かつて、奇跡の再演を目指して造られた少女が居た。
一枚合わせの歪んだ鏡像は、その歪み故に葬られ、全ては過去へと消えた……はずだった。
再び現れた無貌の狼が示すものは、罪の赦しか、地獄への誘いか。
傷ついた獣の腕はただ、孤独な戦いの中で虚しく彷徨い続ける。
その先に待つものは、果たして───
DX3rd「Broken the Mirror」
月明かりの下に、安らぎを求めて。




GM:ではまずPCハンドアウトに沿ってかんたん自己紹介!
GM:まずはPC1!芦屋法乍くん(PL:森田さん)!


PC1:芦屋法乍

芦屋法乍:はい!PC1を承りました芦屋くんです!
芦屋法乍:ミノウミウシのキュマイラ!へらへらへろへろとした軟弱コピー能力者!
芦屋法乍:同じクラスの月影さんにぞっこんホの字!彼女のためなら火の中水の中!
芦屋法乍:ですが実際に顔を合わせると照れ隠しで余計なことばっかり言ってしまう。そういう感じのティーンエイジャーです。
芦屋法乍:一言で説明するとコミュアルカナが魔術師の男。
GM:ムードメーカー!
芦屋法乍:性能としては、白兵RCに盤面からのエフェクトコピーが絡むという
芦屋法乍:まあ面倒くさくて旨味が少ない感じの構成。
芦屋法乍:今回は新たに、強エフェクト力の法則を取得!
芦屋法乍:立ってるだけでも仕事するぜ!以上!みなさまよろしくおねがいします!
GM:よろしくおねがいしますー!
GM:そんな芦屋くんのハンドアウトはこちら!

【PC1 芦屋法乍ハンドアウト】
七篠 柚希 P好奇心or興味/N不安or猜疑心
キミには現在、困っていることがある。それは、キミが最近出会ったひとりの少女のことだ。
ある夜、キミが出会った傷だらけの少女。
彼女はキミに助けられ、意識を失う寸前にはっきりと口にした。「秋古」と。
まさか、キミのクラスメイトである月影 秋古のことだろうか?
一見して彼女の関係者とは思えないが……。
キミはことの真相を調べる必要があるだろう。

芦屋法乍:あ!
芦屋法乍:GMに質問大丈夫ですか!
GM:どうぞ。お答えできるかは質問によりますが……
芦屋法乍:これってOPだとどの時点から始まります?
芦屋法乍:もう家にこの子を匿ってるところから?
芦屋法乍:それか出会って連れ帰るところから?
GM:それはきちんとお答えすべき質問ですね!
GM:想定では、匿ってるところから始めようかなーと思ってました。
芦屋法乍:普通にケガした女の子がいるだけなら
芦屋法乍:救急車呼んでしまうタイプのPCなのでw
芦屋法乍:ちょっと家に連れて行く理由考えときたい!
芦屋法乍:ありがとうございます!了解!
GM:そういうわけで、捨てられた野良犬のような子を拾うことになるので、頑張ってください!
芦屋法乍:がんばります!

GM:では次PC2!月影秋古さん(PL:里村さん)!


PC2:月影 秋古

月影 秋古:はい。月影秋古です。今回は、ご招待ありがとうございます。
月影 秋古:芦屋くんとは……なんだろうね。
月影 秋古:とりあえず、ダメージを与えるたびに自分が死ぬタイプのウロボロス/ノイマンです。
GM:いえいえー月影さんと芦屋くんのドラマ、僕が見たかったので勝手にお招きさせてもらいました!
GM:お応えいただき、こちらこそありがとうございます!
GM:ww
月影 秋古:ありがとうございます。……Dロイス「輪廻の獣」持ちで、暴走すると黒い何かになります。
月影 秋古:……そういえば、固定ロイスはこのままでいいでしょうか?
GM:あ、そうですね。今回のシナリオロイスは固定ロイス3本目と同一人物なので
GM:差し支えなければ名称変更いただくと何かこう……ややこしくなくてよいかも。
月影 秋古:わかりました。ちょっと書き換えておきます。
月影 秋古:あとは……いただいた演出用経験点で、ウェポンカスタマイズのセンスエフェクトを取得しています。
月影 秋古:そんなところかな。よろしくお願いします。
GM:よろしくおねがいしますー
GM:では月影さんのハンドアウトはこちら!

【PC2 月影秋古ハンドアウト】
ユズ P庇護 N恐怖or不安
キミには現在、困っていることが二つある。
一つは現在、UGNで保護されている“ユズ”と名付けられた少女のこと。
そしてもう一つは、かつてキミが対峙したFHエージェント“ブラックミラー”の姿が再び、市内で確認されたということ。
かつて対峙し……そして現在はUGNに保護されているはずの“ブラックミラー”がなぜ再びこの街に現れたのか?その目的は?
キミは真相を調べなくてはならない。

GM:というわけで、二度あることは三度ある。
GM:またクローンです!いったい何体いるんだこいつら。
月影 秋古:……どんな子なのか、気になりますね。
GM:そこはそうでしょうね!出会いの時をお楽しみに!

GM:続いては……そうですね。まずは神楽 樹(PL:EXst)さんから自己紹介お願いしてもいいですか!
神楽 樹:わかりました。


PC3:神楽 樹春日 雪

神楽 樹:「第六支部所属、神楽樹。よろしく」
神楽 樹:第六支部のフロントメンバーを張る、チルドレン出身エージェントにして賢者の石適合者。
神楽 樹:石に体を侵食され、余命宣告を受けるもいまだ戦い続けています。
神楽 樹:フィーストセルの連中とエンカウント率が高く、会う度に混ざり物だの貶されている。ちょっと石が埋まってるだけなのに。
神楽 樹:構成は単純なアタッカー。130点からはFPAが消え、《縮退機関》を使って殴ります。
神楽 樹:4点分で《偏差把握》を取得して、視界が潰れてもある程度動きを捉えられます。あと、実は歌が巧かったらしい。
神楽 樹:今回も奴らの気配を察知してますが、どうやら少々難しい関係の二人がいる。口下手はどうするべきなのか。
神楽 樹:以上、よろしくお願いします
GM:よろしくおねがいしますー!
GM:では続いて、第9支部の副支部長!春日雪ちゃん(PL:しんごろさん)!自己紹介お願いします!
春日 雪:はっ!
春日 雪:「姓は春日、名は雪と申します。……はい、かの“ディアボロス”とは遠縁にあたります」
春日 雪:「……それとも、この街ではこう名乗るべきでしょうか。わたしは、“マゲイロス”の血縁者である、と」
春日 雪:「ですが、今のわたしは第9支部の副支部長を預かる身。なので……ええ、そうですね」
春日 雪:「気軽に、雪ちゃん、と呼んでもらえると嬉しいです。……ね、いいでしょう?」
春日 雪:N市第9支部副支部長。小学生。春日一族の出身であり、“マゲイロス”の姪にあたる。
春日 雪:オーヴァードとしては、薬物精製と領域操作を用いた支援能力に長ける。
春日 雪:愛用の外套は、かつて治めていた支部を統べる証として先代から受け継いだ遺産。少しずつ心が冷たくなる、という曰く付きだが…。
春日 雪:支部長としての責務を離れれば、年相応の可愛らしい少女である。今は、まだ。
春日 雪:シンドロームはソラリス/オルクス。低い行動値を活かして、行動済みの味方を再行動させます。
春日 雪:やること自体は130点で完成しているので、ミドルでダイスを増やしたり、カバーリングを生やしたり、調達を伸ばしたりしました。
春日 雪:馬車馬のように働きたい人は手を挙げてください。挙げなくても動かします。
春日 雪:以上!よろしくお願いします!
GM:ではそんなお二人のハンドアウトは……こちら!

【PC3 神楽 樹・春日 雪ハンドアウト】
“スリーピング・ボム” 推奨ロイスP任意/N軽蔑あるいは脅威
キミたちはUGN第6支部に属するエージェントと、第9支部の副部長だ
君たちは現在、N市の廃ビル内で発生したオーヴァード同士の戦闘の中で、“フィースト”セルに所属する
エージェント“スリーピング・ボム”の活動が確認されたとの報せを受ける。
また、現場にはUGNと共闘中の“ストレンジャーズ”第10小隊の指揮官、九重いつきの姿が確認されたとも。
危険な暗殺者がなぜこの街に現れたのか?“ストレンジャーズ”の指揮官が現場にいた理由とは?
キミたとは状況を見極めるべく、調査に乗り出すことにした。

GM:というわけで、街に危険な暗殺者が解き放たれます。頑張って退治してください!
神楽 樹:殴るのは得意です
春日 雪:狩りはあまり得意ではないのですけれど……頑張りましょう。ね?
GM:よし!では4人の少年少女の自己紹介が終わったところで、いよいよ本編行きましょう!

【OP1】
シーンプレイヤー:芦屋法乍

GM:登場ダイスをどうぞ!
芦屋法乍:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 9[9]+39 → 48

芦屋法乍:たかい!
GM:オーウ……OPにしてはデカい数値!

GM:雨の振りそぼる、ある夜のこと。
GM:夏の雨というのは非常に強烈で、傘も差さずに歩けば、立ちどころに頭から濡れ鼠にされてしまう。
GM:キミ……芦屋法乍がひとりの少女と出会ったのは、そんな夜のことでした。
芦屋法乍:「急に降り出すかね……ったく」
芦屋法乍:「足元ドロドロだし。朝のお天気お姉さんがよぉ」
芦屋法乍:ブツブツぼやきつつ、ビニ傘を差して歩いている。
GM:キミが文句を言いながら歩いていると、ほんの数間先から<ワーディング>の展開を感知します。
芦屋法乍:「……!」
芦屋法乍:降り注ぐ雨粒が、震えるような感覚。
GM:おまけに、爆発音のような音まで聞こえてくる。どうやら、こんな雨の日に、ところかまわず戦っている何者かがいるようです。
芦屋法乍:数秒立ち止まって
芦屋法乍:曲がり角をくるりとターン。
芦屋法乍:「『賢明にゆっくりと歩け。』」
芦屋法乍:「『速く走ろうとすれば転ぶ』……なーんつってな」
芦屋法乍:見なかったことにして
芦屋法乍:その場を離れようとする瞬間
芦屋法乍:それでもつい、闇の中に目を凝らしてしまう。
芦屋法乍:何者が戦ってるのか、輪郭は掴めますか?
GM:掴めます。
GM:黒い、狼に似たヘルメット……だったものの残骸を纏った少女がフラフラと立ち上がっています。
芦屋法乍:(……女かよ)
GM:身にまとっていたハーフコートはすでに穴だらけで、左腕……は、もともと義手のようですが
GM:粉々に砕け、ワイヤーと歯車のようなものが覗いている。
GM:対峙している敵の姿は君の位置からはよく覗えませんが、どうやら先の爆発音の原因を受けて、吹き飛ばされたらしい。すでに重傷だ。
芦屋法乍:無言。数秒。うんざりしたような表情を浮かべて。
芦屋法乍:「あああ……クソ!!」
芦屋法乍:ばちゃばちゃと早足で水たまりを踏んで
芦屋法乍:少女の方に歩き出す。
芦屋法乍:「『所詮は人間。いかに優れた者であろうと、時には我を忘れよう』……はぁーあ……」
芦屋法乍:「よぉ。元気?」
芦屋法乍:少女に向けて手を上げる。
七篠 柚希:「……!」少女は君の接近に気づき、視線を君の方へと差し向ける。
芦屋法乍:「俺はそんなに元気じゃねーけどな。この先のコンビニでパルムを買いて~のに」
芦屋法乍:「あんたらがドンパチやってんだもん。近所迷惑だろ……分かってっか?チミたち?」
GM:敵も同じく君の接近を感じ取ったのでしょう。<ワーディング>が解除され、何者かが去る気配を感じ取ります。
芦屋法乍:(逃げた?)
芦屋法乍:少女ではない方の気配を感じて、眉を顰める。
七篠 柚希:君の態度を見て敵ではない、と感じ取ったのだろう。警戒を解く。
七篠 柚希:直後、フラリ、と膝から力が抜け、その場に倒れこむ。
芦屋法乍:「おい!」
芦屋法乍:駆け寄ってそれを支える。
七篠 柚希:「元気かどうかは……見ての通り、かな」そう呟いて。「くそっ……また……私は……」
GM:支えれば、芦屋君の手にどろり、とした生暖かいものが触れるのがわかる。
GM:アームドスーツを纏ってはいるが、尋常でない出血量だ。
芦屋法乍:「しゃべんな!えーっと、119番か……!」
芦屋法乍:スマホを取り出し、救急車を呼ぼうとする。
七篠 柚希:「!」
七篠 柚希:ガシリ、とおよそ重傷者らしからぬ力でもって、君の腕を掴む。
芦屋法乍:「!?」
七篠 柚希:「ダメだ。救急車は……呼ぶな……」
芦屋法乍:「呼ぶなって、いやアンタ」
芦屋法乍:「どうすんだよ!めちゃくちゃ血ぃ出てんじゃねーか!」
七篠 柚希:「ほっとけば治る……それより……今は」
七篠 柚希:敵の去った方を睨みつけて。
七篠 柚希:「“フィースト”……あいつらを……止めないと……」
芦屋法乍:「!」
芦屋法乍:「オイオイオイオイ」
芦屋法乍:「なんでその名前が出てくんだよ」
芦屋法乍:首を振る。
七篠 柚希:「秋古は……あいつらがいる限り……」
芦屋法乍:「……は?」
芦屋法乍:更に出てくる名前に、困惑を通り越して絶句。
七篠 柚希:「……お前」その反応を見て、ようやく視線をキミに向ける
七篠 柚希:「UGNか?」
芦屋法乍:「ちげーよ。ちげーけど……クソ」
芦屋法乍:「アンタのこと、ほっとけなくなっちまったじゃねーかよ」
芦屋法乍:半ば独り言のように
芦屋法乍:少女を支えつつ呟く。
芦屋法乍:「救急車はダメなんだな?」
芦屋法乍:「……俺の家なら、手当とかできるか?」
七篠 柚希:「……!」
芦屋法乍:「びっくりしてんじゃねーよ。こっちもこんなご提案したくねーっつーの」
七篠 柚希:「……数時間。ほんの少しでいい。ほんの庭先だけ」
芦屋法乍:「いや庭先とか置いとけるか!血!雨!」
芦屋法乍:「ツッコミどころ満載かよアンタ……」
芦屋法乍:ぶすっとしながら、歩き出そうとする。
七篠 柚希:「……ごめん。助かる」ぼそぼそとした声で。
芦屋法乍:「いいよ。別に」
芦屋法乍:「後で説明すっけど、俺には俺の事情があんの」
芦屋法乍:「それで気がすまねーなら」
芦屋法乍:「俺が買いに行くはずだったパルムをアンタがおごれ」
七篠 柚希:「……………」
芦屋法乍:「いいな?ぜって~~~だぞ」
七篠 柚希:「考えとく」
芦屋法乍:「そうしろ」
芦屋法乍:少女に肩を貸して、路地を去る。


【OP2】
シーンプレイヤー:月影 秋古


GM:登場ダイスをどうぞ!
月影 秋古:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 9[9]+40 → 49

GM:みんないきなりデカい出目だね!?
月影 秋古:まあそんな。

GM:N市・UGN傘下の総合病院
GM:UGNが証人保護用に貸し出している、通常は面会拒絶用の患者の入院室。
GM:そこに彼女はいる。
ユズ:「秋古!」
月影 秋古:「はいはい」
GM:キミが面会に来ると、彼女はぱあ、っと明るい笑顔を見せて、キミを招き入れた。
GM:“ユズ”。現在そう名乗っている彼女は、きみの今は亡き親友……本郷みかんの複製体、いわゆるクローン人間だ。
GM:FHが賢者の石の完全な適合者の量産、および完全状態の賢者の石の摘出を目的として生み出した複製体。
GM:その失敗作の一体が彼女だ。FH内部で暗殺者“ブラックミラー”として活動していた彼女だが、
GM:数ヶ月前、あるFHエージェントの粛清のためにこの街に現れた際にキミと対峙。敗れた現在は、UGNに保護される形でこの場にいる。
月影 秋古:年頃は……ちょうど。自分とみかんが、次の春を迎えられると信じていたころを思い出させて。
月影 秋古:「おとなしくしてた? 無理したら、また退院が伸びちゃうからね」
GM:キミと対峙したときの飢えた狼めいた激情はすっかり鳴りを潜めており、今では幼い少女のように無邪気なものだ。
ユズ:「あはは。心配性なんだから。……でも、うん。ありがとう」
GM:事実、ほとんど傷は癒えている。とはいえ、ほかの場所に移すにしてもさてどうしたものか、という扱い難さのため引き続き入院措置を取っている、という側面が大きい形ですね。
GM:そして今日、そんな彼女にキミは呼び出された。話したいことがあるのだという。
ユズ:「秋古。その……話なんだけど」チラリ、と警護に立つエージェントを見て。
月影 秋古:トートバッグをテーブルに置いて。
月影 秋古:「……すいません。少しだけでいいので、外してもらってもいいでしょうか」
月影 秋古:「何かあったら、すぐに呼びますから」
GM:エージェントは少しキミたちを見て思案したが、わかりました、と告げてその場を去る。5分だけですよ、とも。
ユズ:「ありがとう。……今から話すことは、まだUGNにも話していない」
ユズ:「正直、すごく悩んでる。話すべきかどうか。でも……秋古は、知っておいた方がいいと思う」
月影 秋古:「……何があったの?」
ユズ:しばらく沈黙してから、決意したようにきみの顔を見つめて。
ユズ:「いま、街に“私”がいる。わたし以外の私が」
月影 秋古:「……!」少し目を見開きます。
ユズ:「直接、姿を見たわけじゃない。なんとなく……よく言う、双子の繋がりみたいな、ぼんやりとした感覚だけど」
ユズ:「でも、確かにわかる。正直、私も驚いてる」
月影 秋古:「……ともかく、来てるんだね。ほかの子が」
ユズ:こくり、と頷いてみせる。
ユズ:「その私が何を考えてるかまでは、わからない。でも、あの頃の私と同じなら……」
ユズ:「秋古を、助けようとしてる。……秋古の望む形とは限らないけど」困ったような笑みを浮かべて。
月影 秋古:「……もう、助けてもらったのにね」
月影 秋古:きゅ、と目元を細くして、うすいシャツの上から、自分の胸元を撫でる。
ユズ:「秋古。もし……」
ユズ:「もし、その私が目の前に現れたら」
ユズ:「勝手なお願いだけど…私のこと、助けてあげて。きっと、無茶してる」
月影 秋古:「うん。そうだろうね、わかるよ」
月影 秋古:「……似た者同士だから」
ユズ:「……ありがとう」
月影 秋古:「どういたしまして。親友の妹のことだもの、ほっておかないよ」
月影 秋古:「そんな目しないで。大丈夫。……もう、二度はやらないから」
ユズ:「妹……か。ふふっ」小さく微笑んで「うん……秋古も、無茶しないで」
月影 秋古:胸元に熱が来る。ユズと出会った事件の終わりに、自分で……引金を引いた傷跡だ。
月影 秋古:「……あれから、やっとね。何人か、友だちもできたんだ。これ、自慢だからね」
月影 秋古:「退院できて、出歩けるようになったら、ユズにも紹介してあげる」
月影 秋古:「だから、無理はしないよ」
ユズ:「うん。楽しみにしてる」
GM:ここで、病室の外からノックの音が聞こえる。先ほどのエージェントが、5分経ちましたよ、と扉越しに告げる。
月影 秋古:「はい。……それじゃあ、また来るね」
ユズ:「じゃあまた、ね」ベッドの上から小さく手を振る。
月影 秋古:トートバックを取って、入ってきたエージェントに一礼して、病室を出ていきます。
月影 秋古:──私以外の"私"が  この街に
月影 秋古:肩にかけるでもなく、トートバッグの持ち手を握るただでさえ白い指から、血の気が引いている。

GM:シーンカット!ロイス取得……なんですが
GM:すいません、GMが興奮しすぎて芦屋くんのロイス取得ターンをすっとばしてました。ご、ごめんなさーい!
GM:なので、ここで月影さんと芦屋くん、両者ともシナリオロイスに関する感情の決定頂ければ!
月影 秋古:はい。あ、ユズへのロイスは初期ロイスにいるので、取得は一度保留で。
月影 秋古:そちらの内容は「庇護/恐怖」、通常は恐怖表ですが、いまは庇護表にしておきます。
GM:了解です
芦屋法乍:あいさあいさ!
芦屋法乍:謎の少女に!庇護○/猜疑心で!以上!


