死者は還らず、ゆえに人は死者を悼む
亡き者との絆に縋り、己を人の身に留める者すらいるだろう。
だが、失い続けることに耐えられるほど、人の心は強くはない。
溜り続ける澱が魂の許容量を超えたとき、人は化物になる。
そう、キミもいずれは必ず──。
ダブルクロス The 3rd Edition
『リバイバル・メモリーズ』
ダブルクロス。
それは、裏切りを意味する言葉。
GM:では順番に、シートのurlとハンドアウトを張っていきますので
GM:各自自己紹介をお願いします!
PC1:片桐 葉
シナリオロイス:折口咲良(おりぐち・さくら)
(27歳、女性、夏祭りで出会った未亡人)
七原鹿島神社で行われる夏祭りに出かけたキミは、下駄の鼻緒を切らせて困り果てている女性を助けた。
まるで喪服のように真っ黒な浴衣を着た彼女は、実際、半年前に夫を亡くしたばかりなのだという。
穏やかに笑みを浮かべ、丁寧に礼を述べる彼女に、キミはどろりとした、言い様のない不安を感じた。
片桐葉:ガタキリバ!
片桐葉:PC1、片桐葉(かたぎり・よう)です。増えます。
片桐葉:普通のシュール系女子高生です。多分。
GM:普通の、シュール。
片桐葉:なんか昔観光バス一個分くらいのRな事件に巻き込まれて生き残った的なアレがあったりします。
片桐葉:なかったりするかもしれません。
片桐葉:特技は増えることです。
片桐葉:今回は最大3人まで増えます。
片桐葉:HP70の従者でカバーすればとりあえずしばらく死なへんやろという甘い見積もりをしています。人生舐め舐めです。
GM:なにそれこわい。(GM的に)
片桐葉:普通のシュール系美少女ですが、割と人助けには人一倍の関心があり、お助け妖精を自称して人助けをしては遅刻する日常を送っています。
片桐葉:ふらふら危なっかしいことに首を突っ込みますが、死なないので大丈夫大丈夫。
片桐葉:なにやら顔色の悪そうな未亡人とお知り合いになるということですが、大丈夫大丈夫。
片桐葉:まあそういった感じで、よろしくおねがいします。
GM:はい、よろしくお願いします!大丈夫大丈夫。(まほうのことば)
GM:では次!
PC2:神楽 樹
シナリオロイス:"竈の王(マゲイロス)” 春日真津人(かすが・まつひと)
(36歳、男性、FH"フィースト"セルリーダー)
世界をヒトの手に取り戻す。そう嘯く"マゲイロス"と、キミは幾度か見えたことがある。
本人の思想がどれだけ崇高であろうと、彼が打倒すべき”化物”のひとりであることに変わりはない。
その彼が、市内の神社周辺で活動しているという情報を得た君は、賑やかな祭囃子へと向かった。
神楽 樹:「第六支部所属、神楽樹。よろしく」
神楽 樹:大N市UGN・第六支部所属、チルドレン出身エージェントにして賢者の石適合者。しかしこの町は適合者が多すぎる
神楽 樹:体が石に侵食され、余命宣告を受けながらも前線メンバーとして戦い続けています。
神楽 樹:生きることは諦めない。だが終わる可能性は付きまとう。やるべきことを刻んで歩むのみだ。
神楽 樹:構成は単純なアタッカー。とにかく単体にパンチだ
神楽 樹:今回FPAを捨て、身を削りながら火力を上げて装甲貫通で殴るようになったのである意味悪化しました。寿命が削れる。
GM:パリーンが近づく。
神楽 樹:チルドレン年長の20歳で既婚者。たまに無意識に惚気て周囲を焼いてるらしい。
神楽 樹:今回は第六の宿敵がおりますので目標は一発。宜しくお願いします
GM:はーい、よろしくお願いします!
GM:続いて!
PC3:
一条 凛太 &
津島 秋
シナリオロイス:"リトル・ミストレス"春日雪(かすが・ゆき)
(11歳、女性、N市第9支部副支部長)
キミたちは支部本来の業務の傍ら、七原鹿島神社の夏祭りを手伝うことになった。
そして当日、自由時間に少しでも祭りを楽しもうとしていたところ、第12支部の職員からひとりの少女を紹介される。
第9支部の副支部長であるというその少女は、個人的な「お願い」をしに来たのだというが…?
GM:PC3枠はお二人ですので、一条くん、秋ちゃん、の順で自己紹介をお願いします。
津島秋:はぁいっ。御先にね、お兄ちゃん
一条凛太:仕方ねェな!
一条凛太:12地区所属、UGNエージェントの一条凛太!
一条凛太:若干18歳にしてエージェント。普段は放蕩支部長のサボった事務仕事をこなしている生真面目苦労性ギザ歯モジャ毛男です
一条凛太:遺産に適合したので悲しみの感情が極端にすり減りました。そのために人と寄り添うのはいけないと想っていました
一条凛太:が、最近は…?
GM:ほう…(台形)
一条凛太:性能は素手白兵!氷の茨による二段階発勁が敵を穿つ!復活狩りを得意とします
一条凛太:棺もあるのでアタッカーとしてのバランスは高い!ご期待下さい
GM:ご期待(殺意)
一条凛太:成長によりフェイタルヒットまで覚えて初段の火力不足が中和されました
一条凛太:ブチ飛ばします
一条凛太:マスターキラーになるかと想ったがそんなことはなかったり支部に心配な人間がいたりロリ支部長からの以来だったり
一条凛太:タスク山積みだけど頑張るぜ!よろしくお願いします!
GM:はい!いつも事務仕事ありがとうございます!支部長がちゃんと仕事しろというクレームは受け付けませんので。
GM:では次、秋ちゃん!
津島秋:はーいっ
津島秋:「ではでは皆さまお久し振り、それとも初めてかな?津島秋だよー」
津島秋:12支部に嘗て保護され、そこからイリーガルとしてほぼ専属になっている高校生。
津島秋:その正体は、嘗て4年前に壊滅した”飛天”セルにて生産された量産体シリーズの一体。
津島秋:だいたい特攻して一回ぶち殺す×数量で殺すというコンセプトだ。
津島秋:そして、そう言う身の上なので。
津島秋:なんと寿命が今年のクリスマスあたりになりました。
GM:早ッ
津島秋:ホワイトクリスマスにキラキラシュイーンします(伸びないと
津島秋:まあ本人は寿命が短くても、明るく元気に世界を楽しんでまっすぐに生きる明るい女子なので。
津島秋:まあそういうフラグがあるだけだ!気にしないでよいぞ。
津島秋:データは、実験体による高行動値と、それを生かしての範囲型にシフト。
津島秋:それで、ダメージが通ればR中ダメージ+2dのコンビネーターを搭載しており、大分援護力が増したかな。
津島秋:そう言う子なので、まあみんなどうかよろしくね!
GM:明るく不穏な自己紹介ありがとうございます!
GM:では、皆さまの自己紹介も頂きましたので、進めていきます!
GM:早速OPから!PC番号順に参ります。
<OP01:片桐 葉>
<登場:不可>
GM:侵蝕の上昇をお願いします。
片桐葉:おっと
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:45->47)
GM:暑さもピークを迎えつつある夏の某日。キミは、何日かに渡って開催されるという七原鹿島神社の夏祭り、その初日に足を運びました。
GM:時刻はやや早く、夕方。出店の準備は進んでいますが、参拝客はまばらです。
GM:その参拝客たちも、大部分は家族連れであったり、恋人同士と見受けられる男女であったり。
GM:つまるところ、ひとりで来ている人はごく少数のように思えます。
片桐葉:りんご飴をかじりながら歩いています。一人で。
片桐葉:さっき迷子のちびっこを親御さんのところに届けたりしたのでしょう。
片桐葉:「やはりこの時間は空いているので、雰囲気だけ浴びるにはちょうどいいという感じですね」
GM:とはいえ、ひとりで歩く人を奇異の視線で見るような空気でもなく。概ね、平穏な雰囲気に満ちた場所で。
折口咲良:「…………はぁ」
GM:キミは、樹の下でため息を吐きつつ立つ、黒い浴衣姿の女性を目にします。
片桐葉:「む、お困りセンサーが」そんなものはないが、迷わずそちらへ、向かう。
折口咲良:「……あら?」
GM:近寄って来るキミに気付き、視線を向けて。
折口咲良:「こんにちわ。いえ、もうこんばんわ、かしら。……あなたも、おひとり?」
GM:そう言って、頬に左手を当てながらふわりと微笑む。その薬指には、きらりと光るもの。
片桐葉:「時期柄、何かしらの幽霊さんとかを憑けていなければ、一人ですね。こんばんは」
折口咲良:「残念ながら、神社ですもの。幽霊がいたとしても、ここまでは来れません」
GM:真顔でキミが告げた言葉に、面白い冗談を聞いたような声色で応える。
片桐葉:「言われてみればそうですね。幽霊になるとその辺が損だな……」真顔で返す。冗談なのか本気なのか。「さて」
片桐葉:「なにかお困りオーラ的なものを感じたのでお近づきになってみたわけですが」
GM:そこで、キミは女性の足元の違和感に気付くでしょう。
片桐葉:「お困りですか?」
折口咲良:「ええ、お察しの通り……慣れない服装などにしたものですから」
片桐葉:「ははあ、なるほど」ちらっと見て。
GM:女性の視線の先。足元の下駄の鼻緒は切れ、色のため目立ちはしないが、浴衣の裾は微かに泥汚れのようなものがある。
片桐葉:「これはお困りですね。せっかくお綺麗なのに」
折口咲良:「あら、ありがとう、お嬢さん。そう言うあなたも……」
折口咲良:「……いえ、ごめんなさいね。初対面の子に、何を言っているのかしら私」
片桐葉:「いえいえ。褒めても名前くらいしか出ませんが、せっかくあったご縁ですので。私の名前は片桐葉、気軽に葉ちゃんとお呼びください」
折口咲良:「では、お言葉に甘えて葉ちゃん、と。……私は、咲良。折口咲良です」
片桐葉:「咲良さん。ふむ、綺麗なお名前ですね」ポケットからすすっとハンカチを取り出す。「とりあえず、拭えるところは拭ってしまいましょう」泥をハンカチで優しく落とす。
折口咲良:「……汚れて、しまいますよ?」
GM:そう言いながらも、キミの厚意を遮ることはありません。
片桐葉:「汚したくないのはお家に飾ってありますので、大丈夫ですよ。大丈夫」
片桐葉:そんな冗談を真顔で言いつつ、ささっと落としていく。
片桐葉:「あとはクリーニング屋さんの仕事ですかね。ふむ」
折口咲良:「あら、それは準備が良いこと。……ええ、ここまでしていただければ」
片桐葉:ポケットから二枚目のハンカチが出てくる。
折口咲良:「……あの、葉ちゃん?それは……」
片桐葉:「このままだと裸足で歩くことになってしまいますね」
折口咲良:「……こちらも、お願いしても?」
片桐葉:「ええ、構いませんよ。それか、アスファルト熱々耐久帰宅レースを私とやるかの二択ですが」
折口咲良:「ふふ、私はともかく、葉ちゃんにそんなことをさせるわけにはいきませんね?」
片桐葉:「私は咲良さんがそっちを選ぶならいいですよ。負けませんし」二枚目のハンカチで下駄を直していく。
片桐葉:「はい、できました。我ながら良い出来栄えです。」
GM:彼女は、キミがハンカチで結んだ鼻緒の具合を確かめるように、足首を軽く回すように動かすと。
折口咲良:「……ありがとう、ございます。人に優しくされたのは、死んだ夫がしてくれた時以来でした」
片桐葉:「ふむ……」服装と指輪でなんとなく察していた。
折口咲良:「……あら、御免なさいね。助けてくれたのに、辛気臭い顔をしてしまって」
GM:もう一度、ふんわりとした微笑みを浮かべてから。
片桐葉:「いえいえ。人にはいろいろあるものですから」
折口咲良:「そう言ってもらえると、気持ちも楽になった気がします。……ええ、それでは」
片桐葉:「それじゃあ」手をパタパタ振る
折口咲良:「本当にありがとう、葉ちゃん。……私、この神社にはたまに来ますから」
折口咲良:「また会えたら、その時は必ずお礼を」
片桐葉:「いえいえ、葉ちゃんの名前を覚えてもらっていれば、それで十分ですよ」
GM:そうキミに告げて、からん、からんと下駄の音を鳴らしながら。その姿は、少しずつ増え始めた参拝客たちの中へ消えてゆく。
GM:その足跡に、そして、裾をぬぐったキミのハンカチに、泥のようなどろりとしたものを残して。
片桐葉:「うーむ……」少し首を傾げる。
GM:幸い、この神社は、UGNの支部も兼ねています。
片桐葉:ハンカチと足跡を交互に見る。
GM:レネゲイドに絡むかどうかはともかく。怪しいものがあるならば、何かしらの協力は得られるでしょう。
片桐葉:「一人では片付かない案件と見ました。さすがの美少女判断力」
片桐葉:ここで赤色の従者+血の絆使っていいですか。
GM:む……はい、OKです!
片桐葉:というわけで増えます!
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+8した(侵蝕:47->55)
GM:美少女が…増えた!
二号ちゃん:「……」
片桐葉:パキッとプチっと増えました。
片桐葉:「とりあえず増えましたけど、増えるくらいでは解決しそうにないので、更に力を求めに行くべき……なるほど、二号ちゃんは言うことが違いますね」
片桐葉:「困った時の神頼みならぬ支部頼みです。いい感じになんとかしてもらいましょう」支部の方へ行きます。
GM:では、キミは賑わいを増しつつある方向に背を向けて、どこかひっそりとした感のある支部…社務所へと向かいました。
GM:(といった辺りで切ってよろしいでしょうか!)
片桐葉:(はい!)
二号ちゃん:(はい!)
GM:ではシーンエンド!
<OP02:神楽 樹>
<登場:不可>
神楽 樹:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 4[4]+32 → 36
GM:キミがこの街で迎える何度目かの夏が訪れる、その少し前のことです。
GM:UGNと協力関係にある、とあるオーヴァードからの救援要請。それに応えて派遣されたのは、キミを含む数名のオーヴァード。
GM:しかし現場付近で多数の従者に足止めされ、信号が発信された地点に最初に乗り込んだのは、キミひとりだけでした。
GM:そこで、キミが見たのは。
マゲイロス(従者):「遅かったな、UGN……いや、よく間に合ってくれた、と言うべきか」
GM:血で形成された大雑把なヒトガタが、件のオーヴァード……動物を機嫌とする、レネゲイドビーイングを。
GM:その足で、砕く瞬間でした。
神楽 樹:「──」
神楽 樹:右腕が動く。魔眼収束、重力刃の構成は一呼吸。
神楽 樹:結晶の腕が振るわれ。追随する刃が向かうのは、目の前に立つ従者
GM:ぞぶり、と。個体と液体の中間のような手応えと共に、刃は吸い込まれるように、従者を捉えます。
マゲイロス(従者):「今は、君たちと争うつもりはない。……と言っても、これでは聞き入れてはもらえないだろうな」
神楽 樹:「……よく知っているようで」
神楽 樹:所詮は従者。本体に影響を与えることはない。……それでも動いた
神楽 樹:目の前で行われた凶行と。こちらを、己の中にある何かを見るような。その眼の色に
マゲイロス(従者):「君たちとの付き合いも長い。……君のようなモノとの付き合いもな」
GM:ごぼごぼと、液状化しつつある従者が放つ声は、酷く聞き取り辛いものです。
神楽 樹:「……貴方のようなものと、付き合いが長くなったことは。私の不覚」
神楽 樹:「もっと早くに。終わらせておくべきだった」
マゲイロス(従者):「終わらないさ。……化物どもを増やすことも、ヒトの身で頂に至ることも、私には興味がない」
マゲイロス(従者):「だが、この世界はヒトのものだ。ヒトの手に取り戻さねばならん。違うかね」
神楽 樹:純血主義たるこの男が率いる“フィースト”セル。その理念
神楽 樹:「おこがましい」
神楽 樹:「私達は。他をそうだと、裁けるほどのものか」
マゲイロス(従者):「そう断じられるのは悲しいな。……いや、君に理解してもらわずともいい」
GM:いよいよもって、声は半ば以上、ノイズのような音と化しつつあります。
神楽 樹:「そう」
神楽 樹:返答はただ一言。
神楽 樹:この男と。我々は。例えその理が近かろうと
神楽 樹:平行線を越えることはない。
神楽 樹:食い込んだ重力刃を押し込むよう。最後の力を込めて、右腕が動く
マゲイロス(従者):「私は、必ず」
GM:その先、マゲイロスは何と言おうとしたのか。
GM:ばしゃり、と。従者を従者たらしめる何かをキミが砕いた瞬間、人型1体分の血液が床に広がります。
神楽 樹:「……必ずか」
神楽 樹:「私達も。必ず」
神楽 樹:「──止めてやる。何度だろうと。終わるまで」
神楽 樹:獣化が解け。腕にかすかな変質を残した手が、携帯を掴む
神楽 樹:状況の連絡。マゲイロスの存在、対象の死亡、今回は完全に我々の敗北だ
神楽 樹:それでも止まるわけにはいかない。
GM:救難信号を発したレネゲイドビーイングが、暴走し半ばジャーム化しつつあったということをキミたちが知ったのは、それからしばらく後のことです。
GM:偶然なのか、それともマゲイロスはそのことを知っていたのか。或は、裏で動いていたのがマゲイロスなのか。
GM:その真相はいまだ不明ですが、ただ一つ。
GM:奴が再び動いている、という情報が、キミにもたらされたのは、夏も盛りに差し掛かろうと言う頃でした。
神楽 樹:台風が過ぎ。暑苦しいほどに蒼く広がる空の下で
神楽 樹:ひとつの連絡が第六支部の構成員より入る
神楽 樹:「……」
神楽 樹:あの日から。幾度とやつらと相対した。私のみならず、仲間もまた
神楽 樹:「言ったとおりに、諦めるつもりもないか」
神楽 樹:胸元に触れる。返ってくるのは硬質の感触
神楽 樹:「なら。私も違えるつもりはない」
神楽 樹:返信。対応エージェント、神楽樹として
神楽 樹:──何度だろうと。砕くまで
GM:シーンエンド。
<OP03:一条 凛太&津島 秋>
<登場:不可>
津島秋:津島秋の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:33->37)
一条凛太:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+6[6] → 45
GM:N市UGN第12支部こと、七原鹿島神社。その本業は、名前のとおりです。
GM:夏ともなれば、支部の業務とは別に。神社本来の業務も発生します。
GM:すなわち、夏祭りです。
GM:キミたち二人も、冷房がいい加減くたびれた事務所で、諸々の書類仕事を頼まれていたのでした。
津島秋:そして。支部になる前から、この神社に居ついていた津島秋からすれば、今回で4度目になる。
一条凛太:「だーッッッッ!!!!!」
一条凛太:ズガガガガガガ
一条凛太:夏祭りと言えば?
一条凛太:そう、露店!あと花火!
