンダー:「拒否するだなんて一言も言ってないわ?少し早とちりが過ぎるんじゃないかしら。」
メタリカ・ロンダー:傍にあったマドラーをくるくると回す
メタリカ・ロンダー:「嫌い、とは確かに言ったけれど協力しないとも言ってないわ。お互い仕事なのは理解してるでしょうし、それを理解出来ないほど、貴方の心と体はイコールなのかしら?」
メタリカ・ロンダー:「嫌いと最初に言ったのは、仕事の話の前に感情を吐いておきたかっただけよ。後は真面目に生真面目に。」
悠木結葵:「……血族が、外れた吸血鬼を嫌うという話は存じています。ロンダー様」
悠木結葵:「ですが。私の同僚、仲間にこれ以上のお言葉は、どうかご容赦を」
アイウェン・ブリーナ:「結葵」目線は向けないが、これ以上は言わないでいい、とけん制
メタリカ・ロンダー:「ええ、だからこの話はここで終わり。どうあっても貴方と私は、今相容れることは出来ないもの。」
メタリカ・ロンダー:「さて、じゃあ真面目な話をしましょうかしら。……紅茶が届いたら、ね。」
メタリカ・ロンダー:遅いわね、というように机を指でたたきながら
アイウェン・ブリーナ:「はい。真面目なお仕事の話です。この件に関して必死なのは貴方達も同じでしょう」思惑を探るように
GM:では。ここでお二人に少し情報を振っていただきましょう
GM:項目は二つ

・日影舘家の動向 難易度12
・吸血鬼、小唄 難易度14

GM:それぞれ判定をどうぞ
アイウェン・ブリーナ:日影舘家の動向について調べます
メタリカ・ロンダー:了解です。じゃあこちらは小唄を
GM:OK、どうぞ!
アイウェン・ブリーナ
メタリカ・ロンダー:2BB+9%41 【社会】判定 (2BB+9@12#2) > 8[3,5]+9 > 17
アイウェン・ブリーナ:2BB+6%47 【社会】判定 (2BB+6@12#2) > 11[5,6]+6 > 17
GM:達成値は仲が良かった
GM:では順次解放します


・日影舘家の動向

ネットワークは動きに抑止をかけているが、状況はあまりよくない。池袋は日影舘の血族とレンフィールドで埋まりつつあり、他の血統とも一触即発の空気だ。
ただ小唄という吸血鬼を追っていることは事実だが、同時に不可解な動きが見受けられている。
あからさまに騒ぎを大きくしている、と感じられるだろうか。この手の行動は別件を隠そうとする手合いが取るものである。
活動の指揮を執っている血族は、過去に小唄の“親”代わりだった日影舘正辰(ひかげだて・まさとき)である。


・吸血鬼、小唄
14:
元日影舘家の吸血鬼。ヴァンパイアだがイレギュラー、魔器と契約時に吸血種へ変質した存在で、在り方はダンピールのような半人に近い。
日中の不快さを持たず活動できること、どの血統にも属していなかったため拾われ、日影舘家の元で活動していた。
1950年頃、比良野浩三という男性の出会いを機に出奔。ユーラシア大陸に渡って隠遁生活を送っていたが、先日帰国した。
……調査を進めたところ、半魔の自動人形と行動を共にしていることがわかる。


GM:以上となります
GM:頼んでいた紅茶が運ばれ。各々が、収集していた情報の整理を行ってゆく
メタリカ・ロンダー:「……ふぅ、ん……?簡単に終わりそうな話だと思ったけれど、面倒な話になってきたわね」
メタリカ・ロンダー:味のしない、不味いとしか感じないものを啜る
アイウェン・ブリーナ:「こちらの情報としては以上です。小唄という人物についてはまだ深く調査していませんでしたが、なるほど……」
メタリカ・ロンダー:「別件があるとなると、確保した後も色々とありそうねぇ。しかもこの目標がおとなしくするかという話もある」
メタリカ・ロンダー:「元親代わりが話を大きくしてるってのも面倒だし……何よりも比良野?という人間との邂逅で出奔してるのも気になる話。」
メタリカ・ロンダー:「……当たるべき場所が増えるのは、面倒なことね。」
メタリカ・ロンダー:かちゃん、と少し音を立ててカップを置く
アイウェン・ブリーナ:「小唄の出奔という点が何かに繋がる可能性があります。本人に直接あたるしかないでしょう」頼んだココアは恐らく悠木が飲んでいるだろう
悠木結葵:「ロンダー様。ネットワークとしての、彼女……小唄様についての対応をお聞きしてもいいでしょうか」
悠木結葵:アイスココアは順調に減っている
メタリカ・ロンダー:「見つけ出し、確保せよ。そして日影の奴らの動きを探れ。」
メタリカ・ロンダー:「これが私が受けた話よ。シンプルといえばシンプル。だからまずやることは小唄という吸血鬼を探すこと」
メタリカ・ロンダー:「目的そのものは本当にわかりやすいけれど、絡んでる糸は複雑そうね。」
メタリカ・ロンダー:半ばまで飲んだ紅茶に再び口をつけ、顔を顰める
アイウェン・ブリーナ:「はい。我々とてペルソナ・ネットワークに深く介入することは容易ではありませんので」
メタリカ・ロンダー:「それじゃあよろしく頼むわよ、死霊課のお二人さん?」
メタリカ・ロンダー:「その小さい体でついてこられれば、ね」
悠木結葵:「選ばれたことには理由があると、お伝えしましょう」
アイウェン・ブリーナ:「アイウェン・ブリ―ナ、です。貴重なご忠告ありがとうございます」
GM:張りつめた空気の中、二人の吸血鬼が言葉を交わす時
GM:結葵の持っていたスマートフォンが着信を知らせる
悠木結葵:「はい、こちら悠木。……はい、はい」
悠木結葵:「了解です」
悠木結葵:通話を切り、
悠木結葵:「──課の監視チームから連絡です。小規模ですが、アレナの展開を確認」
悠木結葵:「最も近くにいる私達へ、速やかに現場へ急行せよと」
メタリカ・ロンダー:「早速、ね」
アイウェン・ブリーナ:「わかりました。向かいましょう」
メタリカ・ロンダー:ぐいっと、カップに残った紅茶を飲み干し丁寧に皿の上へ戻す
メタリカ・ロンダー:「じゃ、協力体制の第一歩と行きましょうか警察さん?支援は任せてくださいな。」
アイウェン・ブリーナ:「はい、大いに期待させていただきます」椅子からぴょこんと飛び降りながら

GM:シーンエンド、絆とエゴの申請どうぞ
GM:あと彰君とマリベルさんも舞台裏処理がありましたらどうぞ
メタリカ・ロンダー:アイウェンさんに絆:嫌悪で取っておきます。
アイウェン・ブリーナ:メタリカさんに絆:警戒で取ります
メタリカ・ロンダー:エゴ申請はなしで
system:[ メタリカ・ロンダー ] 愛 : 3 → 4
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 愛 : 3 → 4
アイウェン・ブリーナ:こちらもエゴ申請はありません
夜刀月彰:では舞台裏、再生薬を狙います。
夜刀月彰:2d6+5>=12 (2D6+5>=12) > 8[3,5]+5 > 13 > 成功
夜刀月彰:あっ買えた。
マリベル:こちらも舞台裏、再生薬狙いで。
マリベル:2d6+4>=12 (2D6+4>=12) > 3[2,1]+4 > 7 > 失敗
マリベル:失敗で以上で。
GM:愛嬌
夜刀月彰:こちらも以上…にて!


■MD3:夜刀月彰(合流3)
GM:全員登場です。人間性の低下をお願いします
夜刀月彰:1d6 (1D6) > 2
アイウェン・ブリーナ:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 5[5] > 5
メタリカ・ロンダー:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 3[3] > 3
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 44 → 42
マリベル:1d6 人間性低下 (1D6) > 2
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 47 → 42
system:[ マリベル ] 人間性 : 49 → 47
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 41 → 38
メタリカ・ロンダー:ドラキュラ伯爵の絆をエゴ化:事の真相を掴みたいに変更しまする
GM:了解です

GM:──太陽が傾き始める頃。墓地には多くの人影がある
GM:しかし、人と言うにはあまりにそれらは凶暴だ。
GM:吸血鬼が従える眷属、レンフィールド。その大群が三人へと襲い掛かってくる
小唄:「──うざったい!」飛び掛かってきた一人をカウンターの右で吹き飛ばし
GM:一団の奥には、指揮を執っている吸血鬼らしい姿もある。しかしたどり着くには、配下の壁が立ちはだかる
マリベル:「お掃除を遂行します」ぷしっ、と手首関節が音を立ててフリーになり。
マリベル:ぎゃるると回転。勢いを載せて、手近な一人を殴り飛ばす。
夜刀月彰:「っ……裁けない数ではない、けれど」
夜刀月彰:上着の下から取り出した、大型拳銃──のような、銃身と銃床を切り詰めた旧いライフル──で、指揮官らしき個体を護る者の頭部を吹き飛ばして。
夜刀月彰:「……キリがない。時間がかかれば、不利なのはこちらだ」
GM:拳で。銃で。血肉が吹き飛び、倒れては塵となって消えてゆく人だったもの
マリベル:「お掃除のコツは、物量にめげずに取り組む事……ですが、散らかす方をそのままにしていては、どうしようもないですね……」
吸血鬼:「素直に倒れれば、もう少し楽には終わるだろうに」
吸血鬼:「その女に関わったのが失敗だったな。半魔ども」
GM:余裕を崩さず。数の包囲を固めてゆく
夜刀月彰:「……そう言われれば、ますます。退く理由は無くなった」
マリベル:「はい。何が成功で、何が失敗だったか……それを決めるのは、本人だけ。そして当機は、意志あるその輝きをお傍にて見つめるものです」
夜刀月彰:「…………そういうことだ、吸血鬼。生憎、俺たちは──諦めが悪いぞ」
夜刀月彰:傍らの自動人形を頼もしく思いつつも。精一杯、強がって見せる。
吸血鬼:「混ざりものが……!」
GM:合図を出そうと手を挙げる。じわりと空気が張りつめて
夜刀月彰:──こちらから飛び込んで場をかき乱す。そうすれば、撤退する程度の時間は稼げる。
夜刀月彰:そのために、一歩を踏み出そうとして──
アイウェン・ブリーナ:二人と一機に迫る包囲網。獲物をさらに追い詰めんと統率の取れた一歩を踏み出そうとした瞬間
アイウェン・ブリーナ:「――凍てつきなさい」
アイウェン・ブリーナ:塞がれた視界の奥から聞こえる声。その瞬間に包囲網の一角がまとめて凍り付いた。そして
アイウェン・ブリーナ:「……砕け散れ」
アイウェン・ブリーナ:まとめて砕け散る。
マリベル:「温感センサに異常数値。これは――」
夜刀月彰:「魔術……!?」
夜刀月彰:「……違う。人の魔術にしては、血の匂いが濃い。……まさか」
GM:悲鳴もなく。血液ごと凍り付いた人型が砕け散る。氷の破片が雲の隙間から差し込む太陽光を反射した
夜刀月彰:──氷の魔術を使う、血の匂いを纏う者。いくつかの心当たりを記憶の中から探ろうとして──
夜刀月彰:「……ッ!?」
夜刀月彰:更に濃い、むせかえるような──実際に香気があるわけではないが──血の気配を、氷の向こう側に感じて。吐き気を堪えるように、顔を歪ませる。
メタリカ・ロンダー:しゃく、しゃくと。砕けた氷を優しく踏みしめて
アイウェン・ブリーナ:「――いいご身分ですね。私が開いた道を先に歩くとは」
メタリカ・ロンダー:しゃりん、しゃりんと、金の棒を弄ぶ。
メタリカ・ロンダー:「ええ、貴方の言う通り良い御身分でありますわ。」
メタリカ・ロンダー:「そうでなければ、こうも悠長に歩きはしない」
メタリカ・ロンダー:日傘をくるくると、その回転に合わせ眷属たる蝙蝠が踊る
メタリカ・ロンダー:「はろはろ、有象無象の同族共。私が誰だか、いくら粗暴な貴方達でも理解できるかと思いますわ?」
メタリカ・ロンダー:にやーっと、口を横に広げ、鋭い牙を覗かせる
吸血鬼:「死霊課……それに」
吸血鬼:「メタリカ・ロンダー! 幹部が出張るか!」
夜刀月彰:「……血族に連なるヴァンパイア……!」
メタリカ・ロンダー:「……あら?意外と顔が知られているのね、私。貴方みたいな子に知られてるなんて。」
メタリカ・ロンダー:「私は貴方を知らないけれど、どうやら今は味方という立場でいいのかしら?」
マリベル:「識別タグに迷うところですが……少なくとも、この場では。『敵の敵』……でしょうか?」
夜刀月彰:「……尋ねるのはこちらだ。助力してくれるのなら助かるけれど……」
メタリカ・ロンダー:その問いにはふふっと、口元を手で隠しながら答える
夜刀月彰:「……なぜ、を後で聞かせてもらえると思って、いいか」
小唄:「……幹部まで来るなんてね。そうそう顔が見られるもんじゃないよ」
メタリカ・ロンダー:「私の目的……ああ、いえ?私達の目的がそこにいて、同族共に狙われているなら……助力しない理由はないわ。そうでしょう警察さん?」
アイウェン・ブリーナ:「一先ずはこの場を片づけてからです。その後で話はしっかりと聞かせていただきます」
アイウェン・ブリーナ:「それに私ともメタリカとも違う”匂い"。なるほど、かの一族ですか」夜刀月を見ながら
夜刀月彰:警察。氷の魔術。そして、血族ともダンピールとも違うヴァンパイア。そして何より──その、特徴的な背格好。
夜刀月彰:「……協力に感謝する。ネットワークの血族と、ドラクルの女刑事」
夜刀月彰:なるほど、と内心で頷きながら。
悠木結葵:陰から飛び出してきた一人を、太刀の一振りで斬り伏せて。一同に合流する
悠木結葵:「突破します。……殿を頼んでもよいでしょうか」刀を収めてマリベルへ語りかけ
マリベル:「承知いたしました」頷きで返す。
GM:ではここで簡易戦闘というか。判定で行きましょう
GM:イニシアチブ順に攻撃手番を行って、合計で70ダメージ出せば突破です
GM:セットアップやイニシアチブのアーツも使用可能。一巡して足りなかった場合、全員6D6点の肉体ダメージを受けます
GM:集団を吹っ飛ばしていくイメージですね
GM:順はメタリカさん→彰君→アイウェンさん→マリベルさん
メタリカ・ロンダー:メジャー -《血吸い蜘蛛の巣》(コスト:4):対象に「種別:軍団」の武器による白兵攻撃か射撃攻撃。1点でもダメージを受けた対象は、現エンゲージにいる間攻撃から受けるダメージが+[Lv×4]
メタリカ・ロンダー:で、殴りましょう
GM:OK、簡易処理のため直接ダメージへ!
メタリカ・ロンダー:9+2+2d6 「夜の眷属」/〈社会〉属性:攻撃を行う度人間性-2 (9+2+2D6) > 9+2+10[5,5] > 21
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 38 → 32
GM:いきなりいい目だ
GM:21/70、演出は後でまとめてやりましょう
GM:続けて彰君!
夜刀月彰:は!マイナーで魔獣化、メジャーで《ガン&ソード》!ブラッドスティンガーで白兵攻撃を行います。
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 42 → 39
夜刀月彰:また、判定前に《マルチウェポン》を使用。与ダメージに+4します。
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 39 → 38
夜刀月彰:宣言はここまで、ダメージ算出へ!
夜刀月彰:14+4+4+4+2d6 (14+4+4+4+2D6) > 14+4+4+4+10[6,4] > 36
夜刀月彰:肉体36,更に対象が種別:吸血であればダメージに+4、そしてメタリカさんのバフで+4!
夜刀月彰:そしてブラッドスティンガーを使ったのでFPが減少します。
system:[ 夜刀月彰 ] FP : 40 → 37
GM:44点……ゴッツいなおい
GM:65/70
GM:では、アイウェンさんのターン
アイウェン・ブリーナ:MA -《弾幕魔術》(コスト:3):対象に「種別:魔法」の武器による射撃攻撃を行う。この攻撃の命中判定を【感情】で行い、ダメージに+【感情B】する
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 42 → 39
アイウェン・ブリーナ:これだけで大丈夫です
アイウェン・ブリーナ:ダメージ出しますね
アイウェン・ブリーナ:8+4+4+4+1+1D6 (8+4+4+4+1+1D6) > 8+4+4+4+1+1[1] > 22
GM:OK、22点で目標到達。突破となります
アイウェン・ブリーナ:第一変異
メタリカ・ロンダーとの絆をエゴ化→ペルソナ・ネットワークの思い通りにさせたくない