【OP3】
シーンプレイヤー:春日 雪 / 神楽 樹


GM:お待たせしました!登場をどうぞ!
神楽 樹:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 1[1]+32 → 33

春日 雪:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 5[5]+40 → 45


GM:UGN・第9支部。
GM:一見なんの変哲もないオフィスビルに見える、日常の盾。
GM:そのブリーフィングルームの一室に、君たちはいます
春日 雪:「お呼び立てして申し訳ありません、樹さん。ご存知の通り、わたしたちは」
春日 雪:「実働戦力に、乏しいので。……ええ、わたしの口から言うのも何ですけれど」
春日 雪:くすり、と小さく笑って、香りの良い紅茶など勧めながら。
神楽 樹:「問題ありません。そのための、第六支部です」
エージェント:「では、私から現状の報告を」
春日 雪:お願いします、と頷いて先を促す。
エージェント:「先日未明、市内の再開発が放棄された区画で大規模なオーヴァードの戦闘行為が観測されました」
エージェント:「戦闘形跡はこのビルから飛び火して」
GM:展開された地図上に、転々と戦闘の痕跡がマーキングされていく。
エージェント:「この区画で消失しています」
GM:あるポイントを指し、マーカーは停止する。
神楽 樹:「……他支部の介入ではなく、自然に?」
神楽 樹:またはイリーガル、この町であれば野良のRB。候補は無数に挙がる
エージェント:「はい。エージェントが向かった時点では、すでに戦闘者の影すらありませんでした」
春日 雪:「その不自然さのため、調査の必要あり、というのがやどりちゃんの……支部長の判断です」
春日 雪:エージェントの後を受け、補足するように付け加える。
エージェント:「また、戦闘開始地点となった廃ビルですが」
エージェント:「こちらでリーディング能力のあるエージェントが情報走査したところ、少なくとも3……いや、4名の人物が最初、その場にいたことが確認されています」
GM:そう告げると、モルフェウス能力者がサイコメトリーを介して再現したモンタージュ写真が展開される。
エージェント:「“マゲイロス”。春日真津人……“フィースト”セルの首魁」
エージェント:「彼に関しては説明の必要なく、ご存知かと思います」
神楽 樹:その男の名に。わずかに瞳が細められて
春日 雪:「……わたしが、樹さんに声をかけた理由、おわかりいただけますね?」
春日 雪:微笑みを崩さないまま。
神楽 樹:「──痛いほどに」
春日 雪:それはよかった、と言葉ではなく表情で告げて。視線をタブレットに移す。
神楽 樹:歳下だからと侮るつもりはないが。やはり、この手の相手は苦手だ。手元の資料へ視線を落とす
エージェント:「次に、“ブラックミラー”。……この人物に関しては口頭での説明が難しくなりそうなので、手元の資料に詳細を」
GM:モンタージュ映像には、黒い無貌の仮面を被り、アームドスーツの上からハーフコートを纏った人物の姿が。
GM:胸から鎧の各部にかけて走る蒼い焔はさながら鬼火であり、亡霊じみた不気味さと恐ろしさを感じさせる。
エージェント:「彼女は故・本郷みかん女史のクローン体……と推測されます」
エージェント:「装甲服の起動動力は胸に内蔵された“愚者の黄金”……“賢者の石”を複製しようと試みた結果、だと」
春日 雪:「かつて、UGN側のオーヴァードと交戦。その後はUGNが保護した……と、記録されています」
春日 雪:「……いまもそのはず、ですね?」
エージェント:「はい。UGN側で保護している“ブラックミラー”に関しては、現在は“ユズ”と名乗り」
エージェント:「市内の病院にて証人保護を受けています。我々に対しても基本的に協力的で、このようなことをするとは、とても……」
エージェント:「事実、当日の映像記録や警備員たちの記憶のいずれにも、改ざんの痕跡はなく、脱走の記録もありませんでした」
エージェント:「装備のみを着用した別人、あるいは……別の複製体」
神楽 樹:「……クローン体が一人であることもない、という辺りが妥当か」
春日 雪:「ただのクローン体、複製体であれば、保護ないし討伐してしまえばよいだけの話です。けれど……」
エージェント:「はい。神楽さんのおっしゃる可能性が高い、と私たちも考えています」
春日 雪:「……樹さん。”彼女”のことについては?」
春日 雪:どこまでご存知ですか、と視線で問いかける。
神楽 樹:「……」
神楽 樹:「概要程度。調べてわかるほどのことは」
神楽 樹:「賢者の石の完全適合者である、と」
神楽 樹:無意識に。手が己の胸元、埋まったそれに重ねられて
春日 雪:「はい。……賢者の石は、錬金術におけるそれが万能の素であると考えられていた、そのとおりのもの……では、ありません」
春日 雪:「出力過少。暴走。あるいは……」
春日 雪:「侵蝕」
春日 雪:そこで一度、言葉を切る。
神楽 樹:「……万能元素というよりは」
神楽 樹:「触れたものを吹き飛ばす触媒。と言った方がいいかと」
春日 雪:「ええ。おそらく、そういった使い道こそが、最も平穏なのでしょう。……物騒ではありますけれど」
春日 雪:小さく薄く、笑みを浮かべて。すぐに、それを消す。
神楽 樹:「尤もです」
春日 雪:「ですが、人は夢を見るものですから。理想に手が届くかもしれないと思ってしまえば、尚更です」
春日 雪:「……失礼、続きをお願いできますか?」
エージェント:「はっ。……現場からは、この“ブラックミラー”と、もうひとりの人物が交戦を続けていたことが確認されています。」
GM:新しい映像が映し出される。
神楽 樹:夢の果てにあるものが彼女“達”である。口には出せない、まったく
GM:一見、30代半ば……にしてはやや精悍な顔立ちだが、サラリーマン然とした男性が映し出される。
エージェント:「“スリーピング・ボム”諸田 良純。“フィースト”セルのエージェントであり……」
エージェント:「暗殺者として知られています。この男が殺したオーヴァードおよびRBの数は、少なくともこの数年間で10余人に及ぶ、とされています」
GM:ギリリ、と。エージェントの説明資料を握る手に力が篭る。
GM:「おそらく、オーヴァードを匿った一般人や、民間協力者。そういった人物の被害者も含めれば、さらに犠牲者の人数は増える、とも」
GM:「極めて危険な殺人者です。能力に関しては、その一端が過去の交戦履歴から判明しています」
神楽 樹:「理性が利かない──いや」
神楽 樹:「むしろ、判断は速い。決断もできるタイプ」
春日 雪:「……わたしたちは、判断と決断の次、実行までに思考を挟む……挟んでしまうものですが」
春日 雪:「そういった段階を踏む必要がない人、なのかもしれませんね。……人となりまでは、資料だけでは判断できませんが」
エージェント:「暗殺者として極めて慎重な男です。人物像に関しても、はっきりとはしない部分が多い」
エージェント:「ただ能力に関しては、その一端が過去の交戦履歴から判明しています」
エージェント:「“爆破”です。コードネーム通りの爆撃系能力者。モルフェウスが基点のシンドローム覚醒者の可能性が高い」
春日 雪:「…………」
春日 雪:また清掃局の仕事が増えそうですね、と思ってはいるが口にはしない。
エージェント:「接触、あるいは10~60秒の時間経過により爆発するシャボン玉の精製……それがこの男の能力、とされています」
神楽 樹:「──周囲を巻き込むことに躊躇いがなければ。これ以上のエフェクトはない、か」
神楽 樹:厄介、という意見は理解する。人員の差、練度の差、攻撃範囲の大きさはそれらを覆す
エージェント:「ただ、彼の犯行はそれだけでは説明のいかない部分も多い。“スリーピング・ボム”が“ブラックミラー”を追撃しているとなると交戦の可能性が高いですが……くれぐれも、ご用心を」
エージェント:「……それから」はあ、と大きくため息を零す。
エージェント:局員の切り替えたモンタージュ映像に、4人目の人物が映し出される。
神楽 樹:「……残る一人に、何か?」
エージェント:「ええ、まあ……見ていただければ、ご理解いただけるかと」
エージェント:モンタージュ画像には、これまで映し出された殺伐とした三名の人物像から一転、朗らかな笑みを浮かべる少女の姿が映し出される。
九重 いつき:私です!
春日 雪:「……ああ。12支部の近辺に拠点を構えたのでしたね、そういえば」
エージェント:「“ストレンジャーズ”第10小隊長・九重いつき二等陸尉。彼女の姿も、現場のリーディングから観測されました」
神楽 樹:「…………」
神楽 樹:先日、12支部に顔を出した時。確か妙に元気なこの顔を見た覚えがある
神楽 樹:名前が同じなので、記憶には残りやすかった
春日 雪:「三つ巴、ということになりますね。……どうされました、樹さん。そんな、頭痛を堪えるような顔をして」
神楽 樹:「していますか」ほんのわずかに寄っている眉
エージェント:「彼女がなぜ、“マゲイロス”と同じ場にいたかは不明です」
エージェント:「彼女は現在、UGNとの同盟を締結し、我々と共闘している協力者、ではありますが……」
エージェント:「星辰館高校に在籍していた“キニゴス”のこともあります。万が一にも、裏切り者として“フィースト”と通じていれば、その危険性は相応に大きい」
エージェント:「まあ……なさそうではありますが……」
神楽 樹:そういうタイプには思えないが──疑う必要は当然あるだろう
GM:能天気な笑顔を浮かべる少女をちらり、と見て。
春日 雪:「ストレンジャーズの……いえ、彼女の真意を探ることも、目的のひとつとなりますね」
エージェント:「ええ。彼女の現在の動向ですが───」
エージェント:暗い目で大きくため息を吐く。
エージェント:「引き続き、星辰館高校に通学中の姿が確認されました」
春日 雪:「……樹さん」
エージェント:「彼女の性質的に、逃げも隠れもしない、ということでしょうし、聞けば素直に答えると思いますので……」
春日 雪:真剣な目で、樹さんの瞳をじっ…と見ながら。
エージェント:「気が重いのですが、お二人にはまず、彼女との接触を測っていただくことが最善かと……」
神楽 樹:「はい」視線を受け止めて
春日 雪:「ここは嗤うべきところだと思うんですが、何故でしょう」
春日 雪:「笑ったら、負けな気がするんです、わたし」
神楽 樹:「……私からは、一言だけ」
神楽 樹:吐息
神楽 樹:「こういう時。どういう顔をすればいいかわからない」
春日 雪:「……では、実際会って確かめてみましょうか。ええ、ええ。気は進みませんが」
春日 雪:ふう、と一つ息を吐いてから。
神楽 樹:「本当に」
春日 雪:「では……樹さん」
春日 雪:「改めて、よろしくお願いしますね?」
春日 雪:この時ばかりは、年相応の少女らしく。
春日 雪:ふわりとした微笑みを浮かべた。
神楽 樹:「……よろしくお願いします。春日副支部長」
神楽 樹:こちらが抱える苦手意識を飛ばすような、表情の切り替え
春日 雪:「……もう。雪ちゃんでいい、って言ったじゃないですか」
春日 雪:そして、少しだけ拗ねたように頬を膨らませて。
神楽 樹:「善処します」やはり。難しい

GM:シーン終了。“スリーピング・ボム”へのシナリオロイス締結が可能。
春日 雪:では“スリーピング・ボム”に「好奇心/■憤懣」で。
神楽 樹:スリーピングボムへ「排除対象:有為/〇怒り」でロイスを


【ミドルシーン1】

GM:まずは月影さんと芦屋くんの合流となります!
GM:シーン登場ダイスをどうぞ!
月影 秋古:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 3[3]+49 → 52

芦屋法乍:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 8[8]+48 → 56

芦屋法乍:たかい!

GM:芦屋くんが傷だらけの少女を拾った翌日・星辰館高校。
GM:少女は自らを「七篠 柚希」と名乗り、一晩芦屋くんの家に傷の手当ても兼ねて居候することになった……のですが。
GM:どうも今ひとつ常識に欠けるというか、危ういところがあり、留守番をさせている現状は芦屋くんにとってどうも今ひとつ、心配な状況であります。
GM:なにせ昨日の夜は、“鼠が出た”という理由で、あわや君の家の壁に大穴を開けるところだった。
GM:眠るし際は押入れに布団を敷いて寝るし、さながら青い猫型ロボットだ。
芦屋法乍:「はぁーあ……」
芦屋法乍:「結局なんにも聞き出せてねーし」
芦屋法乍:「怪我人のくせに元気すぎだろ……」
芦屋法乍:ぶつくさいいながら席につく。
芦屋法乍:(あ、き、こ……)
芦屋法乍:(それにフィーストって)
芦屋法乍:「確かに、言ったよな」
芦屋法乍:呟く。
GM:ガララララッ!
GM:君が席についたあたりで、教室の引き戸が賑やかな音を立てて思い切り開かれる。
九重 いつき:「皆さん、おはようございます!C組から失礼!」
九重 いつき:「月影さーーーーーーーん!月影秋古さんはいらっしゃいますかーーーーーー!?」
芦屋法乍:「っ!?」
芦屋法乍:大声にびっくり。
GM:教室に現れたのは九重 いつき。C組の生徒で……いろいろと妙な噂のある生徒として知られている。一言で言えば“変人”。
月影 秋古:軽く引く周囲に構わず、すっと立ち上がって、すたすたと歩いてゆく姿が見えます。
芦屋法乍:「はぁ?」
芦屋法乍:それを視線で追う。
九重 いつき:「おはようございます!実はあなたに少しお尋ねしたいことがありまして……それから、えーっと」
GM:月影さんに朗らかに挨拶した後、キョロキョロと教室内を見回す。
月影 秋古:首をひねって、落ち着かない視線を追いかけます。
九重 いつき:「芦屋法乍さんですね!あなたにも少しお伺いしたいことが!」
月影 秋古:芦屋くんを見る。
芦屋法乍:「はっ?」
芦屋法乍:素っ頓狂な声。で、すぐに取り繕って
芦屋法乍:「あー、なんだよ。いきなり逆ナンのお誘い?朝から飛ばしちゃってんジャン!てへ!」
九重 いつき:「いやーーーーーー、芦屋さんといえば、あの芦屋警視正さんの御子息さんですよね!」
九重 いつき:「お会いできて私、非常に感激しています!積もる話は山のようにあるのですが、ここでは少しお話しにくい内容でして!」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:その台詞に表情が固まる。
芦屋法乍:そしてじわっと、あからさまな嫌悪の表情が浮かぶ。
九重 いつき:「そうですね!乙女の秘密に関わるといいますか、その……」
九重 いつき:「恥ずかしいお話でもありますので、よければご同行頂きたいのですが!」
芦屋法乍:「いいよ。わかった。今行くわ」
芦屋法乍:押しのけるように、九重さんを廊下に出して
月影 秋古:首を傾げて、廊下に出ていきます。珍しいな、くらい。
九重 いつき:「うーーーん、どうやらあまり触れてはいけないタブーだったようですね。失言でした!これはとんだご無礼を!」
芦屋法乍:「別にまー、そういうわけでもねーって。親がケーサツって、むしろカッケーじゃん?」
芦屋法乍:「どんだけ大声で言いふらしてくれても構わねーよ。アンタがどこのなんだかはご存知ねーですけど。はははは」
芦屋法乍:割りと早口。多少付き合いのある月影さんには
芦屋法乍:苛立ちを感じるかもしれない。
月影 秋古:芦屋くんの横顔を視ています。あまり視線が揺れていない。
GM:ところで、現在の九重さんの格好ですが、頭にぐるぐる巻きの包帯を巻いて、手足をギプスで固めて松葉杖をついています。
GM:ただ、明らかに元気なので、一目見た時点で(ぜってーーーーー詐病だよ、あれ……)とわかるでしょう。
芦屋法乍:「……はい。んで」
芦屋法乍:人通りの少ない屋上近くの階段まで来て
芦屋法乍:パシッと膝を打つ。
芦屋法乍:「この面子ってもー語るに落ちてる感じすっけどさぁ」
芦屋法乍:「アンタのその怪我と、なんか関係あんのかよ」
芦屋法乍:「九重?だっけ?」
九重 いつき:「はい、自己紹介がまだでしたね!私、2年c組に通っております、九重いつきと申します!」
月影 秋古:「聞きました」
九重 いつき:「実はですね、私本来の職業は学生ではなく、立派な国家公務員でして!」得意げに。
芦屋法乍:「公務員ン?」
月影 秋古:「UGNの?」
九重 いつき:「いえ!UGNの皆さんとはご懇意にさせていただいていますが、所属は防衛省ですね!」
芦屋法乍:「マジかよ。防衛省って、つーことは……」
芦屋法乍:「”ストレンジャーズ”とかいうやつか?」
九重 いつき:「お詳しいですね!いかにも、防衛隊特別防疫戦略部隊“ストレンジャーズ”、第10特務小隊にて指揮官を拝命しております!」
九重 いつき:「九重いつき二等陸尉です!どうかよろしくお願いします!」
芦屋法乍:「指揮官ン!?」
芦屋法乍:「いや、あの」
九重 いつき:「はい!なんでしょう?」
芦屋法乍:「九重クンな。ちょっと、ぶっちゃけて構わん?俺?」
九重 いつき:「どうぞ遠慮なく!」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「ウソくせ~~~~~~!!」
芦屋法乍:「壮絶ウソくせ~~~~~~わ!!」
芦屋法乍:「いや、第一印象で判断すんのもどうかと思うけど!」
月影 秋古:芦屋くんを視ています。首を傾げて。
九重 いつき:「あはは!ぶっちゃけましたね!」
芦屋法乍:「とりあえず証拠みてーなのあんの?アンタがその」
芦屋法乍:「なんたら部隊の指揮官とかいうの」
九重 いつき:「うーーーーん。防衛隊の名刺と運転免許証ならあるのですが。こちらでご納得頂けますか?」
芦屋法乍:「いや納得いかねーって……無理あるって……」
九重 いつき:「ですよね!あはは!」
月影 秋古:「あとでUGNに確認しても大丈夫ですか」
九重 いつき:「どうぞ!N市の皆さんにはすでに共有されている、と思いますので!」
芦屋法乍:「おい、いいよ月影さん」
芦屋法乍:「すぐそういうの……やめといた方がいいだろ」
芦屋法乍:「まだこいつの話の本題にも行ってねーんだから」
月影 秋古:首をかしげる。
芦屋法乍:「……なんだよ」
芦屋法乍:怪訝なかお。
月影 秋古:「確認嫌だって言われたら、そのまま帰らない?」
芦屋法乍:「いや、つーか、月影さんが連絡取って確認すること自体が俺は」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:気まずそうにして
芦屋法乍:「まあ、いいや。証明は後でもいいけど」
芦屋法乍:「とにかく、その防衛隊の指揮官サマが」
芦屋法乍:「ごくごくフツーの男子高校生と女子高生」
芦屋法乍:「ツチノコ愛好会1号2号をひっ捕まえてなんの用なんだよ」
月影 秋古:「まだ続いてたんだ。その設定」
芦屋法乍:「ノッてくだされってだから……」
月影 秋古:九重さんを見る。
月影 秋古:「ツチノコ愛好会です」
九重 いつき:「“ブリーダー”でしたか!その件に関しては、お話はかねがね!」
芦屋法乍:「……こいつ」
芦屋法乍:「そこまで知ってんのかよ」
芦屋法乍:苦虫を噛み潰したような顔。嫌な予感しかしない。
九重 いつき:「さて、では本題ですが!」
九重 いつき:「実は我々、昨日ある人物との接触を測った際に大変な目に遭いまして!」
月影 秋古:「大変そうですね」松葉杖を見る。
九重 いつき:「ええ!これは“私は現在負傷しているぞ”というブラフで、実際のところこのまま腕立てできるほど元気なのですが!」
九重 いつき:「山口さんや月影さんのようなご学友まで欺かざるを得ない状況に関しては、心苦しくありますね!」
芦屋法乍:「……お、お前」
芦屋法乍:「なんでそれ自分で言っちゃうの!?」
芦屋法乍:「ますます信用できない度がマッハなんですけど!」
芦屋法乍:「ぜって~~~~~ウソだろ!逆にどんな組織だよ防衛隊!!」
九重 いつき:「……?私が欺きたい相手は皆さんではありませんので!皆さんに嘘をつくのもどうなかあと思ったのですが!」
芦屋法乍:「い、一周回って筋は通ってんのか?こんがらがってきた……」
月影 秋古:「それで、用は何ですか」
芦屋法乍:「うん、それね…」
九重 いつき:「こほん。ともかくですね!私たちがその……仮に敵としましょうか!敵と接触した際にですね!」
九重 いつき:「同じように接触を測って、そのまま交戦状態で現場から離れていってしまった方がいまして!」
九重 いつき:「実は今現在、その人物の保護のために動いている、という状況なのですが!」
芦屋法乍:「あー、つまり……あんたらが味方とはぐれたって?」
九重 いつき:「そうですね!厳密には味方になれればいいな、と思っている人と言いましょうか!」
芦屋法乍:「あんたらにとっちゃ第三勢力ってことね……今現在」
芦屋法乍:「そいつが俺らとどういう関係なんだよ」
九重 いつき:「昨夜もですね!こちらの斐川さんの力をお借りしまして、ご事情をお伺いに上がったのですが!」
GM:いつきが何もない空間を手で示すと、黒髪の気弱そうな少女が現れる。
斐川 清子:「う……ううう~~~~ッ」
芦屋法乍:「うわっ!」
芦屋法乍:びっくりしてびよーんとしたポーズ
芦屋法乍:「急に出てくんなよ!誰こいつ!?」
月影 秋古:気弱そうな少女を、猫が心霊現象を見ている感じでじっと見る。
斐川 清子:「ひ、斐川清子です……こ、この人の部下になります、いちおう……」
芦屋法乍:「おお、ど、どうも。なんか、呻いてるけど……」
芦屋法乍:「何なのこの人……大丈夫……?」
九重 いつき:「ああ、お気になさらず!彼女は至って平常運転ですので!」
九重 いつき:「彼女、動物と会話する能力と、それから今のように気配を消していろんな場所へ潜り込む能力がありまして!」
九重 いつき:「そういうわけでですね!昨夜、貴方の拾った“ブラックミラー”が、おそらく“鼠がいた”とかなんとか言って、彼女を追い払ったようなのですが!」
九重 いつき:「お心当たりはありませんか?」
月影 秋古:「…………」顔をしかめる。
月影 秋古:「"ブラックミラー"?」
九重 いつき:「はい!月影さんは“ブラックミラー”計画に関してもご存知ですよね?」
芦屋法乍:「ブラッ……何?」
芦屋法乍:そちらに視線を送る。
月影 秋古:芦屋くんを見る。
月影 秋古:視線がかちあう。めずらしく、険しい表情をしている、ように見える。
月影 秋古:「拾ったの? 芦屋くん」
芦屋法乍:「そういう、エマーソン・レイク・パーマーみてーな名前かはしらねーけど」
芦屋法乍:「……いるよ。家に1人な。オーヴァードが」
芦屋法乍:「俺だって好きで連れ込んだんじゃねーから。その辺勘違いすんなよ」
芦屋法乍:九重さんに言いつつ
芦屋法乍:どこか傍らのヒトに言い訳っぽく。
月影 秋古:きゅ、と目を細くして、髪留めを外します。塗装がほとんど剥げて銀色のヘアピン。
月影 秋古:指先で何度かなぞって。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:その様子を横目に。
芦屋法乍:「はっきりバレてんだろーし無闇にとぼけても話進まねーと思って認めたけど」
芦屋法乍:「確認しとく。アンタらは、別にあの子を捕まえてどーこーってわけじゃねえんだよな」
九重 いつき:「逆ですね!むしろ彼女を追っている相手に関しては協力しての撃退を申し出るつもりでした!」
芦屋法乍:「ってことは問題は」
芦屋法乍:「とにかくアンタらの信用ならなさになるんですけど……ヘイ!」
芦屋法乍:「そっちの……なんだっけ」
芦屋法乍:「呻いてる人」
芦屋法乍:ちょいちょいと
斐川 清子:「ひゃいっ!?な……なんですかあ……?」
GM:かなり怯えている。基本、オーヴァードは自分より強いので弱腰だ。
芦屋法乍:「……この女、九重くんね。アンタの隣のやつな」
芦屋法乍:「俺たち、信用していいと思う?」
芦屋法乍:「しょーじき!しょーじき言ってみ!」
斐川 清子:「えーっと、正直な話って言うなら、すごく微妙なところなんですけど……」
GM:首に取り付けられた、囚人兵の能力悪用を防止する小型爆弾が内蔵された首輪を指して。
芦屋法乍:「……それ、何?」
芦屋法乍:「形状的にまさか、もしかしてなんだけど……映画とかでよく見る爆……」
芦屋法乍:ものすっごく微妙な顔。
九重 いつき:「はい!爆弾ですね!彼女たちは減刑と引き換えに協力している元犯罪者でして!」
九重 いつき:「立場上必要なものですから!上からも“外すな”と厳命されていますし!私としても不本意ではあるのですが!」
芦屋法乍:「へーそう。ウン……あのね?」
芦屋法乍:「そんな人間を学校に連れてきてんじゃねーよ!!!!」
芦屋法乍:「もう無理無理無理無理絶対信用できないです信用できる要素ないです無理です」
九重 いつき:「そうは言っても清子さんなんかはすぐに逃げますしね!部隊としても必要な───」
月影 秋古:前髪を上げて、ヘアピンを挿し直します。
月影 秋古:芦屋くんの腕を掴んで引く、というか階段を降りる方向に歩きだして。
芦屋法乍:「おわ!」
芦屋法乍:月影さんに腕を引かれて階段を降りる。
九重 いつき:措置なのです!と言う前に、月影さんが芦屋さんを引いていくのを見て、笑顔のままではて、と固まる。
月影 秋古:「芦屋くん」
芦屋法乍:「な、何?」
芦屋法乍:どぎまぎとして、唇が震える
月影 秋古:「無断早退」
月影 秋古:「出席日数、大丈夫?」
芦屋法乍:「えー……あー」
芦屋法乍:「やっぱ……」
芦屋法乍:「割りと不良だよな」
芦屋法乍:苦笑して。
月影 秋古:「そうだよ」表情は薄いけれども、握った腕には力が入っているように思えます。
月影 秋古:「……いいかな」
芦屋法乍:「分かった」
芦屋法乍:いつもと違う、その腕にかかる力を感じて
芦屋法乍:「……あのさ、月影さん」
芦屋法乍:「あの、さ……俺がついてるぜ、2号」
芦屋法乍:控えめに、視線をやや俯きにして、言う。
月影 秋古:大股で(芦屋くんと体格差があるので、それでも小走りにはならないで済む程度です)数階降りて。
月影 秋古:昇降口が見えてきたあたりで。
月影 秋古:掴んだ腕の、袖を巻き込むようにぎゅう、と握りこんで。
月影 秋古:「ありがとう」
芦屋法乍:「……おう」