一条凛太:すなわち────
一条凛太:大量の契約書祭りなのである
一条凛太:「軽率に出店を増やすな!!!」
津島秋:「あはは」笑いながらこっちも、冷えた麦茶を持ってきながら、その様子を見詰めて。
津島秋:「大変だねえ」のほほんとした顔で。
一条凛太:のんだくれがよしみで出店する店舗を軽率に増やしたせいで利権がらみの問題などが色々増えたり、そこらへんをこなしている
一条凛太:たまに筋モンの方が絡んでくるので交渉(交渉だよ?)をしたりする必要もあるのだ
津島秋:「……様子見てきて、って言われたから来たけど。やっぱりおかしいよねコレ」
津島秋:「りんちゃーん。りんちゃーん。大丈夫かい~」
一条凛太:「通例通りの店なら既に定型書類全部構築してあるってのに!」
一条凛太:「あの阿呆が!!」
一条凛太:ずばばばばば
津島秋:「落ち着いて~」
一条凛太:「休憩~~~」
一条凛太:どっかと座椅子によっかかる
津島秋:「あっ落ち着いた」
一条凛太:最近、急に気を抜くことを覚えた。
一条凛太:誰かのおかげなんだろうか?誰だろうなあ
津島秋:「うむうむ。よきことよきこと」知らないけどいいことだよねえ。
津島秋:「はい、飲み物とか持ってきたから。飲んでね~」麦茶にその他ソフトドリンク。
一条凛太:「あ゛~~」
一条凛太:麦茶を受け取ってだらだら飲む
津島秋:「お疲れさまだねえ。肩もむ?」
一条凛太:「………」
一条凛太:「頼むわ……」
津島秋:「はーい。……お客さん、凝ってますね~」ほわほわ笑いながら。きみの肩をぎゅむぎゅむもみほぐす。
一条凛太:めちゃくちゃに硬いです
津島秋:「汗も、タオル冷やしてるからそれで拭こうね」冷やしタオルを額に乗っけたり。
一条凛太:「ぶっわ」
一条凛太:大人しく従って顔を拭きましょう
津島秋:えいっえぃっと一回ごとに頑張って力を込めている。
津島秋:筋力はさほどあるわけでもない。
一条凛太:「…もう夏か……」
津島秋:「そうだよ?今がまさにその夏祭りではないか、りんちゃん」
一条凛太:「桜が散って間もねえッてのに」
津島秋:「書類のやり過ぎでカレンダー把握できてる?」
一条凛太:「気候の変動が実感させるんだよ」
津島秋:「うわ、そういう過ぎたことそういうの、おじさんっぽいからやめようよ…」苦笑しつつ。
津島秋:「まあ、最近は梅雨がようやく明けたと思ったら、だからねえ」
一条凛太:「ああ……ホントに、速ェ……」
津島秋:じいじいと。わずかに虫の鳴き声が聞こえる。
津島秋:「そうだねえ」
一条凛太:過ぎていく時間が速く感じるのは、何故だろうか
津島秋:「あと少しで九月で、それからなら三か月でクリスマスだね」
一条凛太:「もう年末かよ……」
津島秋:「あはは。誕生日プレゼントも用意するよ~」
一条凛太:「お前もその頃にゃ誕生日だろ?」
一条凛太:「一方的に用意されんのは虫が好かねェ。俺も用意してやるよ」
津島秋:「そうだねえ。ケーキどこで頼もうかな~」ふにゃふにゃな笑顔。
一条凛太:二人共、きっと分かっている
津島秋:「あはは。消えものでお願いね」
一条凛太:残された時間について。触れなくとも互いに理解している。そのはず
GM:では、そうしてキミたちが、ひと時の休息を味わっていると。
津島秋:それでも、変わらないこの日々を慈しむように。にこやかに普段どおりに笑って。
南瑠香:「一条くん、秋ちゃん、ちょっといい?……あ」
GM:キミたちの顔馴染みのエージェントが、事務所に顔を出して。
一条凛太:「瑠香か……」
津島秋:「あ、南さん。何かあったの~?」そう言いながらまだ頑張って肩をもんでいる。
南瑠香:「……お邪魔しちゃったかな?」
一条凛太:「アア!?」バッと身を起こす
津島秋:「んん?あ、りんちゃんが休憩中なんだよ。それだけ」
津島秋:一条君が休んでるのがきっと気になるんだな、と思ってそういう。
南瑠香:「それだけ……それだけかあ。うん。じゃあそれだけ、ってことで」
GM:そんなキミたちの様子を見て、小さく笑った後。
津島秋:「……??」何かおかしいんだろうか…。
一条凛太:急に恥ずかしくなって身を起こしました
津島秋:「わあっ、止めてよ急に動くの」わわっと引きずられそうになって体勢を立て直す。
南瑠香:「ええとね、二人にお客さんなの。こっちの仕事は私たちで引き受けるから、応対をお願いできないかな?」
一条凛太:「引き受けるって」
津島秋:「あら。りんちゃんはともかく、わたしにも?めずらしーね」
津島秋:「南さんなら大丈夫じゃないの?黒瀬さんとかならちょっと不安だけど…」
一条凛太:「…いや、分かった。わかんねェなら置いとけ。俺の判子は許可したッてことで使っていい」
津島秋:「ハンコ使い回しはお役所に捕まると危ない気がする」
一条凛太:「直が戻ってきたら冷蔵庫のゼリーが残ってるのを伝えといてくれ」
南瑠香:「あ、あはは……うん、ごめんね……」
一条凛太:「だからあの飲んだくれのは本人で打ってもらってるんじゃねえか…クッソ面倒臭ェ…」
一条凛太:「とにかく客だろ?行くぞ、秋」
津島秋:「まあ真堂さんだしねえ…。ん」
一条凛太:立ち上がって背中を押すように
GM:そういった流れで、キミたちが支部の応接室(和室)に向かうと。
一条凛太:ネクタイを整えて部屋に入ります
津島秋:「りょーかい、いこっか」こっちも。
津島秋:「失礼しますー」扉で一礼して入室。
春日雪:「こんにちわ。お邪魔しています」
GM:微笑みを浮かべる、小学生くらいの少女が待っていました。
一条凛太:「秋の知り合いか?」
津島秋:「わあ綺麗な子」
GM:あるいは、面識があるか、存在は知っているかもしれません。第9支部で幹部を務める、小学生たちのひとり。
津島秋:「んーっ、っと……」記憶を探り探り。
津島秋:「あ」
津島秋:「第9さんちの副支部長さんな子だよ。確か名前は、」
春日雪:「はい。春日、雪と申します」
春日雪:「どうかお気軽に、雪ちゃん、とお呼びくださいね?」
一条凛太:「第九か。小学生がやってるとこの」
津島秋:「はあい。津島秋です。どうかよろしく、雪ちゃん」早速そう呼ぶ。
一条凛太:「雪な。“焔羅王”一条。よろしく頼むぜ」
一条凛太:名刺を出す。立場は上だ
春日雪:「ご丁寧に、ありがとうございます。ごめんなさい、まだこちらに来て間もないものですから、名刺は……」
春日雪:「……いえ、まずは本題に入るべきでしたね。お忙しい中、お邪魔したんですから」
津島秋:「しょうがないよね、そういうのは。わたしも持ってなくてごめんなさい」
一条凛太:「まぁいい。顔の覚えはいい方だからな」
一条凛太:「秋はいい加減うちの出入りが多いから作っとけ」
津島秋:「おっとご挨拶だけじゃない感じですね。……んー」名刺。名刺かあ。
津島秋:「ま、あとでいいよ。まずは雪ちゃんのお話を聞こう?」
春日雪:「はい。では、こちらをご覧ください」
GM:テーブルの上に広げられるのは、ひとつのFHセル、そしてそのリーダーについての資料。
一条凛太:メモを取り出す
津島秋:姿勢を正して話を聞く体勢に。
春日雪:「”マゲイロス”春日真津人。FH、フィーストセルのリーダーで、生粋の純血主義者」
春日雪:「どこまでも、ヒトとしての在り方に拘る。そんな人です」
津島秋:「あ。あの衛星砲とか派手にやってる人か…」ぼそっと小さく話の邪魔をしないように零す。
一条凛太:メモ書きを走らせる
春日雪:「彼が、この神社…第12支部付近で目撃された、という情報がありました。これについては、第六支部が対応する人員を派遣すると聞いています」
津島秋:「第六辺りによくいるとは聞いたけどこっちに?」ふむ、と顎に手をやる。
一条凛太:「カカッ、第六の派遣人員か。誰が来っかな」
津島秋:「しゅーちゃんならいいなー。合わせやすいから」
春日雪:「やどりちゃんが…支部長が言うには、こういう場合、第9支部に動員がかかることはほぼ無い、とのことです。支部ごとにそれぞれの”色”があるんですね」
一条凛太:訓練場として道場を利用されることが多いので、第六と第十二は面識があるものが多い
一条凛太:「第六はいわば戦闘の初期対応組だ。機動力は随一だよ」
津島秋:「ん、了解です。わざわざお知らせに来ていただいてありがとう」
春日雪:「おそらく、その第六支部の方が、こちらにも顔を出されるのでしょう。ですが、ええ」
一条凛太:「朱華のほうなら、守りは楽でいいが。最近は街にジャームが飛来するから、そっちに駆り出されてるだろ。」
春日雪:「わたしは、”マゲイロス”の姪にあたります。そして」
GM:そこで言葉を切って、白いブラウスのボタンを上からひとつ、ふたつ、みっつと外す。
春日雪:「少しばかり、因縁もあります」
一条凛太:「アア?」
一条凛太:小学生相手にどうとも思わないが、不審な行動なのでちょっと身構え
津島秋:「わ、ちょっ」急な告白とその行動に驚き。
津島秋:「りんちゃんは見ちゃダメ!」一条君の眼を覆います。
一条凛太:「わっ秋…!ンだよ。確認できねェと意味ねェだろ」
津島秋:「いやいや。女の子のそういうとこ見たらダメでしょ」
津島秋:「………いや、興味あるなら止めないけど」
一条凛太:「ハァ!?誰が……」
一条凛太:「いや、失言だった。いいわ。秋、確認しとけ」
春日雪:その小さな胸の中心には、微かに、傷跡らしきものが見てとれます。
春日雪:「優しいんですね、秋さんは。……凛太さんも、わたしは気にしませんよ?」
GM:猫の鳴き声のように笑うその声は、年不相応のものに聞こえます。
津島秋:「ダメだよ雪ちゃん!女の子は身体を大事にしなきゃ!」
津島秋:「簡単になくしたりして、取り戻せないものとかいっぱいあるんだからね」真剣な声。
津島秋:そう言いつつ、こっちが確認しましょう。
春日雪:「……そうですね。ええ、わたしが軽率でした、ごめんなさい」
津島秋:「ん。小さいってことは、まだ知らないってことだからね。これから気を付けるように!」
津島秋:そう言いながら、その傷痕を改め。
津島秋:「……ふむ。その人は、あまり女の子の扱いを知らないひとだね!」
津島秋:「綺麗なのに…まったく」
春日雪:「はい、本当に。わたしがもっと小さい頃から、ずっとそんな人でした」
一条凛太:「どんな感じだ。」
一条凛太:目を覆われたままなのでなんもわからない
津島秋:「刺突かな。……刃、というよりこれは…」
GM:傷自体は深く、それでいて致命傷にはならない、そんな絶妙な傷つけ方であると、秋ちゃんは感じたでしょう。
津島秋:「………ふうん」
津島秋:「きちんと治ることは見越したやり方だね。その場では結構深く思えるけど、きちんと治せるレベル」
一条凛太:「骨で留めたか。普通は波及して肋骨全体まで浸透するもんだが」
一条凛太:「相当な技量じゃねえか、“マゲイロス”。」
津島秋:「わざとそうしてるね、これ」
津島秋:「まったく!気遣いしてるつもりで、結局自分の都合しか考えてないやり口だよまったく」
GM:秋ちゃんのその見立てに、少しだけ嬉しそうにうなずいた後。
春日雪:「ともあれ、第9支部副支部長としてのわたしは、この動きに関わることはできません」
春日雪:「……ですが、市外で管理していた支部の支部長としての資格も、わたしはいまだ有しています。そこで」
春日雪:「一条凛太さん。津島秋さん。支部長としてお二人に、”マゲイロス”の活動への対応について、協力を要請します」
一条凛太:「了解した。」
津島秋:「ん、了解だよ」
津島秋:「わかったよ!きっちり仕事をしてあげる」
津島秋:「雪ちゃんの傷のお礼も、しっかりやらないとね」むんっと意気揚々。
一条凛太:「秋、手をのけろ。メモが取れてねェ」
津島秋:「あっごめん」手を戻す。
春日雪:「ああ、よかった!真堂支部長に相談して正解でした」
GM:深刻そうな口調から一転、朗らかに笑いながら。
一条凛太:「あの阿呆は今どこにいるんだ?セルのトップが動いてンなら手伝えってのによ…」
一条凛太:メモ書きを再開
津島秋:「ん!こっちにお任せあれ、だよ!」こっちもにこりと笑う。
一条凛太:「俺を選んで正解だな」
津島秋:「自信満々だぁ…」
一条凛太:「アンタの姪だからって、俺は欠片も手加減しねェよ。そういう感情は持ち合わせちゃいねェからな」
一条凛太:自虐的に笑いながら
一条凛太:メモを閉じて懐に仕舞う
津島秋:でこぴん。
一条凛太:「ってェ!」
津島秋:「子供の教育に悪いのでそういうことはやめようね?」
津島秋:笑顔の裏で、結構怒っている。
一条凛太:いや、支部長職…と言いたい所だったが
津島秋:「わ、か、る、よ、ね?」
一条凛太:剣幕を感じ取って黙りこんだ
一条凛太:「仕方ねェな…」
津島秋:「よろしい」
春日雪:「……仲がいいんですね。まるで兄妹みたい。いえ、むしろ……」
GM:どこか羨ましそうに、呟くように。
津島秋:「ごめんね雪ちゃん!お目汚しで」たはは、と恥ずかしそうに笑って。
春日雪:「いえ、お邪魔したのはわたしの方ですから。……それとも、現在進行形でお邪魔虫ですか?」
津島秋:「?」
津島秋:全然わかっていない顔で、首を傾げる。
津島秋:「…ぜんぜん?雪ちゃんに会えて、よかったよ?」
春日雪:「……凛太さん」
春日雪:「がんばって、くださいね?」
津島秋:「そうでしょ、りんちゃん」
一条凛太:「ア?」
一条凛太:「あー……」
一条凛太:「まァ上手くやらァ」
津島秋:「何を上手くやるんだろう…?」首を傾げる。
一条凛太:曖昧な返事をして、「茶でもしばいていきな」と
一条凛太:そそくさと席を後にします
津島秋:──過る疑問。聞こえたつぶやき。
津島秋:「──うん。じゃあ、雪ちゃん。夏祭り、楽しんでね。りんちゃんも苦労したし、わたしも巫女さんやるから」
津島秋:それに、そっと蓋をして。
津島秋:こちらも、続いて外へ。
GM:では、シーンエンド。
GM:各OPが終了したので、ロイス取得のみ可能です!
津島秋:ロイスとるか~~。一条くんと雪ちゃんに…
津島秋:綺麗な子/春日雪/〇好感/しっかりしてそう で。
津島秋:一条君は取ってたのでなしだなぁ~
GM:既に相互ロイス関係…!
一条凛太:じゃあ私も秋ちゃんに…って固定ロイスだったぁ~
一条凛太:支部長/春日雪/連帯感○/猜疑心/ロイス
神楽 樹:シナリオのマゲイロスへ「〇仇敵/脅威」
片桐葉:お困り/折口咲良/尽力○/不安感/ロイスで取ります
<ミドル1>
<シーンPC:片桐 葉>
<全員登場>
GM:侵蝕の上昇をお願いします。
津島秋:津島秋の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:37->47)
神楽 樹:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 10[10]+36 → 46
津島秋:うぎゃーっ
一条凛太:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+3[3] → 48
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:55->65)
片桐葉:ダイスが増えたぜ
津島秋:女性陣…???
GM:きみたち…。
片桐葉:お祭りですからね
GM:時刻は夜に近い夕刻。祭りの運営に携わる職員が多いのか、支部の建物(兼社務所)に、人の気配は薄い。
GM:とはいえ灯りが灯っていないわけではなく、呼び鈴を押せば、誰かは応対してくれる…かも、しれません。
片桐葉:社務所の前に立つ。
二号ちゃん:呼び鈴を押す。
片桐葉:「たのもう」
一条凛太:「誰だァ…こんな時間に」
一条凛太:ガラガラと扉が開き、高身長猫背ギザ歯の細いスーツ男が出てくる
片桐葉:「お祭り中に失礼しますが、少々お困りごとを持ってきました」
一条凛太:「へェ。」
片桐葉:「ひとりでもふたりでもお巡りさんでも解決できなそうな類のものですので」
一条凛太:「生憎うちは神社でな。警察でどうこうできねェモンを対応出来るとは思えねえンだが」
二号ちゃん:泥のようなものを拭ったハンカチを差し出す。
一条凛太:受け取りましょう
一条凛太:懐からペンライトを取り出して照らしてみる
一条凛太:「ンだこりゃ」
片桐葉:「未亡人の浴衣の裾についていた泥です」
一条凛太:「未亡人って詳細はいるのか?」
一条凛太:「質感は見た事無い類だが…」
片桐葉:「そのほうがいろいろお得かと」
一条凛太:「何がだ」
片桐葉:「何がでしょう。よくわかりませんけど、なんとなく」適当!
片桐葉:「ただ、それと同じものが足跡として続いてたのは見ました」
GM:では、そんなやり取りをしていると。
一条凛太:「アー、分かった。要するにその手かお前」
一条凛太:「いや、“お前ら”」
片桐葉:「察していただけましたか」
黒瀬直:「本殿の準備は終わったぞ。次は……うん?」
二号ちゃん:ピースしている。
一条凛太:所作を見てなんとなく把握する。妙に非人間的な様子だ
一条凛太:「直」
GM:巫女服を着て眼帯を付けた女性が、箒やらを抱えて現れる。
黒瀬直:「君は……”バーレスク・シアター”か。何かうちに用が?」
GM:※黒瀬さんは(仮想敵として)市内のほぼすべてのオーヴァードのことを知っています。
一条凛太:「ンだよ、オーヴァードなら話が速ェじゃねえの」
片桐葉:「ごはんを集るには早いので、事件を持ち込んできたことがわかっていただけると思います」
一条凛太:「要するにこのハンカチからして、その手の案件だと思ったんだろ?」
片桐葉:「そうですね。あと、なにやら件の未亡人は思い詰め詰めな様子だったので」
一条凛太:「俺は“焔羅王”一条。丁度いいタイミングだ。俺が出る」
一条凛太:「お前、名前は」
片桐葉:「はっ、自己紹介を忘れるとは、葉ちゃん一生の不覚。片桐葉と言います。葉ちゃんと気軽に呼んでください」
片桐葉:「こっちは二号ちゃんです」
二号ちゃん:真顔ピース。
一条凛太:「葉に、二号?」
一条凛太:二号をまじまじと見る
二号ちゃん:こくこくうなずいている。
片桐葉:「わお、距離が近い」
一条凛太:「葉、な。分かったぜ。」
黒瀬直:「従者使いだ、彼女は。……うん、手伝ってやりたいところなんだが」
一条凛太:「直ォ!暫く動く。出来る仕事をしておけよ」
一条凛太:「良いぜ。お前は自分の仕事をしてりゃいい。今回は俺も頼まれた案件がある」
GM:分かった、と素直に頷いて、黒瀬さんはまた何やら荷物を抱えて、祭りの準備へと戻っていきます。
一条凛太:「だが無水鍋はいい。瑠香辺りに頼んでおけよ!聞いてンのか直ーっっ!!」
一条凛太:「ありゃ駄目かもな……」
一条凛太:(従者…そういや、“マゲイロス”の野郎も従者使いッつってたな)
一条凛太:「葉。お前も手伝うか?手数がいるかもしれねェ」
片桐葉:「もとよりそのつもりで来ました」
片桐葉:「お手伝い妖精ですので」
二号ちゃん:ふんす。
一条凛太:「カカカ!神社にゃそぐわねえな」
一条凛太:「頼りにするぜ。祭りの仕込みでどいつもこいつも手一杯だ。報酬はしっかり出してやらァ。」
一条凛太:サメのように笑う
一条凛太:「良い時間だ。メシでも喰いながら打ち合わせにすッか」
一条凛太:「来いよ。お前と大体同年代くらいのヤツもいらァ」
一条凛太:玄関を開けて片桐ちゃん・二号ちゃんを誘導
片桐葉:「なるほど。支部にお世話になるのは意外と初めてですからね。ちょっと楽しみ」
GM:所と時間は少し変わって、七原鹿島神社境内へ続く石段の下。
GM:第六支部から派遣されてくるという人員の案内をするため、秋ちゃんは、ここでその人物を待っていました。
津島秋:ふわりと、風に髪が流れる。
津島秋:「ん……」髪を手で押さえる。さて、誰が来るのだろう。何人かは面識があるし、訓練で動きも知ってる人がいいのだけど。
津島秋:「しゅーちゃんは忙しいみたいだし、誰だろうなあ。河合さんは忙しいだろうし」
津島秋:支部によく帰っていないという、あのひとの顔を思い出しつつ。のんびりと待っている。
津島秋:「……あ!」喜色が籠った声。この距離でも、秋の眼には見える。
神楽 樹:暗がりの中。街灯の作る規則的な丸い光の下に、人の姿が見えた
神楽 樹:白い長髪と、病的と言える色素の薄い肌
津島秋:「…こっち!こっちですよ~!樹さーん!」ぶんぶん手を振っている。
神楽 樹:背を伸ばしてまっすぐに彼女の方へと歩いてくる。──声に視線が噛み合った
神楽 樹:「秋。……わざわざ?」
津島秋:にこにこ笑っている。偶に道場で会う程度だが、中々距離が近い。
津島秋:「そうですそうです。うちに態々来てもらってるんですから、当然ですよ~」