夜刀月彰:あ、こちらも第一変異のエゴ化を宣言しなければ。
夜刀月彰:「魔を断つ」→ヴァンパイアを斬りたい で!
GM:両者、エゴ変更承認です
GM:では描写に行きましょう
メタリカ・ロンダー:「では、まずは囲みの突破と行きましょうか。話はその後、長々と。」
メタリカ・ロンダー:日傘は畳まず、一歩も指も動かさず
メタリカ・ロンダー:されども、突破の第一幕は既に始まっている。ぱさぱさと、其は背中より湧き出
メタリカ・ロンダー:「私自ら手を下して上げましょう。光栄と思いなさい、名も知らぬ者共よ。我が名はメタリカ・ロンダー。ネットワークの幹部の一人也。」
メタリカ・ロンダー:蝙蝠共が、吸血鬼の配下を喰らいながら、道を切り開こうと突き進む
メタリカ・ロンダー:「さぁ、序曲は奏でたわ。後に続きなさい突撃者(アタッカー)。」
メタリカ・ロンダー:傘を持たぬ指で、蝙蝠共の征く道を指差す!
夜刀月彰:「──任された!」
夜刀月彰:今度こそ、吸血鬼どもの群れに向けて力強く踏み込む。
夜刀月彰:けれど今度は、捨て鉢ではなく。後に続く誰かに繋げるために。
夜刀月彰:──ぶつりと、握り込んだ右手から血が滴る。それが剣のカタチを為すと同時。
夜刀月彰:実用性のみを追求された学生服とは真逆。華美、と呼んで差し支えない騎士装束へと、装いが変わる。
夜刀月彰:黒い装束の裾をはためかせながら、吸血鬼の群れ、そのただ中へと飛び込んで──
夜刀月彰:──銃声。斬撃。幾度も響くそれの最後に。
夜刀月彰:「──これで!」
夜刀月彰:地面に突き立てた血の剣、圧縮した血液で象られたそれが枷を解き放たれ──赤い奔流と化して、周囲に吹き荒れる!
アイウェン・ブリーナ:「それでは、もう一度」両手をパン、と叩く。その姿はまるで子供が手遊びをするかのように
アイウェン・ブリーナ:しかしその瞬間身体からあふれる魔力により髪が逆立つ。
そして徐々に周囲の気温が下がってゆく。

アイウェン・ブリーナ:溢れる魔力の奔流の中、幾何か目を閉じる少女の姿
アイウェン・ブリーナ:「――等しく、氷像と化しなさい」
アイウェン・ブリーナ:カッと目を開いた瞬間、それらの感覚が認識するよりも早く、凍り付いた。
アイウェン・ブリーナ:「結葵、後は任せました」
アイウェン・ブリーナ:くるっと振り返り氷像たちに背を向ける
悠木結葵:「了解。突撃は私の担当ですから」
悠木結葵:自動人形へと振り返り
悠木結葵:「いけますか」
マリベル:「僭越ながら、お手伝いさせていただきます。刑事様」
マリベル:突撃していく長身の刑事の背中に追いつき追い越すように飛ぶ影。
マリベル:自動人形の肘から先が、ブースターによって射出されている。
マリベル:有線制御された拳が、ぱりんぱりんと氷像を砕きながら飛翔し……背後に控える吸血鬼の顔面すらも打ち据える!
GM:二人であれば足りない。しかし、いまの状況となれば話は別だ
GM:一瞬にして数の優位は消失する。砕け散る氷の輝きが舞う中、最後に残った一人を守るものもなかった
GM:雌雄は決する。静寂がまた墓地を包んだ
小唄:「あれだけの数、一瞬とは」
小唄:「最近の連中はとんでもないね……」吐息
夜刀月彰:「力の大小に、経た年月は関係ない、と思う。……思う、けれど」
夜刀月彰:「……あの二人については、まさしく。年の功、というやつだろうか」
夜刀月彰:血が蒸発するように、元の恰好へと装束は戻って。吸血鬼ふたりに向ける視線も、険しさよりも少年らしさが濃いものになる。
マリベル:「お力添え感謝いたします、メタリカ様、刑事様がた」ウィンチで飛ばした腕を回収し終え、新たにやって来た面々に一礼。
メタリカ・ロンダー:「あら、そんなことはないわよ?齢170程度、若輩者と罵られても文句は言えませんわ?」
メタリカ・ロンダー:くるりと日傘を回し、其れと同時に振り返る
アイウェン・ブリーナ:「こちらは職務を全うしたまでです」
悠木結葵:刀を収め、周囲を確認する
悠木結葵:「お二人方、ご協力に感謝します」彰君とマリベルさんに向き直り
悠木結葵:「……それと、申し訳ありませんが。ご同行をお願いできますか」
アイウェン・ブリーナ:「特にそちらの方。重要参考人になります」小唄の方を見ながら
小唄:「……今更抵抗はしないさ」
小唄:「こっちもいい加減、色々話さないとダメだろうからね」
マリベル:「主がそのように仰られるのでしたら、当機は従うまででございます」
夜刀月彰:「もちろん、こちらからお願いしたいくらいだ。……俺としては、そちらの──」
夜刀月彰:「ふたりが協力している事情も、知りたいところだしな」
夜刀月彰:齢170、と。そうこともなげに語った吸血鬼と。子供にしか見えない刑事を、不躾と取られてもおかしくない視線で見つめながら、頷く。
メタリカ・ロンダー:「ふふふ、それは私も気になりますわ。先程の血液の奔流、私も話には聞いていますもの?」
メタリカ・ロンダー:「ええ、ええ。池袋の守護騎士さんと、ターゲットに同行する自動人形……色々と聞くべき必要がありますもの。」
メタリカ・ロンダー:楽しそうな、楽しそうな事態になってきた。心底楽しそうな事態になってきた、とほくそ笑む

GM:シーン終了、絆申請とエゴ申請ありましたらどうぞ
メタリカ・ロンダー:夜刀月さんに絆を取っておこうかな。関係:興味で。
メタリカ・ロンダー:エゴ申請は無しで。
マリベル:絆/メタリカ・ロンダー/不安で絆申請。かりそめの我が主がターゲットとは……そういう感じです。
メタリカ・ロンダー:興味→池袋の守護騎士とは、いかなる青年かという興味で
夜刀月彰:罪ロールは今後目指す所存にて!絆はメタリカさんに「脅威」、アイウェンさんに「好奇心」で取得したく。
アイウェン・ブリーナ:同じく夜刀月彰さんと絆を。関係は……観察対象
こちらの重要参考人と共に行動する夜刀月の一族ということで何事かという感じで

アイウェン・ブリーナ:マリベルさんとは次の絡みで取っていきたいですね
GM:OK
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 愛 : 4 → 5
system:[ マリベル ] 愛 : 4 → 5
system:[ 夜刀月彰 ] 愛 : 4 → 6


■MD4:メタリカ・ロンダー
GM:情報収集シーンです。登場するPCは人間性の低下を
メタリカ・ロンダー:シーンプレイヤーなので先んじて
メタリカ・ロンダー:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 4[4] > 4
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 32 → 28
夜刀月彰:1d6 (1D6) > 4
マリベル:1d6 人間性低下 (1D6) > 3
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 38 → 34
アイウェン・ブリーナ:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 2[2] > 2
system:[ マリベル ] 人間性 : 47 → 44
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 39 → 37

GM:ではシーン開始の先に、情報項目を提示します

・比良野香澄 難易度13
・吸血鬼、小唄-ブローチと写真 難易度14
・日影舘正辰 難易度16
・比良野浩三 難易度14

GM:四項目、各自宣言と判定を
メタリカ・ロンダー:私は日影舘正辰を調べますね
夜刀月彰:では、比良野香澄について!アクセスコードを使って技術で判定します。
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 34 → 32
メタリカ・ロンダー:2BB+9%28 【社会】判定 (2BB+9@11#2) > 11[5,6]+9+20 > クリティカル > 40
夜刀月彰
夜刀月彰:2d6+8>=13 (2D6+8>=13) > 4[1,3]+8 > 12 > 失敗
夜刀月彰:おごッ 財産点1を入れます…!
GM:OK
system:[ 夜刀月彰 ] 財産点 : 4 → 3
アイウェン・ブリーナ:では比良野浩三を調べます。被害者と話題にも挙がっていたので
アイウェン・ブリーナ:2BB+6%37 【社会】判定 (2BB+6@11#2) > 5[1,4]+6 > 11
アイウェン・ブリーナ:出目が……
メタリカ・ロンダー:アイウェンさんの情報判定に《ワンモアチャンス》!
アイウェン・ブリーナ:ありがとうございます!
アイウェン・ブリーナ:2BB+6%37 【社会】判定 (2BB+6@11#2) > 7[2,5]+6 > 13
アイウェン・ブリーナ:伸びましたね。では財産点1を消費します
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 28 → 26
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 財産点 : 6 → 5
マリベル:吸血鬼、小唄-ブローチと写真について調べます。
マリベル:情報収集判定直前、「アクセスコード」を使用して判定を【技術】に変更。
system:[ マリベル ] 人間性 : 44 → 42
マリベル:2BB+8%42 情報収集 (2BB+8@12#2) > 10[5,5]+8 > 18
GM:走る
夜刀月彰:しゅごい。
GM:全員成功! おめでとうございます

・比良野香澄
比良野浩三の孫娘。魔物の存在を知らないアンノウンマン。
両親は健在だが共働きで不在が多く、面倒を見てもらっていた浩三によく懐いていた。
幼少期には心霊体験が多い……霊媒体質と思われる事柄が多かったものの、現在はぱったりと止んでいる。
むしろ、自分がそうであったことも忘れていた様子だった。祖父からまじないを教わってから止まったらしい。

・吸血鬼、小唄-ブローチと写真
ブローチは小唄が吸血種に変異する切っ掛けとなった《魔宝》である。視線外しと能力封印の加護を持つ。
視線外しは他者、特に魔物から注視されなくなる。能力封印は起動している間、魔物の力を完全に断ち人間のように偽装することが可能。
関わってしまったことで比良野家の人間が目を付けられないようにと、別れる際に小唄は浩三にこれを託していた。写真はその直前に撮られたもので、一緒に押し付けている。
しかし現在、かつての加護はほぼ感じられなくなっている。

・日影舘正辰
新宿の一部狩場を任されている血族。長老ほどではないものの旧い吸血鬼で、血統の中でもそれなりの位置にいる。
小唄が出奔した際に当時の配下を全滅させられており、個人的な恨みを持っている。
ネットワーク内のパワーバランスが不安定な現在、羽根に限らず力を求めて自らの立場を確固たるものにしようと企む野心家。
直接戦闘より配下を使う典型的な血族ではあるが、自身も前に出て戦うことに快楽を感じるタイプである。

・比良野浩三
妖洞寺で修練を積んだ退魔僧。1950年ごろから頭角を現し、人に仇名す魔物と戦っていた。
いまでは現役を引退、年若い半魔にアドバイスを送るなど指南役として過ごしていたが、日影舘家の手により殺されたと見られている。
死因は外傷性ショック。傷口からの想定される出血量に対して血痕が小さいことと、首筋の吸血痕が確認されている。
目撃者は彼の後輩である退魔僧。遺体を発見後に死霊課へ連絡し、表向きは事故として処理を進めていた。
──亡くなる前日。かつての同僚に久しく会いに行っていた。アドレスを入手。

GM:一同がひと時の場と選んだのは半魔達にとって馴染みと言える店だった
GM:バー“ルーナン”の一角、ボックス席に腰を下ろした一同のテーブルにはドリンクや血液パックなどが並ぶ
小唄:「それじゃあ、どこから話せばいいか。……夜刀月君の探し物からがいいかな?」
夜刀月彰:「うん。……頼む。話し難いことかも、しれないけれど」
夜刀月彰:ほとんど手を付けていない、オレンジジュースが満ちたグラスをストローでかき混ぜながら。
小唄:「いいさ。若い子がそんな気遣いしない」
小唄:輸血パックの口を切り、中身を少しだけ吸い出して。
小唄:「まず、このブローチだけど。あたしが浩三に別れる前に預けたものだよ」
小唄:「いわゆる《魔宝》でね。……使い方はこう」
小唄:置かれた桐箱からブローチを取り出し、握りこむ
GM:すると。不意に小唄の姿がぼやけて見える。正確には目の焦点が合わなくなり、捉えにくくなっている
マリベル:「センサーに対するジャミングを行う器具、ということですね」
メタリカ・ロンダー:「……へぇ?なかなかに面白い物じゃない?デザインも及第点ってとこかしら。」
アイウェン・ブリーナ:「特に我々のような存在に対して効力を発揮するようですね」
小唄:「そ。魔物から見えづらくなったり、もうひとつ。人間に偽装できるっていう一品でね」
小唄:「これで人間だと思わせて、気を抜いた連中を一発。っていうのがあたしの戦い方だったわけ」
夜刀月彰:「なるほど。……でも、それにしては」
夜刀月彰:「……小唄さんの姿は確かに見えにくかったけど、消えたわけじゃない。"におい"だって、ほとんどそのままだ」
小唄:「そうだね。……どうにも、あたしが使ってた時より力が随分と落ちてる」
小唄:「聞きたいんだけど。夜刀月君にこれを渡した子、普通の子かい?」
夜刀月彰:「ああ、俺たちが言うところのアンノウンマン……"こちら側"を知らない、普通の──」
夜刀月彰:普通の子だ、と言いかけて。ふと。
夜刀月彰:「……浩三さんの葬儀の後、聞いたんだけど。子供の頃は、よくないものを見ることが多かったらしい」
夜刀月彰:「浩三さんから「おまじない」を教えてもらってから見なくなってたそうだけど……小唄さんが、浩三さんにその宝石を渡したのは」
夜刀月彰:「おまじないがなくても大丈夫なように、だった。……そういう解釈で、合っているだろうか」
小唄:「ああ。あの頃あたしは大陸まで逃げるつもりだったけど、浩三にまで余計なものを向かわせたくなかったからね」
小唄:「渡しておけば、少なくとも日影舘の連中からは見つけられないはずだった」
悠木結葵:「ですが、浩三氏は亡くなられた。少なくとも死霊課は殺害されたと判断しました」
小唄:「……だね。マリベルに調べてもらった時はびっくりしたけど」
小唄:ちらりと視線を仮の従者に向けて
マリベル:伏せた目を、合わせるようにして。
マリベル:「……それにしても。殺害、というのは穏やかではありませんね。新聞には、流石にそのような事は載っていませんでしたから」
アイウェン・ブリーナ:「載っていては困ります。表向きは事故として処理していますので」
アイウェン・ブリーナ:血液パックを両手で持ってちゅーっと吸いながら
夜刀月彰:「……比良野も、ご両親も。浩三さんの死に方については、事故、としか認識していないようだった」
夜刀月彰:「その点、あなたたちの処置は完璧だったと思う。アイウェン・ブリーナ」
アイウェン・ブリーナ:「そう言っていただけると日々働いている甲斐があるというものです。……しかし実態はそうではなかった」
アイウェン・ブリーナ:「現場検証の結果、外傷性ショックによるものと断定。発見時体内にほとんど血液は残されていませんでした」
アイウェン・ブリーナ:「そして首筋に残る吸血痕。犯人は吸血鬼と見て間違いありません」
アイウェン・ブリーナ:「第一発見者の方は後輩だそうです。その方の場所もわかりますので直接伺う事も可能です」
アイウェン・ブリーナ:話し終わった後目線を合わせるように椅子の上で軽い膝立ち状態
夜刀月彰:「吸血鬼。……皆が皆、そうでないことは理解しているつもり、だけど──」
夜刀月彰:「浩三さんを殺したのが吸血鬼で。……もしも、もしも。浩三さんひとりで終わらないのなら」
夜刀月彰:「……その吸血鬼は、斬らなきゃならない」
夜刀月彰:内側から湧き出すモノを抑えるように、血が滲むほど拳を握り固めながら。
夜刀月彰:「……ペルソナ・ネットワークとしても、放置できない。だからあなたがここにいる」
夜刀月彰:「そう思って構わないか、メタリカ・ロンダー」
メタリカ・ロンダー:くいっと、その問いに答えるようにグラスについだ紅を傾ける
メタリカ・ロンダー:「ええ、そういうことになるわね。何よりあの日影舘の爺さんのところを出奔したのだもの、そこの吸血鬼は。」
メタリカ・ロンダー:「確かに貴方はあの爺さんではなくて、日影舘正辰のところを出ているわね。しかも出てくついでに配下を全滅させている」
小唄:「殺されそうになったから殺してやったまでだよ」
メタリカ・ロンダー:「あらあら、それはそれは、あの連中が好みそうな手段だことで。」
マリベル:「小唄様、正当防衛とはいえ……かなり、その。いえ、差し控えさせていただきます」
夜刀月彰:「……まあうん。浩三さんも、その……割合、豪快な人だったから……」
メタリカ・ロンダー:「とはいえ、そういう言い分で納得する連中ではないのはわかっているから、さっきまでの手段を取ったわけね。」
夜刀月彰:類は友を呼ぶ、という言葉を頭の中で反芻している。
メタリカ・ロンダー:「……こちらとしては、あの爺さんに絡みたくはないけど消し飛ばされても困るのよね。でも、それに連なる連中なら、別」
メタリカ・ロンダー:「日影舘正辰、やり合うには十分の相手かしら?」
アイウェン・ブリーナ:「……どちらかというと、そちらの方が比重は大きいのではないですか?」メタリカにカマかけ
メタリカ・ロンダー:「それは当然。別に私は貴方達のために動いているわけじゃないし?」
メタリカ・ロンダー:そう言ってから、くくくっと、笑い
メタリカ・ロンダー:「そこの吸血鬼を出汁に、女を嬲る趣味のある連中に少し灸をすえるという絶好の機会だもの。」
メタリカ・ロンダー:「だから色々と炙り出して、真相を掴んで、いいように利用させてもらうわよ?皆々様?」
メタリカ・ロンダー:周りに座る皆を見渡し、笑う。そこにあるのはネットワークの幹部としての、吸血鬼!
アイウェン・ブリーナ:「……これだから血族は。把握できる全てを口にくわえていないと落ち着かない、赤ん坊のおしゃぶりのように」
マリベル:「なんと言いましょうか……メタリカ様の言動は今までの当機のログにはない……そうですね、『新鮮』な体験です」
小唄:「ま、連中に殺されてやるよりはマシな扱いかね」
夜刀月彰:「うん、やっぱり一筋縄ではいかない人だということは良く分かった。……でも」
アイウェン・ブリーナ:「どうぞ好きに動いてください。ただしその先の思惑まで上手くいくとは思わないように」メタリカの方は見ない
夜刀月彰:「安心した。……自分のため、正義のため、全然違う理由だけど──」
夜刀月彰:「血に呑まれた吸血鬼じゃない。……何かのために動いているふたりは」
夜刀月彰:「立派な"半魔"だと思う」
メタリカ・ロンダー:「貴方こそ、短い生を背負いながら良い覚悟だわ。そういうの、好きよ?」
メタリカ・ロンダー:「人というのは短い生の中、もがいてあがいて、それでも何かをなそうとする姿がまさに芸術の品。守護騎士なんて名乗ってなかったらコレクションに加えてあげてもよかったのに。」
メタリカ・ロンダー:「でもーーーそうはならないからこそ美しいとも言える。ずるい生き物よね、人間って」
小唄:「やれやれ。新鮮だからってあまりこういうのは覚えたらダメさね、マリベル」
マリベル:「覚えるころには、当機も立派なアンティークになっていそうですね」口元を微笑みの形にして。
アイウェン・ブリーナ:「そこの高慢ちきと並べて語られるのは心外ですが。私は私なりにこの地を守る理由があります」
メタリカ・ロンダー:「覚えてダメということは無いと思うわ、マリベルさん?貴方の生き方はこれから長く、決まるのだから。」
アイウェン・ブリーナ:「……せめてあの子が半魔として一人で生きていけるようになるまでは」小声で
マリベル:「……はい。とはいえひとまず、当機も『安心』のステータスにあると思われます」
マリベル:「心強い方々が、少なくとも同じ方角を向いておられる。……当機も全力の奉仕をもって、皆様をお手伝いいたします」
夜刀月彰:「……ああ。会わなきゃいけない人、やらなきゃいけないことはまだまだあるけど」
夜刀月彰:「良かった、本当に」
夜刀月彰:──この場にいる誰もが、何かの形で何かを愛していると分かったから、と。
夜刀月彰:口に出すとひと悶着在りそうな言葉は、ぐっと飲み込んで。