GM:昇降口
九重 いつき:「斐川さん!今のわかっててやりましたね!?」
斐川 清子:「すいませーん!!!!でも、正直にって言われたので……正直に答えただけなんですぅ~~~~っ!」
斐川 清子:口元を覆い隠して、泣くように顔を覆い隠す。その口元は、うっすら笑っているようにも見える。
九重 いつき:「……まあ、いいでしょう!ちょうどUGNの皆さんがお迎えに来てくださったようですし!」
九重 いつき:「我々も行きましょうか!」

GM:シーン終了!
GM:ロイスどうぞ!
月影 秋古:芦屋くんに「○信頼/悔悟」でロイスを。以上です。
芦屋法乍:月影さんに「慕情○/恥辱」でロイス!以上!


【ミドルシーン2】
シーンプレイヤー:春日 雪 / 神楽 樹


GM:登場どうぞ!
神楽 樹:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 3[3]+33 → 36

春日 雪:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 3[3]+45 → 48


GM:N市・星辰館高校
GM:きみたちは昨夜“マゲイロス”たちと同じく廃墟にいたとされる九重いつきに事情を聴くべく、星辰館高校に訪れました。
GM:さて、早速九重いつきのいる2年C組の教室に向かおうとしていた君たちですが、彼女はなんと校舎入口で君たちを待ち構えていた。
九重 いつき:「いやー、皆さん!よくいらっしゃいましたね!お待ちしていましたよ!!」
春日 雪:「こんにちわ。……話を通す手間が省けましたね」
春日 雪:微笑んで挨拶を返し、学校内のエージェントに繋ぎかけていた電話を切って、端末を仕舞う。
神楽 樹:「こんにちは」ひとまずこちらも挨拶
神楽 樹:「その言い分だと、何をしにきたかは理解できてると」
九重 いつき:「春日雪さんですね!初めまして!お噂はかねがねお聞きしています!」
春日 雪:「そちらも、噂は色々と。……説明をする手間も省けるのであれば、ありがたいのですけれど」
春日 雪:樹さんの言葉に頷きながら。
九重 いつき:「昨夜の我々の行動に関してですね!勿論存じ上げております!その件に関してはお互い積もる話もあるかと思いますが」
九重 いつき:「ちょうど今そのことに関して新しい困り事が出てきたところでして!」
神楽 樹:「……」額に指をあててぐりぐりと
九重 いつき:「ここでお話するのも何ですし、よければ一緒に散歩などしつつ、説明させていただければ!」
春日 雪:「ええ、構いません。……とはいえ、まずこちらからお尋ねするべきことが、ひとつ」
春日 雪:ぴっ、と人差し指を一本立てて。
春日 雪:「九重さん。あなたは、職務に忠実な軍人です。その認識で、間違いはありませんか?」
春日 雪:暗に、UGNとの共闘(あるいは相互不可侵)を遵守するつもりはあるか、と。
九重 いつき:「勿論!私はこの国と国民に仕える盾にして剣ですが!」
九重 いつき:「……もしかして私、裏切りを疑われていますか!?」
春日 雪:「はい。可能性はゼロになるまで捨てない、捨てられないのがわたしたちですから」
春日 雪:にっこりと、邪気のない笑顔。
九重 いつき:「我々が?あはは!そんな!」
九重 いつき:「やりませんよ!いま私が貴方がたを裏切って得られるメリットとか、何もありませんしね!」
春日 雪:「益があるなら裏切る、と堂々と宣言されるのもどうかと思いますけど……ええ、ではひとまず」
春日 雪:「信じてよさそうですね」
神楽 樹:上から命令があれば躊躇いもなくこちらを撃つという宣言を堂々と言い放つこの神経は尊敬してもいい
九重 いつき:「我々、一個小隊とはいえ実働できる人数は分隊程度ですし!」
神楽 樹:「まぁ、念の確認でしたから」
九重 いつき:「この街の脅威に関しては、皆さんのお力があってこそ今の状況が維持されている、とも思ってますので、ええ!」
九重 いつき:「上は早いところ喧嘩する口実が欲しいみたいですが、私は正直そのへんあまり乗り気ではないといいますか!」
九重 いつき:「そうですか!ご理解頂けたようで何よりです!では、今後ともよろしくお願いしますね!」
春日 雪:「現場レベルの指揮官がそう考えている、というだけでも十分です。……ええ、所詮わたしたちは、労厚省管轄のいち法人に過ぎませんから」
春日 雪:「はい、ではよろしくお願いします。……早速ですが、そちらのお話を聞かせていただいても?」
九重 いつき:「そうですね!ですがこの場でお話するのは色々と気まずいこともありますので!」
九重 いつき:「車を回しますので少々お待ちを!」無線を取り出して、部下に車を持ってくるようにお願いしましょう!
神楽 樹:「……新しい困りごと、と言いますが」
神楽 樹:「雪はどう思う。火急の、という様子には見えない」
神楽 樹:……春日副支部長、と呼ぶと拗ねるので結局呼び捨てになったのだが。落ち着かない
春日 雪:「正直なところ。この人の言動から深刻さを読み取るのは難しいでしょう。……ええ、ですが」
春日 雪:「今掴める手がかりが彼女だけ、というのも事実です」
神楽 樹:「手札が揃うまでは同行するしかない……と」
GM:校門前に、“イディオッツ”の一般隊員(非オーヴァード)が回した民生SUVが送迎に来る。
九重 いつき:「おお!来ましたね!では、4人でドライブと行きましょうか!」
春日 雪:「はい。……ええ、大丈夫ですよ」
春日 雪:まず九重さんに返答してから、樹さんに小声で。
春日 雪:「彼女と同行して、万が一のことがあっても……樹さんが、いますから」
春日 雪:吐息混じりの、囁くような声で。
斐川 清子:「あのー……それって、私も含まれてます?」
斐川 清子:4人で、という言葉に反応して、いきなり何もない空間から涙目の少女が現れる。
九重 いつき:「勿論です!ささ、運転は私が!」
斐川 清子:「うう……お父さん、お母さん、清子は今日こそダメかもしれません……!」泣きながらジープに乗り込む。
神楽 樹:「……期待には応える」
神楽 樹:第九支部も色々話は聞いているが。男性陣が若干口数少なくなる理由が薄く察せられる
春日 雪:「ええ、では……」
春日 雪:「よろしく、お願いします」
春日 雪:誰にともなく、薄い笑みを浮かべて。

GM:ロイス取得あればどうぞー
神楽 樹:雪ちゃんへ「上司:〇感服/妖艶」でロイス
春日 雪:樹さんに、「■信頼/隔意」でロイスを。
春日 雪:購入は次シーンからですね。では以上で!
神楽 樹:こちらも以上です


【シーン3】
シーンプレイヤー:芦屋 法乍


芦屋法乍:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 3[3]+56 → 59

芦屋法乍:ようやく落ち着いた
GM:月影さんは自動登場です。合流シーンなのでほかの二人も任意で登場可能ですが、登場する場合はタイミングはこちらの指定になりますのでその旨よろしくお願いします!
月影 秋古:はい。
月影 秋古:1d10+52 こちらも。
DoubleCross : (1D10+52) → 9[9]+52 → 61