神楽 樹:「暑いから中で待っていればいい」
津島秋:「でも樹さんならそう教えてくれればいいのに…」「って結構セメントな対応されてる!?」
津島秋:「ひどいですよ~。折角ご飯も用意して待ってたのに~」
神楽 樹:「……悪かった」
津島秋:「いえいえ。鬱陶しかったならすみません」
津島秋:「じゃ、社務所ならエアコンも効いてますし、早速案内しますね」
津島秋:とことこと、ゆっくり社務所へ歩き出す。
神楽 樹:「お願い」階段を見上げ。……気付けばここを昇るのも、慣れてきた
津島秋:「あはは。ここの階段、結構キツイですよねえ。おつかれさまです」
神楽 樹:「新人に十二の組手訓練を任せると、階段に文句を言ってる」
津島秋:「あははは。そりゃあキッツいですもんね~」そう言いながら、此方は軽やかな足取りだ。
津島秋:「そうそう、樹さん。最近ちょっと会えてませんでしたけど、次は何時ごろ来られます?」
津島秋:「ひさしぶりに、ちょっとご指南頂きたくて」
神楽 樹:「私でいいなら、次の週末でも」
津島秋:「いや~、よかった。樹さんとだと、すごい練習になるし、」
津島秋:「ちょっと最近、エフェクトも組み直さなきゃな~って思ってまして」
津島秋:にこにこ笑っている。当然、周囲に人がいないことは確認済みだ。
神楽 樹:「……」
津島秋:「出力、上がってきてるんですよ。なので、少し調整したいんです」
津島秋:「…あはは。ちょっと、わたしだけ一方的で話してて、申し訳ないです」
神楽 樹:彼女のこういった物言いは、初めてではない
神楽 樹:組手の際、エフェクト構成の話を出され。そのことで多少話をしていた日もある
神楽 樹:「……気にしないで」
神楽 樹:「私は、あまり喋るのが得意じゃないから」
津島秋:元々、互いに力場を刃として用いる接近戦を行っている。そのことで、津島秋は神楽樹の戦い方を参考にしてきた。
津島秋:「……ありがとうございます」
神楽 樹:「秋が話しやすいなら。私も悪い気はしない」
津島秋:「…でも、樹さんは話しやすいひとだから、聞くのが上手なんですよ、きっと」
津島秋:「えへへ。嬉しいです~」普段通りの笑みに戻る。
神楽 樹:「なら、よかった」
神楽 樹:話すのは得意ではない。本当に
神楽 樹:だから、彼女の物言いに。どう返してやるべきか
神楽 樹:いつも私は口を閉ざすしかない
津島秋:「その分樹さんを占有してるみたいで本当アレなんですけどね!」冗談めかして。
GM:……と、そんなことがあってから少しして。
南瑠香:「さ、みなさんどーぞどーぞ!冷や汁もありますよー!」
GM:冷房が効いた社務所の一室。祭りの準備中にも手軽に摘まめるようにと、皿にずらりと沢山並べられたおにぎりがあります。
津島秋:「おにぎりもしゃけにおかかに、あと渋い塩も用意してあるよ~」
片桐葉:「わあ、本当にごはんが出てきた」おにぎり片手に
津島秋:「海苔はタッパーあるからそこから取ってね!」
一条凛太:「手袋だとノリ付き以外食えねェから助かるぜ」
神楽 樹:「じゃあ、いただきます」
一条凛太:「いただきます」
一条凛太:ハシで器用におにぎりにノリを巻いてから食べ、冷や汁をすする
南瑠香:「私としては、海苔なしの塩むすびに冷や汁をぶっかけるのも……」
GM:などと言いつつ、上品とは言えない食べ方で汁飯を書き込む巫女さん。
片桐葉:「いただきます」もぐもぐ
津島秋:「はい、どうぞ!」こっちは配膳と冷汁を回して。
津島秋:「南さん、それもいいけど器…」まあいいか。
一条凛太:一味を冷や汁にかけて更に食う
津島秋:こちらもいただきます、としゃけと冷汁の茶碗を持って食べ始める。
片桐葉:しゃけおにぎり片手にとりあえず全味コンプしようと考えている。
神楽 樹:渡された椀を受け取って、一口。うまい。家のレシピとは違うので新鮮だ
津島秋:「とはいえ、葉ちゃんがうちに来るなんてねえ」
津島秋:一口一口を小さく、楚々として食べながら。中々目を引く同級生を見る。
片桐葉:「私もびっくりです。秋ちゃんがいたのでびっくりしましたね」
津島秋:「あ、おにぎりいるならこれね」他の味全部を取って配膳します。
神楽 樹:普段なら山盛りご飯になるほど食べるが。さすがに任務中だ、抑えておく
津島秋:「ふふふ、七原鹿島神社の元座敷童と呼んでくれたまえ」
片桐葉:「おお。これはこれは」海苔を巻いて一個ずつ食べる。もぐもぐ。
片桐葉:「巫女さんの服かわいいですね。学校にも着ていきましょうよせっかくですし」
津島秋:「樹さんも、量はありますからいいですよ?」遠慮せずに、と言いつつ。
津島秋:「あはは。さすがにねえ。制服あるじゃん」
一条凛太:「神楽ァ。遠慮すンなよ。任務中は腹減るぞ」
南瑠香:「そうですよー。ささ、麦茶もどうぞどうぞ」
一条凛太:痩せの大食いではないが、かなりの量を既に食べ終えている。一条の消費カロリーは非常に高い
津島秋:「あ、南さんありがとうね」そう言いつつ、ざっと二つ三つ食べ終える。
神楽 樹:「……」二人から言われては、遠慮するのも悪い
GM:自分は早々に食べ終え、人数分のコップに冷たい麦茶を注いで配って回っています。
津島秋:小食、と言うほどではないが。接近戦型として動き回る身としては少なめだ。
神楽 樹:追加のおにぎりをもらい、口へ。塩が強めに利いたひとつが心地よいほど
一条凛太:「うし。腹ァ溜まったろうし、喰いながら任務のまとめをするぞ」
一条凛太:仕事場からまとめておいた資料を持って配る。既に葉ちゃんの盛ってきた案件も書き込み済みだ
津島秋:「はいな」のんびりお茶を皆に配った。
一条凛太:「主体は“マゲイロス”の野郎の対応。追加で、怪しい女の追跡。この2点が今回の案件だ」
津島秋:着席。資料の内容をざっと確認しつつ話を聞く。
一条凛太:「基本的に怪しい現象があれば根っこがつながっている事例が多い。今回も並行して調査をやっていく」
南瑠香:「マゲイロスについては、これまでの動向から、RBないし非人間型のオーヴァードに絡むものと推測されますが……」
南瑠香:「分かっているのはそこまで、とも言えます」
津島秋:「うちの倉狙いとか?」各種の物騒な武装がありそうなあそこを思いつつ。
一条凛太:「確証にするには使えるが、断定するには浅い情報だな。」
神楽 樹:「動いている、という報告があった以上。姿が見られたと思うけれど」
神楽 樹:「その物言いだと。十二ではまだ確認できていないと」
一条凛太:「生憎な」
津島秋:「…うーん。神社が祭りでしたからねえ。りんちゃんとかめっちゃくちゃ忙しそうだったし」
一条凛太:「第九の副支部長が案件持ち込んできたんだよ。」
津島秋:「そこ狙われたかなー。一般人もいっぱいいるから動きづらいし…」
片桐葉:「人が多いとトラブルも多いですからね」
片桐葉:「迷子とか喧嘩とか」
一条凛太:「あすこは支部長が事務特化だ。誤報でかんたんにヘマやらかすとは思えねェ」
津島秋:「お助け妖精の経験に基づいた含蓄ある御言葉だ…」
南瑠香:「葉ちゃんの案件については、ひとまず、証拠品……ハンカチに着いた泥を鑑定に回します」
津島秋:「んー…、前の数打ちのときみたいに他から人手を全面的に回してもらうのも無理だしね今は…」
一条凛太:「そうしてくれ。専門外だ」
津島秋:「お願いします~」
一条凛太:「人間ゴッタ返した状態でコトを起こされたらクソ面倒臭ェ。サッサとあの七三眼鏡を叩き潰す必要がある」
片桐葉:「とっくに踏み消されているかもしれませんが、似た泥の足跡が続いていたことも報告しておきます」資料にはすでに書いてあるだろうが、確認のため
一条凛太:「じゃあ現場を洗いに行くか」
一条凛太:「秋。お前の知覚が要求される場面が来る可能性は高い。頼りにしてるぜ」
津島秋:「やっぱり現場百回だよねえ」まあ知ってた、という顔で。
津島秋:「はいな。頼りにしてね」
一条凛太:「葉。人手がいる時に従者は助かる。聞き込みをメインで動いてもらうぞ」
二号ちゃん:真顔サムズアップ。
一条凛太:「神楽ァ。第六のフォワード年長がナメられたままで終わらせるわけねえよなァ?」悪ノリをする時の悪い笑み
片桐葉:「任せてくださいと二号ちゃんも言っています」
津島秋:「柄が悪い…」
神楽 樹:「……本当、一条は手慣れてる」
神楽 樹:吐息。「言われるまでもない。とだけ」
一条凛太:「秋、第六の支部訓知ってるか?あいつら相当だぜ」
津島秋:「なんだったっけ…」河合支部長の顔を思い出す。
一条凛太:「神楽」
一条凛太:「お前から教えてやれ。丁度いい。」
神楽 樹:物騒すぎて言うと時々引かれる。とはいえ、
神楽 樹:「死ぬまで殺せ。殺せば死ぬ」
津島秋:「わあシンプル。真理ですねえ」ほわっとした笑みを浮かべたまま感心したように。
一条凛太:「ハッハ!良いだろ?無駄がねェ」
片桐葉:「わお」
神楽 樹:これはこれで意味がある。そして、第六の人間であれば。これに続く真意も理解している
一条凛太:「そういうところだ、第六ッてのは。守り手の最先端なんだよ」
津島秋:「あー、機動部隊だから」なるほど、と手をぽんと打つ。
一条凛太:「やってやろうじゃねえか、七三眼鏡野郎。遊んでやるぜ」
一条凛太:凶暴な笑みを作って
一条凛太:またおにぎりを食べ始める
津島秋:「……全くも?」
津島秋:「ごめんなさいね、樹さんに葉ちゃんも」
神楽 樹:「一条の言い方には慣れてる。秋が気にすることじゃない」
津島秋:「んでも、樹さんや第六のみんながあんなに真面目にはっきりしてる理由、ちょっと分かった気がします」
神楽 樹:「そう」
津島秋:「…まあ、お兄ちゃんみたいなものですし。ちょいちょい気にしちゃうんですねー」
津島秋:「樹さん、今回は隣で戦いますけど」にっと笑みを浮かべて。
津島秋:「よろしくおねがいしますね」
片桐葉:「クラスメイトの意外な一面を見た気がする」
神楽 樹:「……本来なら、私達第六が相手をすべき案件だけど」
神楽 樹:「よろしく。秋」
神楽 樹:「……それと。片桐も」
片桐葉:「あ、よろしくおねがいします。葉ちゃんでいいですよ」
GM:シーンエンド
GM:ロイスの設定と、ここから購入が可能です。
津島秋:ロイスは樹さんかな!
津島秋:”先達”/神楽樹/〇尊敬/劣等感 で。
片桐葉:とりあえず一条くんにロイスを取ろう 信頼○/こわい
津島秋:購入は…、うん、応急チャレンジで。
神楽 樹:秋ちゃんに「後輩:幸福感〇/不安」で
津島秋:1dx=>8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 1[1] → 1 → ファンブル
津島秋:マジかww
津島秋:以上で!やったー樹さんに幸福感!
GM:1dだとままあるよ!たぶん!
一条凛太:片桐葉/興味○/胡乱/ロイス
神楽樹/信頼○/猜疑心/ロイス
神楽 樹:ではこちらも応急キットを
一条凛太:ぼであま
神楽 樹:2dx10
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[3,7] → 7
一条凛太:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 8[5,8]+2 → 10
一条凛太:財産2点で購入!
一条凛太:二号ちゃんにあげます
神楽 樹:おーん。財産点1使って購入
一条凛太:というか葉ちゃんがいいか。あげます
片桐葉:わあいもらいます
片桐葉:ワンチャンリアクティブコート
片桐葉:1dx+2=>36
DoubleCross : (1R10+2[10]>=36) → 8[8]+2 → 10 → 失敗
二号ちゃん:同じくワンチャンリアクティブコート
二号ちゃん:4dx=>36
DoubleCross : (4R10[10]>=36) → 10[1,7,9,10]+7[7] → 17 → 失敗
GM:以上かな?
一条凛太:以上です
片桐葉:あ、こちらは以上です!
神楽 樹:以上です
GM:うす、秋ちゃんも完了しているようなので!
GM:ここから先は、簡易シナクラ方式(プライズを積み上げていく方式)での情報開示となります。
GM:シーンPCは、その時点で侵蝕値が一番低いPCとなり、基本、登場は自由です。
GM:(一旦様子見をして、リサーチの出目により追加で登場、も可能)
GM:というわけで…
<ミドル2>
<シーンPC:神楽 樹>
<登場:可能>
GM:侵蝕上昇をお願いします。
津島秋:一しか変わらないし出よう。
津島秋:津島秋の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:47->49)
神楽 樹:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 9[9]+46 → 55
神楽 樹:上がる上がる
GM:では、お二人はお休みとのことですので、リサーチ項目を開示!
情報収集 難易度8
情報:UGN、噂話、知識:レネゲイド、または知覚(知覚の場合財産点の使用不可)
アドヴェント :シーン数6
シナリオフラグ:プライズポイント8
津島秋:コレ固定値取るかダイス取るか悩むな…
GM:ここから数えてミドルが7シーンめ(ミドル8)になった瞬間、強制クライマックスとなります。
津島秋:了解です。
神楽 樹:了解
神楽 樹:こちらはUGNでコネ使って
神楽 樹:4dx10+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 9[1,1,7,9]+2 → 11
津島秋:知覚で。元々財産点なんてものはない。
津島秋:10dx=>8
DoubleCross : (10R10[10]>=8) → 10[1,3,4,5,6,7,7,7,7,10]+9[9] → 19 → 成功
津島秋:一足りねえ!
神楽 樹:惜しい~
GM:流石に10個振れば1つは…回る!
GM:ではプライズは2/8へ。
GM:では、開示されるのは…
■折口咲良について
・市内在住の女性。半年前、不慮の事故で夫を亡くしており、子供はいない。
・オーヴァードである、という情報は無い。
■マゲイロスの動向について
・神社の宝物殿等、重要物品に興味を示したような形跡はない。狙いは別にあると思われる。
GM:以上となります。
津島秋:ほうほう。では知覚でそこらへんやろう。
津島秋:「……んー」ざっと監視カメラや、宝物殿等の近辺を回って確認してきた。
津島秋:「……おっかしいなあ。宝物殿とか狙うなら、ここは絶対に抑えないといけないんだけど」
神楽 樹:「──貴方の感覚で引っかからないなら」
神楽 樹:「それは誤魔化しているのではなく。最初から狙いではない」
津島秋:「…やっぱ、そうなりますかー」
津島秋:「どんな狙いなのか、逆に分かり辛くなったなあ」
神楽 樹:「明確に何かがある場所なら、そっちに目が行くのは人の心理だけど」
神楽 樹:「あれは多分。そういうものに頼ろうとはしない」
津島秋:「……んー。自信家ですねえ、そいつ」
津島秋:「全部、自分でその遠大すぎる夢を叶えられるって思ってるってことですよね」
津島秋:「すっごいな。わたしにはとてもできない」
神楽 樹:それに関しては同意できる。あの男がいかにしてあの思想に辿り着いたのかは知らないが
津島秋:そう語る少女からは、感覚を励起しているためか。わずかに光が零れている。
神楽 樹:「……秋」
津島秋:「あ、どうしました樹さん?」ほわっとした笑み。
神楽 樹:「最近。体は、どう」
神楽 樹:深くは知らないが、聞き及んではいる
津島秋:「…………」
津島秋:「…露骨すぎましたかね」
神楽 樹:「私でも言いたくなるくらいには」
津島秋:「調子はいいですよ。良過ぎるくらいで」
津島秋:「ちょっと、今はまだいけますが…」
津島秋:「あと三か月か四か月くらいで、止められなくなりそうです」
津島秋:そんなことを言いながら、少女の笑みは変わらない。
神楽 樹:「……私が」
神楽 樹:「言えた義理では。ないけれど」
津島秋:「いいんですよ」
津島秋:「わたしは、これが当然だったって。それだけのことで。樹さんは、自分のことを考えましょう?」
神楽 樹:「……それは」
神楽 樹:彼女と私は。先の見えている、いつか途切れる道を進んでいる
津島秋:「結婚、してるんですから。あなたは、貴方自身を幸せにしてほしい」
津島秋:「…へへ。ダメですかね」
津島秋:「………ね、樹さん」静かな声。
津島秋:「……わたし、目も、耳も。良く見えて聴こえるから」
津島秋:「…どうせなら、綺麗なものをみていたいし。それに恥じるような…そんなことは、したくないんです」
津島秋:美しいものを見ている。
津島秋:目の前の、この人もそうだ。
津島秋:「頑張って、頑張って--貴方は貴方でさえなくなりそうなのに。それでも走っているから」
津島秋:「わたしは、貴方のことが好きですよ」透き通るような声。
神楽 樹:「…………」
神楽 樹:その笑顔に。走り続けようとする彼女の声に
神楽 樹:私は自分が。もっと喋れるようであれば
神楽 樹:……何かを返せることができただろうか
神楽 樹:けれども
神楽 樹:伝えられたとして。彼女の言葉は、きっと変わらない
神楽 樹:彼女は走り抜けるだろう。最後まで止まることなく。皮肉なほど美しく
神楽 樹:──貴方が私をそう表すのなら
神楽 樹:──貴方がいる世界もまた、美しいはずなのに
神楽 樹:きっと彼女は、それを否定する
神楽 樹:ああ、まったく
神楽 樹:どうか。彼女を変えられる者が
神楽 樹:その言葉を作って欲しいと。私には、傲慢な願いをすることしかできずにいる
GM:シーンエンド。
GM:秋ちゃんと樹さんは、ロイス設定と購入が可能です!
津島秋:樹さん取ったし…購入かな。また応急買っておこう。樹さんが使うし。
津島秋:1dx=>8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 5[5] → 5 → 失敗
津島秋:かなしい。以上で。
神楽 樹:ひとまず応急キットもういっこ
神楽 樹:2dx10>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 9[2,9] → 9 → 成功
神楽 樹:よし
神楽 樹:うーん。一条君に「〇願い/不安」でロイスを結ぶ
神楽 樹:こちら以上で
GM:はい、では次へ!
<ミドル3>
<シーンPC:一条 凛太>
一条凛太:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+1[1] → 49
GM:登場:可能
津島秋:津島秋の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:49->53)
津島秋:お、いい感じ。
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:65->73)
津島秋:葉ちゃん???
片桐葉:もりもりです
片桐葉:葉ちゃんですよ
神楽 樹:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 2[2]+55 → 57
GM:もりもり上がっている…
GM:では判定は変わらず、情報:UGN、噂話、知識:レネゲイド、または知覚(知覚の場合財産点の使用不可)で。
津島秋:知覚で。
津島秋:10dx=>8
DoubleCross : (10R10[10]>=8) → 8[1,2,2,5,5,6,7,7,8,8] → 8 → 成功
一条凛太:おし、知識で振れるなら知識やっちまおう
一条凛太:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,4,6,9,9] → 9
片桐葉:噂話!
片桐葉:1dx+2
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 9[9]+2 → 11
二号ちゃん:噂話!
二号ちゃん:4dx
神楽 樹:UGNでコネ
神楽 樹:4dx10+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[2,3,9,10]+1[1]+2 → 13
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[4,5,5,8] → 8
GM:2号ちゃんも頑張った!