GM:シーンエンド、絆申請エゴ申請!
アイウェン・ブリーナ:マリベルさんに絆:心配で
色んな事に影響されそうだなぁと

メタリカ・ロンダー:マリベルさんへの絆:悪戯心で
悪い大人の悪い心持ち

夜刀月彰:「ヴァンパイアを斬りたい」で罪ロールの申請を……!
アイウェン・ブリーナ:それとエゴ:ペルソナ・ネットワークの思い通りにさせたくないで罪を申請したいです。
マリベル:絆/アイウェン・ブリーナ/誠意 信頼できるおまわりさんですね……と
メタリカ・ロンダー:あとエゴ:事の真相を掴みたいで罪を申請したいです
マリベル:私はエゴないので罪の申請なしで以上で
GM:OK! 各自愛と罪を獲得どうぞ
system:[ マリベル ] 愛 : 5 → 6
system:[ メタリカ・ロンダー ] 愛 : 5 → 6
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 罪 : 1 → 2
system:[ メタリカ・ロンダー ] 罪 : 1 → 2
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 愛 : 5 → 6
system:[ 夜刀月彰 ] 罪 : 1 → 2


■MD5:アイウェン・ブリーナ
GM:登場する方は人間性の低下をお願いします
夜刀月彰:1d6 (1D6) > 5
マリベル:1d6 人間性低下 (1D6) > 4
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 32 → 27
メタリカ・ロンダー:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 1[1] > 1
system:[ マリベル ] 人間性 : 42 → 38
アイウェン・ブリーナ:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 3[3] > 3
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 26 → 25
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 37 → 34
マリベル:変異入りましたね。
マリベル:絆/選ばれし贄 を エゴ/吸血鬼について知りたい に。

GM:池袋より少し離れ。君達は死霊課の調査で判明した、浩三氏の友人の元を訪れていた。
GM:都市部の中にある小さな寺院。その応接間である和室へ、老人は大勢で訪れた君達を静かに迎え入れる。
退魔僧の老人:「悪いね、大した茶菓子もなくてな」
退魔僧の老人:そう言って、テーブルを挟み座布団に腰を下ろす
アイウェン・ブリーナ:「いえ、お気持ちだけで十分。お気遣いは無用です」
マリベル:「当機についてはお構いなく」伏せた目からは青く発光するアイセンサーの光が漏れている。
夜刀月彰:「突然押しかけたのはこちら……です、から」
夜刀月彰:ぶっきらぼうな物言いになりそうなのを、なんとか改めながら。
メタリカ・ロンダー:「人の食は必要はないから、気にしなくて平気よ。貴方の話のほうが腹が膨れるでしょうね」
小唄:静かにしながらも、わずかに落ち着きのなさが見て取れる。
GM:小唄に一度目をやり。老人は湯のみで唇を濡らす
退魔僧の老人 :「そうかね。それはありがたいが……」
退魔僧の老人 :「俺が話すよりは、こっちの方がわかりやすいだろうな」
退魔僧の老人 :そう言って。テーブルに置かれていた封筒を、一同の方へと押し出す
退魔僧の老人 :「……浩三のやつが最期に残した手紙だ」
退魔僧の老人 :「もし自分のことを追いかけるヤツがここに来たなら、渡せって俺に預けていった」
マリベル:「浩三様、この事態を予見しておられたのですね……」
アイウェン・ブリーナ:「……では、失礼して」
アイウェン・ブリーナ:手紙を受け取りそっと開く
夜刀月彰:「……うん。読ませてもらいます」
メタリカ・ロンダー:「その手紙に、真実があるというのね」
夜刀月彰:小さな刑事の横合いからのぞき込むように、手紙に視線。
GM:この手紙を読むのが人に寄り添うものであることを祈っている。そんな書き出しで始まった手紙には
GM:孫娘の比良野香澄について。そして、自らがこれから何をするかが書かれていた
GM:ここは説明では長くなりそうなので、箇条書きで内容を出していきます

・比良野香澄は浩三を超える神通力の持ち主である。霊媒体質は無意識に幽霊らの存在を感知してしまい、自意識を持たない下級霊などが自然と引き寄せられてしまった結果。
・これが続けば夜の側に目を付けられると判断した浩三は、法力の封印に重ねて小唄に預けられた《魔宝》の加護を彼女に集中。能力を抑え込み、加護で魔物から見えないよう処置を行った。
・だが香澄の能力は日増しに強くなり続け、魔宝の能力を上回り力を一時的に減衰させてしまった。結果、彼女の力に吸血鬼達──日影舘正辰が目を付けてしまう。
・どうにか時間を稼ぐため、浩三は勝てばそれでよし……最悪、己が亡くなったとしても死霊課や半魔が確実に動くはずだと。保険に詳細を記した手紙を友人へ残し、討伐に出る。

GM:結果として彼は殺されるが。予想通りに死霊課は捜査を開始し、現在へ至った
退魔僧の老人:「辛気臭い話なんざよせって言ったのによ。頑固なのは昔っからかわりゃしなかった」
アイウェン・ブリーナ:「なるほど、わかりました」冷たいように一言放つが目を閉じる。自分の子の事が頭をよぎる。
アイウェン・ブリーナ:「まだ彼の意思は潰えていません。私達がこうして動いている限りは」
夜刀月彰:「……うん。俺に対しても、厳しい助言をする人だったけれど──」
夜刀月彰:「孫の……比良野の話をするときだけは、優しいお爺ちゃんだったと思う」
メタリカ・ロンダー:「そうねぇ、これは素晴らしい意思だわ。老いて短し命を輝かせるため、自らの大切なものを守るため、自らを犠牲にする精神は美しさを感じるわ。」
メタリカ・ロンダー:「きっとその孫娘とやらは、美しい子なのでしょうね。」
GM:と。手紙を読み進めていくと、末の方にもうひとつ宛名が出てくる
GM:「夜刀月彰へ」とある
夜刀月彰:「……メタリカ・ロンダー、あなたは比良野に──」
夜刀月彰:近寄らせない方がいいと思う。そう言いかけて、その宛名に気付く。
夜刀月彰:「……俺……個人あて……?」
退魔僧の老人:「……その様子じゃ、もしかして知らなかったのか? 夜刀月の守護騎士殿は」
退魔僧の老人:「浩三のやつ、先代の騎士とはそれなりに付き合いがあったんだが」
GM:無論、君が会った時にそんな様子はみじんも見せていない
夜刀月彰:「父上と……?……そういえば、家族とあまりそういう話は……」
夜刀月彰:してこなかった、と小さく頷く。それを寂しい、と感じている素振りはないが。
夜刀月彰:「……ああ、いや。すまない、俺個人のことより。……続き、読ませてもらいます」
GM:続きを進めると。
比良野浩三:『もし君がこの事件を追っているとすれば、感謝したい。そして同時に、すまなかったと伝えたかった。』
比良野浩三:『先代の騎士である父君とは幾度か共に戦い、君のことも知っていた。』
比良野浩三:『だが、言葉を多く伝えれば。そして私が君を知っていると伝えれば、それは君の先を縛ってしまうと思った。』
比良野浩三:『騎士の称号を継いだとはいえ、君はまだ若い。夜の世界に飛び込む者に年齢は関係ないかもしれないが』
比良野浩三:『老人としては、可能性のある者に自ら命を懸ける世界へ来て欲しくはなかった。』
比良野浩三:『……しかし。君がこれを読んでいるなら。恥を忍んでお願いしたい。』
比良野浩三:『守護騎士、夜刀月彰殿。君の力で何も知らぬ人々が平穏で過ごせるよう──』
比良野浩三:『その中にいる、私の孫を助けてやってほしい。』
比良野浩三:『口うるさい老人の我が儘をどうか許して欲しい』
GM:これで手紙は閉じられる
夜刀月彰:「…………」 綴られた言葉を、ゆっくりと読み取って。そっと折りたたむ。
夜刀月彰:「何が、我が儘なものか。……家族を想うのは、当たり前のことなのに」
夜刀月彰:少し拗ねたような声色とは裏腹、口元には小さな笑みがある。
夜刀月彰:「……ありがとうございます。厳しい人だったけど、やっぱり──」
夜刀月彰:「優しい人だったということが、よく分かりました。……けど、ひとつだけ」
夜刀月彰:「俺が剣を取り、引き金を引くのは。浩三さんへの借りを返すためでも、恩義に報いるためでもない」
夜刀月彰:──もちろん、吸血鬼を滅ぼすためでもなく。
夜刀月彰:「友達を、助けるためだ。……だから、その。仕事とか使命とかがあるのは、承知の上で……」
夜刀月彰:吸血鬼ふたりと、自動人形。ヒトならざる半魔たちへ。
夜刀月彰:「……俺は、比良野を守りたい。力を貸してくれないか」
夜刀月彰:三者三様の色を湛える目を、じっ…と見据える。
マリベル:「当機の至上命題(プログラム)。いつでも人類のためにご奉仕することでございます。必要とあらば、いつでも。当機は寄り添いますよ」
マリベル:「勿論、あなた様にも」
メタリカ・ロンダー:その問いかけに、当然であるかのように頷く
メタリカ・ロンダー:「守護騎士君、貴方は比良野浩三の孫娘に私を会わせたくないようね?至極当然の結論だわそれは。」
メタリカ・ロンダー:「でもそれは大きな間違いよ。私は今の決意、比良野浩三の遺言を聞いてこう考えるわ。『貴方が守る比良野の孫娘がみたい』と。」
メタリカ・ロンダー:「そういう感情や物語は、幾千の時の中でも美徳と称される。それはそれが最も美しいとされるからよ。」
メタリカ・ロンダー:「そしてそれは、私の力……金銭では決して手に入れる事はできない。よくわかっていることよ。」
メタリカ・ロンダー:「だから……その手伝いが出来るというのならば、願ったり叶ったり。」
メタリカ・ロンダー:「ふふっ、手伝いの人員としては……少し過剰かもしれないけどね?」
メタリカ・ロンダー:そう、笑顔で。
夜刀月彰:「……マリベルはともかくとして、メタリカ・ロンダー。あなたがそう言ってくれたのは正直、意外だ。何かしらの対価を求められるものと思っていた」
夜刀月彰:たとえば血とか、と。微かに甘い香りを漂わせながら、下手な冗談を口にするような口調で。
夜刀月彰:「……けれど、そうか。あなたの力の源は、まさにそれか。……あなたのように振る舞うのも、悪くないと思う。……ほんの少しだけ、だけど」
夜刀月彰:エゴを貫く。それを体現するような吸血鬼の在り方に、僅かに憧れのような感情を向けて、頷く。
メタリカ・ロンダー:「それはどうも。でも行きすぎないように気をつけなさい?」
メタリカ・ロンダー:「人は短命。特に貴方の家計は特に。」
メタリカ・ロンダー:「故に、後悔する時も、やり直すときも、反省する時も、ほぼ無いのだから。」
メタリカ・ロンダー:「自らのエゴを輝かせ、淀ませずに生きなさい。それが長命の、くだらない長生きからのアドバイス」
メタリカ・ロンダー:「そしてその輝きこそが、貴方が払った大きな対価よ。」
メタリカ・ロンダー:「誇りなさい守護騎士。貴方の決意は、ネットワークの幹部を動かすほどの美しさを放っているわ。」
メタリカ・ロンダー:数歩近寄り、くいっと顎を持ち上げ笑う。
メタリカ・ロンダー:その美しさを、間近で見たいがために
夜刀月彰:──血族。血を啜る鬼。ともすれば、狩るべき獲物たる存在。だというのに。
夜刀月彰:「……善処、する」
夜刀月彰:告げられた言葉に、彼女の言った通り。なぜだか誇らしさと、若干の気恥ずかしさを感じて。間近に迫った紅い瞳から、視線を逸らす。
アイウェン・ブリーナ:そのやり取りをみてはぁ、とため息をつく
アイウェン・ブリーナ:「結葵、覚えておくように。これがペルソナ・ネットワークが良く用いる手段です」
アイウェン・ブリーナ:「耳ざわりの良い言葉を並べ、人の気持ちを高ぶらせ、生まれたエゴを利用する」
アイウェン・ブリーナ:「その言葉の真意を奴らは絶対に語ることはない。だから信用してはいけないのです……ですが」
悠木結葵:「ですが?」
アイウェン・ブリーナ:「少なくとも、メタリカの持つエゴが突き動かされるほど、彰という人間は美しい。それは私にも理解できます」
アイウェン・ブリーナ:「今のメタリカの言葉を信じてはいけませんが、そこに嘘はありません」
アイウェン・ブリーナ:「……彰、私は死霊課としてこの仕事を全うするために来ました」
アイウェン・ブリーナ:「しかし今の私が望むのはタダの事件解決ではない。比良野浩三という男の意思を継ぎ、その輝きを失わせない」
アイウェン・ブリーナ:「そしてその娘、比良野香澄に平和な人生を歩ませるために。戦いましょう」
アイウェン・ブリーナ:「……失礼、そこの血族にあてられでもしたようです。ですが、これが今の私の本心です」
夜刀月彰:──もう一人の吸血鬼。血族とは違う、己の見出した掟に従い生きるドラクル。
夜刀月彰:──そんな彼女が、本心と言ったからには。それは信じるに値するものだと断ずる──が。
夜刀月彰:「……ありがとう。アイウェン・ブリーナ、あなたは──」
夜刀月彰:「とても素敵な大人だと、思う」
夜刀月彰:──自分でも、比良野香澄でもなく。自分たちを通して、別のものを見ていたような気がして。
夜刀月彰:けれど、確信のない勘は、ぐっと飲み込んで。小さく頷いた。
メタリカ・ロンダー:アイウェンの言の葉を聞き、彰から離れかの者を見下ろす
メタリカ・ロンダー:「よくわかっているわね、アイウェン・ブリーナ。逸れ物ドラクルにしては上出来な答え。」
メタリカ・ロンダー:「けれど私が利用するのは他人のエゴじゃないわ。金、宝石、エトセトラ。そう、人が財産と呼ぶものよ。」
メタリカ・ロンダー:「そこのところは間違えないで欲しいわね?」
メタリカ・ロンダー:他者の、人間のエゴは利用しない。その社会を利用する……!
アイウェン・ブリーナ:「私はあくまで一般論を説いただけです。貴方が奴らの中でも異端であることは重々に承知しています、《廻金血河》」
メタリカの方を向き下からじっと瞳を見つめて

夜刀月彰:目の前で視線を交わす吸血鬼たち。ふたりの間に、繋がりのような断絶、断絶のような繋がりがあるのを感じながら。
夜刀月彰:「……これは。喧嘩するほど仲が良い、というやつか……?」
夜刀月彰:助けを求めるように、視線は金髪の自動人形へと。
マリベル:「吸血鬼様方にも、諺が適用されるのでしたら。そうかもしれませんね」口元は微笑みの形に。
マリベル:「ヒトの尺度で測ることが、どうやら難しい方々であるとは捉えられますが……はい。きっと」
小唄:「なに、根本的には似たようなもんさ。離れて見てる分には楽しいってね」
退魔僧の老人:「……ああ、そうそう。お前さんにもひとつ」笑いながら言い合う二人を見ていた老人が、もうひとつ封筒を小唄へ差し出した
退魔僧の老人:「お前さん宛だよ」
小唄:「……へぇ」