月影 秋古:だいたい横並びだね。

GM:芦屋くんの登下校路。
GM:君たち二人は学校でいきなり信用するかどうか灰色すぎて若干黒に近いグレーの人を突っぱね、
GM:下校路を歩いています。
芦屋法乍:「だからさ、マジでいきなり血塗れで飛び出してきたんだって」
芦屋法乍:「そういう事じゃねーから。不可抗力な」
芦屋法乍:「今も家でグーグー寝てるよ。こっちにゃ説明一つしやがらねーし……」
芦屋法乍:早口で弁解めいた事を。
月影 秋古:少し足早に歩いていって、分かれ道で立ち止まって振り向く、というのを繰り返すのも何度目でしょうか。
月影 秋古:「……家の人は」
芦屋法乍:「ん?」
月影 秋古:「大丈夫? いきなり女の子を連れて帰って、泊めたりして」
芦屋法乍:「……そう言われるとかなり人聞き悪いなオイ」
芦屋法乍:「別に……あー」
芦屋法乍:「帰ってこねーんだよ。ほとんど、アイツ」
芦屋法乍:「……親は」
芦屋法乍:その言葉を口に出すのも嫌そうな顔。
月影 秋古:「…………」立ち止まったまま顔を見ている。
芦屋法乍:「なんだよ……俺、変な顔とかして」
芦屋法乍:「……してるか」
月影 秋古:「仲、良くないんだ」
月影 秋古:一瞬会話が途切れた間に、少しだけ目線を揺らして。
月影 秋古:「ごめんね」
月影 秋古:目尻を、困ったように細くする。
芦屋法乍:「いや……別に月影さんが謝ることじゃねーだろ」
芦屋法乍:「その、なんつーかな」
芦屋法乍:「自分が悪くない時に謝るのやめた方がいいって」
月影 秋古:「聞かれたくないことを聞くのは、十分悪いことだよ」
芦屋法乍:「……くっそ、胸に刺さるぜ」
芦屋法乍:「こないだやらかしたばっかだ」
芦屋法乍:「でも、俺は……」
芦屋法乍:「今、別に悪い気分でもねーかなって」
芦屋法乍:「一言でも、月影さんが俺を気にしてくれてんだなっていうのが、結構」
芦屋法乍:「うん……嬉しい、かもな」
芦屋法乍:「うわ!キモ!これキモいわ!何いってんのこいつ!」
月影 秋古:「そう。じゃあ、もう少しだけ聞いていい?」
芦屋法乍:「……」
月影 秋古:「警察の人、なんだよね」芦屋くんに続いて、みちをすこし早足で歩きながら。
芦屋法乍:「……ああ」
芦屋法乍:歩幅を合わせながら。
芦屋法乍:「おふくろが早いとこ死んじまって」
芦屋法乍:「ずっと片親だったんだよ、うち」
芦屋法乍:「なんか、ホラ、ありがちな『母さんと俺を仕事でほったらかしにしやがって!』じゃねーけど」
芦屋法乍:「そこは別に良かったんだ、俺は」
芦屋法乍:「むしろ親父のこと、ずっと尊敬してたよ」
芦屋法乍:「……ヒーローだった」
月影 秋古:「他のことがあったんだ」
芦屋法乍:「ああ」
芦屋法乍:「中学に上がった頃から、親父の努めてるケーサツってのは」
芦屋法乍:「ちょっと普通の『警察』とは違うんじゃねえかって、気付いてきて」
芦屋法乍:「やめときゃいいのに……色々調べだした」
月影 秋古:「…………」公安警察、と言っていただろうか。
芦屋法乍:「それで知った……親父の仕事は、向こうの世界と繋がってたわけだ」
芦屋法乍:「『あっち側』と」
月影 秋古:「わたしの、側だね」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:その言葉には、応えず。
芦屋法乍:「酷いもんだぜ。大勢の人間を見殺しにして、それを揉み消して金を貰ってたんだ」
芦屋法乍:「俺のヒーローはな」
芦屋法乍:「どこの組織の事情だって大して変わんねーのは」
芦屋法乍:「今となっちゃわかるけど、そりゃあねえよ」
芦屋法乍:「そんなの、さ」
芦屋法乍:「……あんまりだろ」
芦屋法乍:声は段々と小さくなる。消え入りそうに。
月影 秋古:「…………」
芦屋法乍:目元の何かを拭って
芦屋法乍:「ハイこの話終わりな!!終わり!!」
芦屋法乍:「俺のキャラじゃね~~から!!」
芦屋法乍:だばだばした動き。
月影 秋古:「うん」
芦屋法乍:「……んで」
月影 秋古:「……。……?」一拍おいて、少し立ち止まる。
芦屋法乍:「質問は一回につき一回な。ターン制バトル」
芦屋法乍:「あーゆーおけー?」
月影 秋古:頷く。
芦屋法乍:「”ブラックミラー”ってなんなんだよ?」
月影 秋古:少し考えて。
月影 秋古:「私の友だちの名前で、クローンの名前……だと思う」
芦屋法乍:「友だち……?クローン?」
月影 秋古:「私が、殺した友だちの話。したでしょ」
月影 秋古:「すごい人だったって」
芦屋法乍:「ああ、あの」
芦屋法乍:「……本郷みかん、だろ」
月影 秋古:「あの子と同じからだが欲しくて、作ろうとした人がいたの」
月影 秋古:少し顔をしかめたきがする。頷く。
芦屋法乍:「作る、って……」
芦屋法乍:「それで、クローン」
月影 秋古:「ホントはね。いま、作れるんだって、クローン人間」
月影 秋古:「やったのは、誰だかは知らない。つくられたのは、一人だけだと思ってた」
月影 秋古:「……つい最近まで」
芦屋法乍:「その、じゃあ今は」
芦屋法乍:「分かってんのか?」
月影 秋古:「一人だけじゃない、っていうことだけ。芦屋くんが助けてくれたのも……」
芦屋法乍:「……そーいう話ね」
月影 秋古:「名前、聞いてる? っていうのも、だめかな」
芦屋法乍:「いいよ。そっちのターンだし」
月影 秋古:「じゃあ、名前、あるんだね。芦屋くんのところの……子は」
芦屋法乍:「確か七篠、七篠柚希、だったかな」
芦屋法乍:「俺のターン。それで」
芦屋法乍:「月影さんの知ってる『一人目』のクローンは、どうなったんだよ」
月影 秋古:「ユズはね。生きてるよ。いまはUGNの病院にいる」
月影 秋古:「変な実験もされてない……と、思う」
芦屋法乍:「……そっか」
芦屋法乍:ほっと息を付く。
芦屋法乍:「仲いいの?」
月影 秋古:「週一で会ってる」
月影 秋古:「紹介しようか?」
芦屋法乍:「げーっ、下心はお見通しってかぁ?」
月影 秋古:「かわいい子だよ」
芦屋法乍:「おいおい、そんな事言われたら俄然興味湧いちゃうでしょ!」
芦屋法乍:「うん……会ってみてえな」
月影 秋古:「じゃあ、紹介して。柚希さんのこと」
月影 秋古:「……私のターン、で」
芦屋法乍:「はは」
芦屋法乍:「結構、なんか、俺ら。女の子紹介しあうとかさ」
芦屋法乍:「イケてる学生みたいじゃね」
月影 秋古:「そうかな」
月影 秋古:「そうかもね」
月影 秋古:少しだけ……いつもより張り詰めていた雰囲気が、ゆるくなったようにも見えました。
芦屋法乍:「そうだって」
芦屋法乍:その表情を見て、こちらも頬を緩ませる
芦屋法乍:「じゃあ合コンだ合コン!決まりな!青春を謳歌しちまおうぜ~!探検隊2号!」
GM:prrrrrrrrrrrr
GM:芦屋くんのスマートフォンに、非通知の番号から着信が入ります。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「非通知だ」
芦屋法乍:一瞬躊躇いつつ、電話を取る。
GM:───同時に、月影さんは<センスエフェクト>の効果で敵の接近を感じ取ってもいい。すぐ近くに、誰かが来ている。
月影 秋古:顔をしかめる。ずきりとこめかみが痛む。
“スリーピング・ボム”:「芦屋法乍くんだね?苦労したよ」
“スリーピング・ボム”:「死にかけの小娘を拾った小僧の行方を調べること自体は簡単だったが、この電話番号を調べるのはね」
“スリーピング・ボム”:「何分、私のエフェクトはこういうネットワークに触れるのは得意ではなくて……おかげでかきたくもない汗を随分とかかせられたよ」
芦屋法乍:「……」
月影 秋古:「芦屋くん」
月影 秋古:少し、離れるように。
月影 秋古:「たぶん、敵が来るよ」
芦屋法乍:無言で、周囲を警戒する。
芦屋法乍:「あー……オカケニナッタ電話番号ハ……って」
芦屋法乍:「無駄くせーなこりゃ」
芦屋法乍:「オッサン誰だよ」
芦屋法乍:月影さんの名前は出さない。
“スリーピング・ボム”:「私の名前は……そうだな。“スリーピング・ボム”とでも名乗っておこうか」
GM:周囲を警戒すれば、君たちから少し離れた……20mより、少し先。
GM:君たちの攻撃の射程を視野に入れた、やや攻撃圏外の位置で、電信柱の影から男が君たちに挨拶したのが見えるだろう。
芦屋法乍:「要するにあんたが、あん時にいた近所迷惑2号ってことな」
“スリーピング・ボム”:「そういうことになるね。私としても、あのような事態は不本意だったのだが」
芦屋法乍:「なんでいきなり襲ってこねーんだよ」
芦屋法乍:通話は切らない。
“スリーピング・ボム”:「…………」
芦屋法乍:「俺とどーしてもおしゃべりしたかったってわけでもねーだろ」
“スリーピング・ボム”:「私は見境のない殺人者というわけじゃない。それに、戦いという行いは私の最も忌避するところでもある」
“スリーピング・ボム”:「例えば……いま、この位置から一歩でも君たちの方に足を踏み出せば」
“スリーピング・ボム”:「私は君と後ろの少女の攻撃圏内に身を乗り出すことになる」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:こちらは確かに、既に懐手だ。
“スリーピング・ボム”:「私が君たちを確実に始末するためには、こうして視認できる位置で活動する必要があるが……君たちのような接近戦に長けたオーヴァードを相手に、正面から戦いを挑むというのは」
“スリーピング・ボム”:「利口な者のする行いではないな。それに」
“スリーピング・ボム”:「芦屋くん。キミはもともと無関係じゃないか。無関係の人間を争いに巻き込むというのは悲しいことだ……そうだろ?」
芦屋法乍:「仰る通りで」
芦屋法乍:「こっちも喧嘩だいっきらいだよ。話が合いそうで非常に助かるわ」
芦屋法乍:「会話が通じねー新キャラが多すぎて困ってたとこだし」
“スリーピング・ボム”:「提案がある。キミが今、家に匿っている小娘を大人しく追い出してくれないか?」
“スリーピング・ボム”:「そうすれば、私は大人しくこの場から離れるよ。君にも、後ろの彼女にも手は出さない」
“スリーピング・ボム”:「なに、簡単な話だ。正しい選択を摂ればいい。あの時最初にそうしようとしたように、何も見なかったと思えばいい……それだけの話だ」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「オッサン。これから非常に仲良くなれそうな相手にこういう事、出来れば言いたくねーんだけど」
芦屋法乍:「そりゃごめんなさいだわ」
“スリーピング・ボム”:「そうか。それは非常に残念だ」
“スリーピング・ボム”:「これで、キミの家族や友人も始末しなくてはならなくなった」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:無言でその声を聞いている。
GM:カチリ。カチリ。カチリ。カチリ。
GM:芦屋くんのすぐ真横に、いつの間に飛んできたのか、ひとつのシャボン玉が浮かんでいる。
GM:表面には時計めいた時針が刻まれており、カチリ、カチリと秒針が動いている。おそらく、0になれば何らかの攻撃が作動するのだろう。
“スリーピング・ボム”:「あの世に吹っ飛ばされる前にひとつ聞いておきたいんだがね」
“スリーピング・ボム”:「どうして、見ず知らずの……それも、傷だらけで今にもくたばりかけって様子の女を拾った?」
“スリーピング・ボム”:「気苦労を背負い込むだけというのは、見ればわかっただろうに」
芦屋法乍:「だよな。本当気が合うわアンタとは」
芦屋法乍:「ただそりゃ、あいつがただの気苦労の種っていうのは昨日までで」
芦屋法乍:「今は違うんだよ」
芦屋法乍:「……ついさっき、約束した」
芦屋法乍:「奴を含めた合コンの約束があんだよ!!俺には!!」
芦屋法乍:「なんかこんな……わかんねーけど爆弾かなんかか?」
芦屋法乍:カチカチ音を立てて浮いてるシャボン玉を指差す
芦屋法乍:「全ッ然怖くねーな!!俺は来週合コンをする!!」
芦屋法乍:「邪魔したらてめーの方こそぶっ殺す!分かったな!!ボケッ!!」
“スリーピング・ボム”:受話器越しに嘆息が聞こえてくる。
“スリーピング・ボム”:「残念だが、キミに来週は訪れない。明日も。一時間後の予定すら、キミが果たすことはない」
芦屋法乍:「言ってろ」
芦屋法乍:「俺は死なねー」
芦屋法乍:通話を切る。
芦屋法乍:「月影さん、悪い」
芦屋法乍:「悪党っぽいやつと交渉が決裂した」
月影 秋古:「ありがとう」
芦屋法乍:「礼はいらねー、ギブアンドテイクな」
芦屋法乍:「……で」
芦屋法乍:シャボン玉から距離をじりじりと取りつつ
GM:カチッ カチッ カチッ カチッ
芦屋法乍:「どう逃げっかな……急いで帰宅しねーと」
芦屋法乍:「そう簡単にも、いかねーだろーけど……」
芦屋法乍:冷や汗。
月影 秋古:言っている最中、ふいに後ろから芦屋くんに飛びつきます。タックル。
芦屋法乍:「うわっ!?」
芦屋法乍:全く想定していない行動に、綺麗に引っ転ぶ。
月影 秋古:身体の動かし方がそもそもなってないので、突っ込んだ方も巻き込んで倒れる。
月影 秋古:「……伏せて」
月影 秋古:目が合う。まあ、だいぶ身体が触れてますが、あまり気にするところではないのではと。
芦屋法乍:「はぁ!?」
芦屋法乍:間近に視線があって、そんな場合じゃないのに頬が紅潮する。
GM:“スリーピング・ボム”は、次のシャボンを手元で再形成しながら、君たちに決して近づこうとはしない。
“スリーピング・ボム”:(爆発の衝撃波を身を伏せて防ぐつもりか?興味本位で触れないのは賢明だが……)
“スリーピング・ボム”:(無駄な行いだ。私はその気になればこの爆弾を複数個同時生成できる。身を屈めたが最後、連鎖爆発する泡の結界で圧殺処刑してやる!)
神楽 樹:──うわずった悲鳴の声が飛び出た時と、間を置かずに。
神楽 樹:シャボン玉が二つに割れ。爆発することもなく、“喰われる”
“スリーピング・ボム”:「───なッ!?」
神楽 樹:踏み込み。加速。地面に倒れた二人の上を人影が通過して
神楽 樹:「……いい動き、月影」
神楽 樹:跳躍しての宙空から。結晶化した腕を振るい、スリーピング・ボムめがけて重力の刃が襲いかかる
月影 秋古:もつれて倒れたまま少し頷く。芦屋くんと、顔がかなり近いです。
芦屋法乍:「っ!!」
芦屋法乍:心臓止まりそうになる
GM:“スリーピング・ボム”は、予想外の攻撃射程から放たれた重力刃を受けて、防御行動に回る。
“スリーピング・ボム”:「っ!このエフェクトは……」
神楽 樹:「射程をとれば安心だと思うのは定番」
神楽 樹:「ただ。私は“見えていれば”届かせられる」聞こえていないだろうが。指先に浮かぶ魔眼を伸ばし、追撃
GM:重力刃に対し、手元で弄んでいたシャボン玉を複数爆裂させて、かろうじて威力を相殺する。
“スリーピング・ボム”:「“バーンアウト・クリスタル”神楽樹か……」
神楽 樹:「“スリーピング・ボム”。と判断させてもらう」後ろにいる両名へ一瞬視線を送り。相対
“スリーピング・ボム”:「この距離で私のシャボンを相殺し、その上で私まで狙うその力量は大したものだが」
“スリーピング・ボム”:「キミの今の攻撃。威力はともかく、随分トロいスピードだったな」
“スリーピング・ボム”:「健康のためにプールで歩き回ってる年寄りの方がまだ素早いってくらいのスピードだ。その石の能力」
“スリーピング・ボム”:「まともに戦闘で使うのはもう相当苦しいんじゃないかね?うん?」
神楽 樹:「減らず口」
神楽 樹:「それでも。貴方とやり合う程度、どうとでもなる」
神楽 樹:右手を握り込む。噴き出す緑色のエネルギーが、腕に乱反射して輝く
“スリーピング・ボム”:「いやはや……面白い冗談だが」
“スリーピング・ボム”:「私の目的はあくまでそこの小僧どもを吹き飛ばすことでね。そこを通して貰うよ」
GM:余裕綽々、と言った様子で君の方に歩み寄る。さっきの攻撃程度なら簡単に殺れる、と踏んでいるのだろう。
神楽 樹:「……」
神楽 樹:「ひとつだけ言っておく」
“スリーピング・ボム”:「何かな?君の冗談にあまり付き合っている暇は───」
神楽 樹:「遅いだけなら」
神楽 樹:「修正なんていくらでも利く」
神楽 樹:距離は相応。だが、これなら“一足”
神楽 樹:踏み込む、同時に自身へ介入するための魔眼調整。大地を蹴り出すその瞬間に
神楽 樹:自分自身へかかる重力を変更。足下ではない──前方へ
神楽 樹:この瞬間。体は、前方へ向かって“落ちていく”
神楽 樹:キュマイラの脚力と落下速度が噛み合う。たかだかこの程度の距離、“一足”
神楽 樹:至近距離。握り込む。拳を振りかぶり、
神楽 樹:「ッ!!」顔面へ一発
GM:盛大に一撃を受け、大きく吹き飛ばされる。
“スリーピング・ボム”:「つ……強い……!」
“スリーピング・ボム”:口から気を吹きながら、壁に叩きつけられて。壁にはクモの巣状に亀裂が走っている!
“スリーピング・ボム”:<瞬間退場>。確実に始末できると踏んでの接近だったが、このままでは逆に殺られる!
神楽 樹:都合がいい。地面に着地、指先に再び魔眼を集めて。追撃でこのまま捕縛まで狙うが──
神楽 樹:重力刃は空を切り。壁を両断するに留まる
神楽 樹:「……」
神楽 樹:逃げたものに意識を向けても仕方がない。獣化を解除、倒れた二人の元へ戻り
芦屋法乍:「助かっ……た?」
芦屋法乍:ぽかんとしている
月影 秋古:「……お世話になりました」ころり、と横に転がって芦屋くんの上から降りて、身体を起こす。
神楽 樹:「こっちこそ、いいタイミングで助かった」月影さんに
芦屋法乍:「つーか、つーか月影さん!!」
芦屋法乍:わたわたしている
芦屋法乍:「そういうことするならするって、あの、言ってくんない!?」
月影 秋古:「時間、なかったから」
月影 秋古:ぱたぱたと、砂のついた上着を叩いて、少し経ってから気づいたように。
芦屋法乍:「そうでしょう……!そうでしょうけども……!」
月影 秋古:「うん。ごめんね、芦屋くん」
芦屋法乍:「くっそー」
芦屋法乍:「テロリストと電話するよりよっぽど心臓に悪いっつーの……」
芦屋法乍:こっちも埃を払う。まだドキドキしている。
神楽 樹:芦屋君を見て。月影さんを見て。
神楽 樹:「邪魔をしたのは謝る」
芦屋法乍:「あー……いや」
月影 秋古:「……」芦屋くんを見て、自分を見て。
月影 秋古:「デートではないです」
芦屋法乍:「デート!?」
芦屋法乍:「ではっ、はい、ナイ、デス」
芦屋法乍:何故かカタコト。
芦屋法乍:「ウン。邪魔とかそういうんじゃないですけど……どこの人?」
月影 秋古:「神楽さん。UGNの人」
芦屋法乍:「神楽?聞き覚えが……つーかどっかで見覚えが」
芦屋法乍:首を捻りつつ
芦屋法乍:「……ああ!!」
芦屋法乍:ぽむ
神楽 樹:「?」
芦屋法乍:「パイセン(嫁)!!」
芦屋法乍:ずびしと指を指す
月影 秋古:「かっこよめ?」
神楽 樹:「……」
芦屋法乍:「えーっと、旦那さん……?いますよね、多分?」
神楽 樹:「いるけれど」
神楽 樹:「……和樹の知り合い?」なんだか以前、彼から芦屋という名前が出てきたような記憶がある
芦屋法乍:「そう、そーいうことなんですけど」
芦屋法乍:「ちょっと、積もる話も後で」
芦屋法乍:「とりあえず今は急がねーとやべー!」
斐川 清子:「あのう」いつの間にか君たちのすぐ横に居る「脅威を排除したなら早くお宅に戻りませんか……?」
芦屋法乍:「言われんでもわーってるつーの。今戻ろうと……うあっ!」
芦屋法乍:「なんでアンタも付いてきてんだよ!!」
月影 秋古:「ずっといたけど」センスエフェクトが反応しっぱなしだったし。
芦屋法乍:「ええ……」
芦屋法乍:「それも言ってくだされよ2号……ドッキリ大成功しちゃったじゃん」
芦屋法乍:「と!に!か!く!」
芦屋法乍:「ツッコミ祭りやってる時間もねーし!走る!!」
芦屋法乍:先頭に立ってダッシュ!
神楽 樹:「ああ、そのことで──」と何か言いたげにするが。走ってゆく芦屋の背には届かず
月影 秋古:頷いて。数歩ばたばたとした動きで走っていく。
月影 秋古:「お礼は、あとでうかがいます」
神楽 樹:「……そうね。“後で”」

芦屋法乍:ガチャッ!!
芦屋法乍:勢いよく玄関を開ける!
芦屋法乍:「七篠!!いるか!!」
GM:そこには!
春日 雪:ふわりと、いい香りが……この家には置いていなかった、質の良い紅茶の香りが、きみの元に届いた直後。
春日 雪:「お帰りなさい、法乍さん。お茶にします?それとも、何かお召し上がりになられますか?」
春日 雪:柔らかく微笑みながら、問いかける。
芦屋法乍:「知らないロリがいる」
月影 秋古:「……芦屋くん。誰?」
春日 雪:「はい、お邪魔しています。……樹さんの援護、間に合ったようで何よりです」
九重 いつき:「あはは!ここは貴方の家ではありませんが!流石、こうして構えているだけで風格がありますね!」
九重 いつき:「あ、我々もお邪魔しています!」
芦屋法乍:「知ってる不審者もいる!!」
七篠 柚希:「……法乍」
芦屋法乍:「オッケー、七篠無事な、それはオッケー」
芦屋法乍:安堵のため息一つ。
芦屋法乍:「で」
芦屋法乍:春日さんと九重さんを数秒見比べ
芦屋法乍:「話の前に」
芦屋法乍:ちょいと九重さんの方をつまみ
芦屋法乍:玄関からぺいっ。
芦屋法乍:「お前は出てけ」
春日 雪:「あら」
春日 雪:その様子を、面白そうに見ている。
九重 いつき:「あはは。これは手厳しい!」
芦屋法乍:「あはは、じゃねーよ!!」
芦屋法乍:「なんであのお別れでニコニコ人んちに上がりこめんの!?真正サイコパスか!?」
芦屋法乍:ガチャガチャガチャガチャッ!チャーン!!
芦屋法乍:鍵とチェーンを完璧にかけて、完全封鎖。
九重 いつき:「ご指摘はご尤も!ですが、先回りを提案したのは春日さんでして───」締め出される。
春日 雪:「まあひどい。樹さんがお二人のところに間に合ったのも、九重さんのおかげなんですよ?……ともあれ」
春日 雪:ころころと、喉を鳴らすように笑ってから。
月影 秋古:「それで、どなたですか」雪ちゃんを見る。
芦屋法乍:「ロリっ子は……多分UGNのなんかだろ」
芦屋法乍:「さっき樹さんっつってたし」
春日 雪:「はい。第9支部副支部長、春日雪と申します。初めまして、ですね。芦屋法乍さん、そして」
春日 雪:「……月影、秋古さん」
春日 雪:笑顔であることに、変わりはない。けれど。
春日 雪:細められたその目は、爬虫類じみた、あるいは。妖じみたものであるように、見えた。
月影 秋古:「……」春日、と聞いて、かすかに顔をしかめる。
芦屋法乍:「副、支部長?」
芦屋法乍:「マジで?」
七篠 柚希:「事実だよ。こいつの言ってること、全部」今のところは。
七篠 柚希:柚希はというと、先ほどまで九重に向けていた大型拳銃を、テーブル下で春日さんに差し向けている。
春日 雪:……であるにも関わらず、平然と、泰然自若とさえ呼べるような佇まいで、笑顔を浮かべている。
芦屋法乍:「なんで七篠が知ってんだよって疑問が出てくるけど」
芦屋法乍:「まあいいや。無事なら無事で」
芦屋法乍:「でもとにかくお前な」
芦屋法乍:七篠さんの方へいき
芦屋法乍:パシッと拳銃を取り上げる
芦屋法乍:「思うようにはなってねーかもしんねーけど……そういうのはやめとけって」
芦屋法乍:「自分で自分の状況、追い詰めてんじゃねーぞ」
七篠 柚希:「ッ!………わかった」
七篠 柚希:不承不承と言った様子だが、了解をとる。
芦屋法乍:「うし、分かったならよし」
芦屋法乍:立ち上がり春日に視線を送る。
芦屋法乍:「悪い。そんで話の続きな」
月影 秋古:「……UGNも」芦屋くんと柚希さんの側に、クッションとかまたぎながらのたのた移動して。
月影 秋古:「彼女を、保護、するつもりですか」
芦屋法乍:「だよな。まずあんたらの目的がわかんねー」
芦屋法乍:「その辺どうなんさ」
春日 雪:「どう扱うべきか、見定めるためにここに来た。今のところは、そこまでです」
芦屋法乍:「……なんか」
芦屋法乍:「フツーに穏当な表現が出てくるだけで安心している自分が怖い」
芦屋法乍:「そういう感じで順追ってくれ。出来れば」
芦屋法乍:庭先でウロウロしている九重さんをちら見しつつ
芦屋法乍:「アレより、もうちょいまともな話運びで」
春日 雪:「順を追って説明するには、そうですね……」
春日 雪:「法乍さんにとっては残念ですが、九重さんにも同席していただく必要があります」
春日 雪:「樹さんも、そろそろこちらに着く頃合いですし、ね?」
春日 雪:とても、いい、笑顔で。
神楽 樹:その声の後に。脳天気なインターホンの音が鳴って
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「厄日だな」

GM:シーン終了!ロイス・購入が可能です
春日 雪:ロイスは一旦保留で!4人セッションだと枠が…きつい!
春日 雪:購入は、まず自分用にローラーブーツを狙います。
春日 雪:6dx+6>=11
DoubleCross : (6R10+6[10]>=11) → 9[1,2,2,3,6,9]+6 → 15 → 成功

春日 雪:成功、装備。
春日 雪:こちら以上で!
神楽 樹:月影さんにロイスを。「カップル?:〇信頼/不安」
神楽 樹:購入は応急キットでも
神楽 樹:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[5,7] → 7 → 失敗

神楽 樹:失敗、こちら終了で
芦屋法乍:神楽さんと九重さんにまずロイス!
芦屋法乍:先輩(嫁)/神楽樹/頼りになる○/せいぜいお幸せにな!!!!!!!/ロイス
芦屋法乍:公務員を名乗る不審者/九重いつき/1%の信じたい気持ち/99%の不信感○/ロイス
芦屋法乍:購入はぼでま!
芦屋法乍:1dx+3
DoubleCross : (1R10+3[10]) → 1[1]+3 → 4 → ファンブル

芦屋法乍:購入は全然ダメ!w以上!
月影 秋古:「UGN:春日雪:有為/○不信感」でロイス生成。
月影 秋古:あとは、スラグショットガンの購入を試みます。……目標値11か。《コンセントレイト》《無形の影》。
月影 秋古:6dx7>=11
DoubleCross : (6R10[7]>=11) → 10[1,4,5,6,8,8]+6[1,6] → 16 → 成功

月影 秋古:届きました。購入して、ケースに入れておきます。
月影 秋古:侵蝕率67に……と。
春日 雪:…そして我々、登場の侵蝕を振っていないのではないかと!
神楽 樹:しまった振っておこう
GM:そうですね。ダイス振っておいてください
春日 雪:振りましょう。
神楽 樹:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 3[3]+36 → 39

春日 雪:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 3[3]+48 → 51



【ミドルシーン4】
シーンプレイヤー:春日 雪(ほかの人も任意登場可能)