GM:ではプライズが+2となります。
二号ちゃん:ふんす
GM:それでは、開示されるのは…
■折口咲良について(その2)
・葉のハンカチに付着していた泥からは、人体由来の組織が検出された。足跡からも同様である。
・泥の正体は「なんらかの理由で液状化した人体」であると推測される。
■マゲイロスの動向について(その2)
・以前、面影島事件に端を欲する事件に関与した。(ログ「ハートフルメモリー」を参照)
・その際にアクセスしたUGNのデータベースを、再度閲覧した形跡がある。
・よって、黄泉還り、ないしそれに関わる物事が今回の狙いと思われる。
GM:以上です。
南瑠香:「……来ました、解析結果です」
GM:第四支部から届いたメールを、どこか陰鬱そうな面持ちで読み終えて、プリントアウトしたものを皆さんに配布します。
津島秋:「お、仕事が早い」
片桐葉:「おお、ハンカチも報われますね。あいつはいいやつでした」
津島秋:「えーっと、ふむふむ…?」
神楽 樹:「液状……」
津島秋:「…エグザイル?」
片桐葉:「……ふむ」
一条凛太:「ホラーか。まあ珍しくはねえ」
津島秋:「珍しくないの本当アレだけどね!」
一条凛太:「故人ってことを除きゃあな」
片桐葉:「……咲良さんはとくに泥人間的な生き物ではなかった様子ではありますが」
一条凛太:「別にひん剥いて全身くまなく調べたわけでもなし」
津島秋:「うん。オーヴァードだっていう情報もなかった…まあ、直近で覚醒したりしてたりするかもだしね」
一条凛太:「絶対はねェよ」
津島秋:「んー…それいったら覚醒してない可能性もあるわけだし?」
南瑠香:「それと、こちらは雪ちゃんから。本当は、支部長クラスに取り扱いが限られる情報、らしいですけど……」
片桐葉:「ふむふむ」
GM:追加でもう一枚、所々が黒塗りされた資料が配布されます。
GM:面影島事件、という出来事のレポートのようです。黒塗りされているのは主に、関わった個人名等。
津島秋:「おお。気まで利くなんて将来放っとかれないね」
片桐葉:「いい奥さんになりますね」
津島秋:「もうちょっと自分を大事にしてくれたらそうなると思うよ~」
一条凛太:「えらく旧い資料だな。」
一条凛太:「相当な機密だぜこりゃァ」
津島秋:「”黄泉還り”……」
神楽 樹:「私も噂で聞いたくらい」
南瑠香:「その事件の顛末がどのようなものか、実際、それは今も機密扱いだそうです。ただ……」
一条凛太:「……」
一条凛太:おもむろに秋ちゃんの顔をむにっと潰して
津島秋:「死者の再生のレネゲイドビーイング。転生体とはまたちが、…」そこで頬を潰されて。
津島秋:「にゃにしゅるのさー」
二号ちゃん:あらまー、というジェスチャー。
南瑠香:「街でも何度か噂になった黄泉還り、それはこの事件に端を欲すると……一条くん?」
GM:何をしているのか、と言いたげな顔で、にこりと。
津島秋:「ほかのひゅともいりゅんだよー」
津島秋:そう言いつつ、跳ね除けない。
一条凛太:「ケッ」
一条凛太:パッと話して
一条凛太:「続けな」
津島秋:「うう、けがされてしまった…」よよよ、と泣く演技をしつつ。
片桐葉:「クラスメイトの秘密をまた知ってしまいましたね」
南瑠香:「……はい。ええと、この資料がなぜ簡単に私達に流せたか、というと」
南瑠香:「外部からアクセスされた形跡があったから、だそうです。そして、これにアクセスしたのは」
南瑠香:「マゲイロス、その人であったと」
津島秋:「葉ちゃんはちょっと後で口止めさせてね。…はい、南さん」
津島秋:「………ははあ、なるほど」
神楽 樹:「……」あの男が
一条凛太:「ハッキングも出来るのかあの眼鏡は」
津島秋:「目当てなのは、支部じゃあなくて」
津島秋:「“黄泉還り”の方か」
片桐葉:資料をパラパラとめくっている。
神楽 樹:「“黄泉帰り”なんて拘るようには、見えないけれど」人のまま生きて死ぬ。そう嘯くような男だと
津島秋:「んー…」確かにそうだ。気に入らないなら、普通に潰すだろう。
津島秋:「アレかな、その黄泉還りを何かに使いたいのかな。そういう手口が好きそうだし」
一条凛太:「潰すにしてもアレじゃねえのか?」
一条凛太:「ゴミを一つ一つひろうよか、隅に掃いてからまとめて片付けるだろ」
一条凛太:「そういう算段を付けているのかもしれねェ」
津島秋:「…大量発生してるか、それとも邪魔なの同士でぶつけて二虎競食?いやだなあ」
神楽 樹:「……確かに、以前第六支部が担当したR案件に黄泉帰りのものがあった」
津島秋:「それはどうなったんですか?」
神楽 樹:「中心人物は現在も市内にいる。ただ」
片桐葉:「ただ?」
神楽 樹:「以降、N市内での黄泉帰りと思わしき人物の情報も増えた。これが切っ掛けかはともかく」
津島秋:なるほど、と頷く。
神楽 樹:「あの純血派がそれを見ているのなら。一条のそれも、可能性はある」
二号ちゃん:ふんふん頷いて聞いている。わかっているかはわからない。
南瑠香:「UGNとしては、黄泉還りであってもジャームでないのなら共存し得る……というのが一応の見解ではあります」
南瑠香:「ただ、黄泉還りはそうでないオーヴァードに比べ、ジャーム化しやすい傾向にある。そう主張する研究者も、いるそうです」
一条凛太:「カカカ。戸籍の扱いが面倒そうだよな」
片桐葉:「ふむ。ちょっと生き返っただけでもう一回殺されるのも難儀な話ですね」
津島秋:「…んー、ジャーム化してる可能性もあり、と」
一条凛太:「ジャーム化しやすい“だけ”なら、大差ねェな」
一条凛太:「なっているかなっていないかの話だろ?要するに」
津島秋:「ま、今実際になってるかどうかは分からないですしねえ」
一条凛太:「どっかいった未亡人の足取りを追う。泥と眼鏡の調査は引き続きする。」
一条凛太:「変わらず二律。やっていこうじゃねえの」
津島秋:「はいりょーかい、ってね」
南瑠香:「はい、お願いします。……それと、一条くん?」
GM:にこりと、笑みを浮かべて。
一条凛太:「どうした?」
南瑠香:「さっきみたいなのは駄目、ですよ?もしまた、秋ちゃんに同じことをしたら……」
南瑠香:「私が、一条くんに同じことをしますからね?」
津島秋:「南さん??」
一条凛太:げんなりといった表情
津島秋:変わらない笑顔のはずだがすこしだけ強張ったような。
一条凛太:「そういう趣味はねェよ……」
一条凛太:珍しく従順な態度
津島秋:「まー、りんちゃんも妹にしか見てないでしょーしねー」
一条凛太:「………」
神楽 樹:「……」
一条凛太:「見てろお前……」すごい小声
津島秋:「?」
片桐葉:「ははあ、なるほど」
二号ちゃん:あらあらまー、のジェスチャー。
神楽 樹:「苦労すると思う」葉さんにこっそりと一言
片桐葉:「ええ、強敵ですよこれは」こっそり返す
津島秋:「……みんな、どうしたのさ?」
津島秋:「……へんなの」ぶすっとした顔。
津島秋:──そう。
津島秋:「………そんなの、ぜったいないんだから」
津島秋:自分に言い聞かせるように。そう、小さく零した。
GM:シーンエンド
GM:ロイス設定と購入が可能です!
津島秋:ロイスそうだな…葉ちゃんに取る!
片桐葉:わあい取られ!
一条凛太:ロイス保留、応急手当狙います
一条凛太:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 7[1,7]+2 → 9
一条凛太:成功。もっとこう
一条凛太:以上!
神楽 樹:ロイス保留して。シルバーハンマー狙って
神楽 樹:2dx10
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[1,5] → 5
神楽 樹:失敗して以上
片桐葉:ロイス保留のクリシー狙いを
片桐葉:1dx+2>=25
DoubleCross : (1R10+2[10]>=25) → 4[4]+2 → 6 → 失敗
二号ちゃん:懲りずにクリシー
津島秋:”同級生”/片桐葉/〇かわいい/口止めするからね
二号ちゃん:4dx=>25
DoubleCross : (4R10[10]>=25) → 8[2,3,4,8] → 8 → 失敗
片桐葉:よわい
津島秋:うーんボデマ狙おう。
津島秋:1dx=>12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 10[10]+1[1] → 11 → 失敗
津島秋:財産は…ない…。以上です…
GM:以上、かな!では!
<ミドル4>
<シーンPC:一条 凛太>
<登場:可能>
GM:引き続き、リサーチとなります。
一条凛太:49+1d10
DoubleCross : (49+1D10) → 49+2[2] → 51
一条凛太:えらく落ち着いている
津島秋:津島秋の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:53->62)
津島秋:うげ。
神楽 樹:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 3[3]+55 → 58
GM:ではこれまでと同じく、難易度8で情報:UGN、噂話、知識:レネゲイド、または知覚(知覚の場合財産点の使用不可)
GM:判定となります!
津島秋:知覚で。
津島秋:11dx=>8
DoubleCross : (11R10[10]>=8) → 10[1,1,3,3,4,4,5,7,8,9,10]+1[1] → 11 → 成功
津島秋:うーんやっぱり固定値こそ正義か。
神楽 樹:UGNでコネ
神楽 樹:4dx10+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 7[3,4,6,7]+2 → 9
一条凛太:5dx 知識:レネゲイド
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,5,7,8,10]+7[7] → 17
一条凛太:財産足しましょっか
一条凛太:3点足して20点
GM:ではプライズは+3!
GM:そして情報は…。
プライズポイント6
■折口咲良について(その3)
・夫が死んで4か月ほど経った頃(つまりこの夏の初め頃)から、ひとり分にしては多い量の買い物をしていたようだ。
・その頃から、周囲への振舞いも少し明るくなったらしい。理由を聞かれると、一言「還ってきた」とだけ答えたという。
■マゲイロスの動向について(その3)
・折口咲良と接触していた形跡がある。
GM:以上です。
GM:では、一条くんの手元には、上記のことが記された書面があります。
一条凛太:折口咲良の自宅周辺のゴミなどを調べ、プロファイリングから最近の動向を見出しつつ、書面を確認する
神楽 樹:「書類仕事は慣れたものか」
一条凛太:「事務員じゃねェんだがマジで」
一条凛太:「事件の根っこってのは、大体1本に繋がるもんなんだな」
神楽 樹:「──さっきの一条の予想、概ね間違ってなかった」横から資料を覗いて
一条凛太:「アタリをつけて喋っただけだ。」
神楽 樹:「それができる時点で優秀」
一条凛太:「えらく褒めるな」
神楽 樹:「嫌い?」私の後輩は結構反応がいい
一条凛太:「最近は嫌いじゃねェ」
一条凛太:「アンタだってキャリアのある戦闘員じゃねェか。そういうとこがリーダー貼れる器ってやつか?」
神楽 樹:「……そういう立場には向いてない。所詮、私はフロントメンバーの一人に過ぎない」
一条凛太:「…お前のような会話能力があればいいとも思う」
神楽 樹:「私にそれを言うの」少なくとも私の会話は相手が察してくれるから成り立ってるようなものだ
神楽 樹:「……話下手と言うには。秋は貴方を慕ってる」
一条凛太:「慕ってるなァ」
一条凛太:「あいつは人好きのする距離感ってだけで、俺に対しては時間が長いからじゃねえの?」
一条凛太:…心にも思ってないことを言ってみる
神楽 樹:「……」
神楽 樹:「時間が長い、なら」
神楽 樹:「秋のことも、もう知ってると」
一条凛太:「…やっぱり人と話すのが上手いンじゃねえか」
一条凛太:「アイツはよ。諦めてる」
一条凛太:「精密な言い方じゃねえが、アイツはもう“ここまで”って範囲を自分で定めている」
一条凛太:「“寿命が短いから”・“自分は元々こうだから”。」
一条凛太:「今の状況で自分は充分幸せだと思っている」
一条凛太:「正しいと思うか?」
一条凛太:「なァ。アンタにこういう話しをするのはもしかしたら嫌かもしれねェが」
一条凛太:「俺だって俺なりにアイツをどうにかしてェんだ。」
一条凛太:台形を組んで、目線を合わせずに
一条凛太:とりとめもない話し方で、それでも切実に話しを聞いている
神楽 樹:「……」
神楽 樹:「その生き方を正しいかどうか、定めるのは」
神楽 樹:「きっと、私にはできない」
神楽 樹:「私も先がないと言われている。それでも、いまこうして戦うことを選んだ」
神楽 樹:「それをやるべきだと思ったから」しかし。それを誰もが肯定するのか
神楽 樹:「だけど」
神楽 樹:「秋はどこにもいない。そう振る舞ってる」
神楽 樹:「いなくなることは、いなかったことにはできないのに」
神楽 樹:「それは私には、我慢ならない」
神楽 樹:「そういうことでは。私は一条と同じ気持ちだと、思ってる」
一条凛太:「…“いなくなることは、いなかったことにはできない”」
一条凛太:「俺はよ、“察しろ”とか“常識的に考えろ”って言葉が大嫌いでな」
一条凛太:「そういう、明確にそういう言葉にしてくれるのは、助かる。」
神楽 樹:「私も苦手だから。そうぶつけるしかできない」
神楽 樹:「──一条」
一条凛太:「ああ」
神楽 樹:「あの子が怖い?」
一条凛太:「“怖い”?」
神楽 樹:「……失うことが」
神楽 樹:「近付くことが」
一条凛太:「………」わからない、と言おうとして
神楽 樹:「自分自身の心が。あの子に引っ張られていることが」
一条凛太:「…アア!?」妙にひっくり返った声
神楽 樹:「なに」
一条凛太:「あ、いや……」
一条凛太:「………」何を言い出してもドツボにはまりそうなので黙る
一条凛太:(そうなのか…?いや、どうなんだ…)
一条凛太:久しくしていない困惑
一条凛太:「どうにもアンタには敵わねえ」
神楽 樹:「……ズレたことを言ったなら、悪かった」
神楽 樹:「けど、ひとつだけ」
一条凛太:促す沈黙
神楽 樹:不意に。一条の手袋に覆われた左手を、取る
一条凛太:「アア?」
神楽 樹:いや。掴む、と表現するべきか。力強く
神楽 樹:「一条。貴方が秋を、どうにかしたいと思うなら」
神楽 樹:「手を放さないで」
神楽 樹:「あの子の手を。……そして貴方自身も、決して放さないで」
一条凛太:「………ああ。」
一条凛太:「他でもないアンタが言うなら、信じれるな」
神楽 樹:「……」そっと手を放して
神楽 樹:「話しすぎた。柄じゃない」
一条凛太:「いや、助かったぜ。」
一条凛太:「しかしそんだけ喋るってことは」
一条凛太:言おうとして、
一条凛太:「…いや、無駄だなこいつァ」
一条凛太:“旦那にそれをしてもらったんだろ?”とは言わず
一条凛太:「まずはこの事件、さっさとたたまねえとな」
津島秋:--そこに、控えめなノックの音が。
津島秋:「秋だよ~。ふたりとも、今大丈夫?」変わらない明るい声。
一条凛太:「丁度いいタイミングだな」
神楽 樹:「どうぞ」
一条凛太:「資料まとめが出来た。葉にも持っていってくれ」
津島秋:「ちょっと、葉ちゃんから…って、なんか距離近いねなんか…」
一条凛太:「打ち合わせしていたからな」
津島秋:「……まあいいや。葉ちゃんから、咲良さんの家の場所が分かったって連絡があったんだ」
津島秋:そこは樹さんを信頼している。あの人が他のひとに手を出すなぞ有り得まい。
津島秋:「ふたりとも、今から行けるよね?」
津島秋:二人への信頼がある。この二人なら、動くべき時を逃すようなことはしない。
神楽 樹:「出る用意は済んでる」
一条凛太:「良いぜ。飛ばしていくか」
津島秋:「ん。オッケー、じゃあ行こっか」まるですぐそばに散歩に出るような、気軽な口調で。
一条凛太:「案内は頼むぜ秋」
津島秋:「はあい。まあ葉ちゃんから聞いてるから、マップアプリ通りにね」
GM:では、これでシーンエンド!
GM:登場した3人は、ロイス設定&購入が可能です。
津島秋:んー。ロイスは…ないかな。購入はまたもぼであま。
津島秋:2dx=>12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[5,10]+3[3] → 13 → 成功
津島秋:やったぜ!!
津島秋:樹さんにパスでいいかな?
一条凛太:ごー!
神楽 樹:獣化すると着れなくなるので他の人に
一条凛太:私もぼであま
一条凛太:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 3[1,3]+2 → 5
津島秋:おっと。じゃあ一条君にパスして以上。
一条凛太:押忍
神楽 樹:ロイス保留。シルバーハンマーでも狙って
神楽 樹:2dx>=20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 2[1,2] → 2 → 失敗
神楽 樹:ファンブル寸前~。終了です
一条凛太:ああ、そうそう
一条凛太:津島秋をSロイスに指定します。以上です
津島秋:。。………???
GM:…!
津島秋:んん???
津島秋:ちょ、ちょっと待って
津島秋:マジで
GM:なんできみが一番驚いてるの!?
津島秋:驚くでしょ?!??
津島秋:ま、まあ以上で!!!
GM:はーい!では次!
<ミドル5>
<シーンPC:片桐 葉>
<全員登場>
津島秋:津島秋の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:62->64)
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:73->79)
津島秋:よし、いい感じって葉ちゃーん!!
神楽 樹:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 9[9]+58 → 67
一条凛太:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+6[6] → 57
片桐葉:ボーナスまであと1点……
GM:片桐さんが探し当てたのは、どこにでもあるこじんまりとした、しかし丁寧に手入れがされているであろう一軒家でした。
片桐葉:普通のおうち……
津島秋:「おまたせ、葉ちゃん」探したキミのところへ、二人を案内しつつやってきた。
GM:郵便受けに郵便物が貯まっているようなこともなく、誰かがここで暮らしていることが見て取れます。
片桐葉:「どうもどうも。こちらが咲良さんのお家になります」
津島秋:「…ふーん。普通の、よくある一軒家って感じかな」ざっと周囲も見渡して。
津島秋:「葉ちゃん、御手柄だね。ありがと~」葉ちゃんに明るく笑いながらお礼を言います。
一条凛太:「意外と荒れちゃいねェな」
片桐葉:「ふふん。どんどん褒めてください。褒めると二号ちゃんのアホ毛が伸びます」
二号ちゃん:伸びない。
津島秋:「どこがどうやってそうなるのか…」
一条凛太:「新興宗教かよ」
GM:郵便受けの近くには、門扉に備え付けの呼び鈴とインターフォンがあります。
津島秋:「んー……で、どうしよっか」
一条凛太:「鳴らすぞ」
片桐葉:鳴らします。
津島秋:「ちょっ葉ちゃん!?」
一条凛太:「カカカ。良いぜ葉。話し速いのは嫌いじゃねェ」
一条凛太:「どっちにしろ話聞くことになンだろ。」
片桐葉:「さくさく行きましょう。さくさく」
神楽 樹:「思い切りがいいのは悪くない」
GM:呼び鈴の電子音が響きますが、応答はありません。
津島秋:「えええ…」
GM:何度か押してみても、同じです。
片桐葉:「むむ」
津島秋:応答が無いのに気付くと、表情が切り替わり内部の様子を伺おうとします。
片桐葉:「このまま秒間十六連射してみてもいいのですが」
一条凛太:「普通に迷惑だからやめろ」
一条凛太:「秋。中の様子を感覚出来るか?」
一条凛太:こっちはイージーエフェクト《偏差把握》
一条凛太:中の様子を重力を介して調べます
津島秋:GM、どうでしょうか。
GM:ああ、では中の様子を探りたい人は知覚で!イージーエフェクトを使うならダイス+3して構いません。
神楽 樹:では素振り
片桐葉:「ふむ、こういうときに一般美少女は役に立ちませんね」二号ちゃんに話しかける。
GM:目標は8で。
一条凛太:じゃあ知覚で
一条凛太:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 5[5]+3 → 8
津島秋:11dx=>8
DoubleCross : (11R10[10]>=8) → 9[3,3,6,6,7,8,9,9,9,9,9] → 9 → 成功
一条凛太:成功!
津島秋:あっぶねえ
片桐葉:葉はダイス足りないので
神楽 樹:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[3,7] → 7
神楽 樹:ダメ
二号ちゃん:素振りします
二号ちゃん:4dx=>8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 9[1,2,7,9] → 9 → 成功
片桐葉:さすが二号ちゃん
津島秋:二号ちゃん優秀…
GM:では一条くん、秋ちゃん、二号ちゃんは感じます。
片桐葉:ダイペナでへろへろな美少女とは違う……
GM:呼び鈴に応答はありませんが。確かに、誰かが、中にいる。
二号ちゃん:ぴこんとアホ毛が反応する。
津島秋:「──中に不確定対象あり。突入します?」
一条凛太:体格などは分かりますか?
GM:そうですね。大人の女性、ひとり分です。
一条凛太:「女がいるな。」
片桐葉:「咲良さんでしょうか」
津島秋:「もうひとりはいない、と」
GM:少なくとも、中にいる人間は、その女性だけであると感じるでしょう。
一条凛太:「入ってみるか。全員即座に体勢に入れるように」
神楽 樹:「了解」
津島秋:「了解。葉ちゃんは後ろでね」
神楽 樹:何かあれば《ワーディング》の展開も視野に
片桐葉:「はい。隠れます」二号ちゃんの背中に隠れる。
GM:玄関に鍵はかかっておらず、屋内にはすんなりと入れます。
GM:…では、4人とひとりが玄関に踏み入ると、そこは。
GM:泥のような何かが、あちらこちらに張り付いています。
津島秋:「…これはまた」握った手の中に、いつでも展開できるよう光の粒子を。
片桐葉:「……ハンカチが足りませんね」
一条凛太:「清掃処理班がいるな」
GM:その質感は、片桐さんが見た足跡に近いものです。おそらくは同じものでしょう。そして。
一条凛太:「触るなよ。」
神楽 樹:「……」
片桐葉:手を引っ込める。
津島秋:「…あのひとも大変だろうなあ。了解、じゃあ人がいる所へ」
GM:人の気配は少し先、間取りで言えばリビングの辺りにあります。
津島秋:皆が着いて来てるのを確認して、扉を開けたいですがいいでしょうか。
GM:はい、どうぞ!