GM:寺を出て。一同は結葵の運転するバンに揺られて池袋へ戻ってゆく最中
小唄:「……」渡された手紙を開いて。その後、すぐに口元を大きく笑いの形に曲げる
小唄:「ははっ。まったく、あたしにはこれでいいってか」
小唄:「ほらマリベル。酷いと思わないか?」笑いながら手紙を見せる。入っていたのは一枚だけだ
マリベル:「拝見いたします」
GM:書いてあるのは一行のみ。「悪かった」だけだ
GM:小唄の方は気分を害した様子もなく、ただただ笑っている
マリベル:「これは。……随分と簡素でございますね」
小唄:「長々あたしに遺言書かれても困るけどね。ここまで簡単だと笑っちまうよ」
小唄:「そっちに行くって連絡もしてないのに、よく用意したもんだけど」
マリベル:しばしの演算。その後に、改めて小唄に向き直り、語りかける。
マリベル:「職務。美学。親愛。我欲」
マリベル:数え上げるたびに、イヤーカバーのランプがちらちらと点滅する。
マリベル:「此度の事件には、多くの吸血鬼様方が、各々のエゴを持って立ち会われておられます」
マリベル:「当機は、より多くのデータを必要として――いえ」
マリベル:「修正いたします。当機は、吸血鬼の皆様方について『知りたい』。そう言わせていただきましょう」
マリベル:「先程の手紙のことで、皆様に対する理解は深まったと判断しますが――」
マリベル:語られていないことがある。
マリベル:「小唄様。失礼を承知でお聞きしますが……浩三様とは、どのような関係だったのでしょう」
マリベル:「そして何故今になって、この地にお戻りになられたのでしょう」
マリベル:「いったい何が、小唄様を突き動かしているのか」
マリベル:「差し出がましいですが。重ねて宣言いたしますと、当機はそれが知りたいのでございます」
夜刀月彰:「…………」 口を挟みはしないものの。写真のふたり、その関係(きずな)がどのようなものだったのか、聞き逃すまいと耳を傾けている。
小唄:「退屈な昔話になるよ。それでもいいかい」
マリベル:「こちらがお願いする立場でございますから」
小唄:「よし。ま、みんなの暇つぶしにもいいか」
小唄:静かに息を吸い。ゆっくりと吐く
小唄:「浩三と会ったのは戦争が終わってからちょっと経った頃。このことは既に調べて知ってるね」
小唄:「あの頃は開発だの再建だの色々活気があったけど、その分あたしらみたいなやつらも元気だったわけで」
小唄:「で。日影舘に拾われて、まぁ80年くらい経ってたあたしも擦り切れて。あいつらに鉄砲玉みたいな使われ方してたのさ」
小唄:「やることもないし、だったらもうこれでいいやって」
小唄:「そんな時に。うっかり魔物連中追っかけてた浩三に捕まってさ」
小唄:「殴られるわ法力で飛ばされるわ。最悪だったね」
夜刀月彰:「……確かに、最悪だ。若い頃のあの人の鉄拳を食らうなんて」
夜刀月彰:一度、何かのきっかけでひどく怒られ──手加減したのだろうけれど──一発良いのを食らったのを思い出して、苦笑い。
マリベル:「聞く限り、今とのつながりが薄いですが……話はここから、というものですかね?」
小唄:「はは。年取ると話が長くなっちまうね、ごめんごめん」
小唄:「そこから浩三のやつ説法始めてってね」
小唄:「そん時はそのままこっちを殺さずにどっか行っちまった」
小唄:「そっからだ。あたしもなんか興味が湧いて、あいつと色々話をしに行くようになった」
小唄:「幸いあたしの魔宝は、そういうのに向いてた」
小唄:「……ああ、また話がそれる。なんであたしが戻ってきたのか、だものね」
小唄:「先に言っちまおう。マリベル、あたしが戻ってきたのは」
小唄:「思い出の綺麗な色を残しておきたかったからだ」
マリベル:「随分、『詩的』な表現であると見受けますが――」そこに含まれるニュアンスを演算している。
小唄:「居心地が悪いとか、そういう言い方もできるね」
小唄:「預けたとはいえ本来の持ち主はあたしだ。魔宝の力が弱まってることに気付いて」
小唄:「思ったよ。過去がいまになって襲ってきたって」
小唄:「だったら放っておけなかった。あたしが関わったせいで、いま比良野の家に何かがあったなら」
小唄:「それを無視したら、あたしの中にある思い出はただの傷になっちまう」
小唄:「受けた恩もある。それを返したいって気持ちも当然ある」
小唄:「でもやっぱりあたしは魔物だ。あたしは、自分の中にある記憶を守るっていうエゴのために、ここにいる」
小唄:「浩三の件には間に合わなかったし、それこそさっきのみんなに比べたら勝手なものだろう」
マリベル:「いえ。いいえ」
マリベル:「『なるほど』――そう発言する場面であると、当機は判断します。そして」
マリベル:「やはりあなた様を主としたことに、一片たりとも間違いはありませんでした」
マリベル:「……その思い、その絆。確かに当機が観測しました」
マリベル:「身命を賭して、あなたのお傍に。……雇用解消まで、もうしばしのお付き合いを。どうぞ、よろしくお願い申し上げます」
小唄:「……あたしには勿体ない子を見つけちまったよ」
小唄:「ありがとう。ついてきてくれて」
マリベル:「勿体無いお言葉です」
小唄:手を取り、静かに感謝を伝える
メタリカ・ロンダー:「…………いい関係じゃない」 目を閉じ、自分では得ることのないであろう美しい物を堪能している
悠木結葵:「結果として貴方が私達の助けになってる。それで十分でしょう」
悠木結葵:運転しながら一言を後部座席に放ち。ふと、時計を見る
悠木結葵:「先輩。比良野家の警護に入っている班への連絡、お願いしてもいいでしょうか」
GM:念のため家屋周辺に別動隊が待機してもらっている。定時連絡のタイミングだ
アイウェン・ブリーナ:使い方を覚えたばかりのスマートフォンを取り出す
アイウェン・ブリーナ:おぼつかないながらも警護班の班長への連絡先を押した
GM:コール。コール。コール。幾度かの呼び出しを繰り返して──
GM:《資産:帰還門》が使用されます
GM:ぶつり。呼び出しが途切れた
アイウェン・ブリーナ:「……結葵、急いでください」
GM:そう口にした矢先、アイウェンさんのスマートフォンに今度は着信が入る
GM:死霊課からの番号だ
アイウェン・ブリーナ:そのコール相手の名前を確認
アイウェン・ブリーナ:では
アイウェン・ブリーナ:「はい、こちらアイウェン・ブリ―ナ」
長沢遼:『長沢だ。時間がない、端的に伝える』電話口の声は緊張の色が見える
アイウェン・ブリーナ:「……はい、そう言うだろうと思っていました」
長沢遼:『そちらの予想通りだ。待機していた比良野家の護衛チームと、残っていた比良野香澄嬢が反応ごと消失した』
長沢遼:『同時に新宿区の一角でアレナの展開を確認。ネットワーク側へ情報を要求したが』
長沢遼:『場所は日影舘家の狩場にある拠点のひとつ』
長沢遼:『至急現場へ向かえ。どれだけ持ちこたえられるかわからん』
GM:バンのカーナビへ即座に座標が映る。
アイウェン・ブリーナ:「了解。至急現場へ急行します」
悠木結葵:「……シートベルト、全員つけてますね?」
夜刀月彰:「ああ。……頼む、飛ばしてくれ」
メタリカ・ロンダー:「勿論。人の定めた法は守っているわよ。どれだけぶっ飛ばそうと、構いやしないわ。」
夜刀月彰:握り込んだ拳から、ぽたり、ぽたりと。赤いものを滴らせながら。
マリベル:「はい。よろしくお願いします」
アイウェン・ブリーナ:「いつも通り、全速で頼みました」
GM:シフトチェンジとアクセルを踏み込む音が静かな社内に響く
GM:車両が一気に加速する。目指すは、決着の地へ

GM:シーンエンド、絆管理やエゴ申請をどうぞ
マリベル:エゴ/吸血鬼について知りたいで罪申請を。
夜刀月彰:絆、メタリカさんへの「脅威」を「憧憬」に、アイウェンさんへの「好奇心」を「尊敬」に書き換えのみで!
アイウェン・ブリーナ:絆 彰君を観察対象→興味へ
アイウェン・ブリーナ:以上で!
マリベル:また、小唄さんへの絆を「興味」から「忠義」へ、メタリカさんへの絆を「不安」から「感服」へ書き換えで。
メタリカ・ロンダー:夜刀月彰さんの関係を「興味」から「美麗」に。マリベルさんの絆を「悪戯心」から「芸術的」に変更します
GM:書き換えOK、マリベルさんは罪1点をどうぞ
system:[ マリベル ] 罪 : 1 → 2


■MD6:マスターシーン

比良野香澄:ひどく現実感がない。夢を見ているような感覚で、そこにいた
比良野香澄:何が起こったのか。念のため今日は家の外に出ないようにと、警察の人から言われていて。
比良野香澄:気付けば自分が立っているのは古びた日本家屋の庭。ただ、鼻を衝く生臭さに頭がくらりとする。
GM:「連絡は!」「だめだ、本部もブリーナ刑事も繋がらん」「防衛に徹しろ、このことには気付いてるはずだ!」
比良野香澄:刑事さん達の声が響く。私の周りを囲んで、守ってくれているのはわかった
GM:「……人の家の庭だ。招いたのは俺だが、静かにしてくれると助かる」
比良野香澄:声がする。だけどそちらを向けなかった。
比良野香澄:明らかに、そこにいるのは。人であるとわかっていても
日影舘正辰:「ようこそ比良野香澄嬢。余計な血袋までついてきたのは……仕方ないな」
比良野香澄:違う。人の姿はしていても
比良野香澄:そこにいるのは、怪物だ
日影舘正辰:「少しばかり遊ぼうか。あの女や騎士が来るまで耐えれば……」
日影舘正辰:「まだ目はあるかもしれないぞ?」
GM:────連絡が途切れてから2分経過


■CLIMAX

GM:全員登場です、人間性の低下をお願いします
アイウェン・ブリーナ:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 1[1] > 1
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 34 → 33
メタリカ・ロンダー:1D6KH1 シーン登場時の人間性低下 (1D6KH1) > 6[6] > 6
夜刀月彰:1d6 (1D6) > 6
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 27 → 21
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 25 → 19
マリベル:1d6 人間性低下 (1D6) > 6
system:[ マリベル ] 人間性 : 38 → 32
メタリカ・ロンダー:第二変異だ
メタリカ・ロンダー:アイウェンさんの絆をエゴ化:輝きを守るため戦う

GM:連絡を受け、バンが道路を疾走する。信号を無視し、クラクションが鳴らされるのも躊躇いはない
GM:ナビが示す目標地点は近い、アクセルが踏み込まれ。
GM:人の気配が消えてゆく。アレナによって人払いが済まされた空間にいるのは夜の側のみだ
悠木結葵:「……見えた!」フロントガラス越しに、日本家屋の門扉がある
夜刀月彰:「……すまない。修理代は……そうだな」
夜刀月彰:「ペルソナ・ネットワークにでも請求してくれ!」
夜刀月彰:運転席と助手席の間。後部座席から伸びる、切り詰められた銃身。
夜刀月彰:──発砲音。吐き出されるのは、血液で被覆された爆裂徹甲弾(ブラッドバレット)。
夜刀月彰:フロントガラスを砕き、門扉に突き刺さったそれが──爆発!
GM:破片の中を突っ切り、バンは家屋内に飛び込む!
GM:玉砂利の上をタイヤが滑り、スピンしながらも減速。ようやく車両は止まって
死霊課刑事:「……ブリーナ刑事、悠木刑事!」残った死霊課のメンバーが声を上げる
死霊課刑事:負傷はしているものの、まだ健在だ
GM:そして彼らの後ろに。守られるよう、座り込んだ比良野香澄の姿がある
アイウェン・ブリーナ:「このような状況になるとは……少なくとも私はあの場を離れるべきではありませんでしたね」車を降りて声をかけて来たメンバーへ
死霊課刑事:「すまん。返す言葉もない」
比良野香澄:「……彰君?」車の中に、見知った顔を見つけて呟く
夜刀月彰:「……すまない、遅くなった」
夜刀月彰:ドアを蹴破るように開いて、玉砂利の庭に下り立つ。そのまま、刑事たち、そして友へと歩みを進める。
比良野香澄:「なんか、変なことばっかりで……もうよく、わかんないんだけど」ゆっくりと言葉を探すように
比良野香澄:「でも」
比良野香澄:「よかった、来てくれて」
比良野香澄:気が緩んだのか、うっすらと涙が浮かぶ
夜刀月彰:「……すまないが、まだ「来た」だけだ。俺たちは、これから」
夜刀月彰:「君のお爺さんが。浩三さんが遺したもののため、やらなきゃならないことがある」
夜刀月彰:だから、と。静かに、年不相応に落ち着いた声で。
夜刀月彰:「──もう少しだけ、怖いのを我慢してほしい。必ず──」
夜刀月彰:「守るから」
夜刀月彰:左手に銃を。右手に血の刃を。それぞれ携えて、少女に背を向ける。
アイウェン・ブリーナ:「彰、香澄の元を離れないように」
一歩ずつ日影舘正辰の方へ歩いていく

日影舘正辰:バンの突入で間合いを取ったか。一行から離れた場所に、男は。日影舘正辰は立ち、冷酷な目を向ける
アイウェン・ブリーナ:「日影舘正辰。大それた事をしてくれたものですね」
アイウェン・ブリーナ:その目は、敵を凍らせた時も、メタリカと会話しているときも見せなかった怒りの目。
表情こそ変わらないが、少女の姿とは思えない鋭い眼光を向ける

日影舘正辰:「は。ハグレものには上等すぎる舞台だろう」
日影舘正辰:「死霊課に随分お可愛らしいやつがいるとは聞いてたけどな……」
日影舘正辰:怒りを真っ向から受け止めながら、その目は騎士の方へ
日影舘正辰:「騎士を気取る混ざりものに──」
日影舘正辰:「血も通わない自動人形まで引き連れてくるとは」
日影舘正辰:「なんとも面白い付き添いですなぁ、メタリカ・ロンダー様?」
日影舘正辰:最後にその目が、金色の髪の自動人形と血族へ。そしてもう一人の吸血鬼へと移る
メタリカ・ロンダー:「そうね、貴方には面白いと映るのでしょう。日影舘正辰。」
メタリカ・ロンダー:日傘は、必要ない。それでもそれをさすのは、血族としての、格好づけ
メタリカ・ロンダー:「けれでも残念ながら」
メタリカ・ロンダー:「そこの守護騎士と、自動人形は、私にとっては最高の芸術品よ。面白いなどという言葉で片付けられない代物。」
メタリカ・ロンダー:「ーーーだからこそ、私はこちら側にいる。私の見定めた物を守るため。」
メタリカ・ロンダー:「ーーーそうでしょう?仕えるべき主を見つけた従者よ。」
マリベル:「はい。当機は襲い来る過去を阻み、現在を護り……意志あるもの(ヒト)の未来に仕える自動人形です」
マリベル:「我が主の貴き意思、これ以上踏みにじることは許しません」
日影舘正辰:「……お前には上等すぎる絡繰りだな、小唄」
小唄:「まったくだよ正辰。……あたしを殺したいのも本音だったろうけどね」
小唄:「あたしはともかく。あの子だけは殺させない」
小唄:「マリベル────どうか、力を貸してくれ」
マリベル:「仰せのままに、我が主(マイ・マスター)」
日影舘正辰:「つくづく、お前は俺を舐めてくれる……!」犬歯を剥きだしに。怒りに顔を歪ませ
GM:正辰の背後から新たな人影が現れる。彼の配下が、軍勢が影を作る
悠木結葵:「……邪魔者はこちらで引き受けましょう。首魁を任せます」
比良野香澄:……目の前で繰り広げられる光景に現実感などなく、しかし夢でもなく。ただ見つめている
比良野香澄:だが。せめて、
比良野香澄:「彰君──みなさん」
比良野香澄:「……ちゃんと、戻ってきて!」それだけは、伝えないといけないと思った
マリベル:「……はい。当機はいつでも、皆様のお傍に」
メタリカ・ロンダー:「……私は心配されるような立場ではないかもしれないけれど、」
メタリカ・ロンダー:「そう、彼女が願うならば、彼のためにそうしましょう。」
メタリカ・ロンダー:「覚悟をしなさい日影舘正辰。貴方の前に立つは、メタリカ・ロンダー。」
メタリカ・ロンダー:「ーーー幹部を、甘くみないことね。」
メタリカ・ロンダー:くるり、と日傘を回し畳み、それを突きつける
アイウェン・ブリーナ:「心配は無用です。これが我々の仕事であり、平常運転」
アイウェン・ブリーナ:「ただ今回だけは、過剰防衛になりかねません。永久凍土に捨て置かれたくなければ、これ以上私の前で言葉を吐かないよう」
アイウェン・ブリーナ:香澄に柔らかい表情を向けた後、これ以上ない冷たい表情を正辰へ。
表情が変わると同時に、アイウェンの顔、腕、足に氷がまとわりつく。