春日 雪:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 10[10]+51 → 61

春日 雪:ワオ
芦屋法乍:59+1d10
DoubleCross : (59+1D10) → 59+1[1] → 60

神楽 樹:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 7[7]+39 → 46

月影 秋古:1d10+67 登場の構えをとっておきます
DoubleCross : (1D10+67) → 4[4]+67 → 71


芦屋法乍:かなり広い家。6人がけ出来るくらいの机はある。
芦屋法乍:「いいか、九重」
芦屋法乍:「聞かれた、ことだけに、答えてくれよ」
芦屋法乍:ゆっくり言い含めるように
九重 いつき:「勿論ですとも!」
芦屋法乍:「お名前は?」
九重 いつき:「九重 いつきですね!」
芦屋法乍:「ご年齢は?」
九重 いつき:「24歳です!身元に関してそんなに疑っておられるなら、厚木に確認とってもらってもいいですよ!」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:パシーッ!!
芦屋法乍:口にガムテープ!!
芦屋法乍:「聞かれたことだけにしろっつってんだろ!!ネームがいちいち長いんだよ!!お前!!」
芦屋法乍:「ウィンドウを圧迫すんの!!」
九重 いつき:「ふごご!ふごふごふごふふ!(訳:あはは!賓客に対する扱いとは思えませんね!)」
芦屋法乍:「……一応、後で話し振るから」
芦屋法乍:「しばらくジッとしてろよ!マジで!」
芦屋法乍:ジト目で見つつ
神楽 樹:「剥がすのが痛い」
春日 雪:「面白いことをするんですね、法乍さんは」
春日 雪:微笑んでから、淹れなおしたお茶を一口。
芦屋法乍:「なんも面白くねーわ!ここ俺んちだぞ!」
芦屋法乍:「何が悲しくてこんな変人奇人を……まあいいや」
芦屋法乍:「で……あー」
芦屋法乍:「ちびっこ副支部長サマから、話な」
月影 秋古:「事情の説明を、お願いします」
春日 雪:「では改めて」
春日 雪:カップを皿に置いてから。
春日 雪:「わたし達の目的は単純です。市内で確認されたジャームの追跡、そして討伐」
春日 雪:「そのため、現場にいたと思われるオーヴァードを捜索し、事情を聞く。今は、この段階です」
月影 秋古:柚希さんを見る。
七篠 柚希:柚希は月影さんが家に来てから、一度も目を合わせようとしない。
七篠 柚希:視線を逸らして、眉間に皺を寄せてボリボリと錠剤のようなものを齧っています。
芦屋法乍:「ジャームって、例のアレか」
芦屋法乍:「爆弾男?」
芦屋法乍:神楽さんの方に
神楽 樹:「“スリーピング・ボム”と呼んでいる。さっきの男」
神楽 樹:お茶を一口。おいしい。人の家のものだが淹れたなら飲みきらないと勿体ない
芦屋法乍:「あいつ、どういう理由でその」
芦屋法乍:「七篠、みたいなやつを追ってんだよ」
芦屋法乍:濁した言い方。クローンだのとはあんまり口にしたくない。
春日 雪:「それを調べるのも目的のひとつ、です。そのためにこうして動いている、のですけれど……」
春日 雪:そこまで言って、言葉を一旦切ってから。
春日 雪:「……ええ、お二人に会えたのは僥倖、かもしれません」
春日 雪:芦屋くんと月影さん……主に月影さんの方に、視線を向けて。
芦屋法乍:「……オイ」
芦屋法乍:かつかつ、と机を指先で叩く。
芦屋法乍:「サラッと、そういう口ぶりで巻き込もうとしてんじゃねーぞ」
芦屋法乍:「アンタら本当そういうとこあるよな」
月影 秋古:「いいよ。芦屋くん」
芦屋法乍:「ちぇ」
芦屋法乍:月影さんに諌められむすっとした顔
春日 雪:「あら」
春日 雪:「……巻き込まれた、と。まだ、そう認識されているんですね」
春日 雪:微笑みは変わらず、視線の温度だけが下がる。
芦屋法乍:「?」
月影 秋古:「芦屋くんは、そうでしょう」
春日 雪:「そう思いたい、のではなく?」
春日 雪:秋古さんに、淡々と問い返す。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:2人の会話に意を察して
芦屋法乍:(ああ。なんにも知らねーのは、俺の方か)
月影 秋古:「お話は"ブラックミラー"のことですか。それとも、私のことですか」
月影 秋古:「調べている最中、なんでしょう?」
月影 秋古:「余計なものまでほのめかそうとしないでください」淡々と。年下に向ける口調ではない。
神楽 樹:「……」
春日 雪:「ふふ、ではそうしておきましょうか。女の勘を根拠にしていいのは、大人になってからですものね」
春日 雪:「……とはいえ、現実の話もあります。法乍さん」
春日 雪:「あなたは、この人を……七篠柚希さんを、どうなさるおつもりですか?」
芦屋法乍:「……あー、とにかく、俺は」
芦屋法乍:「とりあえず、アレだよ」
芦屋法乍:「こいつを、合コンに連れて行く」
芦屋法乍:びしっと七篠さんを指差し
月影 秋古:「…………」
芦屋法乍:「女の子を紹介することで、女の子を紹介してもらう」
芦屋法乍:「そういう巨大プロジェクトが現在シンコーチューなんだよ」
芦屋法乍:「羨ましいか! ちびっこにはわかんねーだろ!!」
春日 雪:「……なるほど。では、お尋ねしますが」
春日 雪:「彼女がそのような生活を送れるまでの間、あなたは、どうやって養うおつもりですか?」
春日 雪:「無論、お父様に頼るという選択肢もあります。ですが、あなたに、それができますか?」
春日 雪:「生活費、医療費それに……彼女の存在そのものへの、リスク。そういったものを、あなたは呑み込めますか」
芦屋法乍:「……別に」
芦屋法乍:「アンタらにあいつが一旦連れてかれることには、どーもこーもねーよ」
芦屋法乍:「事情聴取みたいなのもあるだろーし、そこまで俺にどーこー出来る話じゃねーし」
芦屋法乍:「ただ、それで万が一、二度と月影さんと七篠が会ったり出来ねー感じなら……」
芦屋法乍:「一生恨む」
芦屋法乍:語気が一気に冷たくなる
月影 秋古:「……」横目で、芦屋くんを見ている。
芦屋法乍:「それと、親は関係ねーだろ」
芦屋法乍:「な?」
春日 雪:「……いえ。いいえ」
春日 雪:「人は、血から逃れることはできません。たとえ、その出自が尋常ならざるものであっても」
春日 雪:「たとえ、誰かの複製であったとしても。その関係が冷え切ったものであったとしても」
春日 雪:「関係は、あるんですよ。……わたしやあなたのような子供であるならば、尚更です」
七篠 柚希:「おい、UGN」
神楽 樹:「何か」
春日 雪:どうぞ、と頷く。
七篠 柚希:「それに……法乍も。勝手に話を進めるな」
芦屋法乍:「!」
芦屋法乍:「っと。そりゃ、そうだよな……悪かったよ」
芦屋法乍:「ごめんな」
月影 秋古:芦屋くんの前に、注ぎ直したお茶を置きます。
芦屋法乍:「……サンキュ、月影さん」
芦屋法乍:お茶を啜って、七篠さんの話を聞く構え。
七篠 柚希:「ここに来たのは偶然で……たまたま、このお人好しは私を拾ったけど」
七篠 柚希:「傷が治ればここを出て行く。それだけの関係だ」
春日 雪:「ええ。無論、あなたがどうしたいか、それが優先されます」
春日 雪:「その希望が、わたしたちにもたらすリスクを許容できるかどうか。それを確かめることも、必要ですから」
七篠 柚希:「お前たちの保護なんて冗談じゃない。私は……」そこまで告げて、眉間に皺を寄せる。
七篠 柚希:懐からプラスチック製のピルケースを取り出して、錠剤を噛み砕く。
神楽 樹:錠剤の詳細は概ね推測出来るが。言うべき時、ではないだろう
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:剣呑な空気の中その姿を訝しげに見つめている。

GM:では、リサーチを開始します。PP形式でサクサクいくぜぇーっ

使用技能:<情報:UGN><情報:裏社会><情報:軍事><情報:噂話>
目標値 :9
プライズ:0/6
シーン数:0/4

GM:どうぞー
芦屋法乍:ひゃっほう!
月影 秋古:噂話で平目です。さすがにちょっと侵蝕率がきつい。
月影 秋古:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 4[2,4] → 4

月影 秋古:失敗。
神楽 樹:UGNでコネ使って
神楽 樹:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[1,1,6,10]+7[7]+2 → 19

神楽 樹:黙ってると思ったら情報が回ってきていた
芦屋法乍:ワッザ
芦屋法乍:ティーンエイジ組が火花を散らしている内に…
芦屋法乍:有能
春日 雪:あ、判定前にユニークコードを使いたい!(シーン中、任意のPCの判定ダイス+2個)
春日 雪:調達にも効くとGMの裁定済みですよみなさん!
芦屋法乍:ヤッター!
芦屋法乍:こっちもじゃあ普通に振りましょう
芦屋法乍:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,7,9] → 9

芦屋法乍:突破はしたが…
春日 雪:そしてこちらもコネを使って、UGNで。
春日 雪:11dx+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[2,3,5,5,6,6,7,9,9,10,10]+9[3,9]+2 → 21

春日 雪:あ、財産点9突っ込みます。
芦屋法乍:ヒューッ
芦屋法乍:無敵の副支部長だ
神楽 樹:副支部長の華麗な金使い
月影 秋古:頼りになります
GM:やりおるぜーッ
春日 雪:もし上限20とかならこのままで!
GM:あーーーそうですね。どのみち次シーンで3貯まる可能性のが高いし、その財産点は取っておいていいですよ。
春日 雪:おっと了解です。では財産点22のままで、達成値は21、プライズは3となりましょうか。
GM:そうですね。ではプライズは3で。
GM:PP3/6

九重 いつき:「はい!では私の出番ですね!」
九重 いつき:口周りにガムテープの跡がべったりとついているが、相変わらず朗らかな様子で。
九重 いつき:「第一の疑問は、そもそもなぜ“スリーピング・ボム”が彼女を追っているか、ということですよね?」
芦屋法乍:「そこな。アンタらはなんか知ってんのか?」
芦屋法乍:ガムテとロープを机に置きつつ。
春日 雪:「ええ。まずはそこが起点になるのですけれど……」
九重 いつき:「はい!あの男は元々“フィースト”セルの構成員でして」
九重 いつき:「元々彼らの目から見た危険なオーヴァードやRBを暗殺する、という目的で活動している方々なのですが」
九重 いつき:「七篠さんに関しては単純に、彼女が彼らの頭目を殺そうとしたために狙われている、というところですね!」
月影 秋古:「……」はっきりわかるくらい顔をしかめる。
神楽 樹:「……」
春日 雪:「……ははあ、それは」
春日 雪:全く仕方ない人たちだ。そう言っているような表情。
春日 雪:「そして、現状を見るに。“マゲイロス”は今も無事であり、目的は果たせず……ですか」
芦屋法乍:「へー」
芦屋法乍:「とんでもねー奴らがいたもんだ」
芦屋法乍:その名前を個人的に知っているとはおくびにも出さない。
芦屋法乍:月影さんの表情にも気付かないフリ。
九重 いつき:「実はその晩、私たちも“フィースト”セルに少し用向きがありまして」
九重 いつき:「彼らの交戦情報をつかみ、現場に駆けつけたのですが……その時にはもう既に戦いが始まっていましたね!」
芦屋法乍:「待てよおい。サラッと言うけど」
芦屋法乍:「なんでそんな聞くからにヤバヤバの連中に、アンタらが用があるんだよ」
芦屋法乍:ジト目
芦屋法乍:「公務員だろ、自称」
九重 いつき:「いやー。実はですね!」
九重 いつき:「暫くの間、この町の脅威に対抗するに辺り、我々やUGNとの共闘が可能ではないかと同盟を持ちかけに行ったのですが!」
九重 いつき:「すげなく襲いかかられてしまいまして!いやー、マスターエージェントは流石にお強いですね!」
春日 雪:「ええ、まあ。共通の利益がある、と”自分が”判断した時は共闘を持ちかけることもあるでしょうけれど」
神楽 樹:「他人からの提案に乗る男か、と言われれば」
月影 秋古:無表情に九重さんを見ています。
芦屋法乍:「ハイわかったわかった」
芦屋法乍:「九重の与太話はもういいわ」
芦屋法乍:突然に話を打ち切る
芦屋法乍:「要点としちゃ、”フィースト”ってのとつるんでる以外、なんも分かってねーんだろ。あのシャボン玉野郎について」
芦屋法乍:「副支部長サマ、どうお考えだよその辺」
春日 雪:「”マゲイロス”自身が指示したかどうか……ええ、実際、報復を指示するタイプではないと思うのですが」
春日 雪:「九重さんが、ストレンジャーズが介入した理由は分かりました。戦力としてはともかく、状況については盤外に置くべきでしょうね、九重さんたちの存在は」
芦屋法乍:「つーかさっきから言ってるそのマゲ……ってのが何」
芦屋法乍:「リーダーとかか?」
月影 秋古:「マゲイロスね」
春日 雪:「”マゲイロス”春日真津人。フィーストセルリーダー」
春日 雪:ああそれと、と。
春日 雪:「わたしの、おじさまです」
春日 雪:ついでとばかりに、あっさりとそう告げる。
芦屋法乍:「!!」
月影 秋古:かしゃん、と手元のティーカップが音を立てる。雪さんを見る。
神楽 樹:「……」ここでそれを出すか。副支部長へ視線を向けて
春日 雪:「比喩ではありませんよ?血縁上、わたしは姪にあたります。……もし、どう思っているかと問われるなら」
春日 雪:胸元のリボンを解き、上位のボタンを上から2つ、3つと外して。
春日 雪:「消えない傷をつけられた恨みはある、とだけ」
春日 雪:何かに貫かれたような、胸元の傷跡を晒す。
芦屋法乍:呆然と傷跡を見る。
芦屋法乍:話の展開に頭がついていかない。
芦屋法乍:UGNとか、FHとか、そんなことよりも
芦屋法乍:口をついて出たのは
芦屋法乍:「なんだよ、それ」
芦屋法乍:「家族だろ……」
春日 雪:「そうですね、家族です。……あとひとつ、付け加えるなら」
春日 雪:芦屋くんの視線に恥じ入るように、ゆっくりとボタンをはめなおしながら。
春日 雪:「わたしの両親の仇でもあります。……一族の裏切者、ですから。こう見えても、色々あったんですよ、わたし」
月影 秋古:「……」くびのうしろ、というか盆の窪の上あたりを、指でいじる。髪の毛の下。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:何も言えない。自分が口を挟む資格がない。
芦屋法乍:余りにも、部外者だ。
芦屋法乍:月影さんにも、この子にも。
春日 雪:「さ、それよりも。これからのことを、考えましょう?」
春日 雪:リボンを結び直してから、殊更に、柔らかな笑顔と明るい声で。
月影 秋古:「ええ」短く答えて。
神楽 樹:吐息。黙り込んでしまった芦屋君を一瞥し、
神楽 樹:「……そうですね」少しだけ、心配だ
神楽 樹:少しばかり元気が過ぎる様子の子だけれど
神楽 樹:だからこそ。反動は大きい

GM:ロイス・購入可能です!
神楽 樹:ロイスは保留
神楽 樹:購入はブルゲ
神楽 樹:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 10[1,3,7,10]+5[5] → 15 → 失敗

神楽 樹:あとちょっとだったけどダメですね。こちら以上
月影 秋古:ロイスは……最低、あと1シーンありますね。一度保留します。
月影 秋古:購入は、どうしようかな。ボディアーマーを。
月影 秋古:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[6,10]+1[1] → 11 → 失敗

月影 秋古:届きませんね。財産点もないので、このまま保留。
春日 雪:ダイス+2もお忘れなく!<調達
春日 雪:(ユニークコードで)
月影 秋古:あ、ありがとうございます!
月影 秋古:2dx ユニークコードぶん
DoubleCross : (2R10[10]) → 2[1,2] → 2

月影 秋古:ぜんぜんダメ。
芦屋法乍:ロイスは春日さんへ
芦屋法乍:”当事者”/春日雪/庇護/疎外感○/ロイス
芦屋法乍:購入はボデマ!
芦屋法乍:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 10[2,3,10,10]+9[1,9]+3 → 22

芦屋法乍:よっしゃあ!ありがとう副支部長!!
芦屋法乍:装備!
春日 雪:ロイスは芦屋くんに、「■好奇心/侮蔑」で。
春日 雪:欲しいものがある人はいるか!いるか!いなければ月影さん用のボディアーマーを調達します。
春日 雪:はい、ではボディアーマーにチャレンジ。
春日 雪:9dx+6>=12
DoubleCross : (9R10+6[10]>=12) → 10[2,3,7,7,7,8,9,9,10]+1[1]+6 → 17 → 成功

春日 雪:成功。月影さん、どうぞ。
春日 雪:以上で!
月影 秋古:いただいて、装備です。以上で。


【マスターシーン:その夜の出来事】
シーンプレイヤー:登場不可


GM:N市・どこかの廃墟
GM:新規都市開発が間に合わず、建設途中に打ち捨てられたビル内部。
GM:いまやこの空間は、凄絶な戦場と化していた。
GM:月明かりのみが差す闇の中で、互いに向き合い、戦闘の構えを取る影が二つ……否、三つ。
GM:ひとつは黒い狼じみた装甲服に身を包んだ暗殺者・“ブラックミラー”。
GM:そして対峙する二つの影は、“フィースト”セルの主。
GM:“マゲイロス”春日真津人。
GM:および、セル・エージェントである“スリーピング・ボム”諸田 良純のものだ。
七篠 柚希:「“マゲイロス”……そして“フィースト”」
“ブラックミラー”:「お前たちが……秋古を……!オリジナルを……!お前たちのせいで……私は……ッ!」
GM:“ブラックミラー”は無貌の仮面越しに憎き仇敵を睨みつける。
GM:こいつらさえいなければ、秋古が苦しむことも、本郷みかんが死ぬことも、私が生まれることもなかった。
GM:諸悪の根源をここで断つ、と言わんばかりに殺気が膨れ上がる。
マゲイロス:「ふむ」
マゲイロス:陰険そうな顔立ちの眼鏡の男が、顔をしかめる。汚物を見るような目だ。
マゲイロス:「顔を知られているとはね。いかにも、私は"竈の王(マゲイロス)"。"収穫祭(フィースト)"セルのリーダーを務めている」
マゲイロス:「そちらから来てくれるとはね。手間が省けた」
“ブラックミラー”:「始める前に……ひとつ聞く」
“ブラックミラー”:「“輪廻の獣”。秋古の中に宿った獣を取り除く方法は?」
マゲイロス:「君は複製体でなくなることができるかね、"ブラックミラー"……シリアルは何番かな?」
マゲイロス:「何しろ、君が足跡を消してくれたお陰で、随分と追跡に手間取ってしまった」
“ブラックミラー”:覆面の奥で、さらに殺意が膨れ上がる。
マゲイロス:「"スリーピング・ボム"が捕捉してくれたのは僥倖だったな。君の行いのせいかもしれないが」
マゲイロス:酷薄に笑う。
“ブラックミラー”:「そうか。もういい」
“ブラックミラー”:「お前はここで、惨めに死ね」
“ブラックミラー”:“ブラックミラー”の胸に、鬼火めいて蒼い炎が宿る。
“ブラックミラー”:愚者の黄金からエネルギーを抽出して稼働するアームドスーツが、完全なる戦闘形態に移行した証左だ。
GM:“スリーピング・ボム”はその不穏な輝きに不快げに眉を顰めつつ、攻撃の構えを取る。
“スリーピング・ボム”:「薄汚い野良犬風情が……」
“スリーピング・ボム”:「貴様は───この世に存在したという痕跡ひとつ残さず吹っ飛ばしてやる!」
GM:爆発性のシャボンが大量に放出される。触れれば爆発。時間経過でも爆発。連鎖爆破によりさらにその破壊力を増す、死の包囲網。
“ブラックミラー”:「───グレイプニル、第二、第三拘束解放」
GM:義手が唸り、肘先から腕、拳が文節され、内蔵されたチェーン・ブレードが“スリーピング・ボム”の放った攻撃を弾き飛ばす。
GM:義手は紫電を纏い“マゲイロス”を狙うが……その攻撃は紙一重で捌かれる。
マゲイロス:赤黒い血の塊が弾け散る。異様に軽い手応えで切り飛ばされたのは、マゲイロスの影から立ち上がった生きた血の塊。従者だ。
マゲイロス:「危ないことをする。保険はかけておくものだな、実に。……さて」
“ブラックミラー”:従者により弾き飛ばされた義手を、手元にたぐり寄せる。
“ブラックミラー”:ジャリ ジャリ ジャリッ ガギィッ!
“ブラックミラー”:鎖を巻き上げ、鉄の拳へと再形成!凄まじい速度で“ブラックミラー”が“マゲイロス”に迫る!
マゲイロス:「"スリーピング・ボム"。彼女はまだやる気のようだ」
“スリーピング・ボム”:「────問題ありません。既に“仕掛け”は完了している」
GM:双方のレネゲイドが殺気を伴い膨れ上がる。大技が激突する予感に大気が震えた、その時。
九重 いつき:「双方、待ったーーーーーーーーーーーーー!」
GM:ぴたり。闖入者の出現に、全員の動きが停止する。
九重 いつき:「そのまま動かないで!あなたたちを包囲しています!」
九重 いつき:「いやー、UGNの皆さんより早く着いた甲斐がありました!」
GM:視線の先には、深緑色の野戦コートにベレー帽を被った少女が一人。
九重 いつき:「“マゲイロス”春日真津人さんですね?」
マゲイロス:「いかにも。君は?」
九重 いつき:「初めまして!私は“ストレンジャーズ”第10小隊長、九重いつきと申します!」
GM:ベレー帽を外して軽く礼。
マゲイロス:「ふむ。なるほど、防衛隊の虎の子が十人以上? 買い被られたものだが」闇の中に目線を走らせる。
マゲイロス:「何用かな。見ての通り、取り込み中でね」
“ブラックミラー”:「懲罰部隊が。邪魔をするな」不快げに吐き捨てる。
九重 いつき:「それは申し訳ない!では手短にお話しましょう!」
九重 いつき:「あなた方もご承知の通り、いまこの街に迫っている危険は計り知れない物です!」
九重 いつき:「その事に関しては、この街で長く活動するあなた方のほうがご存知かと思いますが!」
マゲイロス:「なに。大した期間の差でもないとも。何しろこちらはただの犯罪者でね」眼鏡を押し上げる。
マゲイロス:「情報収集力などたかがしれている。国軍の君等に比べればね」
九重 いつき:「あはは!皮肉ですか?事実なので面白くありませんね!」
九重 いつき:「さて、本題ですが!お互いにとって共通の脅威が去るまでの間、暫くの“同盟”を結べればと思いまして!」
マゲイロス:「ふむ」"ブラックミラー"が様子をうかがい、動いていないのを確認して。
マゲイロス:「伺おう。内容は?」
九重 いつき:「いわば、一時的な休戦協定ですね!」
九重 いつき:「理想的な着地点としては、双方にとって脅威となりうる存在に対して、我々とUGNの間で合意のもと、共闘することができれば最上、と考えておりますが!」
マゲイロス:「なるほど、理想的ではある。それで、こちらに求める条件は何かな、九重さん?」
九重 いつき:「休戦の第一歩として、まずは我々からあなた方への攻撃を停止すると同時に」
九重 いつき:「あなた方もRBやオーヴァードを対象とした狩りを差し控えて頂ければ、と考えています!」
マゲイロス:「ほう」
九重 いつき:「また、戦力の縮小ですね!」
九重 いつき:「あなたのやり方にかんして上層部……というか」
九重 いつき:「黒崎総隊長なんかは、できるだけ多くの感染者の子供を殺してくれれば手間が省ける、などと喜んでいるのですが!」
九重 いつき:「私個人としては、あなたのやり方はあまり好ましいと思えなくて……失礼!今のはオブラートに包んだ表現でした!」
九重 いつき:「反吐が出るほど嫌いでして!ですので、未来ある若人の皆さんを、あなたの妄想に巻き込むのはやめにしていただきたい、と思っています!」
マゲイロス:「見解の相違ですな。九重隊長殿」
九重 いつき:「あはは!全くですね!」
マゲイロス:「あなたにアクセス権限があるかは確認できないが、"ダイナスト"事件や面影島事件の記録を調べてみるとよろしい」
マゲイロス:「いずれも、あなたの言う未来ある若人一人が、危うく人類を滅ぼしかけた事件ですよ」
マゲイロス:「私は、人類にとっての潜在的な脅威を排除したいと願っているだけだとも。ごく単純な事実として」
九重 いつき:「そうですか。あなたの仰ることは最もです。まったく正しい理屈かと」
九重 いつき:「大を守護するために危険な小を切り捨てる。最もな計算です」
マゲイロス:「そちらの立場も理解できるとも。防衛隊が秩序の守護者であるように、我々は犯罪者には違いない」
マゲイロス:「だが、人類社会にとっての脅威は、いずれにせよまさに、共通の敵だ」
マゲイロス:「提案とは違う形にはなるだろうが、共存はできる。そう考えているのだが、どうだろうか?」
九重 いつき:「なるほど、代替案ですか。ちなみにどのような共存方法か、お聞きしても?」
マゲイロス:「UGNとの共存は困難だが、君たちとの非戦協定を受け入れるのは理に適っている」
マゲイロス:「何しろいまのところ、あなたがた"イディオッツ"の中には、私たちにとっての敵はいないのだから」
マゲイロス:「単純な治安維持は警察の領分、他の危険度の高いFHセルの対処にあたっては、共闘を考えてもいいくらいだとも」
マゲイロス:「どうかね。九重隊長。考えてはもらえないか?」
九重 いつき:「あはは。思ったよりはるかにまともな代替案ですね!」
九重 いつき:「ただ、すいません。その魅力的な提案を、私たちは呑めません」
マゲイロス:「そうか。実に残念だ。理由を伺っても?」
九重 いつき:「そうですね。あなた方にとっての敵を抱えた時点で、私たちも敵と見做されてはたまったものではありませんから!」
マゲイロス:「なるほど。公僕も辛いものだね。……"スリーピング・ボム"」
マゲイロス:「もういい。始めろ」
九重 いつき:「というのが第一の理由ですね。それに、すいません」
九重 いつき:「私、部下に頼りきりの指揮官というのは今ひとつ信用できませんので。───ハウンド、突撃」
GM:少女の影が、巨大な獣の姿を映し出す。ついで、四方を照らす影が続く。
“ブラックミラー”:「チィ───ッ」
GM:こうしてこの夜、UGNの預かり知らぬ間にフィースト・イディオッツ・ブラックミラーによる三つ巴の乱戦状態が始まったのだった。