津島秋:出は空けます。
GM:扉を開くとそこには、玄関と同じく、どろりとしたものに覆われた床や、家具と。
折口咲良:「……あら?お客様かしら……ごめんなさい、ぼうっとしてて気付かずに……」
GM:その泥のようなものに塗れて微笑む女性がいました。
津島秋:「…………」一瞬表情が消えて、すぐに元に戻す。
神楽 樹:「……こんばんは」
片桐葉:「咲良さん。葉ちゃんです。突然お邪魔します」二号ちゃんの肩越しに話しかけてみる。
折口咲良:「あら、葉ちゃん。そちらは……妹さんかしら?それと、お友達?」
津島秋:「夜分遅くに申し訳ありません」ぺこりと笑顔を浮かべたまま一礼。
GM:にこりと、友人を出迎えるような、柔らかい笑顔を浮かべる。
片桐葉:「そうですね。概ね正解です」
一条凛太:「刺激するから、お前らが中心で喋ってくれ」
二号ちゃん:手を振る。
一条凛太:みんなに小声で
津島秋:「……了解。葉ちゃん、知り合いな貴方にちょっとお願いしちゃうけどよろしく」こちらも小声で。
片桐葉:「任せてください。お助け妖精の本領発揮です」小声で返す。
神楽 樹:無言で了承のサイン。ひとまず葉さんに任せて様子を
片桐葉:「咲良さんと別れたあと、なんと言いますか。どうしても放っておけない雰囲気がぶわわっとですね」
折口咲良:「それじゃあ……遊びに来てくれた、というわけではないのね?残念だわ」
片桐葉:「それはそれで、また来ます」
片桐葉:「その前に、ちょっとお片付けをお手伝いすべきかと思いまして」
片桐葉:ちらりと泥を見る。
片桐葉:「咲良さん、趣味が泥団子作りというわけではなさそうなのでお聞きしますが」
片桐葉:「一体何があったんですか?」
折口咲良:「何もないわ。ただ……ええ、ただ」
折口咲良:「前と同じように、ふたりで暮らしている。それだけよ、葉ちゃん」
GM:近くにある泥を両手で掬い取り、ふぅ、と息を吹きかけながら。微笑む。
片桐葉:「ひと掬いを一人と数えるのは初耳です」
片桐葉:「いや、しかし。なるほど」
片桐葉:「……旦那さんと仲良くやってらっしゃると」
折口咲良:「そうね。……少し前までは、きちんと形を保っていたのだけれど」
折口咲良:「少しずつ、その時間も─」
マゲイロス(従者):「短くなりつつある、ということだ。……そろそろ頃合いだな」
GM:リビングの片隅。泥とは明らかに違う質感の、血のような塊が、床から染み出すように現れて。
GM:聞き取り辛い声を放つ、大雑把なヒトガタを形成します。
一条凛太:「出やがったな眼鏡」
津島秋:す、と。その声が聞こえると同時、葉ちゃんの前に立ち構えを取る。
神楽 樹:「──いつもながら。よく出てくる」
片桐葉:「咲良さん、お知り合いですか。この方」
折口咲良:「はい、知り合ったのはほんの2か月ほど前ですが」
マゲイロス(従者):「私は、少しばかり助言をしたに過ぎない。”これ”は彼女が望んだモノだ」
津島秋:「…純血主義はどうしたのさ、ほんと」ぼそりと言いつつ。手のひらの中の粒子と、身体内部の回路の速度を上げる。
GM:部屋の惨状を見回すような動作をして、マゲイロスは淡々と答えました。
一条凛太:「そうやって自分は装置として振る舞ってる偽善野郎を気に入るのは」
一条凛太:「少なくともこの中にいねェぜ。眼鏡野郎」
片桐葉:「不躾ですが、人間関係のお片付けも必要かもしれませんね。はい」
津島秋:いつでも飛び出せる体勢。いざ戦闘となれば両断し焼却する用意は済んでいる。
マゲイロス(従者):「ああ。概ねいつも、君たちからはそのような評価を受けている。私個人としては、君たちを好いても嫌ってもいないのだが」
津島秋:「…同感だね。邪魔さえしなきゃあ放っておいて勝手にやってろって話なんだけど」
神楽 樹:「仮に好かれたところで、嬉しくもない」
一条凛太:「で?」
一条凛太:「顔見せたからには何らかのオハナシがあるんだろ?サッサと話せよ。前フリなんざいらねえから」
一条凛太:「無駄なんだよ手前。ものものしさとかもっともらしさとか」
一条凛太:「手前の顔だけで十二分に不快になったから。サッサと話しやがれ」
マゲイロス(従者):「……失礼。君たちの中にも、例外は一人いる」
GM:眼球があるならば、視線を樹さんに向けるような仕草をしてから。
マゲイロス(従者):「では君の望み通り、用件を澄ますこととしよう。だが、それを話さねばならぬ理由は無い」
マゲイロス(従者):「折口咲良。それはもうもたない。次に取り掛かるべきだ」
GM:その呼びかけに応えるように、微笑みながら。
津島秋:「………次?まさか」
折口咲良:「はい、そうですね。次を─」
折口咲良:「次を、黄泉還らせないと」
片桐葉:珍しく顔をしかめる。
一条凛太:「手前」
津島秋:「────」表情が消える。手から光の粒子が零れる。
一条凛太:「秋」
津島秋:「アレを生かす理由が無いでしょ」
一条凛太:「同感だな。だが」
一条凛太:たしなめるような言い回しをしながら
一条凛太:挙動でそれと掴ませぬ足運び。瞬時にマゲイロスの従者へと間合いに入り
一条凛太:正中線へと鋭く崩拳を叩き込む
GM:性格な拳打を受け、マゲイロスのカタチをした何かは、ばしゃりと液状になって崩れます。しかし。
一条凛太:「俺も腹ァ据えかねてんだよ」
津島秋:「………まあいいんだけどさあ」
津島秋:「じゃあ、咲良さん。ちょっと聞かせて欲しいんだけど──」とそちらを見ようとして。
マゲイロス(従者):「君が私に対して怒りを抱いている、ということは理解した。だが」
GM:広がった液体が、声を放ちながら、波立つように床を滑り。
津島秋:「しぶといっ」その声と動きに反応して刃で床ごと薙ぎ払おうとして--
マゲイロス(従者):「私には、ここで君たちと争う理由はない。やるべきことをやるのみだ」
折口咲良:「ええ、ええ。やるべきことを、やらねばならないことを」
折口咲良:「やりに行きましょう。……御免なさいね、皆さん」
GM:マゲイロスが《瞬間退場》と《瞬間退場Ⅱ》を使用。咲良と共に退場します。
津島秋:二人が消えるのに間に合わない。
片桐葉:「……」消えていく瞬間を苦い顔で見つめる。
津島秋:無音の白光が、主のいない泥の床を白い光へ分解する。
津島秋:「…逃がした!」
一条凛太:「チッ」
GM:咲良の姿が、泥とは別の液体に包まれて床に沈むように消えたあと。
一条凛太:「やっぱ手を抜くと良いことねェな」
GM:残っているのは、かつてヒトだった何かに穢された部屋だけです。
片桐葉:泥を手で掬ってみる。
津島秋:「……まあ間に合ったかは微妙だけど止めなかったら………、いやいいか」ふう、と息を吐く。
神楽 樹:「──相手は最初から逃げの一手だった。仕方がない」
津島秋:「…葉ちゃん」
一条凛太:処理班へと連絡する。
片桐葉:「やらねばならないこと、ですか」
津島秋:「…………」彼女に助けられて、ここにたどり着いた。でも。
GM:泥に生命の兆候は、ありません。
片桐葉:「死んじゃったことを、なかったことにはできないのに」
津島秋:「……ごめん、嫌なものみせたね…」連れてくるべきじゃ、なかった。そう思う。
一条凛太:「秋」
津島秋:「何さ」
片桐葉:「謝らないでくださいね、秋ちゃん」
一条凛太:「それは言うな。大事な友人だと思っているなら」
津島秋:「………むう」
津島秋:「……………わかったよ、ふたりとも。さっきのは、取り消す」不承不承そう答える。
津島秋:葉ちゃんが、色々な事情があるのは、なんとなくわかる。
一条凛太:覚悟して来たヤツに謝る行為がどれだけ重いのか
一条凛太:分かっていないやつではないだろうと。そう、言外に言う
津島秋:でも、津島秋にとっては、不思議なことをよく言う、とても愉快で楽しい友人だから。
津島秋:そんなひとに、これ以上背負わせたり責任を見せるのは、嫌だったのだ。
神楽 樹:「──行こう」
神楽 樹:「過ぎたものは取り戻せない。だから」
神楽 樹:「これから起こるものを。私達は止めなければいけない」
一条凛太:「少なくとも」
一条凛太:「死体に準じる泥かそれレベルの何かを生産させるのは無駄に過ぎる。」
一条凛太:「急ぐぞ。動き出した以上はテンポ良く行くか」
片桐葉:「……」
片桐葉:「逢いたかったんでしょうかね、もう一度」小さな声で。
GM:では、これまでと同じ技能でプライズ判定だ!
神楽 樹:UGNでコネ
津島秋:知覚。
津島秋:11dx=>8
DoubleCross : (11R10[10]>=8) → 9[1,2,2,3,3,4,4,6,8,9,9] → 9 → 成功
津島秋:秋ィ!!きみな!
神楽 樹:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[2,2,3,6,10]+8[8]+2 → 20
GM:樹さん!?
> 神楽 樹:因縁の相手がまた出たからやる気ゲージが
片桐葉:噂話で
片桐葉:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 10[9,10]+1[1]+2 → 13
一条凛太:知識:レネゲイド
一条凛太:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,2,2,8,9] → 9
二号ちゃん:4dx 素振り!
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,2,5,10]+6[6] → 16
GM:2号ちゃんも頑張っている。
津島秋:樹さんと葉ちゃんに頼り切りな12支部メンバー
片桐葉:二号ちゃんの方が優秀では?
GM:ではプライズが8/8まで貯まり、最後の情報!
プライズポイント8
■折口咲良の「夫」について
・咲良の願いによって黄泉還った死者である。
・黄泉還りは他者の願い、絆…ロイスと呼ばれるモノによりその存在を保つが、それにも限界がある。
・たったひとりの願いにより黄泉還った者は、いずれヒトの形を失うことは避けられない。
■黄泉還りについて
・本来、新たに発生することは無いものとされている。
・しかし、N市には賢者の石が「鉱脈」として存在すること、面影島に縁のあるオーヴァードが存在することで、一時的に黄泉還りの再現が可能になっていると思われる。
・N市で黄泉還りを実現するには、黄泉還りを願う者と、特定の場所…七原鹿島神社近辺の山中、鉱脈の「飛び地」である場所が必要となる。
GM:以上です。
GM:行く場所はこれで決まりとなるので、このままシーンを切ってもよいでしょうか!
片桐葉:はい!
津島秋:了解です!
神楽 樹:OK
一条凛太:OK
GM:ではシーンエンド。
GM:ロイス設定と購入が可能です。これでラスト!
津島秋:ロイスは……うーん。咲良さんに取りたいけど、最後だし後で。
津島秋:購入はボデマかな。
一条凛太:ロイスはそのまま
片桐葉:秋ちゃんに取ってなかったので取ろう
神楽 樹:ロイス保留してシルバーハンマー
神楽 樹:3dx>=20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 10[2,4,10]+10[10]+6[6] → 26 → 成功
神楽 樹:ええー
津島秋:すごいww
片桐葉:つよい
GM:樹さんどうしたの!?
一条凛太:やべえ
神楽 樹:先輩ムーヴをすると出目が増えるのか…
津島秋:いや、ブルゲにしよう。
津島秋:2dx=>20
DoubleCross : (2R10[10]>=20) → 5[1,5] → 5 → 失敗
津島秋:ですよね。以上で
片桐葉:"親友"/津島秋/かわいい○/不安/ロイス
神楽 樹:こちら以上
一条凛太:クリシーでも狙ってみましょう。葉ちゃんぶんだ
一条凛太:GM,ジェネシフト良いでしょうか
GM:どうぞ!<ジェネシフト
一条凛太:押忍
一条凛太:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+2[2] → 53
一条凛太:あ、2d10のつもりだったが…まあいいか
一条凛太:2dx+2 購入!クリシー!
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 4[3,4]+2 → 6
一条凛太:ぜんぜんだめ!以上
片桐葉:美少女購入力を見せつける時が来たようですね
津島秋:キャーっ葉ちゃーん!
片桐葉:2dx+2=>25 クリシー!
DoubleCross : (2R10+2[10]>=25) → 4[2,4]+2 → 6 → 失敗
GM:美少女ーッ!?
片桐葉:クソ雑魚美少女
津島秋:哀しみ。
片桐葉:余った財産がただのお小遣いに
二号ちゃん:まだ美少女二号ちゃんがいる
二号ちゃん:4dx=>25 クリシー
DoubleCross : (4R10[10]>=25) → 9[3,7,7,9] → 9 → 失敗
二号ちゃん:よわい
津島秋:悪くはないんですけどね…w
片桐葉:しくしく
片桐葉:次はちゃんと手配師とコネ結んでおこう
GM:以上ですかね!
<幕間>
一条凛太:支部に戻り、諸々の支度を整える。敵が山中にいるというのならば、むしろこちらの土俵に近い
一条凛太:…ふと、顔を上げる。神社の外、かすかな明かり
一条凛太:「……」
一条凛太:手袋を確かめて
一条凛太:明かりのほうに向かいます
津島秋:
津島秋:神社の、今は誰もいない拝礼殿と倉庫の渡り廊下。そこにひとりで立っている。
津島秋:「--」夏祭りの喧騒が、かすかに聞こえる。
津島秋:老若男女。その人々が、笑顔で行きかう様子が、彼女の眼には見える。
津島秋:「………」
津島秋:自分の心が。
津島秋:揺れているのが、わかる。
津島秋:「……最初から、分かってただろ。津島秋」
津島秋:そう。拾われて。記憶も何もなくして。今の名前になる前から。
津島秋:わたしは、そういういきものだった。
津島秋:ぐ、と。唇を噛む。
津島秋:こういう時に。いつも、していたことを思い出す。
津島秋:誰から習ったのだっけ。12支部の誰か、だったような。
津島秋:灰色の髪をして。夕暮れの太陽のような、赤い瞳──
---:「いいかい。きみがもし、本当にどうしようもなく。辛くて、苦しいことがあったなら」
---:「3つ。3つだけ、数える間だけ。瞳を閉じて、その苦しさを見詰めていい」
---:「でも。数え終わって、眼を開けたなら──目の前にあるものだけを。それだけを見るんだ」
---:「それで。やるべきことと、やりたいことがわかる。…がんばりなさい」
津島秋:「……だれ、だったったけ」
津島秋:瞳を閉じる。
津島秋:ひとつ。
津島秋:葉ちゃんを、あの面白くて楽しいあんな友達を、巻き込んでしまったこと。
津島秋:ふたつ。
津島秋:樹さん。あんなに頼りになって、一杯言いたいことがあるのに。静かに聞いてくれる人に、心配させてしまったこと。
津島秋:みっつ。
津島秋:──
津島秋:「…………うん」
津島秋:目を開く。
津島秋:夏祭りの喧騒が見える。
津島秋:その奥に、町の灯火が見える。
津島秋:「──うん」これだ。
津島秋:こんなに、わたしに良くしてくれた町で。
津島秋:こんなに、わたしにいいものをくれた街。
津島秋:美しいものを見たから。
津島秋:わたしは、それを──
一条凛太:「こんなとこにいやがった」
津島秋:「……りんちゃん?」ぽけっとした顔。
津島秋:髪から、仄かに光が零れている。
一条凛太:「……力を使ったのか」
津島秋:「………ううん」
津島秋:「夏祭りを──街を見てたの」ほわりと笑う。
一条凛太:「……」確実に、近づいている
一条凛太:一日二日ではなくとも
津島秋:本来。津島秋の感覚の向上は──そのようなエフェクトじみたものを発生させない。
一条凛太:もう見える位置まで
津島秋:「……そんな顔、しないでよ。そりゃ、ちょっとつい使っちゃったかもだけど」苦笑。
一条凛太:「……顔」
津島秋:「周りには、誰もいないよ。そんなヘマはしない」
一条凛太:自分の顔に手をやって
津島秋:表情は、じつのところ。
津島秋:そんなに動いてもいないでしょう。
津島秋:でも、きみと長くいて。良く見えて良く聞こえる津島秋には、それがわかった。
一条凛太:(…神楽。アンタの言うことは、結局の所正鵠を射ているな。)
津島秋:にこにこと、笑っている。
津島秋:ただこの世界を見て、聞いているだけで。
津島秋:それだけで、彼女にとっては楽しいから。
一条凛太:(話すのが苦手なら、ぶつかるしかない)
一条凛太:「秋」
津島秋:「どうしたの?」
一条凛太:「死ぬのは怖くないのか?」
津島秋:「……もう」
津島秋:「……そうだなあ」
津島秋:「もし、もしも。わたしがジャーム化したりとか、きちんと事件を解決する前に死ぬのは、嫌だねえ」
津島秋:「やりたいことを、やるべきことを…やれなかったって、ことだからさ」
一条凛太:「そういう話をしにきたように見えたか?」
津島秋:「…違うの?」困ったような笑み。
一条凛太:「お前のその姿勢は分かっている。止めはしない」
一条凛太:「俺だってそう選択した。」
一条凛太:左手を強く握る
一条凛太:「…だが。もう一つ、お前にはあるだろ」
津島秋:静かな湖面のように薄く、静かな笑みが浮かんだまま。
津島秋:「………ずっと、言わなかったのに」
津島秋:「……いまさら、聞くの?」
一条凛太:「そうだよ」
一条凛太:「いつだって今だ。」
津島秋:「……んもー。樹さんが話したな?まったく、あの人は…まあそういうところが頼りになるんだけど」
津島秋:「じゃあ、言おうか」
津島秋:「平気だよ」
津島秋:──そうだ。
津島秋:「ずっと、ずっと前から分かってた。いつかはこんな時が来るって」
津島秋:──いつだって、リミットがあるのだと。それがお前の背中に、追いつこうとしているのだと。
津島秋:「だから、平気だよ」
津島秋:ふわりと。空の上で溶ける雪のように微笑んで。
一条凛太:ちょうど、月に翳りが差して
津島秋:ぎゅ、と。手のひらを握る。
一条凛太:一条の表情は影に呑まれて、見えなくなる
一条凛太:「平気か」
津島秋:「うん」
津島秋:津島秋は、そうであるのだと。そう決めた。
一条凛太:「“体を大事にしろ”と、春日雪に言って」
一条凛太:「誰も彼もに、“幸せになれ”と言って」
一条凛太:「俺に、“自虐をするな”と言って」
一条凛太:「その口が“平気”とほざくか」
津島秋:困ったように、笑う。
津島秋:「わたしは、そうなんだ。津島秋は、そういう女の子。そうなんだよ」
津島秋:自分に言い聞かせるように。胸に手を当てて。
一条凛太:「何が“そう”だ」
津島秋:「……そんなにダメかなあ」
一条凛太:胸に当てた手に、右手を伸ばして掴む
津島秋:あ、と小さく。驚いたように。
一条凛太:「いいか津島秋」
一条凛太:「飛天でのどうこうは知らねェ。だが、俺が12に来た時のお前は、今とは全然違った」
津島秋:眉根が下がったまま。きみの言葉を聞いている。
一条凛太:「ただの兵器。使い捨てのカッター。そうあろうとしたもの。」
一条凛太:「今もそうだというのかお前は。」
一条凛太:「人間は、変わる。その気なら一瞬で変わる。」
一条凛太:自分が、そうであるように
津島秋:「………そういうひとは、ね」
津島秋:「わたしは、だめだ。だって」
津島秋:「変えたくない。ひとりでいい」
津島秋:「だれも、わたしを特別なんて見做して欲しくない」
一条凛太:「卑怯者が」
一条凛太:「お前が投げた言葉の一つ一つが、卑怯者の言葉になる。」
津島秋:「そうだよ」
津島秋:「わたしは、ひとりで消えたいんだ」
津島秋:「…だって、そうでしょ?」
津島秋:「…じゃあ、誰にもそうやってさ」
津島秋:「責任もとれない、そんな無責任なやつになれ、って?」
津島秋:「いやだね」
津島秋:「わたしの人生は、わたしの想いも、その過去も」
津島秋:「ぜんぶ。わたしだけのもの」
津島秋:「そうする。そうして、やってみせるよ」
津島秋:だんだんと。その言葉と共に、
津島秋:凪いだ湖面のような笑みが、怒りに変わっていく。
一条凛太:影で、表情は全く見えない
津島秋:「…りんちゃんには、関係ないでしょう!?あなたは、わたしのお兄さん代わりをしてくれたけど…!」
津島秋:「あなたは、それ以上じゃない!違うの!?」
津島秋:「わたしが…!わたしが、どんなに…!ずっと、ずっと──」
一条凛太:「違ェよ」
津島秋:言葉が止まる。
一条凛太:「秋。もう一度だけ言う」
津島秋:「……。…なにさ」むすっとした顔。
一条凛太:「人間は変わる」
津島秋:「…………変えたくないひともいるよ」
一条凛太:「お前が無責任になりたくないというのなら」
一条凛太:「きちんと責任を考えておけ」
一条凛太:右手を離して
津島秋:「……4年前からね」
津島秋:「ずっと、ずぅっと──わたしは考えてきたよ」
津島秋:「その答えが、これだ。変えないよ。変えたくない」
一条凛太:「怖いのか?」
津島秋:「──」かちん、ときた。
津島秋:「怖くないわけ、ないでしょう…………!!」
津島秋:「怖いよ! でも、それでも! それを飲み下してでも──そうしたいってだけ!」
津島秋:一歩踏み込む。
津島秋:思い切り、その顔を下から睨む。
一条凛太:同じ明るさになって、その表情が見える
津島秋:「………ちょっとでも」
津島秋:「わかってくれるって、しんじてたのに」涙に滲んだ目。
一条凛太:固く唇を結んで
一条凛太:右目から、一筋の煌めきだけを落として
一条凛太:ただ君を見ている
津島秋:「…………………」一瞬の、驚き。
津島秋:まさか。そんな。
津島秋:ばかばかしい。ありえない。
津島秋:「………、」ぎゅっと唇を引き結んで睨む。
一条凛太:「いいか。」
津島秋:「…………」眼が潤んで、今にも零れそうで。
一条凛太:「お前が何をやってきたのか」
津島秋:「……知ってるよ。記憶をなくす前のことだって…、資料だって、見た」
一条凛太:「逸らすな」
一条凛太:「“お前”が何をやってきたのか」
一条凛太:「それから逃げるな」
一条凛太:踵を返して
一条凛太:そのまま歩いていく
津島秋:「………………ぅぅうう」
津島秋:「…………わ、かって……わかって、るよう…」
津島秋:葉ちゃんは、よく。わたしと遊び行こうって誘ってくれる。
津島秋:樹さんは、また一緒に訓練して教えてくれるって、約束してくれた。
津島秋:「……でも、だったら…どうすれば、いいのさ……」ぽろりと。
津島秋:一度零れだした、涙の粒が。
津島秋:泣き声と共に、連なっておちていく。
GM:N市某所、山中。木立の中、不自然に開けた、まるでそこを避けるように樹木が生えているかのような場所。
GM:そんな、薄っすらと何かが光る場所で。
折口咲良:「……変、ですね?いつもなら、そろそろ」
マゲイロス(従者):「ああ、還って来るはずだ。君の、大切な人が」
GM:疑問に答えるヒトガタの声は、硬く、冷たい。
折口咲良:「私の気持ちが足りないんでしょうか……あら?」
GM:首を傾げる咲良の足元にじわり、と。泥のようなものが、地面から染み出す。
折口咲良:「春日さん、これは……」
GM:その疑問に、血色のヒトガタは。
マゲイロス(従者):「……ここまでか」
GM:やはり冷たく、短く応じた。
<クライマックスシーン>
<全員登場>
津島秋:津島秋の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:64->73)
GM:それでもでかいよ!