夜刀月彰:「……俺たちは半魔。絆とエゴの狭間で揺れ動く半端者」
夜刀月彰:「──けれど、俺たちは知っている。皆、それぞれ──」
夜刀月彰:人の隣。街の闇。正義の砦。
夜刀月彰:「還るべき場所が、あることを」
夜刀月彰:──そして、友が生きる池袋の地。
夜刀月彰:「──池袋守護騎士、夜刀月彰」
夜刀月彰:「呪いに穢れた剣と弾丸を以って。──世界に仇為す者を、打ち倒す」
夜刀月彰:制服を脱ぎ捨て、滲む血が狩装束へと変ずる。両の手には、刃と銃。
夜刀月彰:──真紅の瞳が、討つべきものをしかと捉えた。
日影舘正辰:騎士の宣言に不快さを隠そうともせず。吸血鬼は配下を呼び寄せ、己の力(エゴ)を開放する。
GM:堕落判定、難易度10!
夜刀月彰:絆は……5つ!
夜刀月彰:2d6+5>=10 (2D6+5>=10) > 7[3,4]+5 > 12 > 成功
マリベル:2BB+5%32>=10 (2BB+5@11#2>=10) > 8[3,5]+5 > 13 > 成功
メタリカ・ロンダー:2BB+4%19 堕落判定(絆数の部分は必要に応じて書き換えること) (2BB+4@10#2) > 8[4,4]+4 > 12
アイウェン・ブリーナ:2BB+5%33 堕落判定 (2BB+5@11#2) > 5[1,4]+5 > 10
夜刀月彰:2d6 (2D6) > 7[6,1] > 7
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 21 → 14
マリベル:2d6 人間性低下 (2D6) > 9[4,5] > 9
system:[ マリベル ] 人間性 : 32 → 23
アイウェン・ブリーナ:2D6 (2D6) > 8[5,3] > 8
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 33 → 25
メタリカ・ロンダー:2d6 人間性低下 (2D6) > 4[3,1] > 4
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 19 → 15
夜刀月彰:そして人間性が20を割ったので変異第二段階、千種令(ビジネス)の絆を「人の世界に還る」のエゴに変更!
GM:OK。それでは戦闘前に、少しだけ説明を
GM:小唄は香澄に添っているので戦闘には参加しませんが、死霊課のメンバーが少しばかり援護を行えます。
・死霊課の支援(下記の効果を各1回使用可能)
《防御態勢》:PC一人に与えられるダメージを無効化する。ただしカバーリングを行った対象には使用不可
《火力集中》:単体が行うダメージ判定の直前に使用。与えるダメージに+6
《行動支援》:単体が行う判定直前に使用。その判定の達成値+4
夜刀月彰:なるほど。ありがたい……。
GM:以降は結葵のコマに記載してます
GM:あとは赤色の吸血鬼クラードAについて
GM:こちらは《接近困難》を保有しており、エンゲージする場合は行動値での対決を行います
GM:敗北した場合はエンゲージへの移動は行えません。ご注意ください
夜刀月彰:なるほど。ムーブアクションで移動しようとして敗北すると、ムーブアクションはした後扱いでマイナー、メジャーが行える、というカタチで。
GM:その処理になります
夜刀月彰:了解デース!
メタリカ・ロンダー:了解です
アイウェン・ブリーナ:はーい
マリベル:かしこまりました!
GM:では第一ラウンド開始!

エンゲージ
[日影舘正辰(10) / 吸血鬼クラードA(9) / 吸血鬼クラードB(8) / 吸血鬼クラードC(6)]
 |
エンゲージ
[夜刀月彰(10) / マリベル(6) / メタリカ・ロンダー(12) / アイウェン・ブリーナ(8)]

GM:セットアップ、宣言こちらはなし!
マリベル:《ストライクフォーム》の効果によってこのタイミングで《魔獣化》。
system:[ マリベル ] 人間性 : 23 → 22
アイウェン・ブリーナ:《魔獣化》
夜刀月彰:《ストライクフォーム》によりセットアップで《魔獣化》!
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 25 → 24
メタリカ・ロンダー:なしで!
GM:OK。続けてイニシアチブ
メタリカ・ロンダー:《魔獣化》を宣言します
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 15 → 14
日影舘正辰:《世界律:神速》を宣言。行動権を得ます
日影舘正辰:打ち消し持ってるやつはおりませんと思うのでそのまま行動へ!
日影舘正辰:ムーブなし
日影舘正辰:《闇の長き手》:マイナー宣言。特殊攻撃または種別軍団のダメージに+社会。ダメージが通った場合、重圧を付与
日影舘正辰:《流血のチェスゲーム》:メジャー宣言。範囲対象に12+1D6のダメージを与える特殊攻撃。社会でドッジを行い、ダメージが通った場合束縛を付与。
夜刀月彰:ぐわーッ!!
GM:対象は四人のエンゲージ!
日影舘正辰:2d6+13 (2D6+13) > 11[5,6]+13 > 24
日影舘正辰:判定直後に宣言
日影舘正辰:《同族喰らい》によって取得した《血脈:魏家》。達成値に+10
GM:34、リアクションを社会でどうぞ
マリベル:では、判定直後にこちらも。
マリベル:《万物の打倒者》。達成値を-20してもらいます。
system:[ マリベル ] 愛 : 6 → 5
日影舘正辰:ぐぅっ、対抗なし。達成値14まで低下!
メタリカ・ロンダー:ドッジしますか
夜刀月彰:では…ドッジ!
アイウェン・ブリーナ:ドッジ!
マリベル:ドッジで、判定直前に《加速装置》。
マリベル:命中判定またはドッジ判定を【技術】+2で判定。
system:[ マリベル ] 人間性 : 22 → 20
system:[ マリベル ] FP : 41 → 37
夜刀月彰:2d6+5>=14 (2D6+5>=14) > 9[5,4]+5 > 14 > 成功
メタリカ・ロンダー:2BB+9%14 【社会】判定 (2BB+9@10#2) > 8[2,6]+9 > 17
夜刀月彰:まさかの成功。
マリベル:第二変異。絆/神庭美羽をエゴ/主の意思を護るに。
アイウェン・ブリーナ:2BB+6%24 (2BB+6@11#2) > 4[1,3]+6 > 10
マリベル:2BB+10%20 加速装置時ドッジ (2BB+10@10#2) > 9[4,5]+10 > 19
メタリカ・ロンダー:《ワンモアチャンス》でアイウェンさんの目を振り直し!
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 14 → 12
アイウェン・ブリーナ:2BB+6%24 (2BB+6@11#2) > 7[1,6]+6 > 13
GM:アイウェンさんが命中。割り込み等ありますか?
メタリカ・ロンダー:達成値増強はないです!
アイウェン・ブリーナ:FPで受けます
日影舘正辰:OK、こちらダメージ直前に《群れの刃》。ダメージ1D6+6点追加
日影舘正辰:常時アーツ《血脈:日影舘》により、種別:人間を持つキャラクターへのダメージ+10
日影舘正辰:30+2d6 (30+2D6) > 30+7[3,4] > 37
日影舘正辰:社会ダメージ37、あるいは47
アイウェン・ブリーナ:マジシャンなので種別:人間です
アイウェン・ブリーナ:39ダメージですね
system:[ アイウェン・ブリーナ ] FP : 58 → 19
system:[ アイウェン・ブリーナ ] FP : 19 → 19
日影舘正辰:まだ20点近く残ってるとは硬ぇな……BS束縛と重圧を付与します
日影舘正辰:「──初手だ」
日影舘正辰:右腕を肩まで振り上げる。同時、解けた
日影舘正辰:蝙蝠化した右腕だったものが四人の周囲へ飛び、
日影舘正辰:さらに姿を変える。蝙蝠から血液へ、血液から無数の針へ
日影舘正辰:一斉に極細の針が雨のように降り注ぐ!
マリベル:「……出力とクロックを上げます。当機は決戦奉仕状態に移行。周囲の皆様はお気を付けください……」
マリベル:アナウンスを口にしながら、関節各部から蒸気を噴き出す。
マリベル:瞬時にして発射された腕がブースターによって乱れ舞い、周囲に展開された針の半分ほどを薙ぐように掴み取り、へし折る!
夜刀月彰:「──大丈夫。何かに巻き込まれるのは……慣れている!」
夜刀月彰:ふたつの獲物を振るい、撃ちながら回転。刃と弾丸、そして戦装束の裾が、蒸気と鉄拳を潜り抜けた針を打ち落とす!
メタリカ・ロンダー:「……やっぱり、貴方と私、戦うスタイルは似通っているわね。」
メタリカ・ロンダー:日傘を広げ、くるりくるりと三回転。針を薙ぎ、払い、流すように撃ち落とし踊り避ける!
アイウェン・ブリーナ:「ありがとうございます、マリベル。この程度ならば……」
アイウェン・ブリーナ:身体の小さいアイウェンにとってもはや叩き落す必要があるほどの針は飛来してこなかった。しかし
アイウェン・ブリーナ:アイウェンの目に入ってしまった。その全てをかいくぐった針が悠木の方へと飛来するのを。
アイウェン・ブリーナ:「結葵っ!避けなさい!!」
悠木結葵:「──!」四人が対応する者達以外、残る吸血鬼の対処に追われていたがために。反応が遅れる
アイウェン・ブリーナ:「く……!」駆け寄りながら氷魔法で撃ち落とすがそれでも全てを落とすには至らない
アイウェン・ブリーナ:――それならば
アイウェン・ブリーナ:「……がふ……っ」
悠木結葵:「先輩!」
アイウェン・ブリーナ:悠木に着弾する間際。本当に僅かに速くアイウェンの身体が届いた
アイウェン・ブリーナ:「結、葵……被弾は、ないよう……ですね……」悠木の方を振り向き、安堵の表情を見せる
日影舘正辰:「全員避けると思っていたが。ハグレ者らしく奇特なことだ」愉快げに口端が持ち上がる
悠木結葵:「……すみません。サポートすると言っておきながら」
アイウェン・ブリーナ:「構い、ません。それよりも……より、集中…を……」
アイウェン・ブリーナ:血まみれの状態で膝をつきかけながらも日影舘正辰を睨みつける
GM:日影舘の男は、ただただ愉快に笑う。撃ち込まれた針はアイウェンの体内で暴れ回り、その体を痛みで縛り付ける
GM: 
GM:改めてイニシアチブ、メタリカさんのターン!
メタリカ・ロンダー:イニシアチブは私は無し!
メタリカ・ロンダー:メインプロセス行って問題ないですかね?
GM:こちらなしです。どうぞ
メタリカ・ロンダー:メジャー -《軍神》(コスト:3):そのシーンの間、同意した対象が与えるダメージを+[Lv×3]
メタリカ・ロンダー:効果参照 -《ブラックプロジェクト》(コスト:2):対象がアーツを使用する直前に使用し、3点以下の財産点を消費する。その効果に+[消費した財産点]D6する。ラウンドLv回
メタリカ・ロンダー:対象は夜刀月さん、マリベルさん、アイウェンさんで!
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 12 → 7
メタリカ・ロンダー:財産点消費は3点!
system:[ メタリカ・ロンダー ] 財産点 : 11 → 8
メタリカ・ロンダー:3D6 ブラックプロジェクト (3D6) > 10[3,1,6] > 10
メタリカ・ロンダー:同意していただければ、ダメージ13点上昇です!
GM:ヤッバ
夜刀月彰:頂きます……!
マリベル:もちろん同意! ありがとうございます……!
アイウェン・ブリーナ:ごちそうさまです!
メタリカ・ロンダー:あ、自分対象にしてない。自分も対象にします(白目)
GM:了解、対象はPC全員で
GM:演出あればどうぞ!
メタリカ・ロンダー:「ーーーはてさて、似通ったスタイルとは言ったけれど。」
メタリカ・ロンダー:かちゃり、かちゃりと、ポケットから、マントから
メタリカ・ロンダー:色鮮やかに輝く、ありとあらゆる財宝が、自分の手に集まっていく。
メタリカ・ロンダー:「私の本領は、力は、貴方と違って支援より。誰かがいて為せる技。」
メタリカ・ロンダー:「……別に本気で行く必要もなかったかもしれない。けれどわずかに感じたさっきの力」
メタリカ・ロンダー:「……貴方には、酷く重い罪の気配を感じたわ。日影舘という名に恥じる、その力を。」
メタリカ・ロンダー:本来なら時をかけて探るべき話。しかして、その時間は今はない。憶測だけだ。だが、それで力を振るうには十二分
メタリカ・ロンダー:「ーーーならば、今より」
メタリカ・ロンダー:「この場を我が力の場に塗り替える」
メタリカ・ロンダー:どろり、と
メタリカ・ロンダー:輝きを放つ財宝の数々が、赤黒く
メタリカ・ロンダー:ぼたりぼたりと、自分の腕から滴り落ちる。
メタリカ・ロンダー:落ちた、紅は地面をゆっくりと這い、自らが守ると決めた芸術たちを染める
メタリカ・ロンダー:「ーーー我が魔の名は『廻金血河』。廻る金は、血河の如し。我が力は其を媒介とす!」 
メタリカ・ロンダー:「さぁ日影舘正辰よ!我が財宝の、力の流れ!止められるか!?」
メタリカ・ロンダー:「ははははっ!守護騎士と成りし半端者!魔なる宝の影響で成りし同族の従者!そして忌むべきとはいえ力強きドラクール!」
メタリカ・ロンダー:「最高の血流舞台となったとは思わぬか!」
メタリカ・ロンダー:かつん、と日傘を地面に刺す。神なる速さで横槍が入ったとはいえ、ここからが幕開けだと言うように!
GM:一方的な狩場を。敵地を侵食し、力が奔る
GM:これこそが血族! これこそがネットワーク幹部の座にあるもの! そう叫ぶように

GM:続けて行動値10、PC優先で彰君!
夜刀月彰:ヤー!まずはムーブアクション、戦闘移動でエネミーエンゲージへの移動を試みます!
GM:OK。行動値を判定値とした対決、こちらは9!
GM:2d6+9 (2D6+9) > 8[5,3]+9 > 17
夜刀月彰:くそう、いい出目!
夜刀月彰:2d6+10 (2D6+10) > 8[6,2]+10 > 18
夜刀月彰:イエス。
吸血鬼クラードA:グワーッ
GM:移動成功!
夜刀月彰:では無事移動!
夜刀月彰:マイナーはなし。メジャーで《ガン&ソード》による白兵攻撃、対象は日影舘正辰!
夜刀月彰:判定に割り込みありますか。こちらはありません。
夜刀月彰:いやあった!《マルチウェポン》でダメージ増強!
GM:こちらは割り込みなし! 判定どうぞ!
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 14 → 13
夜刀月彰:は、では…!
夜刀月彰:2d6+8 (2D6+8) > 3[2,1]+8 > 11
夜刀月彰:ぐえーッ
日影舘正辰:目が悪い! ドッジ!
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 13 → 11
夜刀月彰:あ、割り込み!
夜刀月彰:《チェイスバレット》でドッジの達成値-3!
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 11 → 9
日影舘正辰:ヌゥーッ!
日影舘正辰:こちら打ち消しなし!
日影舘正辰:2d6+2 (2D6+2) > 9[5,4]+2 > 11
日影舘正辰:同値有利だが!
夜刀月彰:ではそこに、《万物の打倒者》……!
夜刀月彰:達成値を-20してください。
system:[ 夜刀月彰 ] 愛 : 6 → 5
日影舘正辰:チクショウ、受ける! ただ割り込み
吸血鬼クラードC:カバーリング。《防衛役》効果で行動を消費しません
GM:対応あれば!
夜刀月彰:OK、割り込みなし!これ以外にないなら、《魔獣の殺意》を乗せてダメージへ!
GM:こちらはもうなし、ダメージどうぞ!
メタリカ・ロンダー:待ったぁ!愛の効果◆罪の効果を他者に適用で、罪の効果移し替え無効を適応します!
夜刀月彰:ありがたい…!そしてこちらは罪1点でダメージ増強!
吸血鬼クラードC:ウワーッ、カバーリング消えた!
GM:改めてダメージどうぞ!
system:[ メタリカ・ロンダー ] 愛 : 6 → 5
system:[ メタリカ・ロンダー ] 罪 : 2 → 1
system:[ 夜刀月彰 ] 人間性 : 9 → 8
system:[ 夜刀月彰 ] 罪 : 2 → 1
夜刀月彰:ではダメージが……
夜刀月彰:1d6+1d6+5d6+14+4+4+4 (1D6+1D6+5D6+14+4+4+4) > 6[6]+3[3]+12[2,5,3,1,1]+14+4+4+4 > 47
夜刀月彰:アーマー無効、47点。固定値は順に武器攻撃力、ストライクフォーム、宿命の血、ガン&ソードによるもの。
夜刀月彰:ブラッドスティンガーを使ったのでFPを失います。
system:[ 夜刀月彰 ] FP : 37 → 34
夜刀月彰:失礼しました、メタリカさんの支援も乗って更に+13!合計60!
日影舘正辰:素通し! クソ痛い!
system:[ 日影舘正辰 ] FP : 0 → -60
GM:演出どうぞ!
GM:吸血鬼の配下が弾幕の如く、魔力の塊を乱射し接近を拒む! だが
夜刀月彰:己のものではない、貴き血に汚れた地面を。踏みにじるように蹴って走り出す。
夜刀月彰:「ああ、最高だ。──吐きそうなくらいに、最高(さいあく)だ」
夜刀月彰:魔力塊をすり抜け、血弾を応射。力ある血族を狙ったそれは、当然のように配下たちの守りが阻む。
夜刀月彰:──しかし。
夜刀月彰:「──けれど。ああ、これはとても──」
夜刀月彰:「──懐かしいにおいだ」
夜刀月彰:ダンピール。半端者の中の半端者。──半分とはいえ、この少年もまた。
夜刀月彰:血を吸う鬼だ。
夜刀月彰:足元から跳ねた血が、己の双眸から零れる血と混ざりあって。笑みの形に歪んだ口元へと流れる。
夜刀月彰:──血族の血。半魔の、人としての力を宿すそれを取り込んだ吸血鬼の躰が、一瞬。
夜刀月彰:「────ッ!」
夜刀月彰:物理法則を無視した機動を実現させる。
夜刀月彰:放った銃弾が手下たちに着弾するよりも早く。無理な機動で砕ける足を再生させながら、円の動きで背後へと回り込んで。
日影舘正辰:「ちぃ──!」予想しなかったわけではない、だがそれを超える速度で迫る騎士がいる
夜刀月彰:──次の瞬間。ぞぶり、と鈍い音がして。
夜刀月彰:吸血鬼の胸を背後から、血刃が貫いている。
夜刀月彰:「──これでまず、ひとつというところか?……さあ、吸血鬼」
夜刀月彰:「お前の命は、あと何個ある」
夜刀月彰:刃を抜き、血を払うことなく。再び、悪鬼たちの正面へと回り込む。
日影舘正辰:「舐めた口を……!」
日影舘正辰:盾となるべきだった一団に目をやる。なぜ動かなかった、その理由はすぐにわかった
日影舘正辰:流れ続ける血河が。主と配下の間に、わずかだが届かぬ壁を作り上げて
日影舘正辰:「おのれぇ!」
メタリカ・ロンダー:「私の美術への邪魔は許されないわよ有象無象。大人しくそこで見物してなさい?」
メタリカ・ロンダー:にんまりと、その美しく素早い殺陣に見惚れながらも、その眼は邪魔者を排す血族の目!