【ミドルシーン5】
シーンプレイヤー:神楽 樹


GM:二度目の情報収集!他の人もどんどん出てくださいね
神楽 樹:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 4[4]+46 → 50

春日 雪:1d10+61 出る!
DoubleCross : (1D10+61) → 6[6]+61 → 67

芦屋法乍:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 10[10]+60 → 70

芦屋法乍:ぎやん
GM:あ、芦屋くーーーーーんッ
月影 秋古:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 9[9]+71 → 80

月影 秋古:(やり遂げた顔)
神楽 樹:二人揃って高
芦屋法乍:一緒に死んでくだしゃんせ
月影 秋古:あなたをあやめてみせましょか
春日 雪:さて、では忘れぬうちにユニークコード!
春日 雪:シーン中の判定ダイス+2個をバラ撒きます。
神楽 樹:ありがとう雪
月影 秋古:ありがとうございます。
芦屋法乍:やっほい!
GM:ではPP3/6からの情報収集再開ですね。
芦屋法乍:まず普通に振ってみましょう
芦屋法乍:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[3,4,4,5] → 5

芦屋法乍:まるでだめ!
GM:技能に関しては特に変更ないので、各自どう……あ、芦屋くーーーん!?
神楽 樹:ではコネ使ってUGNで
神楽 樹:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 7[1,2,4,4,5,7]+2 → 9

神楽 樹:前回が伸びたけどやっぱりダメだったか…
月影 秋古:5dx 生判定で……
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,8,9,10,10]+5[5,5] → 15

月影 秋古:ん、15ですが、財産点もないので、ここまでですね。
芦屋法乍:よし!
春日 雪:では引き続きUGNで
春日 雪:11dx+2
DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[2,3,4,4,5,7,8,9,10,10,10]+10[1,2,10]+5[5]+2 → 27

春日 雪:プライズポイント3です。やりました。
神楽 樹:副支部長の貫禄
芦屋法乍:圧倒的有能さ
月影 秋古:さすがです
GM:PP6/6ですね。では情報に関しては全開示!

九重 いつき:「さて、では先ほど芦屋さんが仰っていた、敵への対策方法に関してですが!」
七篠 柚希:「……必要ない」
七篠 柚希:九重が口を開くより先に、ソファから立ち上がって。
春日 雪:「……何か、お考えが?」
七篠 柚希:「奴が狙ってるのは私だ。私がこの家を出れば、釣られて出てくる。そこを叩けばいい」
神楽 樹:「単純ではあるけれど」
九重 いつき:「なかなかに捨て鉢な作戦ですね! 自殺願望をお持ちなのでしょうか?」
芦屋法乍:「アンタは言い方とか選べねーのかよ」
芦屋法乍:いらいらした表情
神楽 樹:視線を巡らせて
神楽 樹:……言い方は極端だが、事実ではある
七篠 柚希:柚希は九重を睨みつけた後、逡巡したように一同へ視線を向ける。
七篠 柚希:最後に、月影さんと目を合わせて。
月影 秋古:「…………」あまり揺れの見えない表情で、七篠さんのことを見ています。
七篠 柚希:「私は」
七篠 柚希:「……私は、獣だ。好きに生きて、好きに死ぬ。私はそれでいい」
芦屋法乍:「お前が自分の事どう思ってるかなんて知らねーけど。囮ってのは、ねーだろ」
芦屋法乍:「UGNサン的にも、そうじゃねーの?」
春日 雪:「つまるところ、選択肢はふたつです」
春日 雪:「待ち構えるか、打って出るか。前者の場合、この家が戦場になり、彼女の……柚希さんの安全も保障できません」
春日 雪:「後者の場合、少なくとも、誘導はできます。……こちらの場合も、柚希さんの安全は保障できません」
春日 雪:ですが、と。言葉を切って、一呼吸。
春日 雪:「努力は出来ます。好きに生きて好きに死ぬ人がいるなら……」
春日 雪:「そんな人を、自分勝手に助けるのがわたしたちです」
九重 いつき:「あはは!いやー、やはりこの街のUGNの皆さんは素晴らしい人たちばかりですね!」
九重 いつき:「いかがでしょう?成人後の就職先に防衛省という選択肢はありませんか?」
春日 雪:「謹んでお断りします。お友達ならともかく、九重さんが上司というのは、精神衛生上よろしくありませんから」
春日 雪:にこやかに笑みを返して。
九重 いつき:「そうですか!それは残念!」断られているのは慣れているのか、変わらぬ笑顔で。
神楽 樹:「……本当に、誰彼構わずやってる」
九重 いつき:「むっ!そんなことはありませんよ!」
九重 いつき:「さて、第三の選択肢が必要、ということであればご安心を!」
九重 いつき:「敵の追跡に関してですが、既に安全策を用意してありますとも!」
春日 雪:「……伺いましょう」
春日 雪:微妙に嫌そうな顔で。
神楽 樹:「安全」不安しかない
九重 いつき:いつにもまして得意げな表情でスマホを取り出す。
九重 いつき:「ふふふ。実はですね。先ほど神楽さん達が交戦している間に、敵に追跡機を取り付けさせて頂きました!」
九重 いつき:「清子さん、オーヴァード同士での戦闘に関してはあまり頼りになりませんが、こと隠密と諜報にかけてはエキスパートですので!」
芦屋法乍:「なるほど、そんであそこに居たわけか」
芦屋法乍:「あの子もアンタもちゃんと仕事はしてんのね……学校に連れてくんのはマジでどうかしてると思うけど」
神楽 樹:あの時思い切り重力刃を飛ばしてたが。運が悪いとバッサリか、想像してしまった
斐川 清子:「し、死ぬかと思いました……私は見えなくなるだけで透明になるわけじゃないんですよう……」
芦屋法乍:「……ドンマイな」
芦屋法乍:清子さんに
斐川 清子:半泣きで、ポケットで飼っている鼠に慰められている。
斐川 清子:「うう……ありがとうございます……」
春日 雪:「……九重さん」
春日 雪:「物事には伝えるべき順番がある、と。防衛隊の座学では教えないんですか?」
春日 雪:頭痛を堪えるような顔で、深いため息。
芦屋法乍:「副支部長どの、その辺はもうこいつに言っても無駄だ。俺は学習した」
芦屋法乍:あきらめきった表情。
芦屋法乍:「とにかく結果だけを見て評価しよう。こいつは今ようやく初めてマシなことをした」
春日 雪:「……そうしましょう。ええ、どうぞ続きを」
神楽 樹:「ひとまず。相手の本拠がわかっているわけで」
芦屋法乍:「だな。大きく前進だろ。後はどう攻めるか」
芦屋法乍:「向こうもいつ気づくかわかんねーだろうから、ゆっくり考えてもられねーだろうけど」
九重 いつき:「後は叩きに行くだけ!ですね。ですが……」
七篠 柚希:「余計なことを」九重の提案に忌々しげに吐き捨て、リビングを出て家の奥に引っ込む。
九重 いつき:神楽さんの言葉に同意したあと、奥に引っ込んでいく七篠さんを見て。
九重 いつき:「そうですね!芦屋さんの仰るように、ひとまず作戦会議にしましょう!ええ!」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:こちらも七篠さんを目で追う。
芦屋法乍:「そう、だな」
春日 雪:「……冷めてしまいましたね。淹れなおしましょうか」
春日 雪:ため息をもう一度。そうして、冷えてしまったティーポットを手にして台所へ。
芦屋法乍:「いや……いいわ」
芦屋法乍:「七篠のやつ、そりゃあ」
芦屋法乍:「いい気分しねーよな。自分のことなのに、なんでもかんでも」
芦屋法乍:「周りばっかりで決められて」
月影 秋古:「様子」席を立つ。芦屋くんを見て。
月影 秋古:「見てくるね」
芦屋法乍:「!」
芦屋法乍:立ち上がった月影さんに何かを言おうとして
芦屋法乍:何も言えず。
芦屋法乍:「俺も外すわ。どーせ作戦立案とか出来ねーし」
芦屋法乍:「そっちでやってくれよ」
芦屋法乍:立ち上がって自分の部屋に戻っていく。
春日 雪:「……樹さん」
春日 雪:席を外す3人を見送ってから。
神楽 樹:「……」支部長に視線を向けて
春日 雪:「秋古さんを、お願いできますか」
神楽 樹:……間を置いて。静かに頷き、席を立って
神楽 樹:「雪」
春日 雪:はい、と応える。
神楽 樹:「あまり、強く言わないように」
神楽 樹:誰に、とは告げず。月影さんと柚稀さんの後を追って、部屋を出る
春日 雪:「ええ、心得ています。……それでは」
春日 雪:結局、少ししか必要なくなった紅茶を、カップに注ぎながら。
春日 雪:「手早く、話を詰めてしまいましょう。ね?」
春日 雪:リビングに残った九重さんに、微笑みかけた。

GM:シーン終了!ロイス・購入どうぞー
春日 雪:ユニークコードはここにも効くので、ご活用ください。<調達
神楽 樹:シーン持続強いな…
月影 秋古:ロイスは……本当は樹さんと七篠さんに取りたいところなんですが、今回は保留。
月影 秋古:調達も、こうなると特に欲しいものがないので……フルオートショットガン(目標14)狙ってみます。
月影 秋古:5dx>=14
DoubleCross : (5R10[10]>=14) → 8[4,7,7,7,8] → 8 → 失敗

月影 秋古:失敗。以上です。
芦屋法乍:ロイス4枠埋まり済み!購入は強化素材でも狙ってみよう
芦屋法乍:マイナーで千変万化の影、メジャーで風使って購入
芦屋法乍:取得!ワイヤーウィップに使用で攻撃力+1
芦屋法乍:以上!
芦屋法乍:9dx+8
DoubleCross : (9R10+8[10]) → 10[1,1,1,2,4,7,7,8,10]+8[8]+8 → 26

春日 雪:1枠残ってますが、保留で。
春日 雪:では、ブルーゲイルを狙っておきましょう。
春日 雪:9dx+6>=20
DoubleCross : (9R10+6[10]>=20) → 10[3,3,4,4,7,7,7,8,10]+5[5]+6 → 21 → 成功

春日 雪:成功。秋古さん、どうぞ。
月影 秋古:いただいておきます。
月影 秋古:行動値の競り合いにつよくなりました。今度こそ、以上で。
神楽 樹:ふーむ、ちょっとロイスは保留を
神楽 樹:じゃあワンチャンブルゲでも
神楽 樹:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 7[6,6,7,7] → 7 → 失敗

神楽 樹:失敗、こちら以上です
春日 雪:こちらも以上となります。


【マスターシーン2】
Under the Blackmirror


GM:芦屋邸・洗面台。
七篠 柚希:鏡を前に、ひどく顰めた顔で、映った自身の姿を見つめる。
七篠 柚希:頭が痛い。全身が痛むのは昨日の夜からずっとだが、頭痛はこの家にあの少女が現れてから、ずっとだ。
七篠 柚希:「───秋古」ぼそり、とその名を呟く。
七篠 柚希:よく知っている。今日会うまで、直接言葉を交わしたことすらなかった相手だ。それなのに。
七篠 柚希:この身体が、心が、親友なのだと訴えかけている。
七篠 柚希:忌々しいまやかしだ、と吐き捨てても。そのつながりを否定しきれない自分がいる。
七篠 柚希:「……くそっ」懐からピルケースを取り出し、錠剤を2錠取り出す。
七篠 柚希:自分を造った研究者たちが言うには、自分は“最もオリジナルに近い”個体なのだという。
七篠 柚希:それゆえか、オリジナルから引き継がれた情報も相応に大きい。
七篠 柚希:肉体的な形質や、“愚者の黄金”の純度。そしてなにより、生前の記憶。
七篠 柚希:この錠剤は、本郷みかんとしての純度を引き下げる為に服用を続けているものだ。
七篠 柚希:彼女が暗殺者として人を殺すたび。オリジナルの道徳倫理に反する行いを取るたび。
七篠 柚希:彼女の中に眠る、彼女ではない彼女の記憶は、良心を体現するように心に刺を突き刺していく。
七篠 柚希:「うるさい。うるさい。うるさい!」鏡面に照らされた顔を睨みつけ、唸るように吐き捨てる。
七篠 柚希:月影秋古。彼女を見ると、胸の内に湧いて出る感情がある。
七篠 柚希:だが、その暖かさは、けして私自身が感じているものではない。
七篠 柚希:本郷みかんの見せる記憶が作り出した、偽りの感傷に過ぎない。
七篠 柚希:いや、そもそも、私という存在自体が、死にゆく陽の陰りが映し出した、一瞬の影法師だ。
七篠 柚希:それでも。それでも、もしかしたら。一時はそう思ったこともあった。
七篠 柚希:FHを抜けて。自身の能力を正しいことに使って。誇れるような物を見つけ出して。
七篠 柚希:そうすればいつか、夢の中の友人に、オリジナルではない、自分自身として手を差し出しに行く日が来る。
七篠 柚希:そう思ったこともあった。だが───。
七篠 柚希:N市の総合病院。双眼鏡越しに眺めた光景が蘇る。
七篠 柚希:そこにいるのは、UGNに隔離され、保護された、自分ではない自分。
七篠 柚希:そして、彼女と談笑する記憶の中の友人の姿。
七篠 柚希:それを見て、確信した。私にはもうきっと、この世のどこにも居場所などないのだ。
七篠 柚希:いや、あるいは最初から。そんなものはどこにもなかった。
七篠 柚希:私は本郷みかんではなく。月影秋古の友人ですらない。
七篠 柚希:そして。私が得ることのできる紛い物としての安息は、別の私に譲るべきだ。
七篠 柚希:私は、あそこで笑う私とはあまりにも違う。
七篠 柚希:彼女の傍に居ることは、彼女を苦しめてしまうだけだ。
七篠 柚希:───どうせ死ぬなら、獣のように生き、獣のように死ぬ。口癖のように吐いてきたことばを思い出し、皮肉げに微笑む。
七篠 柚希:だが、死ぬにしても、ただでは死なない。
七篠 柚希:“フィースト”セル。
七篠 柚希:奴らが居る限り、秋古のような悲しみが、みかんの死が、私のような存在が再生産される。
七篠 柚希:それだけは防がねばならない。
七篠 柚希:……どのみち、居場所がないのなら。やつらを追い出してからでも、死ぬのは遅くない。
七篠 柚希:獣のように生き、顧みられることもなく死ぬ。
七篠 柚希:そうだ。私はそれでいい───。


【ミドルシーン6】
シーンプレイヤー:月影秋古


月影 秋古:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 2[2]+80 → 82


GM:では、キミはフラフラと洗面台を出てきた柚希さんと顔を合わせてもいいし、他に対面シチュエーションに希望があればそのように向かい合ってもいい。
月影 秋古:私室はないですよね。それなら洗面所で。
月影 秋古:「あれ」
七篠 柚希:「あ……」
月影 秋古:慣れないと表情が伺いにくいかおで、七篠さんを見ています。
七篠 柚希:「……あいつらに、見張りでも頼まれたのか」ぼそり、と。不貞腐れるような物言い。
月影 秋古:蛇口から水の流れる音を背景に、しばらく無言。
月影 秋古:目線をゆらさずに、じっと見ている。
月影 秋古:「びっくりした」
七篠 柚希:「何が」
月影 秋古:「まだいたんだ」
月影 秋古:「具合でも悪いの?」
七篠 柚希:「………ただ、頭が痛むだけ。いつものことだ」
月影 秋古:「なんだ」
七篠 柚希:「わかってると思うけど」
月影 秋古:「そのつもりでいたけど。何?」
七篠 柚希:「私は、オリジナルとは違う。友達でもなんでもない、赤の他人で」
七篠 柚希:「私がすることはすべて、私自身の納得の問題だ。ただ……」
七篠 柚希:「もし、今戦っているのが、贖罪とか、そういうつもりなら。もうやめた方がいい」
月影 秋古:「…………」無言で見ている。
七篠 柚希:「こいつ、助けようとして、納得して死んだんだ。嘘みたいだけど。本当に」
七篠 柚希:「私は、そうはなれない」寂しそうに笑って。
月影 秋古:「それで」
月影 秋古:そのまま言葉を切る。しばらくまた黙り込んで。
月影 秋古:「それだけ?」
七篠 柚希:「……他に、何があるって言うんだ」
月影 秋古:「そう。ありがとう、伝えてくれて」
月影 秋古:「それで、どうしてまだいるの。七篠さん」
月影 秋古:無造作に横を通り抜けて、洗面台に。伏せてあるコップの一つを取って、出しっぱなしの蛇口の下に。
月影 秋古:「七篠さん。ほんとだよ。あなた、みかんとは似てない」
月影 秋古:「ちっとも、似てないね」
七篠 柚希:「………ッ!」
月影 秋古:蛇口を捻る。水音が止まる。
七篠 柚希:「そうだろうとも!私は出来損ないの欠陥品で、何にもなれない空っぽの人形だ!」
七篠 柚希:「せいぜい顔が同じだけの三等品のデッドコピー、それが私だ!」
月影 秋古:コップにくんだ水を、頭からぶちまけます。七篠さんに。
七篠 柚希:「ッ!何する!」反射的に左腕で掴みかかろうとして、バランスを崩す。
月影 秋古:掴みかかられたので、こちらもバランスを崩して、勢い余ってアルミのコップの縁で七篠さんの頭を強打する格好に。
月影 秋古:「あ。ごめん」
月影 秋古:「ぶつ気はなかったんだけど」
七篠 柚希:「ぐ……嘘つけ!わざとだろ、今の!」
月影 秋古:「わざとじゃない」
月影 秋古:「私がたたいても痛くないでしょう。そんなに」
月影 秋古:「ああ。水はわざとだけど。なに、それもわからないの」
七篠 柚希:「わかるもんか!言ってるだろ、私はオリジナルじゃない!」
七篠 柚希:「それなのに……あいつは!人の頭の中でくだらない思い出をいつまでも!映画みたいに!」
月影 秋古:無言でまた蛇口を捻って、アルミコップに水を汲む。
月影 秋古:なにか答えるより前にもう一杯、頭からぶちまけます。まあ素人動作なんでその気になれば簡単に避けられますけど。
七篠 柚希:再び頭から水をひっ被る。
月影 秋古:「頭、冷えた?」
月影 秋古:光のない瞳で、目を逸らさずに。
月影 秋古:「恨んでるなら、そうして。気に触るなら、どうぞ」
月影 秋古:「話をしてくれたかったなら、それはありがとう」
月影 秋古:「知ってたけど。みかんのことなら」
月影 秋古:「……それで」
月影 秋古:「行かないの?」
七篠 柚希:「こ……の!」
GM:立ち上がると、鉄の腕で襟元に掴みかかる。生身の右手で拳を握り締めて。
七篠 柚希:「私は!私だってなーッ!」
月影 秋古:そのまま括りあげられる。ぎり、と襟周りの布が嫌な音をたてて首に食い込むが、目線は固定されたまま。
月影 秋古:「私だって、何?」
月影 秋古:「死にたいなら、行ったらよかった。死にたくないなら、私たちを使えばよかった」
七篠 柚希:「私だって、こんな……私は、私は!こんなはずじゃ……!」
月影 秋古:「何がしたいの。あなた」
七篠 柚希:「…………!」
月影 秋古:「私は」
月影 秋古:「あいつを殺しに行く。チャンスだから」
神楽 樹:1d10+50 登場
DoubleCross : (1D10+50) → 2[2]+50 → 52