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:79->86)
神楽 樹:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 1[1]+67 → 68
一条凛太:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+8[8] → 61
一条凛太:やっとDBだよ
GM:神社の文献等から割り出した、それらしい謂れのある山中のとある場所。
GM:キミたちがたどり着いた時、そこには。
マゲイロス(従者):「ああ。よく来てくれた、諸君。……いや、よく間に合ってくれた、と言うべきか」
GM:先刻よりも、ヒトとしての形をハッキリさせた…仏頂面ながら、表情が読み取れるカタチとなったヒトガタと。
折口咲良:「…………」
津島秋:「…嫌な予感しかしない」そうつぶやき、周囲を警戒する。こういうやつがこんなセリフを言う時は、大抵碌なことが無い。
GM:赤黒い泥に沈み込むように、無言で横たわる折口咲良の姿がありました。
神楽 樹:「……何をした、と聞くより。何をするつもりだった、と聞いた方がいいか」
片桐葉:「……寝心地は悪そうですね」咲良さんを見て
マゲイロス(従者):「君たちが急いでくれたおかげで、その疑問に答える時間は出来た。……まず、君たちに訪ねよう」
GM:樹さんの問いかけに、鷹揚に頷いてから。
マゲイロス(従者):「面影島事件については、どこまで知っている?」
津島秋:「わたしは対して知らないね。黄泉還りの発生源、なんらかの巨大な事件だったということくらい?」そう答えつつ、体の暖気をすませていく。
片桐葉:知ってますか?みたいな風に味方を見る。一ミリも知らないぞ。
一条凛太:「過去だ。」
一条凛太:「大した意味があったとして、今関係ある要素だけ知りゃ良い」
神楽 樹:第六支部の一件で確認はした。……もっとも、ほとんどが検閲されており概要以上の理解は進んでいない
マゲイロス(従者):「では……世界を滅ぼしかけたその元凶が、とあるレネゲイドビーイング……「ヒトの思い出」を司るモノであった、ということは?」
津島秋:「……古いタイプ?神だとしても、随分具体的だし感傷的だね…?」
津島秋:だいたい、神道の神というのは。即物的で現世的なの物が多い。アニミズムとはそういうものだが。
マゲイロス(従者):「まさしく。……そうだな。暴走しかけたレネゲイドビーイングを”プランナー”が利用し、ヒトの世界を滅ぼそうとして」
GM:かつて仕えた者の名を呼ぶ時も、その声色に一切の動揺はなく。
マゲイロス(従者):「君たちUGNの尽力により、世界は救われた。それだけの、よくある話だ」
一条凛太:「で?」
津島秋:「よくある、で世界の危機が済まされるあたりホント碌でもないよね」
マゲイロス(従者):「……そのレネゲイドビーイングは、オモイデ様と呼ばれていた。賢者の石の亜種、ハートレスメモリーと呼ばれるモノ」
マゲイロス(従者):「それは、世界に根差す鉱脈のようなモノであったという。……事件後、オモイデ様は休眠し、新たな黄泉還りは生まれない……」
津島秋:「……“鉱脈”」それは。
津島秋:“鉱脈”はそこにあり。かつて開いた道を通ったものがそこにいる…。
マゲイロス(従者):「その、はずだった。この街へ、面影島に縁のあるオーヴァードがやってくるまでは」
神楽 樹:「──六白イヨ」
マゲイロス(従者):「面影島で戦ったFHの生き残り。オモイデ様の端末から、力の欠片を与えられたもの」
マゲイロス(従者):「そして、この街の下に眠るモノ。これらが揃ったことで、この街は、休眠中のオモイデ様と繋がった」
片桐葉:「……つまるところ、お亡くなりになった人たちが蘇り放題、と?」
片桐葉:掬った泥の感触を思い出すように手を握る。
津島秋:「………そんなバカなことが」応える声には動揺がある。
マゲイロス(従者):「あくまで疑似的なもの、黄泉還りモドキに過ぎない。その力は、そう遅くない間に消えるだろう」
マゲイロス(従者):「……あるいは。古来から現世と幽世が繋がるとされるこの季節だからこそ、か」
マゲイロス(従者):「ともあれ、繋がっているのならば。それを辿り、根本へ。オモイデ様へ辿り着き」
マゲイロス(従者):「消し去ることも不可能ではない。私は、そう考えた」
一条凛太:「ようやく本件か」
津島秋:「……おまえが、わざわざすぐに黄泉還りを殺さなかったのは其れが理由か…」
神楽 樹:「……純血主義の貴方が動いていたのも、そういうこと」
一条凛太:「でっけェRB。お前にとっちゃ最悪もいいとこだよな?」
片桐葉:「友釣りとかそういう類のものですか」
マゲイロス(従者):「黄泉還りは、無条件に死者が蘇るというものではない。その者に深い縁を持つ者が必要であり、そして」
マゲイロス(従者):「速かれ遅かれ、黄泉還りはヒトとしての形を失う。黄泉還りを失った者は、再び黄泉還りを願い」
マゲイロス(従者):「澱は、少しずつ溜まってゆく。そうして最後には、還ってくるモノはヒトですらなくなる」
片桐葉:「……」
マゲイロス(従者):「願う者に、そしてオモイデ様に澱が溜まれば、そこから介入することも可能だ。そう考えていたのだが」
GM:足元で横たわる咲良を、表情の読めない赤黒い顔が一瞥してから。
マゲイロス(従者):「ヒトの心とは、存外に脆いものらしい。こうして、想定していたより早く、黄泉還りは…彼女の夫は、ヒトとしての殻を維持できなくなり」
マゲイロス(従者):「湧き出てくるのは、ただの暴走しかけたレネゲイドの塊となった、ということだ」
一条凛太:「下衆が」
一条凛太:「人間サマ気取りが死を蔑ろにするか。」
GM:そこまで淡々と、書物を読み上げるように語ってから。
マゲイロス(従者):「死、か。……ヒトはヒトのまま死ぬべきだ、と私は考えている。ゆえに」
マゲイロス(従者):「私は、コレを破壊する。……コレはジャームだ。そして、ヒトとして存在せず、ヒトとしての意識もない」
津島秋:「黄泉から還ってきたのなら、それはもうヒトじゃあないって?」吐き捨てるような口調。
津島秋:「随分勝手な話だな。そのヒトだって、なにかしたいから化けてまで出てきたんだ」
津島秋:「その人が、もうすることもないと満足したからって、貴方が罵倒する権利はない」
津島秋:「彼は、人間として生きて死んだんだ。それを愚弄するのか」
マゲイロス(従者):「ああ、死んだ。ヒトは、死ねば終わりだ。……ヒトとしての器を逸脱し、ヒトの心を失ったもの」
マゲイロス(従者):「それを、ヒトは化物という」
マゲイロス(従者):「……こと、この定義については、君たちと意見が重なることはないだろう。ゆえに、私からは」
マゲイロス(従者):「コレの処分について、君たちへの協力を提案する。コレは間もなく、無差別に周囲への攻撃を始めるだろう」
GM:足元に纏わりつく泥を、爪先で払うようにしながら。
一条凛太:「化物を作るのはヒトだってか? 手前の程度の低い自尊心と駄々のためにヒト一人を使い潰して勝手に善がりやがって」
神楽 樹:「加えて、自分のやったことの後始末さえ他人に押し付けようとする」
一条凛太:「ヒト以下だ手前は。手前勝手な都合と理屈で他人を利用するようなやつは」
一条凛太:「畜生か、下衆っていうんだぜ。」
一条凛太:「帰れ野良犬。手前が食い漁っていいもんじゃねェ。ヒトが死んだら、ヒトが弔うのが敬意ってもんだ」
一条凛太:「知ってンのか?協力ってのは、関係が対等じゃなきゃ出来ねェんだよ」
マゲイロス(従者):「弔う、か。……コレをそう認識しているのであれば、やはり意見は重ならん」
マゲイロス(従者):「対等だとも。私も君たちも、同じヒトだ。そこに何の違いも、ありはしない。……いや」
マゲイロス(従者):「……少なくとも、ひとり。私が打倒すべき者がここにいる」
GM:表情のない貌が、樹さんに向きます。
神楽 樹:「……混ざり物が嫌いなのはよく知ってる」
神楽 樹:一息
神楽 樹:「それでも私は、人間だ。体が何もかも変わろうと」
神楽 樹:髪が。皮膚が。生のそれでなくなっていったとして
神楽 樹:「私を“神楽樹”という人間だと確かめてくれる人がいる限り」
神楽 樹:「私は人間としてここにいる」
神楽 樹:「“マゲイロス”。お前が私を打倒すると言うのなら」
神楽 樹:「第六(わたしたち)もまた。お前を必ず討ち倒す」
マゲイロス(従者):「その精神を、私は尊ぶ。だが、それはヒトには過ぎた力だ。過ぎた力は……」
GM:泥がぶるぶると震え、咲良の身体を取り込むように、あるいは守るように包み込む。
GM:黒い泥の塊と化したそれを、マゲイロスは一瞥してから。
マゲイロス(従者):「ヒトの身には、重すぎる」
GM:泥の塊は、咲良を取り込んだまま硬化。半透明の、赤黒い水晶のようなモノに姿を変えます。
GM:その中に、ひとりの女性の姿が透けて見えるままで。
片桐葉:「“マゲイロス”さん。一つだけ、お伺いしていいですか」
マゲイロス(従者):「私に応えられることであれば」
片桐葉:「咲良さんの旦那さんは、どのような人だったか、ご存知でしょうか」
マゲイロス(従者):「ただひとこと、優しい人だった、と。……肉親への情というものは、私には理解しかねるが」
片桐葉:「……ふむ、なるほど」赤黒い水晶体を見る。「よく、わかりました」
マゲイロス(従者):「……もう時間もない。私からも、君にひとつ尋ねたい」
片桐葉:「……なんでしょう、私に答えられることだったら」
GM:片桐さんと、片桐さんと同じ顔をした者を順番に見てから。
二号ちゃん:首をかしげてみせる。
マゲイロス(従者):「君は、君自身をどう定義する。君と同じモノを傍に置く君は」
マゲイロス(従者):「君は、誰だ」
片桐葉:「どうでしょう。私にもいまいちはっきりわかってませんが」
片桐葉:「少なくとも、今の片桐葉は人生を謳歌しています」
片桐葉:「私は私で居ることが、一番のお気に入りなので」
片桐葉:「お助け妖精の片桐葉で、とりあえず答えとしましょう」
二号ちゃん:マゲイロスに向かってピースをしてみせる
GM:とりあえず。そう答えた君に、マゲイロスは何か応えようとした、ようですが。
GM:ピシリ、と。鉱石にヒビが入るような音に、それは遮られ。
マゲイロス(従者):「……時間か」
GM:それと同時。血色の結晶と化した泥が、かつてヒトだったものが、レネゲイドを喚起する強烈な思念を発散します。
GM:《ワーディング》、そして衝動判定です。
GM:意志で、目標値は9…!
津島秋:2dx=>9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 7[6,7] → 7 → 失敗
神楽 樹:2dx>=9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 8[7,8] → 8 → 失敗
津島秋:暴走します。
津島秋:津島秋の侵蝕を+14(2d10->9,5)した(侵蝕:73->87)
津島秋:ぐげえ
片桐葉:0dx=>9 謎の力によってダイスが0個になり振れません
DoubleCross : (0R10[10]>=9) → 0[] → 0 → ファンブル
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+15(2d10->8,7)した(侵蝕:86->101)
片桐葉:ぎゃあ
津島秋:よ、葉ちゃーん!!
神楽 樹:2d10+68
DoubleCross : (2D10+68) → 12[10,2]+68 → 80
一条凛太:ちなみにジェネシフトしていいですか
GM:はい、どうぞ!<ジェネシフト
一条凛太:押忍!
一条凛太:61+2d10
DoubleCross : (61+2D10) → 61+19[9,10] → 80
一条凛太:よし(よくない)
一条凛太:7dx 衝動判定!
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[3,4,7,7,8,10,10]+8[8,8] → 18
GM:!?
一条凛太:意志つよつよ
一条凛太:80+2d10
DoubleCross : (80+2D10) → 80+7[6,1] → 87
津島秋:侵蝕同値じゃん
一条凛太:シンクロしている
神楽 樹:そんなところまでおそろいしなくても
一条凛太:やっぱSロイス取ると違うな
津島秋:お、おう
津島秋:以上で
GM:みんな以上かな!
津島秋:のはず
神楽 樹:以上です
片桐葉:以上です
一条凛太:です
GM:はーい!
GM:ではエンゲージ状態の説明!
「PC4人」
5m
「オモイデ様(偽)、ヒトだったもの×2」
5m
「マゲイロス(従者)」
GM:という3つのエンゲージとなっております。各エンゲージ間が5m、ということで。
GM:特に休憩とかなければ、戦闘開始としたいですが。よろしいですか!
津島秋:大丈夫ですっ
片桐葉:いけまする
神楽 樹:OK
一条凛太:問題なく
GM:はい、では!
第一ラウンド
GM:セットアップ!
マゲイロス(従者):《集団錬成》:自分の攻撃力+10
津島秋:ヒィ?ッ。なしです
GM:今回は配下として扱えるキャラクターがいないため、対象は自身のみです。
神楽 樹:なしです
一条凛太:《氷の茨》侵蝕90
片桐葉:なしです
GM:はい。それでは…の前に、勝利条件と諸条件を明示します。
GM:・勝利条件は「オモイデ様(偽)」の撃破です。
GM:・マゲイロス(従者)はオモイデ様(偽)が撃破されたラウンドのクリンナップに生存していた場合、退場します。
GM:・折口咲良はエキストラですが、攻撃の対象になることは無いものとして扱います。
GM:以上3点!
津島秋:了解です!
片桐葉:了解です!
神楽 樹:承知
GM:では行動値順に!
GM:21……21?(二度見)(三度見)
神楽 樹:はっや
津島秋:そこまでではないと自負している。
GM:では秋ちゃん!
GM:
津島秋:イニシアチブになにもなければ、マイナーで思い出様たちのエンゲージへ。
津島秋:ん、ないですかね。
GM:はい、割り込みはありません。
津島秋:ないならメジャー≪コンセントレイト:エンジェルハイロゥ≫≪光の舞踏≫≪インスタントボム≫≪死点撃ち≫≪ギガンティックモード≫で攻撃。
津島秋:11dx7+3 てやっ
DoubleCross : (11R10+3[7]) → 10[1,1,3,4,4,6,6,7,8,8,8]+10[2,3,7,9]+3[1,3]+3 → 26
津島秋:回んねえ!!!
津島秋:範囲なのでエンゲージ全員を対象です。
GM:オモイデ様(偽)は《イベイジョン》で、回避の固定値は6です。当たります、が。
GM:ヒトだったモノAが行動放棄で、オモイデ様(偽)をカバーリング。
津島秋:チィッ
津島秋:あ、Bも当たります?
GM:ヒトだったモノBは同じく《イベイジョン》、固定値8で当たります。
津島秋:よし。ダメージ。
津島秋:3d10+17 装甲無視。
DoubleCross : (3D10+17) → 11[8,2,1]+17 → 28
津島秋:出目ェ!!!
一条凛太:つらみがある
津島秋:30届いてないの哀し過ぎる
GM:Aは56点が素通りで爆発四散!Bは…生きている…!
津島秋:津島秋の侵蝕を+13した(侵蝕:87->100)
津島秋:くそう。じゃあ演出。
津島秋:その場にいる、誰より早く。残光を引いて駆ける。
津島秋:能力は、まだ調整途中だ。負荷を抑えるため、とはいえ──
津島秋:「──“律理の羽根”。第六定格出力──、モード”残雪”」
津島秋:すう、と。
津島秋:かつてひとであった何かに、白い光が吸い込まれる。
津島秋:音のない爆裂。幾重にか、深い亀裂を刻み。
津島秋:「…!くそ、一体取り損ねた!ごめん、次お願いします!」
津島秋:あ、コンビネーター起動。BはこのR中ダメージ+2dで受けます。
津島秋:以上で。
GM:ばしゃり、と。重く流れるような手応えが一瞬あった後。
GM:結晶に張り付くようにして弓を立てる泥のカケラと、大部分が蒸発した泥の塊が残されていました。
GM:では次、割り込みなければマゲイロス!
GM:マイナーなし、メジャーで一条くん、樹さん、片桐さんに攻撃。
GM:《コンセントレイト》《餓えし影》《貪る顎門》:攻撃力+5(集団錬成で+10)の射撃攻撃、放心を与える
マゲイロス(従者):6dx7+10
DoubleCross : (6R10+10[7]) → 10[1,1,5,6,7,10]+10[5,10]+1[1]+10 → 31
GM:達成値31と言って攻撃。
神楽 樹:オアーッこの野郎。暴走でリアクション不可
一条凛太:ドッジを狙おう
一条凛太:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[6,8,8]+1 → 9
一条凛太:だめ
片桐葉:暴走リア不
片桐葉:よく見たら二号ちゃんは攻撃されてない……?
GM:あっ、しまった対象宣言漏れ…!
二号ちゃん:チッ
GM:というわけで2号ちゃんもどうぞ…舌打ちした!?
二号ちゃん:シテナイヨー
二号ちゃん:ガードで!
GM:ハーイ!
GM:ではダメージ出しますが、割り込みないか!割り込みないか!
一条凛太:ないどす
片桐葉:カバーしますか
二号ちゃん:というわけで《崩れずの村》で樹先輩カバーします
二号ちゃん:《崩れずの群れ》!
片桐葉:片桐葉の侵蝕を+2した(侵蝕:101->103)
GM:了解です!では…
GM:4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 21[6,4,9,2]+15 → 36
GM:装甲とガードは有効、36点。
片桐葉:36-18して二倍して36点に2d軽減が乗るので
片桐葉:36-2d
DoubleCross : (36-2D6) → 36-12[6,6] → 24
片桐葉:ちがう
片桐葉:振り直します
GM:はい、どうぞ。
片桐葉:36-2d10
DoubleCross : (36-2D10) → 36-14[4,10] → 22
GM:…硬いね2号ちゃん?
二号ちゃん:ふふん
片桐葉:二号ちゃんのHPを-22した(HP:70->48)
GM:では葉ちゃん本体と、一条くん、樹さんもそれぞれ対応願います。
津島秋:樹さんカバーされてる!
神楽 樹:こちらは2号ちゃんよりカバーを頂きました
片桐葉:36-8-2D10
DoubleCross : (36-8-2D10) → 36-8-10[2,8] → 18
GM:おおっとそうでした、失礼を!
片桐葉:片桐葉のHPを-18した(HP:72->54)
GM:…葉ちゃんも大概硬いね?
一条凛太:死ぬのでリザ!
一条凛太:90+1d10
DoubleCross : (90+1D10) → 90+10[10] → 100
一条凛太:グーッド
GM:ぐえーっピッタリ!
GM:では演出!
マゲイロス(従者):「アレは彼女に任せるとしよう。私は……」
マゲイロス(従者):「私の為すべきことを、為す」
GM:ゆったりと腕を振り上げると、泥とは別の黒い何か。伸びた影が立ち上がり、君たちを囲み
GM:黒い牙となって、四方から斬りかかる!
片桐葉:避けることもせず、ただ水晶体を見る。全身が切りつけられるが、全くそれを意に介することはない。
一条凛太:致命傷となるもののみ捌き、逆に侵蝕を高めるようにあえて攻撃を受けていく
片桐葉:「おや、左腕が動かなくなってしまいました」
二号ちゃん:自動人形のような動きで樹さんをかばう。
神楽 樹:「……無茶をする」とはいえ、こちらも庇われた身。多くは言えない
神楽 樹:「貴方の行動に見合った結果は出す」
津島秋:「無茶しないでよ、葉ちゃん!」離れた場所で、光を舞わせながら、一言だけ。
片桐葉:「大丈夫です、痛くないので」動く方の手を振る。
津島秋:「そーいう意味じゃないって…!もー!」
マゲイロス(従者):「……なるほど。それが君か」
GM:どこか納得したように片桐さんの振舞いを見て、小さく頷く。
GM:演出がOKなら次は一条くんだ!
一条凛太:マイターン!
GM:ユアターン!
一条凛太:マイナーでオモイデ様エンゲージへと接敵し
一条凛太:メジャーで《コンセ:ノイ》+《コントロールソート》+《フェイタルヒット》!対象はヒトだったものB
GM:どうぞ!
一条凛太:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[1,2,3,4,5,6,6,7]+10[7]+4[4]+4 → 28
GM:先ほどと同じく《イベイジョン》で固定値8なので、当たります…!
一条凛太:3d10+4d10+9+2d10 ダメージ!コンビネータ?含む
DoubleCross : (3D10+4D10+9+2D10) → 16[5,2,9]+17[1,7,3,6]+9+14[8,6] → 56
GM:死 (デェーン)
GM:戦闘不能となりますので、演出をどうぞ…!
一条凛太:「秋!」合わせろ、とは言わない。数年間で幾度となくやってきた連携
津島秋:「は、あいっ!」ひゅ、と白光の刃が震え。残った光の雪が起爆する。
一条凛太:一度の衝撃が走れば充分
一条凛太:対応にリソースを食われ、振動が伝わりきった対象に、正確に刻み突きを撃ち穿つ。
一条凛太:根幹となる部分を撃ち抜かれたものは脆性が容易く閾値を超え、砕け散る。
一条凛太:侵蝕109
GM:どろりとした、泥状のモノであっても。この世の存在であるならば、理からは逃げられるはずもなく。
GM:衝撃を逃がしきった瞬間に加えられた再度の衝撃には耐えきれず、爆発四散します。
GM:ヒトだったモノB、撃破!
一条凛太:「良し」
一条凛太:「次!」赤黒い結晶へと相対する
GM:では、続いてオモイデ様(偽)!