GM:行動値10、日影舘正辰のターン
日影舘正辰:ムーブ、マイナー宣言なし
日影舘正辰:武装、ブラッドスティンガーによる白兵攻撃。対象選択前に
日影舘正辰:《世界律:崩壊》。対称、射程をシーンに変更。PC全員を狙う!
夜刀月彰:お、おのれ!
日影舘正辰:2d6+10 (2D6+10) > 4[2,2]+10 > 14
日影舘正辰:振るわんな。《世界律:超越》、+20して34
system:[ 日影舘正辰 ] FP : -60 → -63
日影舘正辰:回避でリアクション。割り込み宣言あれば
メタリカ・ロンダー:なし!ドッジします!
夜刀月彰:こちらの割り込みは無しで!リアクションは……ガード!
アイウェン・ブリーナ:ワンチャンドッジ!万物は申し訳ないですが残しで
マリベル:割り込み無しの、リアクションドッジで!
メタリカ・ロンダー:一応ドッジ時に《幹部のオーラ》で!
マリベル:2BB+4%20>=34 ドッジ (2BB+4@10#2>=34) > 8[4,4]+4 > 12 > 失敗
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 7 → 5
アイウェン・ブリーナ:2BB+3%24 ドッジ (2BB+3@11#2) > 8[3,5]+3 > 11
メタリカ・ロンダー:2BB+9%5 【社会】判定 (2BB+9@10#2) > 3[1,2]+9 > 12
メタリカ・ロンダー:んー、これは一回振り直します
メタリカ・ロンダー:判定の直後 -《血の同胞》(コスト:1):貴方の【社会】による判定を振り直す
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 5 → 4
メタリカ・ロンダー:2BB+9%4 【社会】判定 (2BB+9@10#2) > 4[1,3]+9 > 13
GM:ひとまず全員命中、カバー等の割り込みがあれば
マリベル:ダメージロール直前に《アイアンメイデン》使用のカバーリング。
マリベル:行動権消費無しでメタリカさんをカバーします。
system:[ マリベル ] 人間性 : 20 → 19
GM:OK。ダメージロールに移ります
日影舘正辰:《世界律:絶望》、ダメージに+30してアーマーとガードを無視
日影舘正辰:50+2d6 (50+2D6) > 50+8[4,4] > 58
日影舘正辰:58点!
マリベル:58点のカバーリングで倍食らって116点!
マリベル:ダメージ適用直後に《真理のe》。このダメージを0に変更します。
system:[ マリベル ] 愛 : 5 → 4
GM:カッチカチ
夜刀月彰:こちらは素食らい!罪1点を使ってかりそめの死から…復活!
system:[ 夜刀月彰 ] 罪 : 1 → 0
アイウェン・ブリーナ:こちらもFP0になるので罪1点使用し復活!
system:[ 夜刀月彰 ] FP : 34 → 12
system:[ アイウェン・ブリーナ ] FP : 19 → 15
GM:OK、演出へ
日影舘正辰:「命の数、と言ったな騎士気取り」
日影舘正辰:胸元から流れる血は止まらない。否、さらに勢いを増して噴き出している
日影舘正辰:「ならば、この一発でお前の命をもらい補うか!!」
日影舘正辰:左手が傷口をなぞり、付着した血液を振り払うように大きく振る
日影舘正辰:──それは、一瞬にして巨大な血の薄刃を作り上げ。戦場全てを薙ぎ払う!
夜刀月彰:──騎士気取り。その通りだ。結局のところ、騎士とは名ばかりの狩人の一族。それが自分だ。
夜刀月彰:「──それは、駄目だ。ああ、俺は確かに、誰かを守れる者ではないんだろう」
夜刀月彰:「だけど──いや、だからこそ。俺は、俺たちは──」
夜刀月彰:「──生きる。生きて、闘って──在るべき場所に還る」
夜刀月彰:──身勝手なエゴを薪として。人ならざる魔の力を燃やす。
夜刀月彰:「それが半魔だ。──半端者の力を、なめるなよ」
夜刀月彰:血を流し、しかし命を手放すことなく。笑って見せる。
マリベル:「……」この身の届かぬ先で、しかし立ち上がる少年の姿を一瞬、センサーで捉え。
マリベル:「……当機は当機の成せることを。失礼いたします」
マリベル:メタリカの前に躍り出て、
マリベル:「電磁フィールド、防性展開――」両の腕をがちんと打ち鳴らし、襲い来る一撃の前に立ちはだかる。
マリベル:ばりばりと大気を焼く音をさせながら、防御圏を広げ、己と背にするものを護る!
GM:迫る血の刃が、自動人形の眼前で弾けて蒸発する!
メタリカ・ロンダー:「……助かったわマリベルさん。本当に良い従者ね、貴方」
メタリカ・ロンダー:血を這う血液を操りながら戦うが故、反応が遅れたが、マリベルの行いより無傷!
マリベル:「恐れ入ります」
メタリカ・ロンダー:「……貴方が真に仕える従者が無くなった時……私のところに来てもいいわよ?」
マリベル:「当機の長い運用(じんせい)の就職先のひとつとして、メモリに残させていただきます」口元を微笑みの形に。
アイウェン・ブリーナ:目の前に迫る血の刃。それをただ一人、動けないわが身で受けるだけなら造作もないことだろう。
アイウェン・ブリーナ:しかし今後ろには悠木が、小唄が、香澄がいる。同僚が全力で職務を全うしている。
アイウェン・ブリーナ:「……氷陣」
アイウェン・ブリーナ:自らの血液。力によってではなく、傷によってとめどなく流れ出るそれを、自らの支配下から離れる前に
アイウェン・ブリーナ:まとめ上げる。このような使い方はしたことがないが、それでも。
アイウェン・ブリーナ:「……マリベル、先ほどの。参考にさせて、いただきます」
アイウェン・ブリーナ:鉄壁というにはあまりにも儚い、紅い氷の壁を張る。

アイウェン・ブリーナ:当然それはあっさりと砕かれる。それでも
アイウェン・ブリーナ:(……上出来、でしょうか)
アイウェン・ブリーナ:…………
アイウェン・ブリーナ:しかし、薄れゆく意識の中で”それ"は語りかける。
まだ、止まるわけにはいかないと。

アイウェン・ブリーナ:「……そう、でした」
アイウェン・ブリーナ:「私はまだ、死ねません。寝ている場合では、ありませんから」
アイウェン・ブリーナ:吸血鬼としての力か、娘を思う気持ちか。その両方か。
アイウェン・ブリーナ:アイウェン・ブリ―ナは再び立ち上がる
GM:その小さな背に、無理をするなと声をかけることは容易だ
GM:だが君の仲間はそれをしない。彼女が選んだ覚悟を知り、そして共に戦うものであるなら

GM:行動値9、吸血鬼クラードA(赤)のターン
GM:のタイミングですが、イニシアチブからちゃんとやりましょう
夜刀月彰:あ、そしてこちら、先ほどの攻撃へのリアクションでクライマックスの罪ロールを申請!
GM:OK、罪1点!
夜刀月彰:ありがたい!
system:[ 夜刀月彰 ] 罪 : 0 → 1
メタリカ・ロンダー:イニシアチブなんで、《レスキューアシスト》をアイウェンさんに!
system:[ メタリカ・ロンダー ] 人間性 : 4 → 2
メタリカ・ロンダー:再び立ち上がるアイウェンの周囲に、血の溜まりが集まっていく
メタリカ・ロンダー:「……アイウェン・ブリーナ。随分と痛めつけられているようだから、私が手を貸してあげましょう。」 
メタリカ・ロンダー:同じ血族の力。針となって体内に巡る物を同じ血液で引きずり抜く
メタリカ・ロンダー:「ええ、無論これは特別なる処置。本来ならばまずありえない行為。」
メタリカ・ロンダー:「ーーーだとしても。」
メタリカ・ロンダー:「私の芸術が踊る場で、醜い姿は許されない。動け、ドラクールよ。その力を持って、私にその美を魅せよ。」
メタリカ・ロンダー:「輝かしきものとなれる素質がお前にはある。私はそれを守るものだ。ならば、この行いは必然。ネットワークの幹部としてではない。」
メタリカ・ロンダー:「私個人の意思で、それをしたのだ。」
メタリカ・ロンダー:顔は見ない。目も見ない。
メタリカ・ロンダー:ただ、私は前を向く。
メタリカ・ロンダー:美しきものを守ると決めたから。
アイウェン・ブリーナ:IP -《高速再生》(コスト:2):あなたのFPを[【肉体B】+(Lv)D6]点回復し、バッドステータスひとつを回復する。1ラウンドに1回まで使用できる。
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 24 → 22
アイウェン・ブリーナ:1+1D6 (1+1D6) > 1+2[2] > 3
system:[ アイウェン・ブリーナ ] FP : 15 → 18
アイウェン・ブリーナ
アイウェン・ブリーナ:「……メタリカ・ロンダー」
アイウェン・ブリーナ:ゆっくりと、だが確実に身体に力が戻る
アイウェン・ブリーナ:それは吸血鬼としての再生力が戻る事を意味していた
アイウェン・ブリーナ:「この先貴方と私の永い生。死霊課として捕える事となったとしても、これを理由に許しを請わない事を切に願います。ただ」
アイウェン・ブリーナ:こちらも顔は見ない。表情も変えない
アイウェン・ブリーナ:「……ありがとうございます」
アイウェン・ブリーナ:この先二度と、交わる事はないかもしれない。
アイウェン・ブリーナ:それでも、刹那的に生まれた絆は砕けない
メタリカ・ロンダー:あ、エゴ:輝きを守るために戦う、で罪の申請をしてもいいですか!
GM:罪どうぞ
system:[ メタリカ・ロンダー ] 罪 : 1 → 2
メタリカ・ロンダー:ありがとうございます!
GM:改めてクラードAの行動、とはいえシンプルに
GM:ムーブ、マイナーなし、メジャーで《遠隔攻撃:感情》
吸血鬼クラードA:対象は……先ほど攻撃を弾いたマリベルさんへ
吸血鬼クラードA:2d6+8 (2D6+8) > 8[6,2]+8 > 16
吸血鬼クラードA:16といって撃つ
マリベル:ではドッジで、判定直前に《加速装置》。
マリベル:命中判定またはドッジ判定を【技術】+2で判定。
system:[ マリベル ] 人間性 : 19 → 17
system:[ マリベル ] FP : 37 → 33
マリベル:2BB+10%17>=16 加速装置時ドッジ (2BB+10@10#2>=16) > 5[1,4]+10 > 15 > 失敗
マリベル:惜しい、貰います。
吸血鬼クラードB:ダメージ判定前に《支援能力》、ダメージ追加
吸血鬼クラードA:2d6+1d6+8+4 (2D6+1D6+8+4) > 10[5,5]+6[6]+8+4 > 28
吸血鬼クラードA:28点、感情属性
マリベル:出目がごつい。感情のアーマーが10あるので、18点いただきます。
system:[ マリベル ] FP : 33 → 15
吸血鬼クラードA:先ほどの防御を見て脅威と判断したか、一団が動く
吸血鬼クラードA:二つの集団が一斉に手にナイフを突き立てた。流れ出る血液が弾丸となり、機関銃の如くマリベルへと襲い掛かる!
マリベル:「……!」先程の電磁フィールド展開にエネルギーを使いすぎた。再充填は間に合わない。
マリベル:回避も過加熱で覚束ない。
マリベル:マトモにその血の弾丸を食らうが……
マリベル:「当機の身体は鋼。そして、背に守るべき主を負う今、心魂機関は燃え盛っております」
マリベル:主を置いて、従者が伏せっていていいはずがない。立ち続ける!

GM:行動値8組、アイウェンさんのターン!
アイウェン・ブリーナ:ムーブはなし!
アイウェン・ブリーナ:ma -《呪文詠唱》(コスト:2):そのメインプロセスの間、あなたが行う判定の達成値に+2し、「種別:魔法」のアーツの効果に+【感情B】する
アイウェン・ブリーナ:MA -《弾幕魔術》(コスト:3):対象に「種別:魔法」の武器による射撃攻撃を行う。この攻撃の命中判定を【感情】で行い、ダメージに+【感情B】する
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 22 → 17
アイウェン・ブリーナ:効果参照 -《呪圏拡大》(コスト:2):「対象:単体」かつ「種別:魔法」のアーツと同時に使用する。そのアーツを「対象:範囲」に変更する
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 17 → 15
アイウェン・ブリーナ:対象は日影舘とその配下全員
アイウェン・ブリーナ:2BB+8+2%15 (2BB+10@10#2) > 8[2,6]+10 > 18
GM:各々ドッジ!
日影舘正辰:2d6+5>=18 (2D6+5>=18) > 10[6,4]+5 > 15 > 失敗
吸血鬼クラードA:2d6+7 (2D6+7) > 12[6,6]+7 > 19
吸血鬼クラードB:2d6+6 (2D6+6) > 8[2,6]+6 > 14
吸血鬼クラードC:2d6+5 (2D6+5) > 5[2,3]+5 > 10
GM:なんか一人だけ弾けたやつがいる……
GM:15、39、14、10。クラードAを除いて命中
アイウェン・ブリーナ:ですが万物の打倒者をつかいましょう>日影舘
アイウェン・ブリーナ:そして始原を砕くもの
GM:OK。ただ、ダメージ前にCが日影舘にカバーリングに入ります
夜刀月彰:では、そこにこちらから罪1点&愛1点で、ダメージ移し替え不可を付与!
system:[ 夜刀月彰 ] 罪 : 1 → 0
system:[ 夜刀月彰 ] 愛 : 5 → 4
マリベル:こちらからもダメージロール直前、愛を切って罪の効果適用、「ダメージ増強」を。
system:[ マリベル ] 愛 : 4 → 3
system:[ マリベル ] 罪 : 2 → 1
アイウェン・ブリーナ:ではDR直前に魔獣の殺意を
system:[ アイウェン・ブリーナ ] 人間性 : 15 → 14
GM:来い!
アイウェン・ブリーナ:9+4+4+4+13+30+1D6+1D6+5D6 (9+4+4+4+13+30+1D6+1D6+5D6) > 9+4+4+4+13+30+2[2]+4[4]+8[3,1,1,1,2] > 78
アイウェン・ブリーナ:A以外に78通し!
GM:ふふふ
system:[ 日影舘正辰 ] FP : -63 → -141
吸血鬼クラードB:死!
吸血鬼クラードC:当然の如く死!
GM:正辰もだいぶ抉られたぞ……
GM:演出どうぞ
アイウェン・ブリーナ:アイウェンの身体にまとう氷が徐々に血の色を帯びる
アイウェン・ブリーナ:傷によるものではなく、体内の魔力の増幅によりにじみ出たそれはあまりにも冷たい
アイウェン・ブリーナ:「――――」
アイウェン・ブリーナ:目は閉じたまま。対象を見る事もしない
夜刀月彰:──自分も、そして敵も。それを見逃すことはしない。
夜刀月彰:取り込んだブルーブラッド。その残滓は、今も僅かながらに己の血に残っている。その僅かな力を──
夜刀月彰:「──持っていけ、アイウェン・ブリーナ……!」
夜刀月彰:僅か一滴。振るった刃から飛ぶそれが、ドラクルの牙城たる氷に触れ、凍結し、砕け散る。
夜刀月彰:──血族。ドラクル。そしてダンピール。吸血鬼たちの血が、この一瞬だけ、合一する。
アイウェン・ブリーナ:夜刀月の血が先導する。主を守らんとする配下の動きに合わせ、弾き飛ばす。
アイウェン・ブリーナ:アイウェンの魔力が極限まで練り上げられる。しかし、それ以上を。
アイウェン・ブリーナ:まだ、私の力だけでは足りないその先へ。奴を滅する力を、あと一歩。
アイウェン・ブリーナ:その刹那。極限の集中に達したアイウェンの耳に唯一届いた音。
アイウェン・ブリーナ:ゴスペルエンジンの駆動音。
アイウェン・ブリーナ:それは何故か心地よく。
アイウェン・ブリーナ:それが、トリガーとなる。
アイウェン・ブリーナ:「――!!」
アイウェン・ブリーナ:カッと見開かれた瞳。それに捉えられた者に対して紅い氷が這う。
アイウェン・ブリーナ:足元が凍り付き、逃げ場のない対象を、数多の紅き氷槍が貫く。
アイウェン・ブリーナ:「……散りなさい」
GM:弾き飛ばされた者たちは幸福だったか。あるいは不幸だったか
GM:一瞬にして貫かれた彼らの肉体は、血液から凍り付き。結果全身を包む
GM:ぱりん、と。あまりに呆気ない音を伴って。吸血鬼達は砕け散り、絶命した
日影舘正辰:「ぐ……凍る、血が、俺の体がッ。動かんッ」
日影舘正辰:「まだ、だ! まだ、俺は──……!」
日影舘正辰:胸元から流れ出す血液が紅の氷膜に覆われて。しかし、立ち続けていた
アイウェン・ブリーナ:「喧しい。次は心の臓まで砕きます」すっと遠くから、しかし確実に日影舘の心臓を指さす