神楽 樹:「──月影。そこまで」
神楽 樹:ある程度見逃してはいたが。これ以上は少しマズい。洗面所の入口、声を飛ばす
月影 秋古:「……神楽さん」
七篠 柚希:「………ッ」
神楽 樹:「手を放す」
神楽 樹:襟を掴んでいる義手に手をかけ。目を合わせて
GM:指は思っているよりあっさりと、力が外れる。
神楽 樹:吐息。……河合支部長から、少し話は聞いていたが──
神楽 樹:「貴方もよくやる」強い子だ。本当に
月影 秋古:どさりとおちて、不器用に尻もちをつく。のたのたと、手をついて起き上がる。
月影 秋古:「腹が立ったので。ごめんなさい」神楽さんのほうだけ見ている。
神楽 樹:「正直は美徳だけど」
神楽 樹:七篠の方へ視線を向けて
神楽 樹:「出せるもの、少しは出せた?」
神楽 樹:「……わかった上で見逃していたことについて、文句があるなら謝る」
月影 秋古:「私は別に」七篠さんを見ます。
七篠 柚希:「私は……」
神楽 樹:「七篠」
神楽 樹:「……私達が横から出てきて、貴方に口を挟むことに異論があるのは理解する」
神楽 樹:「けれど」いまの貴方は
神楽 樹:「自分の格好付けのために他人をダシにするのはやめなさい」
神楽 樹:「──月影の言い方は、キツいけれど」
月影 秋古:コップを拾って、洗面台のふちに伏せる。
神楽 樹:「……少なくとも。誰かのために戦って。死んで」
神楽 樹:「残る物なんて、ロクにない」
月影 秋古:神楽さんを見ます。経験が、あるんだろうか。
七篠 柚希:「私も、奴を殺す。追われてる以上、それしかないから」宙に向けて固まっていたままの手を、キリキリと鳴らしながら収める。
神楽 樹:「そう」
七篠 柚希:「みかんとか、お前の為じゃない。自分の為だ」うるさく響く頭痛を抑えるように、吐き捨てて。
月影 秋古:「なら、一緒に来て」懇願とかいう色はない。当然のことを確認するように。
月影 秋古:「相手も狙ってきてくれるなら、話が早い」
月影 秋古:神楽さんを見て。
月影 秋古:「今度は、不意打ちも通じないですよね」
七篠 柚希:「言われるまでもない。生存のためなら、それが一番確実だし」
神楽 樹:「二度の技は通らないと考えていい」戦闘において臆病さは武器だ
七篠 柚希:「不意打ちというなら。私たちの方こそ、警戒したほうがいい」
七篠 柚希:「さっき、作戦会議をするって言ってたな。あの防衛隊員がもう話してると思うけど」
七篠 柚希:「話しておくべきことがある。敵に関して」
月影 秋古:「聞かせて」頷く。
神楽 樹:無言で促す

GM:シーン終了。ロイス・購入が可能。
月影 秋古:「腐れ縁:七篠柚希:懐旧/○憤懣」、「先輩:神楽樹:信頼/○劣等感」でロイスを生成します。
月影 秋古:購入は、もう一度フルオートショットガン。
月影 秋古:3dx>=14
DoubleCross : (3R10[10]>=14) → 10[5,9,10]+6[6] → 16 → 成功

神楽 樹:では七篠さんへ「監督対象:有為/〇不安」
月影 秋古:出ました。ケースに入れておきます。
神楽 樹:ブルーゲイル狙って
神楽 樹:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[1,5] → 5

神楽 樹:……あ、ジェネシフトしといていいでしょうか
GM:どうぞー!
神楽 樹:では
神楽 樹:3d10+52
DoubleCross : (3D10+52) → 18[7,7,4]+52 → 70

神楽 樹:以上です
月影 秋古:以上です。


【ミドルシーン7】
シーンプレイヤー:芦屋 法乍


GM:雪ちゃんは強制登場になります。登場ダイスをどうぞ!
芦屋法乍:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 8[8]+75 → 83

春日 雪:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 9[9]+67 → 76


GM:ではところ変わって芦屋くんの私室!
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:ぼけーっとした顔で天井を見つめている。
芦屋法乍:考えがまとまらない。
芦屋法乍:俺にとっては知らない顔。月影さんにとっては知ってる顔。
芦屋法乍:春日雪の胸の傷跡。刳りぬかれたような。
芦屋法乍:フカフカのベッドがある。俺の部屋。漫画にゲーム機、自分用のテレビ。
芦屋法乍:「…………。」
芦屋法乍:ボサーっとしている。そんな時間もないのに。
春日 雪:……そうして、君がふと目を閉じた、そのとき。ふわりと、甘い香りがする。
芦屋法乍:「?」
芦屋法乍:目を開けて、起き上がる。
春日 雪:その、動きの途中。
春日 雪:「考え事、ですか?」
春日 雪:横から君を覗き込むように、ベッドに手をついて上半身を乗り出す姿が。幼い、しかし整った顔が、目の前にある。
芦屋法乍:しかめっ面。
芦屋法乍:「これ……コロンかなんか付けてんのかよ」
芦屋法乍:「マセガキめ」
春日 雪:「ええ。そのようなもの、です。あるいは……」
春日 雪:「こちらでしょうか」
春日 雪:君が普段使う机の上に、家では見覚えのないティーポットと、カップがふたつ。
芦屋法乍:「ウチのじゃ、ねえよな」
芦屋法乍:「なんか高そーな……」
春日 雪:「はい。わたしの私物、です。お邪魔するのですから、これくらいは用意しますとも」
春日 雪:「……ええ、ええ。そうして折角用意したものを、要らない、と言われては」
春日 雪:「わたし、少し傷付きました」
芦屋法乍:「アンタさ、ちょっと、言っときたかったんだけど」
春日 雪:「何でしょう」
春日 雪:すっ、と君から身を離して、手早く茶を淹れながら。
芦屋法乍:「こまっっっっ……しゃくれてる~~~~~~!!」
芦屋法乍:「そんなんで学校の友だちと話合うのかよ……つーか」
芦屋法乍:「学校とか行ってんの?」
春日 雪:「もちろん、義務教育ですから。……わたしに教育「受けさせる」人は、もう居ませんけれど」
春日 雪:微笑みを浮かべたまま、さらりと。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「学校、ちゃんといってんならいいや」
芦屋法乍:「……俺は好きなんだよ。学校」
芦屋法乍:「そんだけだけど」
春日 雪:「……法乍さんは」
芦屋法乍:「あ?」
春日 雪:君の前、ベッドサイドの台の上に、カップを置く。
春日 雪:ふわりと、よい香りが─妙に甘ったるい香りが、君に届く。
春日 雪:「わたしに、興味がおありですか?」
春日 雪:君の問いに、曖昧な問いかけが返される。
芦屋法乍:「あのな」
芦屋法乍:「興味とかの話じゃねーだろ。こういうのは」
芦屋法乍:「お前みたいなちびっ子が学校行けてなかったら、それネグレクト」
芦屋法乍:「児童相談所に即連絡取るっつーの」
芦屋法乍:カップは受け取りつつ。
春日 雪:「そういうお話ですよ。……いいですか、法乍さん」
春日 雪:「あなたの、その真っ当な考えも。自然な怒りも」
春日 雪:「他人への関心……興味がなければ、始まらないことです」
芦屋法乍:「……そりゃあ」
芦屋法乍:「それは、そうだろ。大なり小なり、みんな他人の事考えながら生きてるよ」
芦屋法乍:「ワイドショーだって、顔も合わせたことねー他人の話ばっかりだ」
春日 雪:「はい。……そうやって、誰かのことを「考える」人は、沢山います」
春日 雪:「ですが、誰かのことを「思う」人は」
春日 雪:自分の手の中のカップを、ゆっくりと揺らす。再び、甘く、そして今度は重い香りが立ち上がる。
春日 雪:「わたし達の認識よりも、ずっと少ない。とても、残念なことですけれど」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:くらくらする。香りのせいなのか、とりとめない思考のせいなのか
芦屋法乍:神経が鈍っていくのを感じる。
春日 雪:「あなたは、それができる人です。わたしがこの街で出会い、あるいは話を聞いた人たちは、他人を思う人たちです」
春日 雪:そこまで、ゆっくりと話してから。
春日 雪:「……法乍さん。あなたが」
春日 雪:「あなたが、フィーストセルのことを……おじさまのことを調べるのは、誰のためですか?」
芦屋法乍:「!」
芦屋法乍:「なんだよ……急に、そこまで知ってて」
芦屋法乍:「……俺は……」
春日 雪:透明と混濁、それが交互に現れる瞳で、君の目を下から覗き込む。
芦屋法乍:「わかんねえよ。わかんなくなった」
芦屋法乍:「もっと、自分の事……器用な人間だと……思ってて」
芦屋法乍:「あの子の都合はあの子の都合、俺の都合は俺の都合って……」
芦屋法乍:「切り分けて……それで、上手くやれるって……思ってた」
春日 雪:「……けれど、触れれば触れるほど。一緒に過ごせば過ごすほど」
春日 雪:「分からなくなったんですね。彼女のことも……あなた自身の、ことも」
春日 雪:細い指が、そっと君の頬に触れる。
芦屋法乍:「……そうだよ」
芦屋法乍:「あの子にはあの子の人生があって」
芦屋法乍:「……抱えてるもんがあって」
芦屋法乍:「あの子の傷跡がどこにあるのかも……俺は」
芦屋法乍:自然に、相手の胸元に指が触れる。
芦屋法乍:「俺は知らねえ」
春日 雪:「……そんなこと、当たり前じゃないですか」
春日 雪:その指を、もう片方の手でそっと握って、自分の胸元へ……傷跡の上へ、押し付ける。
芦屋法乍:「分かってるよ……分かってんだよ……!」
芦屋法乍:「だから……それでいいって開き直るつもりだったのに……」
春日 雪:「あなたは、彼女と違う。彼女は、あなたと違う」
芦屋法乍:「……怖いんだ」
春日 雪:「……ええ。他人は、怖いもの。自分ひとりで何もかも上手くいくなら、どんなにいいことか」
芦屋法乍:「なんにも知らない俺がチョロチョロしてる事なんか……意味がないどころか」
芦屋法乍:「あの子にとって……ただの迷惑で……苦しめる事になってたら」
芦屋法乍:「俺は自分のこと、許せねえよ……」
芦屋法乍:肩が震えている。
春日 雪:「……法乍さん」
春日 雪:少し、怒ったような。悲しむような。そんな声で。
春日 雪:「あなたは、それを、彼女に伝えましたか?」
春日 雪:「自分の空回りかもしれないと。迷惑かもしれないと。それでも……あなたは、やり遂げたいのだと」
春日 雪:「自分の……希望(のぞみ)を、言葉にしましたか?」
芦屋法乍:「俺の……」
芦屋法乍:「望み……?」
春日 雪:「……いいんですよ。押しつけがましいくらいで」
春日 雪:君の指を包んでいた手を解き、両方の掌を、君の頬に添える。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:俺がしたいこと。あの子の事を知って最初に思った事。
芦屋法乍:その前からずっと。ずっとずっと前から思っていた事。
春日 雪:「……ひょっとしたら、彼女は」
春日 雪:「あなたが思っているような、弱い人ではないかもしれません」
春日 雪:「あなたの好意を、迷惑そうに受け流すだけかもしれません」
春日 雪:「けれど、それでも……」
春日 雪:顔が、近づく。
春日 雪:「……あなたが、彼女のために。彼女のような人のために。これから出会うかもしれない、誰かのために」
春日 雪:「何かをしてあげたい、という気持ちを、あなた自身が信じる限り。その想いが裏切られることは、ありません」
春日 雪:はっきりとした言葉で、断言する。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:その視線と正面から向き合い
芦屋法乍:グッと、頬に添えられた手を握る。
芦屋法乍:「お前……」
芦屋法乍:「……俺は……」
芦屋法乍:そこまで言って、ハッとした顔。
芦屋法乍:「お前……」
芦屋法乍:眉間にシワが寄る
芦屋法乍:「なんか盛ったろ!なんでこんな事まで話してんだよ!!会ったばっかのちびっこに!!」
芦屋法乍:顔を離して、ぴょいんと飛び退く!
春日 雪:「あら、バレました?」
春日 雪:悪戯がばれた子供のように─実際子供ではあるのだが─喉を転がすように笑う。
芦屋法乍:「バレました? じゃね────!!」
芦屋法乍:「くそっ……ソラリスのなんとかかよ……!油断も隙もね~~~~!」
芦屋法乍:「怖すぎだろ最近の小学生……!これがバーチャル世代か……!」
春日 雪:「ふふ、いつもはこんな風に…特に、オーヴァードがあっさりとかかってくれることは、滅多にないんですよ」
春日 雪:そして、笑みを消さないまま。
春日 雪:「……法乍さん」
春日 雪:「あなたの中のモヤモヤ、これで少しは、晴れましたか?」
芦屋法乍:「それは……まーな」
芦屋法乍:「ありがとな、えーっと」
芦屋法乍:照れくさそうに後頭部をガシガシかいて
春日 雪:「雪。春日雪、です。……雪ちゃん、と呼んでくださいね?」
春日 雪:改めて、自己紹介を。
芦屋法乍:「……はっ」
芦屋法乍:「ヤダよ。ちゃん付けなんかお前のような邪悪チビにはもったいねーわ」
芦屋法乍:「ちびすけで十分だちびすけ」
春日 雪:「あら、残念。……じゃあ、そんな意地悪へのお返し、というわけではないですけれど」
春日 雪:トン、トン、と。軽くステップを踏むように、君との距離を詰める。
春日 雪:「……さっき、彼女はあなたが思っているような人ではない”かもしれない”と言いましたが」
春日 雪:「断言していいと思いますよ。あなたは、きっと、彼女のことを誤解しています」
芦屋法乍:「分かってるよ……それも」
芦屋法乍:「誤解も何も、なんも知らねーんだから」
芦屋法乍:「ここまで全部、俺の独り相撲だ……クッソだっせーけど」
芦屋法乍:「だから、まあ、話すことにするわ。話して、確かめる」
芦屋法乍:「ビビってる時間はねー。だろ」
春日 雪:「……なんだ。じゃあ、何も心配は要らないですね」
春日 雪:「あとはぶつかるだけ、です。……ああ、もし当たって砕けてしまったら」
春日 雪:「わたしのところに、来てくれますか?」
芦屋法乍:「何しに行くんだよ」
春日 雪:「わたしの口から、それを言わせますか」
春日 雪:微笑んで、頬を桃色に染めながら。
芦屋法乍:「???」
春日 雪:そして。
春日 雪:「……前途多難ですね、これは」
芦屋法乍:「いやマジでさっぱりわかんねーけど……じゃあ」
芦屋法乍:「ちょっと待てよ」
芦屋法乍:がさごそと、部屋の隅にしゃがみこんで
春日 雪:手を後ろで組んで、その様子を不思議そうに見ている。
GM:扉をこつこつと二度、ノックする音が聞こえてきます。
芦屋法乍:「あった!ホイ。これをお前に預ける」
芦屋法乍:古びた携帯ゲーム機だ。Bボタンの印刷が掠れている。
春日 雪:「……これって」
春日 雪:ますます、不思議なものを見るように。ゲーム機と、君を交互に見る。
芦屋法乍:「ゲームくらいしろよ。古いやつだから、学校の友だちと話あうかはわかんねーけど」
芦屋法乍:「俺の一番のお気に入りのやつだ」
芦屋法乍:「次会うときに、どこまで進んだか、見てやるよ。ちび太郎」
芦屋法乍:二カッと笑い。
春日 雪:「……あは」
春日 雪:釣られるように、年齢相応の、可愛らしい笑顔を浮かべて。
春日 雪:「ええ、ではお借りします。……きちんと、返しに来ますから」
春日 雪:「……では、わたしは、九重さんと最期の詰めがありますから」
芦屋法乍:「ん。じゃな。頼むぜ副支部長どの」
芦屋法乍:「また来るのはいーけど、今度はちゃんと玄関から来いよ……いきなり現れるとビビるし」
芦屋法乍:ぴっとおどけるような敬礼でドアへ見送った。
春日 雪:「ええ。…………」
春日 雪:そして、最後に。
春日 雪:「……ありがとう、ございます」
春日 雪:いつも通りの、けれど子供らしさがほんの少し残った笑顔でそう告げて。
春日 雪:部屋を出る。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「うし!」
芦屋法乍:ベッドから跳ね起き
芦屋法乍:拳を握った。

九重 いつき:「なかなかいらっしゃらないので心配になって様子を見に来たのですが!」
九重 いつき:「不純異性交遊はともかく、自白の強要に思考の誘導ですか!遂に恐るべきUGNの暗部を目にしてしまったようですね!」
GM:部屋から出てきた雪ちゃんに、朗らかに声を掛ける。
春日 雪:「ごめんなさい、九重さん。……ええ、少し心配が過ぎて、あなたのことを笑えないことをしてしまいましたけれど」
春日 雪:「……ひょっとしたら、そんな必要は、なかったのかもしれませんね。……大丈夫です、きっと」
九重 いつき:「冗談ですよ。彼の背中を押しに来たのでしょう?」
春日 雪:小さく頷きながら。
春日 雪:「あの人たちは、大丈夫。……ですから、わたしたちは」
春日 雪:「仕上げをしましょう。あの人たちが、悔いなく過ごせるように」
九重 いつき:「ええ。勿論です」
九重 いつき:普段の朗らかな笑みとは異なる、優しげな微笑みと共に、確りと頷いてから。
九重 いつき:「しかし、困りましたね!」
九重 いつき:「いえ、実は私もひとつ、人生の先達として含蓄ある言葉で彼に発破を!と思っていたのですが」
九重 いつき:「見事に先を越されてしまったようです。流石第9支部の副部長。やり手ですね……!」
春日 雪:「……一瞬だけでも「あ、この人信じていいかも…」って思った自分がバカでした。ええ」
春日 雪:頭痛を堪える…というより、本当に頭痛がしてきたような幻覚さえ感じながら。
春日 雪:違う意味で子供らしくないため息を、ひとつ。

GM:シーン終了!ロイス・購入が可能です
春日 雪:ロイスは九重さんに「有為/■厭気」で。
春日 雪:何か!いるもの!ありますか!
春日 雪:なければ芦屋くん用のブルーゲイルとか調達します。
月影 秋古:(こちらは大丈夫です)
神楽 樹:こちらもお薬くらいなので特に
芦屋法乍:ブルゲよりも
芦屋法乍:アームスーツのほうがいいかも!
芦屋法乍:いつでも脱げるし、火力も高まる
春日 雪:了解!行動値が大丈夫そうならいきましょう!
芦屋法乍:おなしゃす!
春日 雪:あ、ルルブ2掲載のアームドスーツでよろしいでしょうか。(確認)
芦屋法乍:ですです
春日 雪:では手配師を起動して。
春日 雪:10dx+6>=15
DoubleCross : (10R10+6[10]>=15) → 10[2,3,5,6,6,7,8,9,10,10]+8[2,8]+6 → 24 → 成功

春日 雪:問題なく購入。芦屋くんにトス!
芦屋法乍:ヤッター!装備!ありがとなす!
春日 雪:こちら以上で!
芦屋法乍:こっちも以上!