GM:マイナーなし、メジャーで後方エンゲージ(樹さん、葉ちゃん、2号ちゃん)に攻撃。
GM:《コンセントレイト》《エクスプロージョン》《砂の楔》《レインフォース》:攻撃力+18の射撃攻撃、命中したらシーン中のガード値?6
GM:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,1,2,6,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[2,3,4,5,9,10]+10[7,9]+10[4,9]+10[7]+3[3]+4 → 57
GM:あ、ダイスが走った。
片桐葉:うげーっ
津島秋:ヒエーッ
神楽 樹:ぐえーリアクション不可
GM:リアクションなければダメージ出しますが、割り込みとかありますか!
片桐葉:むむむどうしよう
二号ちゃん:二号ちゃんで樹さんを行動放棄カバーしましょう
神楽 樹:二号ちゃーん
片桐葉:本体はリア不でそのまま受けます
GM:はい、ではダメージが…
GM:6d10+18
DoubleCross : (6D10+18) → 41[9,10,3,4,8,7]+18 → 59
GM:で、でかい!
一条凛太:うひゃー
片桐葉:ガード値マイナスが痛い……
GM:あ、効いてくるのは次からですね。<ガード値デバフ
片桐葉:あ、なるほど助かりました なら大丈夫そう
GM:とまあ、そんなわけで。ガード、装甲有効の59点をくらうがいい!
片桐葉:装甲ガード引いた41点を2倍してそこから屍人で
片桐葉:41-2d10
DoubleCross : (41-2D10) → 41-14[8,6] → 27
片桐葉:2倍だっつってんだろ!
片桐葉:82-2d10
DoubleCross : (82-2D10) → 82-13[6,7] → 69
片桐葉:さすがに死んだか……
GM:2号ちゃん…!
片桐葉:葉ちゃん本体は装甲込みでギリギリで生き残ります
片桐葉:片桐葉のHPを-51した(HP:54->3)
GM:!?
神楽 樹:硬っ
片桐葉:危なかった……
一条凛太:超強度
GM:固化した結晶が一部液状化し、地面を伝ってキミたちの足元へと滑ると
GM:ぶるりと震え、散弾地雷の如く勢いよく弾け飛びます。
片桐葉:結晶を全身に浴び、ゆらりとよろめく。服はズタズタになっているが、それでも立っている。
片桐葉:ぼとっ
片桐葉:「あ」
片桐葉:「左腕……いいやつでしたね。今までありがとうございます」
片桐葉:そしてすぐにあたらしい腕が生えてくる。
片桐葉:「左腕パート2さん、これからどうぞよろしくおねがいします」
津島秋:「な、~~~っ」これだから。この子を連れ出すのは嫌だったのに…!
二号ちゃん:その横で、液状化結晶弾を全身で受け止めている。
GM:では、行動順で樹さんと葉ちゃん、なのですが。
GM:ここでオモイデ様(偽)が《さらなる絶望》を使用。自分のエンゲージに、エネミー1体を未行動状態で出現させます。
片桐葉:ぬう
GM:行動値は5、イニシアチブの未行動チェックでこちらに手番が渡ります。
GM:マイナーなし、メジャーで自分のいるエンゲージに攻撃。
GM:《ウルトラボンバー》:攻撃力+25の射撃攻撃、リアクション不可(対象は範囲(選択ではない))
GM:本体も巻き込んで自爆だオラァ!
津島秋:マジか貴様
一条凛太:やりおる
一条凛太:割り込みなし
GM:では判定だ!
GM:8dx+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 7[1,2,4,5,5,6,6,7]+4 → 11
GM:リアクション不可なのでダメージへ。
GM:2d10+25
DoubleCross : (2D10+25) → 9[7,2]+25 → 34
津島秋:暴走中。
GM:34点、装甲は有効です。
津島秋:34-8は26.死ぬな。
一条凛太:死ぬる
津島秋:ロイス:折口咲良さんの夫 〇憐憫/憧憬 で取得。タイタス昇華します。
津島秋:復活!HP11だ。
一条凛太:マゲ野郎に 真面目/侮蔑○でロイスとって消化します
GM:では、演出!
GM:ぽとり、と。結晶の欠片が地面に落ちて。
GM:即座に液状化したソレから、人型の何かが生成されます。その姿は。
少女の形をした何か:「…………」
GM:表情が無いこと、少し体格が小さいことを除けば。とある少女によく似ている、かもしれません。
GM:ここにいる誰かの、記憶の底に残るものを汲み上げたのか。それは、想定されていた本来の役目通りに。
GM:身体の内側から光を発しながら、爆発します。
津島秋:「りんちゃん!」切羽詰まった声。脅威の内容まで触れる時間はない。
津島秋:両手から溢れる光を、過剰に増幅。光の壁を構成して何とか防ぐ。
一条凛太:「チッ……」
一条凛太:地面をバウンドしてのち、姿勢制御により体勢を持ち直す
一条凛太:「まだ動ける!」
津島秋:「…、ごほっ」
一条凛太:「……秋!」
津島秋:「…なら、だいじょうぶだね!」
一条凛太:「ああ…やれるな!」
津島秋:一瞬。想定した以上の出力が出た。…それだけだ。
GM:キミたちが態勢を立て直した頃、そこにはもう、なにもいません。
一条凛太:構え直す。体の何処にもないものが傷つくのを恐れている暇はない
GM:…というわけで以上!続いて順番通りに!
GM:樹さん&葉ちゃん!
神楽 樹:ではこちらから
神楽 樹:マイナーで《完全獣化》《破壊の爪》
神楽 樹:《Cバロール》《神獣撃》《フレイムタン》《漆黒の拳》《縮退機関》、HP8消費して16点ダメージ増加
神楽 樹:オモイデ様(偽)に視界射程パンチ!
GM:オァーッ!
神楽 樹:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[2,3,3,4,5,6,6,7,7,8,10]+10[3,4,6,7]+10[7]+6[6]+4 → 40
神楽 樹:キリがいい
GM:回避は固定値でヒット!ダメージを!
神楽 樹:8d10+25
DoubleCross : (8D10+25) → 35[8,3,10,6,1,1,4,2]+25 → 60
神楽 樹:下振れした、装甲無視60
GM:いえ、十分です。
GM:その攻撃で、オモイデ様(偽)のHPは0に。復活エフェクトも、ありません。
GM:演出をどうぞ!
神楽 樹:では
神楽 樹:すぅ。己を庇い続けた彼女の後ろ、大きく息を吸い込む
神楽 樹:四肢が人としての色を失い。内側から生成される熱の色が、白く。爆発するように夜闇を照らした
神楽 樹:「──手は抜かない」
神楽 樹:右掌に生まれる魔眼が巨大化、四肢の内から漏れる光が加速するように強く
神楽 樹:己の身が変質する感覚。それを、表には一切見せず
神楽 樹:「第二種、昇華式」
神楽 樹:拳を撃ち込むよう放つ。魔眼内部で圧縮されたエネルギーに指向性を持たせ、眼前にある泥を空間ごと抉り、焼き尽くす
GM:堆積した泥のような、血のような何かが、蒸発という過程すら経ずして消滅する。
GM:そして、その先に座するモノをも巻き込んで。
GM:かつて、遠く離れた地にあったモノを模した結晶が消滅する、その寸前。
GM:中に取り込んでいた人物を、あっさりと手放すように。あるいは誰かに託すように。地面へとそっと落とすと。
GM:後には、微かに蠢く赤黒いものが、点々と残るのみです。
GM:……そして。
マゲイロス(従者):「見事、と言う他あるまい。……やはりその力、ヒトには背負いきれないものと確信した」
GM:そう言い残すと、泥と混ざり合うのを断固拒否するかのように。頭の先から、血煙となって消えてゆきます。
神楽 樹:「……」光が収まる。四肢は結晶から、人の色を取り戻して
神楽 樹:しかし腕に異物の欠片を残し、神楽樹は人へと還る
片桐葉:「二号ちゃんが気に入っただけありますね、すごいです」ぱちぱちと拍手をする。
神楽 樹:「ありがとう。貴方のお陰」
津島秋:そのふたりを、どことなく心配そうな目で見つめて。
一条凛太:「言いたいことだけ言って消えやがった」
津島秋:「そーいうひとだよ、あのひとはさ」
一条凛太:「…秋。」
津島秋:「なあに?」光が霧散し、きらきらと周囲を照らす。
一条凛太:「お前と変わんねえンだよ。あの二人も」
一条凛太:「大事だと思ったから、身を呈して戦ってンだろ?」
津島秋:「……ふふふ」
津島秋:「……困ったなあ」苦笑を、浮かべる。
一条凛太:行く前は泣き声が聞こえたもんだから大丈夫かとも思ったが
一条凛太:戦いに迷いを持ち込まないのは、自分も認めていた美点で、今回もそうだった。それでいいと思う。
一条凛太:後のことは──
津島秋:「…………はああ。どうしようかな…、」「いや、まずは報告と後始末だね。早く南さんや黒瀬さんに教えてあげよ?」
一条凛太:「だな。…サッサと済ませて」
一条凛太:「行くぞ、秋……祭りに。」
津島秋:「………仕事じゃないんだねえ。ま、いいよ」
津島秋:「付き合ってあげる、”おにいちゃん”」
神楽 樹:「……」
神楽 樹:折口咲良の容態を確認しながら。後ろで話す二人を、横目に入れる
神楽 樹:……一条は話が巧いと言ったが。やはり私は苦手だと思う
神楽 樹:だから真っ直ぐに何かを伝えて。そのお陰で余計なことを抱えたこともある
神楽 樹:「……うん」
神楽 樹:ただ、今回は。少しだけ
神楽 樹:それが良いことに進んだと。思っていたい。
神楽 樹:少しでも。光差す世界に、進んだと。願っていたい
GM:バックトラック!
GM:Eロイスは《さらなる絶望》1つのみです。
GM:また、ロイス取得はここがラストチャンス!
津島秋:100ぴったなので振らない!
一条凛太:振らないドスエ
一条凛太:109ー5d10 等倍
一条凛太:109-5d10
DoubleCross : (109-5D10) → 109-25[1,9,10,2,3] → 84
一条凛太:帰還!
津島秋:100-5d10 一倍。
DoubleCross : (100-5D10) → 100-36[4,3,10,9,10] → 64
津島秋:うげっ
神楽 樹:素で振ります
津島秋:4点で帰還です
神楽 樹:100-5d10
DoubleCross : (100-5D10) → 100-29[5,9,1,8,6] → 71
神楽 樹:ギリ5点ライン
片桐葉:はーい!樹さんにとりたいです!
片桐葉:"強い人"/神楽樹/尊敬○/隔意/ロイスで取得してからバックトラック
片桐葉:103-6d10
DoubleCross : (103-6D10) → 103-48[8,10,3,10,9,8] → 55
片桐葉:戻る気合がすごい
片桐葉:4点
GM:意志がつよい…
片桐葉:日常ゆるふわキメていこうな
GM:では基本の15点に侵蝕分の点数、そしてEロイスの1点
GM:さらにSロイスを昇華してないPCはそれも加えて!
片桐葉:あ、ちがうな
一条凛太:そうだぞ
一条凛太:26点なのだ
津島秋:屍人が一番高いのを1にするから、+9で64か葉ちゃん
片桐葉:屍人デメリット忘れてました 10→1が一個入るので64ですね
GM:おっと、そうですね。<屍人
津島秋:わたしは4点なので、20点ですね。
片桐葉:言うて変わらずの4点、計20点じゃあ
津島秋:樹さんが21点かな。
神楽 樹:21点ですね
GM:では葉ちゃん:20点 樹さん:21点 一条くん:26点 秋ちゃん:20点
GM:GMはこれを3で割って、29点!
GM:以上お納めください。
片桐葉:わあい!
津島秋:いえーっありがとうございますっ!むしゃぁ…
一条凛太:ありがたくいただきます
一条凛太:がぶり
片桐葉:もぐもぐ
神楽 樹:いただきます
<エンディング:片桐 葉>
GM:戦いが終わった後、支部が手配した人員により、現場の後始末がされました。
GM:折口咲良については、簡易検査で「レネゲイドへの感染なし」とされましたが、改めて検査が行われる予定です。
GM:それまでは支部の一室で休ませておくことになり、縁のあったキミに、一応の監視をするよう依頼がされました。
折口咲良:「……ごめんなさい、葉ちゃん。迷惑を、かけてしまって」
GM:布かれた布団に入り、上半身だけを起こして、どこかぼんやりとしながら。ぽつぽつと話しています。
片桐葉:「いえいえ。とりあえず収まるところに収まったようで、なによりです」布団の隣にちょこんと正座している。
折口咲良:「収まるところ」
GM:その言葉を反芻するように繰り返して。
片桐葉:「……突然ですが咲良さん」
折口咲良:「……なにかしら、葉ちゃん」
片桐葉:「旦那さん、どんな方だったのでしょう」
片桐葉:"マゲイロス"への問いかけを、今度は咲良さんへ。
折口咲良:「そう、ね。……優しい人だったわ。きっと、どこにでもいるような、沢山の人たちの中のひとり」
折口咲良:「けれど、私にとっては、大切なひと」
片桐葉:「もう一度会いたいと願うくらいに」
片桐葉:「……私は、まあ。その咲良さんの気持ちは、良いと思うんです」
片桐葉:「会えなくなった人に、もう一度会えるなら。そのチャンスがあるなら私もついやっちゃうと思いますし」
片桐葉:「……というか、ついやっちゃったことはありますし」小声でぼそっと
折口咲良:「……けれど、葉ちゃんは」
GM:ぼんやりと中空に向けていた視線を、キミへと向け直して。
折口咲良:「想いを持つことと、それをどう表すかは別…って、言いたいのかしら」
片桐葉:「近いですね」うーむ、と考えるそぶりを見せる。
片桐葉:「想いを持つのは仕方ないけど、持ち続けるのは大変で」
片桐葉:「でも、そうですね」目を真正面に見据えて。
片桐葉:「旦那さんが亡くなった事をなかったことにするのは、多分できません」
折口咲良:「……ええ」
GM:その言葉に、ためらいがちに、けれどしっかりと頷く。
片桐葉:「……でも、生きてたことだって、なかったことにはならないでしょう?」
片桐葉:ふう、と一息。
片桐葉:「持ち続けるのが大変なら、ちょっとくらいおろしたっていいじゃないですか」
片桐葉:「優しい人だったんですから、ちょっとくらいなら許してくれます。甘えちゃいましょうよ」
折口咲良:「……一度手放したとしても。覚えていれば、また背負える」
片桐葉:「そうです」
折口咲良:「そう、ね。……ええ、きっとそう。あの人が優しかったことは、ちゃんと覚えているもの」
片桐葉:「時間はかかると思いますけど、でも」
片桐葉:「咲良さんが今を生きようとすることは、きっと間違いなんかじゃないので」
折口咲良:「……ありがとう、葉ちゃん。きっと、とても難しいことなのでしょうけれど」
折口咲良:「頑張ってみるわ。……また私が、笑って歩けるようになったら」
GM:キミの目を見ながら、一呼吸置いて。
折口咲良:「聞かせて頂戴ね。葉ちゃんが、大切に思う人のことを」
片桐葉:「ふふふ、そうですね。話題には事欠かないので」にっと笑って。
片桐葉:「きっと楽しいと思います。ええ」
<エンディング:神楽 樹>
GM:この神社の祭りは、2日目からが本番。いつかどこかで、そんな話を聞いたことがあるかもしれません。
GM:その話に違わず、出店も参拝客も、1日目より幾分か多く見受けられます。
GM:こうして、喧騒から少し離れた社務所の縁側から見ると、その差異はより強く感じられるでしょう。
神楽 樹:──人の声。祭り囃子。遠くに聞こえるそれらはどこか心地よく思えた
神楽 樹:不思議なもので。かつては煩わしく、振り払おうとしていたもの
神楽 樹:いつしかそれらは私の中で。穏やかで、安心を得られるものとなって
神楽 樹:そこに混じっているかもしれなかった自分が浮かぶ。……浮かれているのか、この空気に
GM:そんな、誰もが酔っているかのような空気の中で。
真堂啓介:「ああ、ここにいたか。すまんなあ、拘束時間が長引いて」
GM:どこかのんびりとした、それこそ酔っているような声がかかります。
神楽 樹:「……本当に拘束されていたかは、聞かずにおきます」
GM:普段、12支部で見かける時のような、着流しに羽織りといった服装ではなく。白衣に紫色の袴、手には実用性皆無の飾太刀。
真堂啓介:「厳しいな。これでも、今日ばかりは真面目に仕事をしていたと言うのに。……ああ、とはいえ」
真堂啓介:「今日はどちらかと言えば、表の本業の方ではあるが」
神楽 樹:「久しぶりに見ます。そういった姿は」
神楽 樹:以前に見たのは。一年ほど前か、あの時とはまた勝手の違うものだが
真堂啓介:「年に一度の奉納舞だからなあ。……親父殿曰く、山に沸くよくないモノを鎮めるためでもある、とのことだが」
真堂啓介:「今回の顛末を聞くと、あながち迷信とも言い切れん。……しかし」
GM:ふむ、とひとつ唸るように息を吐いてから。
真堂啓介:「久しぶり、か。……そうか、君に、君らにこういうった姿を見せたのは、もうずいぶん前になるか」
神楽 樹:「……早いものです」
神楽 樹:こちらへ異動し、二年。その間にも多くのことがあり
神楽 樹:この十二支部もまた、己にとってひとつの大きな記憶の場となった
真堂啓介:「ああ。……あの時は、色々と大騒ぎになってしまったなあ。いい思い出になっているといいんだが」
神楽 樹:「それなりに。と、言える程度には」
真堂啓介:「そうかね。……ああ、そうだ。あの頃からひとつ、君たちについて分からんことがあるのだが」
真堂啓介:「聞いても構わんかね。なに、答え辛いなら聞き流してくれて構わん」
神楽 樹:「……」
神楽 樹:無言で、言葉の先を促す
真堂啓介:「籍を入れよう、と言い出したのは、君か彼か、どちらなのだろう」
真堂啓介:「俺も、少なくない数の式に立ち会ってきたが。君たちはどうも…不思議な感じがしてな」
GM:にやけるでもなく、静かに、淡々とと呼べるほど。問う声色は、落ち着いています。
神楽 樹:その言葉に浮かぶ絵がある。一年前の頃。私が、
神楽 樹:私の道が。一度途切れかけたことを知らされた頃だ
神楽 樹:「……和樹からです」
神楽 樹:「昔から。勢いばかりの行動が多いので」
真堂啓介:「ふむ。こう言っては何だが……それをいつもの思い付きだ、と聞き流さなかったのは何故かね」
神楽 樹:「……」
神楽 樹:「もし。私のことを」
神楽 樹:「先が見えないのなら。やりたいことを果たす、と。そう言っていたなら」
神楽 樹:「私はきっと、断っていました」
神楽 樹:……いつか終わる道に。彼を付き合わせることは、私には耐えられなかった
神楽 樹:遺してしまうことの恐怖は知っている。ずっと抱えて生きていた
神楽 樹:「……ただ一言」
神楽 樹:彼は。
神楽 樹:「先を見ていた。それだけです」
神楽 樹:──終わる道ではなく
神楽 樹:終わる先を見た。不確定で、何も見えなくても。ただ真っ直ぐに見続けていた
神楽 樹:だから。頷いたのだと思う。
真堂啓介:「……実のところ、残される側が覚悟を決めることは簡単でな。単に、立ち止まってしまえばいい」
真堂啓介:「だが、彼は……君たちは、走り続けることを選んだわけだ」
神楽 樹:「単純だと思います」単純で。きっと何よりも難しい
神楽 樹:「昔からそうです。……簡単だと無理矢理、私の手を引いた」
神楽 樹:「──だから。私はここにいます」
真堂啓介:「……ふむ」
GM:少し、何かを考えるような素振りをしていましたが。
真堂啓介:「いや、ありがとう樹くん。……いやなに、気になることは知らぬままに出来ない質でな。変なことを聞いてすまなかった」
GM:納得したように、あるいは満足したように頷いてから。
真堂啓介:「では、俺はこれで。……ああ、和樹くんに、また差し入れを期待している、と伝えておいてくれ」
神楽 樹:「……素人料理でよければ」
GM:うむ、ともう一度頷いて笑ってから。
GM:真堂は、また飾太刀を手に、神楽が奏されている本殿の方へと去ってゆきます。
神楽 樹:その背中を見送って。再び、微かな音で満ちた時間に戻り
神楽 樹:「……私は」
神楽 樹:「ここにいる」
神楽 樹:左手の薬指に触れて。ただ呟く
神楽 樹:……時を経て変わるものはある。気持ちも、変化からは逃れられない
神楽 樹:和樹は少しだけ変わった。何かを追うように。その笑顔に何かを隠して
神楽 樹:……けれど信じている。信じられる。
神楽 樹:これから歩む道を。共にいると決めたのだから
神楽 樹:貴方は私の手を取った。だからきっと、
神楽 樹:「……私の番」