GM:行動値6、マリベルさん!
マリベル:はい!
マリベル:ムーブなし。
マリベル:マイナー。
マリベル:《エネルギーチャージ》。
マリベル:メイン中の攻撃属性を【技術】にし、ダメージに+【技術B】。
system:[ マリベル ] 人間性 : 17 → 15
マリベル:メジャー。
マリベル:「ロケットパンチ」で《ビーストブレイク》。
マリベル:属性:技術、射程:シーンの白兵攻撃。攻撃ダメージに+【最大能力B】。
system:[ マリベル ] 人間性 : 15 → 13
マリベル:対象は日影舘!
マリベル:割り込みなければ命中判定行きます。
GM:こちらなし、よければどうぞ!
マリベル:では命中判定直前に《加速装置》。
マリベル:命中判定またはドッジ判定を【技術】+2で判定。
system:[ マリベル ] 人間性 : 13 → 11
system:[ マリベル ] FP : 15 → 11
マリベル:2BB+10%11 加速装置時命中 (2BB+10@10#2) > 7[1,6]+10 > 17
日影舘正辰:ドッジ!
日影舘正辰:2d6+5>=17 (2D6+5>=17) > 5[1,4]+5 > 10 > 失敗
日影舘正辰:運も尽きたか!
GM:こちらからダメージ前の割り込みはなし
マリベル:ダメージロール直前に《魔獣の殺意》。
マリベル:ダメージロールに+1d6。
system:[ マリベル ] 人間性 : 11 → 10
マリベル:更に罪一点切って「ダメージ増強」!
system:[ マリベル ] 罪 : 1 → 0
メタリカ・ロンダー:ではさらにこっちからも、愛の効果で罪のダメージ増強をマリベルさんに!
system:[ メタリカ・ロンダー ] 愛 : 5 → 4
system:[ メタリカ・ロンダー ] 罪 : 2 → 1
マリベル:ではこれでダメージロール!
マリベル:1d6+1d6+5d6+5d6+8+3+4+4+4+13 ダメージロール(技術) (1D6+1D6+5D6+5D6+8+3+4+4+4+13) > 4[4]+2[2]+21[1,6,6,3,5]+11[2,5,2,1,1]+8+3+4+4+4+13 > 74
アイウェン・ブリーナ:第二変異
戸津川つららとの絆をエゴ化→日影舘を捕える

マリベル:アーマーガード無視、74点。
system:[ 日影舘正辰 ] FP : -141 → -215
日影舘正辰:こいつは派手な一発……
日影舘正辰:FP180。オーバーキル!
日影舘正辰:Dアーツも品切れだ。……首魁を失ったため、戦闘終了!
GM:フィニッシュムーブ、どうぞ
メタリカ・ロンダー:「随分と、消耗が見えるわね日影舘正辰。こちらは未だ無傷よ?」
メタリカ・ロンダー:ちゃぷり、ちゃぷりと自ら撒いた血の池を歩く。
メタリカ・ロンダー:「ーーーけれど、私の芸術を傷つけた罪は大きいわね。払ってもらいましょう。そこなる美しき従者に。」
メタリカ・ロンダー:血河を束ね、マリベルの足元へと集約させる
メタリカ・ロンダー:ずぶ、ぶと
メタリカ・ロンダー:そこから湧き出るは蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛。血吸いを生業とする、異形共。
メタリカ・ロンダー:だが、此度はその形である必要はない。真似てやれ、奴のやり口を。
メタリカ・ロンダー:蜘蛛が、一斉に弾け飛ぶ。
メタリカ・ロンダー:胴が弾け、しかしその鋭く尖った脚は、重力を完全に無視し、マリベルの周囲、空中に留まる。
メタリカ・ロンダー:「ーーーさぁ行け、無垢なる機械従者よ。お前の出番だ。」
メタリカ・ロンダー:「お前の主に、その力を存分に見せつけてやれ。」
メタリカ・ロンダー:……そう、少しだけ振り向いて、小唄を見た
マリベル:「はい。当機の最終決戦奉仕モード。ご覧あれ」
マリベル:仕える主に。共に戦った仲間に。誇るように背をしゃんと伸ばし。
マリベル:ばしゅう、と大きく。肘の先から蒸気が噴き上がる。イヤーカバーとアイセンサーに灯る光が、青から赤へと色を変える。
マリベル:がこんがこん、と音を立て、腕部のロケットブースターが二段三段と展開されていく。
マリベル:胸の前。まるでヒトが祈りを捧げるように、がしりと手を組み。
マリベル:防性電磁フィールドを攻性転用。攻撃用ロケットブースターにエネルギー充填。二つの力を一つにし。
マリベル:堅く硬く、結び合わせる。そこに、
マリベル:「今、当機の心魂(いのち)を載せて」
マリベル:拳先を討つべき敵に向け。
マリベル:「全力の、ご奉仕を」肘から先が切り離され、宙を裂いて飛ぶ。
マリベル:先んじて飛んだメタリカ・ロンダーによる紅の針山が敵の動きを縫い留める。
マリベル:その間に後部で火を噴く推進機によって拳は加速。
マリベル:音の壁すら叩き割り、
マリベル:「ごきげんよう」
マリベル:巨大な弾丸と化した両腕が、吸血鬼の胸を抉り飛ばす!
GM:鋼の一撃。もはや、それを避ける余力はなかった
日影舘正辰:体が浮く。凍り付いた体躯は耐えられるはずもなく
日影舘正辰:「────」
日影舘正辰:見た。忌々しいネットワークの幹部を。血まみれの癖に立ち続ける、ハグレの愚か者を
日影舘正辰:見た。爛と輝く紅い瞳の混じり者の騎士を。血も通わない鉄の絡繰りを
日影舘正辰:その顔が。目が。声が。容易く殺したあの人間の顔を思い出させる
日影舘正辰:「──気にいらない」
日影舘正辰:それが日影舘正辰の最期の言葉。凍り付いた血肉をまき散らして、魔物の命はここに尽きた
GM:首魁が倒れ。残された配下は茫然と立ち尽くし……膝をついた。戦意は最早残っていない
マリベル:ぎゃりり、とウィンチで伸ばした腕を引き戻す。
マリベル:「お掃除、完了――皆様、お疲れさまでした」
夜刀月彰:「……ああ、これで終いだ。……うん、やっぱり──」
夜刀月彰:「──ひとりで戦えても、ひとりでは勝てない。……あなたの言う通りだったな」
夜刀月彰:頼もしい自動人形、美しくも恐ろしい吸血鬼たち。
夜刀月彰:──そして。
夜刀月彰:「……ありがとう」
夜刀月彰:亡き人の大事な家族と、彼女を守ってくれた正義の執行者たちに。短く、感謝の言葉を。
メタリカ・ロンダー:「ふっ……素晴らしい活躍だったわ、貴方達。」
メタリカ・ロンダー:「見定めに狂いはなかった。我が審美眼にずれはなかった。」
メタリカ・ロンダー:広がった血液が、地に吸い込まれていく。終わりを告げる、血族の誇り。立つ鳥はなんとやらと言うだろう。
メタリカ・ロンダー:「ーーー美しさとは、暴力に勝るのよ日影舘正辰。これが、答え。」
メタリカ・ロンダー:答えのない相手に、日傘を差し直した
アイウェン・ブリーナ:「失礼。それは主犯です」メタリカに向かって
アイウェン・ブリーナ:「同胞に思う事はあると思いますが、事後処理が先です」
アイウェン・ブリーナ:「……既に再生もできませんか」日影舘の死体を確認して
アイウェン・ブリーナ:「……」全員に対して手放しで感謝の言葉を述べ、褒めたたえたい気持ちをぐっとこらえつつ、警察の仕事をこなそうとする。
悠木結葵:(素直に言えばいいのに)その様子に何かを考えている刑事が一人
GM:展開されていたアレナも解け、遠くからサイレンの音が響き始める
比良野香澄:「…………」
GM:人ではないものの戦い。恐ろしく、眼をそむけてしまいそうな殺し合い
GM:しかし。四人と、自らを守ろうと戦ってくれた者達を見て。
GM:香澄は立ち上がり。一歩、近づいた

GM:ではクライマックスラストに人間性の回復!
GM:今回みんな安全圏ですが。経験点のために振りましょう
GM:SAは……全員達成!
マリベル:はーい。では人間性最終値10から、残絆4つ、等倍振りで!
マリベル:10+4d6 (10+4D6) > 10+17[2,6,5,4] > 27
マリベル:4点での帰還。
夜刀月彰:は、こちら……人間性8、絆は4つ!愛は残っていますがエゴはこのままで!
夜刀月彰:8+4d6 (8+4D6) > 8+21[5,6,6,4] > 29
メタリカ・ロンダー:最終人間性2、絆4!等倍で振ります!
夜刀月彰:4点で帰還!
メタリカ・ロンダー:2+4d6 (2+4D6) > 2+5[1,2,1,1] > 7
GM:こわ
アイウェン・ブリーナ:こちらも絆4つのまま、人間性14で等倍振り!
アイウェン・ブリーナ:4D6 (4D6) > 14[3,4,4,3] > 14
アイウェン・ブリーナ:と思ったらこっちはすごい期待値
アイウェン・ブリーナ:28!
GM:よかった、みんな帰ってきてくれて


■ED1:メタリカ・ロンダー

GM:深夜。ペルソナ・ネットワーク本拠地、サンシャイン60内の水族館
GM:今回、日影舘家の一件を収めた君をウォーレンは水槽の前で待っていた
ウォーレン・レイク:「……まずはご苦労だった。とんだ喧嘩になったようだが」
メタリカ・ロンダー:「いえいえ、これも予測の範囲内と言えば範囲内ですわウォーレンさん?」
メタリカ・ロンダー:「日影舘に絡みに行くならば、こういう事態になってもおかしくはない。いやむしろなることが必然かしら。」
メタリカ・ロンダー:「ーーーそれを見越して私を送ったのだと、思ったのだけれど。」
メタリカ・ロンダー:血塗れのヒールは既にその痕は残っていない。高らかに音を鳴らしながら、凱旋する。
ウォーレン・レイク:「無傷で戻ったことへの賞賛だとも。メタリカ・ロンダー」
ウォーレン・レイク:「死霊課の“蛮人”のみならず、“騎士”ともうまくやっていたのは。さすがと言うべきか?」
メタリカ・ロンダー:「ええ、そういうところが私の良いところだもの。蔑むだけでは物事は軽やかに進まないからね。」
メタリカ・ロンダー:「それに、あの蛮人はまぁ置いておくにしても、守護騎士君は素晴らしかったわよ?」
メタリカ・ロンダー:「ああーーーうん、思い出しただけでも、あれは勿体ない。」
メタリカ・ロンダー:天を、仰ぐ
メタリカ・ロンダー:あれほどまでに手に入らないからこそ美しい生き方があろうか。あれを芸術と呼ばずなんと呼ぶ?
メタリカ・ロンダー:ほぅ、と、息を吐く。興奮は今すべきではない。心を、平常に戻す
メタリカ・ロンダー:「ええ、ええ。それにとても良い自動人形も会えたし、本当に本当に良い喧嘩だったわ?」
ウォーレン・レイク:笑いをかみ殺す。片手に持っていた封筒を、見せるように顔の横で振り
ウォーレン・レイク:「長老からの謝罪文だ。読んでみるか?」
メタリカ・ロンダー:ーーー
メタリカ・ロンダー:面白そうじゃあないか。自然と口が広がっていく 
メタリカ・ロンダー:「ええ、是非とも。」
メタリカ・ロンダー:ぴっと、二本の指でそれを受け取る
GM:内容は至って丁寧に。そして簡潔。
GM:見た覚えのある文章の羅列。定型文(テンプレート)を積み重ねた、上っ面の謝罪文が綴られている
ウォーレン・レイク:「政治屋の薄ぺらなマニフェストを一字一句熟読する方が有意義な時間だ」
メタリカ・ロンダー:「…………」
メタリカ・ロンダー:「……ふふ、ふふふ。」
メタリカ・ロンダー:自然と笑い声が喉を通っていく
メタリカ・ロンダー:「あの老獪な男らしい、百点満点の解答じゃない。本当……」
メタリカ・ロンダー:封筒に手紙を戻し、横からびりっと
メタリカ・ロンダー:「ーーー反吐が出るほどに、最高な謝罪だわ。」
ウォーレン・レイク:「……身内に大層甘いのは変わりないようだ」
ウォーレン・レイク:「いいや。あるいは……」
ウォーレン・レイク:「気付いていたかもしれんな。あの男が手を染めたことを」言外に示すのは、ネットワーク最大の禁忌を犯したという点
メタリカ・ロンダー:「ああ、そうそう」
メタリカ・ロンダー:思い出したように、ウォーレンを見る 
メタリカ・ロンダー:その瞳は、問いかけの色を帯びている
メタリカ・ロンダー:「今回の件、私は満足したわ。日影舘の馬鹿を一人始末出来たし」
メタリカ・ロンダー:「美しい物に出会う機会も得た。それは貴方に感謝すら覚えるわ」
メタリカ・ロンダー:「ーーーただ、一つだけ気になるのだけれど」
メタリカ・ロンダー:きっと、視線が鋭くなる
メタリカ・ロンダー:「この件……貴方の私怨は含まれては、いないわよね?」
メタリカ・ロンダー:「彼奴から感じ取った気配はーーー貴方の派閥に連なる色を、魅せていたと思うのだけれど?」
メタリカ・ロンダー:「ええ、ええ。怒っているとかそういうわけではないわ。ただ、気になっているだけ。」
メタリカ・ロンダー:あくまでネットワークの幹部として、それを問う
ウォーレン・レイク:「……くく」
ウォーレン・レイク:「私はネットワークを束ねる者だ。私情で動く、血狂いどもの行いなど吐き気がする」
ウォーレン・レイク:「だが、そうだな。簡単な話だ」
ウォーレン・レイク:闇の中、水槽の灯りが強く。顔の半分を照らし
ウォーレン・レイク:歪んだ三日月のような口がひと際強く、浮かぶ
ウォーレン・レイク:「束ねるものであるなら。舐められたままでは終われまい」
メタリカ・ロンダー:「ーーー。」
メタリカ・ロンダー:「流石、私の好敵手というわけね。それは勿論そう。」
メタリカ・ロンダー:「当然の理に、当然のように使われた私がいただけっていうことか。」
メタリカ・ロンダー:「いいわ、ウォーレン。今回は使われておいてあげる。そしてその対価も既に、芸術鑑賞という答えで貰っている。」
メタリカ・ロンダー:「ーーーお互いに、いい結果になったわねぇ、ウォーレン?」 
ウォーレン・レイク:「そうだとも。メタリカ・ロンダー」
ウォーレン・レイク:「吉家老は、この件をネットワークに押し付けのうのうとしているだろうが」
ウォーレン・レイク:「いずれ教えてやるとしよう、誰が次代の支配者であるのか」
ウォーレン・レイク:吸血鬼は水槽を泳ぐ魚の群れに、眼を向けて
ウォーレン・レイク:「それまでは、お前も有意義に泳いでおけ」
メタリカ・ロンダー:その問に、長くもないスカートの裾をわざと摘み頭を垂れる
メタリカ・ロンダー:「ええ、勿論ですわウォーレンさん。貴方だけじゃない、ペルソナ・ネットワークという広大な海を悠々自適に泳ぎ回ってやりますとも。」
メタリカ・ロンダー:「けれど貴方が支配者への歩を進めようとした時ーーー」
メタリカ・ロンダー:ふふふ、と。
メタリカ・ロンダー:其れは企みか、好敵手としての笑みか
メタリカ・ロンダー:「貴方の前に、私が立ちはだからないとは限らない、と覚えておくことね?」
メタリカ・ロンダー:「ただそれは」
メタリカ・ロンダー:「貴方が純然たる野望を持ちうる限りあり得ないであろう話。」
メタリカ・ロンダー:「泥濘とした、澱みの底に気がついたらいた、なんてことには貴方ならばならないでしょうけどーーー」
メタリカ・ロンダー:「気をつけなさいよ?」
メタリカ・ロンダー:ちゃり、と。輝く石を数個。見せびらかすように指に挟む
メタリカ・ロンダー:其れは忠告、警告、布告
メタリカ・ロンダー:海を揺蕩う者だからこそ、どちらにつくかは気分次第ーーー!
GM:輝きを目に入れて。なお大喰らいは笑みを崩さず
GM:ペルソナ・ネットワーク。皿の上で互いを奪い合い喰らおうと暗躍する赤黒い血のスープ。
GM:光さえも飲み込む水面に波紋は、いずれ立つだろう。
GM:それを起こすものは誰か。未だ夜の中、姿は見えない


■ED2:アイウェン・ブリーナ

GM:ひとつの事件を終えても、死霊課としての仕事に終わりはない
GM:しかし本件解決に尽力したアイウェン・ブリーナには、特別休暇が与えられ
悠木結葵:「お疲れさまでした」
GM:バー・ルーナンでこうして打ち上げをしているという次第だ
アイウェン・ブリーナ:「お疲れさまでした。いかがでしたか、結葵にとっては初めての大規模な事件だったかと思いますが」
悠木結葵:「学びというには危険ですが。今後には生かせてゆけそうです」
悠木結葵:「先輩こそ。まだ病院で横になっててもおかしくない傷でしたが、いいんですか」
アイウェン・ブリーナ:「はい、ヴァンパイアですので。しかし……」
アイウェン・ブリーナ:ふと事件の日を、あの激しい戦闘を思い出す。
アイウェン・ブリーナ:メタリカ・ロンダーによる施し。あれがなければ今も病院で横になっているという言葉は現実のものだっただろう。
アイウェン・ブリーナ:「失礼、何でもありません。他の皆とは根本的に再生力が違います」
アイウェン・ブリーナ:手に持った血液パックを一気に飲み干す
悠木結葵:巨大なアイスパフェをスプーンで突きながら、その姿を見て
悠木結葵:フローズンベリーを一口。
悠木結葵:「ひとつ聞いてもいいですか、先輩」
アイウェン・ブリーナ:「……?なんでしょう」
悠木結葵:「ネットワークの力、というものは今回。身を以て知りました」
悠木結葵:「だから、少しわからない。……これは不躾な質問だとも思うのですが」
悠木結葵:「血族から離れたドラクル。それぞれ、理由は人によるでしょうけど」
悠木結葵:「なぜ先輩は死霊課に……一人で立つことを選んだのです」
悠木結葵:ロングスプーンをアイスに突き立て。問いかける
アイウェン・ブリーナ:「……そうですね、何から話せばいいやら」
アイウェン・ブリーナ:「別に私はそんな大層な者ではないのです。ここに来たのも様々なところで迫害されたからであって、逃げに逃げた先がこの池袋だっただけのこと」
アイウェン・ブリーナ:「ですが、守るべき者ができた」
アイウェン・ブリーナ:「自我も薄く、孤独で、ただ逃げるだけだった私に、出来てしまったのです」
悠木結葵:「守るもの……」
アイウェン・ブリーナ:「ヴァンパイアは元来子を産みません。だからこそ退化もないが進化もない。ですが私の目の前に現れた、今にも命の灯が消えそうなニンゲンに、私は手を差し伸べてしまった」
アイウェン・ブリーナ:「なぜ私がその場で洗礼を行ったのかはわかりません。……いや、今ならわかります。孤独が嫌だったのでしょう」
アイウェン・ブリーナ:「それが今の私の娘です」
悠木結葵:「……同僚から、噂程度には聞いていましたが」
悠木結葵:少しだけ驚いたように目を開いて
悠木結葵:「立派ですね。先輩は」
アイウェン・ブリーナ:「いえ、最初に言った通り私は大層な者ではありません。ですが、考えてもみてください」
アイウェン・ブリーナ:「そのままでいれば、人として生まれ人として死んでいた者を私のエゴで醜悪な生き物と形容することすらおこがましい怪物に変えてしまったのです」
アイウェン・ブリーナ:「その者の面倒を最後まで見るのは当然ではないですか」
アイウェン・ブリーナ:「……だから私はこの地であの子が安全に生きていけるよう、死霊課になったのです」
アイウェン・ブリーナ:少し寂しそうな目をして遠くを見る
アイウェン・ブリーナ:「ですが」
アイウェン・ブリーナ:「池袋で生きていく知識は当然あの子の方が上なので、その日から毎日怒られっぱなしでした」
突然空気がゆるみ、少し不満そうな表情で話し始めた

アイウェン・ブリーナ:「私の方が親のはずなのですが……」
悠木結葵:「親も子に学ぶと人間は言いますよ」
悠木結葵:自然の中から生まれる雪の精は、少しばかり形が違うので聞きかじりだが
悠木結葵:「……先輩は、その子に責任を感じることもあるようですが」
悠木結葵:「そこまで気負わずともいいとも思います」
アイウェン・ブリーナ:「むぅ……」
悠木結葵:「ずっと長く生きているところに、若輩の私が言うのも変ですけど」
悠木結葵:「他人は自らを映す。誰かに与えることは、己にもまた与えられるために為すものである」
悠木結葵:「近くの喫茶店の天使の言い分ですが。きっと」
悠木結葵:「先輩の仔も。先輩と出会えたから孤独ではなくなりました」
悠木結葵:「だからお互い様で。支え合えばいいんだと思います」
アイウェン・ブリーナ:「わかりました。いえ、真意はまだ私にはわかりませんが、知っていれば理解するために進めると思います。たとえ進化のないヴァンパイアだとしても」
アイウェン・ブリーナ:「あ、でもみてください」ごそごそと鞄を探る
アイウェン・ブリーナ:「私、最近ようやくスマートフォンの使い方を覚えました。ヴァンパイアでも、進化できます」真顔で見せる
アイウェン・ブリーナ:その画面には娘であろう女性が映っている。
悠木結葵:待ち受け画像を見て。少しだけ、顔を綻ばせる
悠木結葵:「でしたら、アプリの使い方も覚えていきましょうか」
アイウェン・ブリーナ:「あ、あぷり……」
悠木結葵:「まず右上のマークを押して……」
GM:──年の離れた姉妹のような。しかしまったく逆の二人がルーナンの隅で。スマホの画面を真面目に見ている
GM:死霊課の仕事はまだ続く。日々事件は終わらないが、この時ばかりは何も関係なく平和だった
アイウェン・ブリーナ:「結葵、この『いんすとーる』、とは……」


■ED3:マリベル

GM:事件がひとまずの解決を見た。日影舘家は沈黙し、小唄を追うものはもういない
GM:しかし、七大貴族に傷をつけた事実は変わらない。
GM:これ以上は追わない。即座に立ち去り、二度と戻るな──それが彼女に下された、温情とも言える結論だ
小唄:「悪いね、見送りまで」
GM:横須賀の港のはずれ。ネットワークの者が大陸までの運び屋を手配し、君もまた見送りにこの場へいた
マリベル:「いえ。これも従者の務めです」あとほんの少しだけ。まだ、主従の契約は続いているのだから。
GM
小唄:「本当、あたしには過ぎた従者だよ。マリベルは」
小唄:「……あたしが巻いた種は、自分でケリつけなきゃいけなかった」
小唄:「だけど。迷惑ばかりかけちまったし、どう礼をしたもんか」
マリベル:「当機はただ、心(プログラム)に従ったまで。所定の報酬と、なによりも心からの感謝を既にいただきました」
マリベル:「とても、やりがいのあるご奉仕でしたよ」口元を微笑みの形に。
小唄:「敵わんねぇ……」
小唄:苦笑し、離れた場所に留まる船に目をやって
小唄:「なぁマリベル」
小唄:「あんたに、七色の思い出ってやつはあるかい?」
マリベル:「……当機は製造より2年。最初のお家にメイドロボとして仕えて1年、池袋の闇に出て1年」
マリベル:「メモリにはその全てが記録されています」
マリベル:「自我に芽生えるより前、お坊ちゃまに仕えた時間は、今にして思えば平穏で代えがたいものでした」
マリベル:「夜闇に飛び出て、心魂機関を狙う者に追われていたのを守護騎士様に庇っていただいたこともありました」
マリベル:「池袋中が捩じれた絵画になった時のご奉仕も、削除しがたいメモリです」
マリベル:「……はい。当機の記憶は、全て輝いている――そう判断します」
マリベル:「今回、短いながらも仕えるべき主と共にあれたことも、勿論」
小唄:「それはよかった」
小唄:「あたしの記憶は、ほとんど灰色だ」
小唄:「生まれてから吸血鬼になって。色々やってきてね」
小唄:「──だけど。たったひとつ、輝いてる記憶がある」
小唄:胸元に手を当てて。
小唄:「きっと、これからあんたには。もっともっと綺麗なものが増えていく」
小唄:「人でも魔でも関係なく。思い出が増えれば、どんだけ辛かろうがなんとかなるもんだ」
小唄:「それを誰かに汚させないよう、生きていってくれ」
小唄:「長生きしすぎな主から最後の願い」
小唄:ついてきてくれた従者へ手を伸ばす。握手の形
マリベル:手を伸ばし、応じる。堅く握りしめる。眼前の別れを惜しむように。
マリベル:「はい。しかと聞き届けました」
小唄:「……灰色だった、ていうのは少し訂正しないとね」
小唄:「ありがとうマリベル。あんたも、あたしの大事な七色の思い出だ」
小唄:手を離す。ネットワークの者が、急かすように視線を向けているのに気づいて
小唄:「さようなら。どうか茜と山査子の棘が、あんたの道を守りますように」
小唄:旧い祝福と祓いの言葉を告げて、背を向けて歩き出す
マリベル:「これからのあなた様の生活に、彩りがありますように」
マリベル:カーテシーの姿勢をとり、目を伏せて。
マリベル:「……ごきげんよう。我が心の主(マイ・マスター)」
GM:言葉に返るのは、上げられた片手だけ
GM:彼女が乗り込んだクルーザーのエンジンに火が点く。夜闇の中へ、船が進んで
GM:溶けるように消えてゆく。……最後の別れは静かに。そしてまた、君が新たな主を探す日が続いてゆく


■ED4:夜刀月彰

GM:闘いの夜は終わり。日は昇る
GM:ひとつの頼まれごとから始まった吸血鬼達の夜はひと時の決着を迎え、君もまた昼の側へと戻ってゆく
GM:いつもの帰宅の道を歩く。ただ、ひとつ違うのは
比良野香澄:「小唄さん、無事に帰れたかな……」隣を歩く香澄がふと言葉を漏らす
GM:夜の側を知った者が一人、周囲に増えたことだろうか
夜刀月彰:「マリベルが言うには、とても良い顔をしていた、らしい」
夜刀月彰:「……あいつがそう言うのなら、その通りだったんだろう。自動人形は……というより」
夜刀月彰:「マリベルは、人に嘘を吐くような子じゃない。それに──」
夜刀月彰:「血族は、交わした約定を違えることはない。……だから、きっと」
夜刀月彰:ゆっくりと、隣の少女に合わせた歩幅で歩みながら。
夜刀月彰:「──あの人は、今もきっとどこかで生きている」
比良野香澄:「そっか……彰君が言うならそうだね」
GM:あの後、記憶を処理するかという話し合いも行われたが。無理な処置は綻びやすい点と
GM:彼女自身の力がまだ残っていることから。夜の世界を学んでもらい、今後静かに過ごしてもらう。という結論に至っていた
比良野香澄:「吸血鬼か……しかもおじいちゃんが悪い魔物と戦ってたとか」
比良野香澄:「話したら笑われそう」
夜刀月彰:「……そうだな。俺だって、学校にあの格好で行ったら……」
夜刀月彰:「……いや、文化祭ならギリギリいけるか……?去年の写真を見せてもらったけど、俺なんかよりよっぽど派手な格好の奴だっていたぞ……?」
比良野香澄:「張り合ってどうするの。でも、彰君なら人気出そうだね」
比良野香澄:「騎士なんだもの。きっと大人気」
夜刀月彰:「いや。……騎士を名乗っていても、俺はまだまだ未熟だ。今回だって──」
夜刀月彰:「こうして、比良野と無事に戻ってこれたのは。力を貸してくれた人や半魔、それに」
夜刀月彰:「……浩三さんのおかげ、だから」
夜刀月彰:──彼女が自分の力を御することが出来るようになるまで、守護騎士の名において守り抜くと。そんな言葉を、どうにか公的なカタチに仕立て直してくれた、小さな吸血鬼の姿を思い出す。
夜刀月彰:──闇の中で結末を紡いだであろうもう一人の吸血鬼も。主を見送ったであろう自動人形も。何より、過去を生きた皆も。
夜刀月彰:「……うん。魔物なら、何もかもを独りでどうにかしてしまうのだろうけれど」
夜刀月彰:「俺は、半魔。半分は人だから。……人は、独りじゃ生きられないもの、だろう」
比良野香澄:「半魔か……これからは私もだね」
比良野香澄:「おじいちゃんの友達が、色々力の使い方を教えてくれることになってるけど」
比良野香澄:胸ポケットから、赤いブローチを取り出して。傾いてゆく太陽にかざす
比良野香澄:「彰君はこっち側の先輩だし、よかったら色々相談させてね」
夜刀月彰:「もちろん。……けれど、その「先輩」というのはちょっと、俺には荷が重い」
夜刀月彰:「俺はまだまだ未熟だし、浩三さんが使っていたような退魔の技や術にも明るくはない。……だから、うん」
夜刀月彰:ゆっくりと、歩みを遅く。そして止める。
夜刀月彰:「友達、というのはどうだろう。……友達は、互いに高め合うものだと聞いたことがある」
比良野香澄:「そっか。そうだね、それがいい」
比良野香澄:嬉しそうに笑い、足を止めて。
比良野香澄:「……おじいちゃんがたまに言ってた」
比良野香澄:「『世の中ってものはずっと人知れず、戦ってる誰かがいるから成り立つ』」
比良野香澄:「『立ち向かってる人がいたら、香澄はちょっとでも力を貸してやれ』」
比良野香澄:「『それだけでも。そいつにとっては百人力だ』って」
比良野香澄:「その時は、裏方で働いてる人のことを言ってるんだと思ってたけど」
比良野香澄:「きっと。彰君達のことを言ってたのかもね」
比良野香澄:「ありがとう。何も知らない私達を、守ってくれていて」
夜刀月彰:「──別に、感謝されたくて戦っているわけじゃあない。けれど……」
夜刀月彰:「……以前、浩三さんに言われたよ。たまには昼間の世界も覗いてみろ、って」
夜刀月彰:──守護騎士の務めは闇の中。その時は、覚えておきます、とだけ返事をしたのだけれど。
夜刀月彰:「……うん、そうか。俺の守りたかったものは、ずっとそこにあったのか」
夜刀月彰:──やれることはこれからも変わらない。闇を狩り、人の世を守り、そしていつか死ぬ。
夜刀月彰:──でも。
夜刀月彰:「……浩三さんみたいにやれるかは、分からないけれど」
夜刀月彰:「精一杯、生きてみるよ。少なくともここにひとり──」
夜刀月彰:「この時代の池袋に、守護騎士がいたことを知る人が、いてくれるから」
夜刀月彰:──人知れず戦うことに、悔いも恐れもない。しかし、それとはまた別に。
夜刀月彰:誰かが自分の、自分たちの戦いを知り、見守ってくれる。そのことに安堵し、喜びを感じるのは、紛れもなく。
夜刀月彰:人の絆が半魔にもたらす力、その源なのだと。
夜刀月彰:(──ひとつ、あなたからの宿題に、答えを返せただろうか。)
夜刀月彰:隣に立つ少女と、その向こう側にいる誰かに。
夜刀月彰:ぎこちない、不器用な、そして柔らかな笑みを──


■ED5

GM:それは愛か、恋か。否と答える
GM:友情だろうか。半分は合っている、だがそのものとも言い難い
GM:言うなれば、ほんのわずかに交差した時の。小さな繋がり
GM:相手にとっては日々の繰り返しの中、告げた言葉に過ぎない
GM:特別ではない行いと言葉。
GM:小さなひとつが運命を変える。人も魔も、変わらない
GM:灰色の世界はこれからも続く。しかし胸に抱えた輝きと、包む燈火の暖かさがある
GM:それでいい。それだけでいい。続いてゆく10年、100年があろうと
GM:たいせつなものは変わらない
小唄:「さよならだ、浩三」
GM:別れの言葉はそれだけで。女は二度と、表舞台に上がらなかった


 ビーストバインド トリニティ
「虹色幻影・幻燈心覚」
 END



GM:全行程終了。セッションを終了します。
GM:お疲れさまでした!
アイウェン・ブリーナ:お疲れ様でしたあああああああ
マリベル:お疲れさまでした!
メタリカ・ロンダー:お疲れ様でしたー!
夜刀月彰:お疲れ様、でしたー!!
GM:皆さん、お付き合いいただきありがとうございました
マリベル:こちらこそ、楽しい時間をどうもありがとうございました
夜刀月彰:ヤー、とても楽しく遊ばせていただきました…!
アイウェン・ブリーナ:めちゃくちゃ良かったです。ありがとうございました!
メタリカ・ロンダー:大変楽しかったです。ありがとうございました。
GM:では経験点発行です
GM:諸々込みしてまず5点
GM:ドミニオンアーツが
GM:《世界律:神速》、《世界律:絶望》、《世界律:超越》、《世界律:崩壊》、《世界律:不変》、《資産:帰還門》
GM:SA達成で1点、これに各自人間性の点を加えて
GM:メタリカさんが17点、他の三人が16点!
夜刀月彰:頂きます……!
マリベル:いただきます。
メタリカ・ロンダー:ありがとうございます、頂きます。
アイウェン・ブリーナ:ありがとうございますー
GM:GMが21点頂きます
GM:アフタープレイ処理も終わり。無事に終えられてよかったです
夜刀月彰:やはりBBTでしか得られない栄養がある……。