神楽 樹:何かがあるなら。今度は私が、彼の手を引く
神楽 樹:そうやって。歩いてゆけばいい
神楽 樹:──そうでしょう? 和樹。
<エンディング:一条 凛太&津島 秋>
GM:持ち込まれた事件は無事解決し、残るはいつもの後処理…となるはずでしたが、普段とは少し様子が違いました。
GM:キミたちの報告を聞いた第9支部副支部長は、何か言いたげな様子ではありましたが、丁寧に礼を述べて12支部を去り。
GM:では、と経費精算等の処理に手を付けようとしたところ、12支部の面々が、半ば奪い取るように仕事を片付けはじめ。
GM:丁度いい、少し外を回ってきてはどうかね、などと。珍しく机に張り付いている支部長から言われ。
GM:出店の並ぶ賑やかな場所へ、キミたちは放り出されました。
津島秋:「…………珍し過ぎる…」目が白黒している。
津島秋:「なんらかのスタンド攻撃でも受けているのでは………?」
津島秋:そんな妄言が出るくらいに衝撃だった。上は桃色、紫の帯。下は萌黄色の袴の浴衣だ。
一条凛太:「まあ」
一条凛太:「いい機会だな。たまにやあよお」
一条凛太:こちらは作務衣だ。
津島秋:「……いやここまでくると不気味だよこれ」
津島秋:「………」はあ、と一つその姿を見て息を吐いて。
津島秋:「…、まあいいか。じゃあ、エスコートをお願いしてもいいかな?」そっと手を伸ばす。
一条凛太:「良いぜ。」
一条凛太:「今日くらいは、言うこと沢山聞いてやらねぇとな」
津島秋:「では、お願い致します、紳士様?」悪戯っぽく笑って。
一条凛太:手を取って
一条凛太:優しく引いていきます
津島秋:こちらもそのまま引かれていく。
津島秋:二日目。祭定番の屋台だけでなく、怪しい占いみたいなものや土産屋めいたものまで。
津島秋:定期的に鳴らされる、太鼓の音や祭り拍子の響く中、その様子を見詰める。
津島秋:目を細める。眩しいものを見詰める様に。
津島秋:それは、遠い思い出を見詰めるような──今は戻れない故郷を見やるような目で。
一条凛太:「親父、2つ。」
津島秋:「……ありゃ、わたしもちゃんとお金あるのに」ちょっとぼうっとしていた。
一条凛太:「いいじゃねェか。甲斐性くらいは見せさせろよ」
津島秋:「あはは、普段仕事を一人で回してるので十分見てるんだよなあ」
一条凛太:2つ、大きい白い塊を受け取って君に渡す
津島秋:「……ん。ありがと」そう言いつつ、そのまま受け取って。
津島秋:はむ、と一口。「………うーん、…この独特の食感と甘味…綿菓子だなあ」
一条凛太:「こういう機会じゃねェとほぼ食わねェしな」
一条凛太:言いながら、手を引く
津島秋:「りんちゃん、苦手ならわたしが食べるから遠慮しないでねー」はむはむと食べている。
一条凛太:予定では、こちらの会場で花火があるらしい
一条凛太:「今日はいい。」
一条凛太:白い塊にかじりつく
一条凛太:「甘ェ」
津島秋:「そっか」こちらも言葉少なに。
津島秋:「場所、いい感じのとこあるからそこいく?」
一条凛太:「知ってンのか?」
一条凛太:「俺ァとんと縁が無かったからな」
津島秋:「人も少ないと思うんだよね。ちょっと奥だし。……まー、ちょっと黒瀬さんとの飛翔チャレンジで」
一条凛太:だから場所とかをこっそり調べてきたのは秘密ではあるが
一条凛太:「じゃあ、頼むわ」
津島秋:たはは、と笑いつつ。「……もちろん、きみがいきたいところでもいいんだよ?」
津島秋:「……準備、してきてくれたんだね」ぽつりと、小さく零した。
一条凛太:「人が少ないっつっても、ネットで出てたとこだから信憑性薄いンだよ」
一条凛太:「………悪いかよ」
津島秋:「……。ううん、嬉しいよ」
一条凛太:「…そッか」
津島秋:「貴方が、わたしにしてくれようとしたことだもの」ふわりと笑う。
津島秋:手を引かれている。だから、顔は見れていない。
津島秋:そう。嫌われたかな、と思った。ズルいことをしているのは──承知の上だったけど。
津島秋:>一条凛太:「卑怯者が」
津島秋:「………わかってるよ。わかってる…」小声で。聞こえないように、呟いて。
津島秋:きゅっと、手を握る力を強めた。
一条凛太:「秋?」
一条凛太:強める手の力に気づいて
津島秋:「──なんでもないよ。じゃあ、いこっか」花火、始まっちゃうよ。そう言って。
津島秋:きみを、今度は此方が引くように歩く。
一条凛太:「あんまり急ぐンじゃねェぞ。慣れねえ履物だろ」
津島秋:「だいじょうぶ。把握はなれてるもん」
津島秋:足早に歩く。
津島秋:奇妙に想われてないだろうか。
津島秋:顔を、見られてないだろうか。
津島秋:──ただ、花火が見たいから。急いでいるだけだって…。そう、思って貰えてるだろうか。
津島秋:そんなことを考えていたからか。
津島秋:がつりと、石にぶつけて──
津島秋:「ぁ、」どこか呆けたような声。
一条凛太:「危ねェッ」
一条凛太:思わず肩を支えてつんのめらないように
津島秋:「………ごめん…」
一条凛太:「気ィつけろッつったのに…まあ仕方ねェか。」
一条凛太:しゃがんで足の状態だけ見てみる
津島秋:「…だめだな、疲れてるのかなあ」鼻緒が切れた履物を見詰めて途方に暮れる。
一条凛太:「切れてやがんな」
津島秋:「……ハンカチとかある?」ないなら、しょうがないから素足で歩くしかない。
一条凛太:「根本からやられてる。応急処置も効かなさそうだな」
一条凛太:「…よし。秋」
一条凛太:綿菓子をかたして
津島秋:「うええ……高いのにぃ…。あ、どうにかできるのりんちゃん」
一条凛太:しゃがんで背中を君に見せる
一条凛太:「ほれ」
津島秋:「…………?」
津島秋:「…………えーと」
一条凛太:「おんぶだよおんぶ。」
津島秋:「………う、ううう…」分かる。分かるけど。
一条凛太:「素足で歩かせられッかよ」
津島秋:「こ、この歳になって…!恥ずかしい…!」そう言いつつ乗ります。
一条凛太:「カカカ!」
津島秋:「わ、笑うなー!!」
一条凛太:「まだギリギリ出来る歳だろ。」
津島秋:「高校生はしないよ?!」
一条凛太:「しろ。」
津島秋:そういいながら、きみの首に腕を回して。
一条凛太:「お前はまだ甘えていい。」
津島秋:「………………そういうわけにも、いかないよ…」少し、震えた声。
一条凛太:「……」すこし息を入れて
一条凛太:「いいから」
津島秋:「………うん」
一条凛太:「今は俺に預けろ」
津島秋:「………わかった。お願いね」そう言って、体重を預ける。
一条凛太:落下しないか確認して
一条凛太:君の言う場所へと歩きだします
津島秋:「暑かったり重かったら言ってね…」そう言いながら案内する。
一条凛太:「アア?こんなモンだろ。」
津島秋:神社の森の、少し奥。入り組んだ中だが、知っている人間ならまあ普通に入れるだろう。
一条凛太:「大体重いからなんだってんだよ。人間の重量どうこうで何が変わるンだ」
津島秋:「……それわたし以外に行ったら叩かれても文句言えないからねそれ」
津島秋:「わたしも大分引っ叩きたくなった」
一条凛太:「元気でいいじゃねェか。」
一条凛太:「お前に笑ってもらいたくて来たんだ。そうじゃなきゃ俺は困る」
津島秋:そんなことを言いながら。体重を預けるからまあ、色々密着したりもするわけで。
津島秋:「…………困るよ、わたしは」
津島秋:「………わたしより、もっと他のひとに」「目を向けて、仲良くしたりしてほしいのに」
一条凛太:「………」
津島秋:そう言いながら。どこか吐息が湿ったように。
一条凛太:森の少し奥の、多少開けた所。言ったとおり人が少ない場所に、持ってきたシートを敷いて
一条凛太:ゆっくり君を降ろします
津島秋:「……、ん」「ありがとね」
一条凛太:祭りの喧騒はもう遠く。夜空はしんと静まって
津島秋:遠くの星空が、丁度ぽっかり空いた空間からよく見える。
津島秋:「……綺麗でしょう?」
一条凛太:「ああ」
津島秋:「……二年の前から、見つけてた。大事な場所だよ」
一条凛太:「俺が入って多少くらいか」
津島秋:遠くを見詰める。距離と、時間を超えるように。
津島秋:「…そだねえ。なつかしいなあ…」
津島秋:その時は。
津島秋:全然表情も変わらなくて……もっと、ひどく世界がシンプルだったころだ。
一条凛太:「あン時からお前、ホントに変わったよな」
津島秋:「……。ふふふ」
津島秋:「……ちょっと、思う時は有るよ」
津島秋:「あのまま、だったなら………もっと」
津島秋:「簡単で、ひどくあっさり割り切れたのに、って」
津島秋:遠いところを見詰めている。そんな、意味のないイフを弄ぶ。
一条凛太:「……秋。」
一条凛太:「まだ、そんな事言うのか」
津島秋:「…………貴方が言った通りだよ。わたしは、ずるいんだ」
津島秋:「…………どんなに、わたしが遠く遠く、遥か彼方までいけたとしても」
津島秋:「それでも、わたしがここにいたことを--ここが、好きなことを変えられない」
津島秋:「最初から、………最初から、分かってたんだ…」血を吐くように。
津島秋:ああ。
津島秋:友だちが出来た。頼りになる先輩がいる。わたしの面倒を、進んでみてくれた姉のような人たちも。
津島秋:「…………どうして、なのかなあ」
津島秋:それは、此処を好きになってしまった事か。ここに、居場所を作ってしまった事か。
津島秋:自分でさえ、わからない。
一条凛太:「それはよ」
一条凛太:「嫌なことだったのか?」
津島秋:「………りんちゃんはさ」
津島秋:「ほんと、きびしいよね……」
津島秋:ぽふりと。きみの背中に顔を埋める。
一条凛太:「よく言われる」
津島秋:「そんなわけ、ないよ」
津島秋:「…嬉しかったんだ。嬉しかったんだよ…」
一条凛太:「嬉しかったのなら」
一条凛太:「向こうだって同じくらい嬉しいんだ」
津島秋:「…………そうなのかなあ」
一条凛太:「ああ。」
一条凛太:「間違いない」
津島秋:「……わかんないよ……みんな、普通にお父さんやお母さんがかつていたり今いたりして」
津島秋:「そうやって、望まれて生まれてきたんでしょう…?」
津島秋:「わたしは、ちがうよ」
一条凛太:「それでも、間違いない」
津島秋:「……どうして、そう言えるの?」
津島秋:迷子のような。
一条凛太:「俺がそうだから」
津島秋:迷って、迷って──どこにも頼れる標もなくて。
津島秋:「………………え」
一条凛太:「望まれてたかなんて俺にはわかンねェ」
一条凛太:「両親なんざ物心ついてた時にはいなかった」
一条凛太:「だが、秋」
津島秋:ぼんやりと、涙が浮かんだ幼い表情で。きみをみている。
一条凛太:「お前と一緒にいた2年間」
一条凛太:「楽しくなかったって言ったら、嘘になる」
津島秋:「……………………ぁ、」あの、とき。
津島秋:あの時に、彼の眼から零れていた。たった一滴の。見間違いだと、そう思おうとして、どうしてもできなかったもの。
一条凛太:右手が君の手を取る
津島秋:「…………………」呆けた表情。全く予想もしていなかった--いや。信じられなくて、撃ち捨てていた都合のいい想像のようで。
一条凛太:「ここにいる。一人。だから、間違いない」
津島秋:「……………ぅ」くしゃりと。表情が歪む。
津島秋:「…………ぅうぅうううぅ…!」
一条凛太:「悲しいのか」
津島秋:「…………ちが、うよう……」
津島秋:「………うれしく、ても。泣くんだよ…」
一条凛太:「そッか」
一条凛太:「そういうのもあるっつってたな」
一条凛太:取った手に力を込める
一条凛太:気づくかも知れないけど
津島秋:「…………うぅううぅうううぅぅぅ…」ボロボロと涙を零している。
一条凛太:取った右手には、手袋ははめていない
津島秋:ぎゅ、と。気付くか気づかないまま、そのまま強く手を握る。
津島秋:「………………ひ、く。…ばか」
津島秋:「………ばか、だよ……わたし、きっと」こうして、こうまでしてもらって。
津島秋:わたしは、きっと返せるものがとても足りない。
津島秋:時間が無い。知識も知恵も、経験だってそうもない。
一条凛太:「何が馬鹿だよ」
津島秋:「………費用対効果、ぜんぜんつりあって、ない…」
津島秋:「いっつも、もらってばっかり……!」
一条凛太:「なあ秋」
津島秋:「……なんだよぅ」
一条凛太:「お前が人にやってきたことって、全部が全部見返りを求めてやってたのか?」
津島秋:「………そだよ!わたしが、好きなものに、すこしでもお返ししたかったの!」
津島秋:「貰ってばっかりで…!いつもわたしは見てるだけだったから…!」
一条凛太:「なるほど」
一条凛太:「じゃあ、俺も同じだな」
一条凛太:空いた左手で君の肩を引いて、
津島秋:「ううう……!ちがうでしょ…!」
一条凛太:正面から相対する
一条凛太:「違わねェ」
津島秋:むーっと見つめる。
津島秋:「違うよ」
一条凛太:「何がだよ」
津島秋:「………もらっても、分からない物を貰ってるのは。見返りってよばないよ」
津島秋:酷いことを言っている。
津島秋:それでも、これが津島秋の本音だ。彼が、ずっと。自分が分からないけれど、それを抱える人たちを本気で守ろうとしてきたことを。
津島秋:ずっと、見つめてきたから。
一条凛太:「見返りなんだよそれは」
一条凛太:「見えなかろうと、聞こえなかろうと。」
一条凛太:「“それ”は、人一人を救えるものなんだよ」
津島秋:「…違うよ」
津島秋:「…じゃあ、あなたはどうなの…」
津島秋:「わからないけど、大事な物だって…そうやって抱えて行って…!」
一条凛太:じっと、君の目を見て
津島秋:涙が浮いた瞳で見つめ返す。
一条凛太:「…ああ、そうだな。」
一条凛太:「ちゃんと言葉にしねェといけねぇ時なんだな。やっと分かった。」
津島秋:「……………」不安が瞳に奔る。
一条凛太:少しだけ自重気味に笑って
一条凛太:「秋。」
津島秋:びくり、と身体を震わせる。怒られる前の子供のように。
一条凛太:「同じなんだよ。見返りが欲しかった。お前が笑えば良いと思って、慣れないことも何でもしてきたつもりだ」
津島秋:--嫌われる覚悟なら、ずっと抱えていた。
津島秋:あのときに、指摘されるその前から。
一条凛太:「大切って、そういうことなんだよ。相手が笑ってくれりゃ、どれだけ賭けても良いと思える。費用対効果とかぶっ飛ぶくらい、大きい見返りなんだ。」
一条凛太:「秋」
津島秋:「ぁ、え」
一条凛太:「お前はそういうやつだ。俺にとって、一番大切な奴は。」「津島秋」「お前しかいない」
津島秋:「……………うそ」信じられない、と。目が大きく見開かれて。
一条凛太:「いつ死ぬかとか。」「割り切っていきたいとか。」「関係ない。」
津島秋:「………………ぁ、」言葉が、理解できる。彼から聞こえてきた言葉は、いつだって--最優先で聞いていたから。
一条凛太:「俺は全力でお前を生かすために動きてェし。」「全力でお前を笑顔にしてェ。」
津島秋:「…………ぅ」
一条凛太:「お前が逃げ出したくたってかまうもんかよ」
津島秋:ぽろりと。また涙が溢れだしてきて。
津島秋:「……………ばか」
津島秋:「……うまくいかなかったら、どうするのさ…」死んでしまいそうだ。
一条凛太:「ああ、馬鹿だよ」
一条凛太:「関係ねェっつったろ」
津島秋:「…ひとりで、そんなことを、言ってくれた人を…」
津島秋:「…置いていきたくなんて、ないよ…」
一条凛太:「関係ねェ」
津島秋:泣き笑いの顔。
津島秋:「…ひどい」
一条凛太:「誰だって死ぬ」
一条凛太:「だから」
一条凛太:「俺が、お前を幸せで殺してやる。」
津島秋:「……いつだって、貴方はそう」
津島秋:「……わたしがどんなこと考えていたって」
津島秋:「……いっつも、ぜんぜん考えもしなかったことで、わたしを攫って行っちゃう」
津島秋:「……だから」「……諦めて、いたかったのに」涙を零しながら、そう呆れるように零して。
津島秋:「………わたしも」
津島秋:「……わたしも、貴方が」
津島秋:「一条凛太くんのことが、津島秋は」
津島秋:「……ずっとずっと、好きだったんだよ」ぽろぽろと。涙を零しながら笑う。
一条凛太:「……そッか」
津島秋:「………ばか。わたしなんかより、ずっといいひとたちがいるのに」
津島秋:「……物好き」
一条凛太:「お前は」
一条凛太:「本当に自分に帰ってくる言葉しか言わねェな」
津島秋:「……知らないの?」
津島秋:「……津島秋はね、そんな人の事ばっかり」
津島秋:「見詰めていたせいだよ」
一条凛太:「物好きかよ」
津島秋:「…そうだよ。きみと、おなじ」
一条凛太:「バッカだな、お前」
津島秋:「バカって言った方がばかなんです」
津島秋:あはは、と泣きながら笑って。
津島秋:重ねた手を繋げたまま、肩と肩をくっ付ける。
一条凛太:「あーあ」
一条凛太:「めちゃくちゃ疲れた気がするぜ」
津島秋:「………わたしも、そうかなあ。本当…」
津島秋:「………こんなことになるなんて、思ってなかった」
津島秋:いっつもそうだ。二年前。彼が来手しばらくしたとき。
津島秋:わたしの戦い方に、とんでもなく怒ったのは彼で…。
津島秋:初めて。
津島秋:わたしという個人を、その後ろにあるものだとか、いろいろなものを交えずに見られたような。そんな、ことを思ったんだ。
津島秋:其れが最初。
津島秋:「……いっつも、貴方はわたしを振り回すんだよね」くすりと笑って。
GM:ひゅるりひゅるりと、遠く、笛のような音がする。
GM:その音が途切れ、一瞬の静寂。そして。
GM:空には花が咲き、遅れて、身体を揺さぶるような音。
GM:それが、何度も、何度も。夜空を一面染め上げるように続きます。
一条凛太:「始まったな」
津島秋:「…そうだねえ」
津島秋:その空に咲く花が、余りに綺麗だったから。
津島秋:つい、彼の方を見て──
津島秋:そっと、唇を向け…、
一条凛太:がっつん
一条凛太:「痛ッデ!!」
津島秋:「……~~~っ!!?」
津島秋:「………ひ、ひったひ……」
一条凛太:互いに互いの呼吸をあわせずに顔を接近させれば、そうなる
津島秋:「…………ぅぅう。や、やっぱりこういうの、雰囲気に流されたけど早いよね…!」
一条凛太:すなわち一条も顔を接近させていたことで
津島秋:「…花火!花火見よう!」
津島秋:顔は真っ赤だ。首筋まで朱色。
津島秋:目をぐるぐるさせて逃げようとする。
一条凛太:「ち……」
一条凛太:「違う…だろ……!」
一条凛太:ずっと手をつないでいたのが運の尽き
津島秋:「……ひゃ、っ」
津島秋:きみからの突然の力に。無意識でも抵抗しない。
一条凛太:ぐいと軽く引いて、少し反らせばかんたんに身を寄せ合うことになる
一条凛太:少しも笑わない真剣な表情で
津島秋:「………はわわわわわ。こ、これはちょっと近いのでは?」
一条凛太:「いいから」
一条凛太:「言ったろ」
津島秋:真赤な顔のまま。普段通りにふざけようとして--
一条凛太:「俺がお前を、殺すって」
一条凛太:本当にそっと、やさしく
津島秋:「……ぁ、ぅ」
一条凛太:唇を重ね合わせる
津島秋:--捕まった。
一条凛太:「放さねぇ」
津島秋:一瞬、身体を固くして--すぐに。力が抜けていく。
津島秋:「…………つかまっちゃった」ふにゃふにゃの笑み。
津島秋:──2年の前から。ずっとずっと、自分を掴んでいたものに。
津島秋:「…………離したり、しないでね?」
一条凛太:「放さねえ」
一条凛太:もう一度
津島秋:「……ん、ぅ」
津島秋:彼の髪を撫でる。
一条凛太:「信じてくれるまで、何度だってやる」
津島秋:唇の感触。目の前のそれに、夢みたいに思えてくる。
津島秋:こちらから、その言葉の直後に。唇を触れさせる。
津島秋:「──信じてるよ。貴方のことなら、いつだって」
津島秋:花火の音がする。一瞬で消える、空の華。
津島秋:──いつだって儚くて。でも、誰かの胸に残るもの。
津島秋:嘗ては──そんな風に、なりたかった。
津島秋:溶けて消える雪のように。綺麗なものだけを残して。
津島秋:でも。
津島秋:「……つかまっちゃった、もんね」
津島秋:津島秋の人生は──もう、わたしだけのものじゃなくなった。
津島秋:だから。だからそう、仕方がないのだ。
津島秋:「すきだよ、りんちゃん」
一条凛太:「ああ」
一条凛太:「好きだ。秋」
一条凛太:何日残っているかとか 関係ないこと
一条凛太:誰だって生きて死ぬ。
一条凛太:本当にきれいなものだけ残して死ぬなんて、優しすぎる君には出来ない。
一条凛太:少なくともここに一人、そう信じている
一条凛太:だから、綺麗なものをそれ以上に増やしていくのだ
一条凛太:そう、習ったのだから