【クライマックスシーン】
全員登場


芦屋法乍:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 4[4]+83 → 87

神楽 樹:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 10[10]+70 → 80

月影 秋古:1d10+82
DoubleCross : (1D10+82) → 6[6]+82 → 88

春日 雪:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 3[3]+76 → 79


GM:君たちは現在、樹さんの運転するSUVに搭乗している。目指すは“スリーピング・ボム”の下だ。
九重 いつき:「芦屋さんたちを狙ってそのまま家に襲撃をかける可能性もありましたが」
九重 いつき:「どういうわけか、市街を移動中のようですね! あれほど躍起になって七篠さんの身柄を狙っていた割には不気味な行動です!」
GM:スマートフォンの画面に表示された追跡装置のタグ移動表示をむむ、と見つめながら。彼女は君達を見送った。
七篠 柚希:柚希はというと、車内で窓の外を無言で見据えている。
月影 秋古:「……思ったより、いつも通りだね」
芦屋法乍:「ん?何が?」
月影 秋古:「芦屋くんが」
芦屋法乍:「あー……かもな」
芦屋法乍:「つーかバレてたのかよ。色々」
月影 秋古:「……無理してた?」
芦屋法乍:「無理してたっつーか。考えすぎてたって感じだ」
芦屋法乍:「お得意の独り相撲。それで、今は……」
芦屋法乍:「まあ、心配いらねーよ。副支部長殿のありがたーい言葉もいただいたし」
芦屋法乍:「無敵だぜ」
芦屋法乍:Vサイン
月影 秋古:首を傾げて、サイドバッグをいじる。金属音がする。
月影 秋古:「そういうところ、いいと思う」
月影 秋古:「……似てない、なんてことは、ないかな」
芦屋法乍:「お、おん」
芦屋法乍:「へー……」
芦屋法乍:顔を赤くしている
芦屋法乍:「くそっ……!これで喜んでちゃダメだろどう考えても……」ブツブツ
春日 雪:「……”スリーピング・ボム”の動きですが」
春日 雪:話を聞きながら、携帯端末に落としていた視線を上げて。
芦屋法乍:「なんかあったのか?」
春日 雪:「先刻の遭遇では、法乍さんのご友人や家族への危害を仄めかす言動があったそうですね」
春日 雪:「ええ、その線に沿った動き、という可能性は十分にあります。……ああ、ところで」
春日 雪:にこりと、笑みを浮かべて。世間話をするように。
春日 雪:「樹さんには、旦那様がおられるのでしたね」
月影 秋古:樹さんを見ます。
神楽 樹:「……」
芦屋法乍:「あー、和樹パイセンな」
芦屋法乍:「あんにゃろーこんだけ美貌の奥さんいんのにすぐに言わねーんだもん!騙されたわ!ステルス裏切り者め!」
春日 雪:「そう、神楽和樹さん。確かな実績のあるオーヴァードではありますが……」
春日 雪:「心配することなどは、ありませんか?……いえ、何も、この状況に限った話ではありません」
春日 雪:淡々と、けれど微妙な熱を感じさせる言葉で。
春日 雪:「お互い、いつ、人でなくなってしまうか分からない。それでも、お二人は、添い遂げると決められた」
春日 雪:「……そこに、不安や恐れはなかったのでしょうか」
神楽 樹:「…………」
芦屋法乍:「……そっか」
芦屋法乍:「オーヴァード同士の結婚って、そういうこと……だよな」
芦屋法乍:言い難そうに目をそらす
月影 秋古:防弾ガラスの外を見る。結構な速度で流れていく街の灯り。
神楽 樹:「そう」呟いた芦屋君へ、短く返す
神楽 樹:「──オーヴァード同士で、付き合っている人は多いけれど」命を左右する前線にいること。それは必然的に両者の距離を近づける
神楽 樹:「本当の意味で、一緒になる人は少ない」
神楽 樹:命を失う。あるいは、共に戦場で倒れてしまう
神楽 樹:それだけではない。雪が言ったように、“いつか片方が人々を脅かすもの”と化す恐怖を抱え続けることになる
芦屋法乍:「だったら……なんで」
神楽 樹:「……」
神楽 樹:「それでも。和樹は私を選んだ」
神楽 樹:「人生を背負う、ということを選んでくれた」
神楽 樹:責任。もし、どちらかが“そう”なってしまったなら。その時には──
神楽 樹:「──不安も恐怖も。いつだってある」
神楽 樹:「だけど、芦屋」
神楽 樹:「いくら強くなろうと。私達はきっと」
神楽 樹:「“ひとり”で居続けることはできない」
神楽 樹:「苦しくても。後悔があったとしても」
神楽 樹:「誰かにいて欲しいと思ってしまう」
神楽 樹:「色々な理由はあるけれど。結局私は、そうだった」
芦屋法乍:「独りではいられない……か」
芦屋法乍:「樹さん、パイセンも言ってましたよ」
芦屋法乍:「本当にそいつが大事なら……どんなことがあっても、手を放しちゃダメだ、って」
月影 秋古:「素敵ですね」ぽつり、と。
芦屋法乍:「……なんだよ」
芦屋法乍:「あんたら、ラブラブじゃん」
芦屋法乍:ふふっと笑う
春日 雪:「……ええ、少し、羨ましくなるくらいに。そして」
春日 雪:「”その時”が来たなら。きっと、躊躇いはしないのでしょうね。樹さんも、和樹さんも」
神楽 樹:「……それがきっと」
神楽 樹:「私達の選んだ、最期に与えるものになる」
神楽 樹:現実には。綺麗に済まない、泣いて、怒って、無様な姿を晒すかもしれない。
神楽 樹:だとしても私達は。必ずそれを選ぶだろう。
月影 秋古:のそのそと、車内に向き直ります。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:その覚悟に、押し黙る。
芦屋法乍:「すげえな」
春日 雪:そんな、冷たいような、その実、熱(あい)に満ちた言葉を聞いて。
春日 雪:「……法乍さん」
春日 雪:何か、決意したような声で。
芦屋法乍:もしも、自分がーー。
芦屋法乍:「!」
芦屋法乍:そこまで考えていたところで、不意に声をかけられる。
芦屋法乍:「俺?なんだよ?」
月影 秋古:雪さんを見ます。
春日 雪:「”輪廻の獣”は、例外なくジャームとして処理すべき。そんな意見が今、UGN上層部の間で主流となりつつあるそうです」
春日 雪:「”マゲイロス”の……おじさまの存在が、それを後押ししているのでしょう。この流れは、きっと止まりません」
芦屋法乍:「ッ」
芦屋法乍:「……あのさ……」
芦屋法乍:「”輪廻の獣”ってなんの話だよって、とぼけさせてもくれねーわけ?」
芦屋法乍:「ほんとかわいくねーチビだよな」
芦屋法乍:月影さんの方を気まずそうに一瞥して。
春日 雪:「はい。まだ誤魔化したいのであれば、それもいいでしょう。ですが」
春日 雪:「法乍さんが何を調べているかは、知っています。……ええ、きっと、お父様も」
月影 秋古:芦屋くんと、視線がかちあいます。
月影 秋古:「……詳しいんだね」
芦屋法乍:「おい……ここでぶっちゃけんのかよ」
芦屋法乍:項垂れる
芦屋法乍:「まー、な」
芦屋法乍:「そのキョーミホンイっつーか……あー」
芦屋法乍:気まずそう。
春日 雪:「……失礼、話が逸れましたね。最後の一線を押し留めているのは、決して、人道的な配慮ではありません」
春日 雪:「死なずの獣を殺す。封じる。そんな手段がある。……調べていたのなら、そんなモノの存在を信じたくもなるでしょう」
春日 雪:「……それが、本当にあるとしたら?」
芦屋法乍:「!」
芦屋法乍:顔をあげる
春日 雪:「それは確かにあった、と言う人がいます。今、ここにあると断言できる人はいませんが」
春日 雪:「可能性がある限り、それを捨てはしない。それが、わたしたちです」
芦屋法乍:「じゃあ、それを手に入れれば……」
芦屋法乍:「マジかよ……確か、宿主が死のうが、取りついてる本体は絶対に……って」
春日 雪:「ええ。ですから。今、わたしが話していることは、ただの励ましです。根拠のない、あやふやな希望です」
芦屋法乍:「……チビ」
芦屋法乍:「なんでそんなこと、俺に教えてくれるんだよ」
芦屋法乍:「機密ってやつじゃねーのか。そういう話」
春日 雪:「そんなの、決まってるじゃないですか」
春日 雪:秋古さんに、一瞬、視線をやってから。
春日 雪:「わたし、身の丈に合わない欲望(ゆめ)に向かって足掻く人が、大好きですから」
春日 雪:無邪気とさえ呼べるような笑顔で。
月影 秋古:「…………」無言で、軽く目を伏せる。
芦屋法乍:「ホント、あのな……」
芦屋法乍:「デリケートな青少年への気遣いってもんがねーのかよ!!」
芦屋法乍:顔が真っ赤。
芦屋法乍:「……まあ、クソ」
芦屋法乍:「礼は言っとくけど……」
春日 雪:「はい、では、これでおあいこです」
芦屋法乍:「……月影さん、あのさ」
月影 秋古:「なに?」
芦屋法乍:「そーいうわけで、いやどーいうわけで……って、感じだけど」
月影 秋古:「……」芦屋くんの目を、じっと、覗き込むように見上げて。
芦屋法乍:「終わったら、話、ある……から」
芦屋法乍:「……聞いてくれるか?」
月影 秋古:「いいよ」
芦屋法乍:「ん……サンキューな」
月影 秋古:「戻れたら。……違うね」
月影 秋古:「まだまだ、これから。エンディングには早すぎる」少しだけ大きな、通る声で。何度も練習したようになめらかな発音。
七篠 柚希:「………!」
月影 秋古:「……言い出したのはそっちだから」
月影 秋古:「待ってるよ」
七篠 柚希:「ふん」窓の外を眺めていたが、硝子の反射越しに月影さん立ちの方をチラ、と見て。鼻を軽く鳴らす。
芦屋法乍:「……だな」
芦屋法乍:そんな二人の様子を見て
芦屋法乍:「バッドエンドの続きなんか、まっぴらごめんだ」
芦屋法乍:「これから、ハッピーエンドにしてやるっきゃねーって」
芦屋法乍:笑って、進む方を見る。
月影 秋古:「うん」小さく頷いて。

GM:では、君たちは九重から渡された追跡装置を元に、“スリーピング・ボム”の行方を追跡し……
GM:いま、君たちの命を狙った暗殺者は君たちの眼前にいる。
GM:傍らに、幼い少女の手を引き連れて。
七篠 柚希:「こいつ……」“スリーピング・ボム”を睨みつける柚希の目が一層険しくなる。
芦屋法乍:「……この野郎」
芦屋法乍:拳を握る。
“スリーピング・ボム”:「参ったな。この時間……」腕時計をチラリ、と見て
“スリーピング・ボム”:「忙しい妻に代わっての娘の送迎。他の何をおいても優先すべき事案だった」
“スリーピング・ボム”:「君たちの方から向かってきてくれたのは手間が省けて非常に助かるがね」
神楽 樹:「……」
月影 秋古:「…………」
芦屋法乍:「てめえその子どこから……ッ!?」
芦屋法乍:「……送迎……?」
芦屋法乍:怒りの表情が困惑の色に変わる
月影 秋古:「知ってるの?」端的に。
芦屋法乍:「知らねーよ! でも、こいつが言ってるのって……要するに」
芦屋法乍:「その子、まさか……お前の?」
神楽 樹:「……違う相手なら。振りほどくなりするはず」
春日 雪:「九重さんも、パーソナリティまでは抑えていませんでしたね」
“スリーピング・ボム”:「娘だよ。血の繋がりはないが……3人目になる」
芦屋法乍:「マジかよ。おいコレどーすんだ……!?」
神楽 樹:無意識に。右手が拳を作る
芦屋法乍:「!?」
芦屋法乍:「待てって樹さん!」
芦屋法乍:「あの子巻き込んじまったらどうすんだよ!」
神楽 樹:「…………」
“スリーピング・ボム”:「この娘を送り迎えする、という事情を君たちとの闘争よりも優先した理由。何だと思うね?」
“スリーピング・ボム”:「これが私にとって大切な日常だから、だよ。平穏な日常というものは良い」
“スリーピング・ボム”:「私が“フィースト”なんぞに所属しているのもただ一つ、心の平穏を守りたい。ただそれだけの理由からだ」
芦屋法乍:「ッ」
月影 秋古:「……誰にとっての日常?」
“スリーピング・ボム”:「考えても見たまえ。一歩外を出れば、人間を簡単にくびり殺すことのできる存在が街をウロウロしている」
“スリーピング・ボム”:「そんな世界で、いったいどうやって安心することができるというのだね」
春日 雪:「……あなただけが望む、あなただけの平穏、ですか。……ええ、いかにも」
春日 雪:「おじさまが好みそうな欲望(りそう)です。……あなたにとっては不本意かもしれませんが、おじさまとよく似ています」
神楽 樹:「本当に。あの男と気が合うはず」
芦屋法乍:「なんとも、思わねーのかよ」
芦屋法乍:「だったらお前が殺す相手のことは」
芦屋法乍:「どーでもいいのかよ!」
芦屋法乍:「アンタみたいに家族がいるって連中もいるだろ……その中には」
“スリーピング・ボム”:「芦屋くん。人はなぜ、こんな迫っくるしい社会などというシステムの中で生きていられると思う?」
“スリーピング・ボム”:「それはだね。人間は社会にとって必要とされているからだ。人間社会というシステムを維持するためには」
“スリーピング・ボム”:「社会にとって貢献することのできる人間が必要だからだ。そうして人間は自分より力の強い生物がいる時代から生きてきた」
芦屋法乍:「……」
“スリーピング・ボム”:「“必要とされる”こと。これが人間社会の原則と言い換えてもいい」
“スリーピング・ボム”:「ところで、これは例えばの話だが」
“スリーピング・ボム”:「社会にとって役に立たない者はこの場合……どうなると思う?」
“スリーピング・ボム”:「家畜の話になるが、足が折れて走れなくなった馬や、乳のでなくなった乳牛は、どうなるんだろうね?」
GM:君たちの会話についていけず、途方にくれる娘に微笑みかけると、子供を君たちの方にトン、と押し出す。
GM:子供は“スリーピング・ボム”の予想外の動きに驚きつつも、ふらふら、と月影さんの方へ。
月影 秋古:「!」
芦屋法乍:「!?」
春日 雪:「……いけない」
神楽 樹:咄嗟に動く。だが、距離が──
七篠 柚希:「秋古ッ!」
七篠 柚希:月影さんを押しのけると、子供を抱き抱えるように。
月影 秋古:「柚希ッ!」
“スリーピング・ボム”:カチリ。
GM:空気の爆ぜる音が響き、柚希が吹き飛ばされる。
GM:彼女の抱えた子供が爆発し、七篠柚希を吹き飛ばしたのだ。壁に激突し、血を流してはいるが、かろうじて生きている。
芦屋法乍:「……は?」
芦屋法乍:信じられない行動に、茫然とする。
“スリーピング・ボム”:「答えは“屠殺”だ。私が殺したものたち。そしてお前たちがこれから辿る運命がそれだ」
芦屋法乍:「お前」
芦屋法乍:「何してんだよ。お前。お前の、子供だろ……?」
芦屋法乍:声が震える。目の前の人間の言葉が、知らない言語のように理解できない。
“スリーピング・ボム”:「君たちには本当に手を焼かせられる。あの子はちょうど9歳だった。今の妻は私より5歳若い」
“スリーピング・ボム”:「ああ。私の妻もそうだ。3人目。参ったな」
“スリーピング・ボム”:「同じ年格好の妻子のいる家族をこの街で探すのは、なかなか骨の折れる作業になりそうだ」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「て」
芦屋法乍:「ッめええええええええええ!!!」
芦屋法乍:後先考えず、拳を振り上げ突っ込んでいこうとする!
神楽 樹:激昂する声の横。彼を掴む手がある
神楽 樹:「芦屋」
神楽 樹:激情に与えられるのは酷く冷たい声
芦屋法乍:「ぐ!?」
芦屋法乍:「樹……さん……」
芦屋法乍:目は涙ぐんでいる。
神楽 樹:「……」
神楽 樹:目を合わせて。じっと見つめる
神楽 樹:小さな背で彼を見上げて。掴む手は
神楽 樹:薄く跡を残すほど強く。握られて
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「……悪い……すんません」
神楽 樹:首を振る
神楽 樹:「貴方の怒りは正しい」
神楽 樹:「だからこそ。自分を焼いてはならない」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:袖で涙をぬぐって
芦屋法乍:言葉なく、敵に向き直る。
神楽 樹:それを見届けて。静かに手を放す
月影 秋古:"スリーピングボム"と、倒れた柚希の間を遮るような位置に、幽鬼のように立っている。
“スリーピング・ボム”:「今の一撃は……おまえ」月影さんを指差して。
“スリーピング・ボム”:「月影秋古を吹っ飛ばすためのものだったが」
“スリーピング・ボム”:「まさか、そこの複製体が庇うとはな。予想外……いや、予想通りかな?」
“スリーピング・ボム”:「これでひとり。既に行動不能。次はお前たちだ」
月影 秋古:「そう」ぎちぎちと、腕を黒い幾何学模様が蝕んでいる。
月影 秋古:「柚希。聞こえる?」
七篠 柚希:「秋古」
月影 秋古:「ありがとう」
七篠 柚希:「私は……大……丈夫。まだまだ……」
月影 秋古:「いまは。あとは、私たちがやる」
七篠 柚希:君の言葉を受けて。血を吐きながら、ニヤリ、と笑う。頷いて。
七篠 柚希:「うん。あのクズ……私のぶんまで……殴ってやれ……」
月影 秋古:「任せて」
春日 雪:─ここにいる誰も彼も、自分自身を火にくべている。ああ言った彼女すらも、きっと。
春日 雪:「……ええ。で、あるならば」
春日 雪:「ここで幕引きとしましょう。次へ。次の次へ。その次へ」
春日 雪:「例え見苦しくとも。生きて、繋ぐのが、わたしたちです」
“スリーピング・ボム”:「いいや。君たちはここで殺すよ」
“スリーピング・ボム”:「次は防衛隊の連中。その次はお前たちの仲間や家族」
“スリーピング・ボム”:「私を追う可能性のあるものはすべて……始末させてもらう」
GM:衝動判定!目標値は9!
春日 雪:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 7[3,5,7]+1 → 8 → 失敗

春日 雪:暴走して!
春日 雪:2d10+79
DoubleCross : (2D10+79) → 10[3,7]+79 → 89

春日 雪:よし。
月影 秋古:8dx+2>=9
DoubleCross : (8R10+2[10]>=9) → 9[1,4,6,6,8,8,9,9]+2 → 11 → 成功

月影 秋古:成功して。
月影 秋古:2d10+88
DoubleCross : (2D10+88) → 9[6,3]+88 → 97

月影 秋古:微妙なセンになりましたね。
芦屋法乍:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,4,5,8,9] → 9

芦屋法乍:成功!
芦屋法乍:2d10+87
DoubleCross : (2D10+87) → 14[8,6]+87 → 101

芦屋法乍:げー!しょうがねえ!
神楽 樹:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[2,4,9] → 9 → 成功

神楽 樹:2d10+80
DoubleCross : (2D10+80) → 14[10,4]+80 → 94

神楽 樹:バチ切れしとる。衝動判定成功です

GM:エンゲージ表の説明となります。
GM:敬称を略しまして(芦屋・月影・神楽・春日)-10m-(“スリーピング・ボム”)となります
GM:【Round1】
GM:セットアップ!
GM:行動値順の宣言処理とします。
神楽 樹:なし
月影 秋古:ちょっと考えてましたが、《バタフライエフェクト》を。
月影 秋古:対象は、少し考えましたが、芦屋くんに。任意の判定に+5できます(ラウンド中持続、1回だけ)
“スリーピング・ボム”:エネミーエフェクト《レネゲイドキラー》をLV4で発動。
GM:行動値順の処理となるためこの手番では月影さんは対象には含まれません。
GM:ラウンド中、“スリーピング・ボム”を除くキャラクターはエフェクトを1つ使用するたびに4点のHPダメージを受けます。
GM:コンボなどで複数組み合わせて宣言する場合は、組み合わせた数*4点のダメージを受けますので注意。
神楽 樹:うげぇ
春日 雪:グワーッ
春日 雪:ユニークコード、ラスト1回。PC4人の、シーン中のメジャーアクションにダイス+2個を付与。
芦屋法乍:よし
芦屋法乍:万象の虹を起動、バタフライエフェクトをコピーし、月影さんへ
芦屋法乍:任意の判定に+5出来ます。
月影 秋古:ありがとう。
GM:芦屋くんがまず4点ダメージを受けますね。
芦屋法乍:浸蝕は爆上がりして110!
芦屋法乍:そしてダメージも受ける!
芦屋法乍:以上!
芦屋法乍:HP:27
GM:---
GM:イニシアチブ!宣言なければ行動値順の処理を開始します
神楽 樹:宣言なし
月影 秋古:ありません。
芦屋法乍:なし!
春日 雪:こちらは無し!
GM:では月影さんから行動ですね。どうぞ
月影 秋古:はい。では、戦闘移動で10m前進。スリーピングボムにエンゲージ。オートアクションでフルオートショットガンを準備。
月影 秋古:メジャーアクションで《コンセントレイト》《無形の影》《原初の白:ウルトラボンバー》。
“スリーピング・ボム”:来るか!ダメージをどうぞ
“スリーピング・ボム”:ダメージをじゃない。命中判定だ
月影 秋古:攻撃判定にバタフライエフェクトを使用して……
月影 秋古:9dx7-1
DoubleCross : (9R10-1[7]) → 10[1,2,3,5,6,6,7,9,10]+10[1,5,7]+10[10]+3[3]-1 → 32

芦屋法乍:のったあ!
月影 秋古:く、ごめん、もらっておいてだけど、出目がちょっと足りない! 37のリアクション不能攻撃です。
“スリーピング・ボム”:リア不なんで、そのままダメージですね
芦屋法乍:そこに原初の黒:力の法則
芦屋法乍:ダメージを更に+5d10
月影 秋古:(頷く)
月影 秋古:9d10+35+5+5 装甲有効
DoubleCross : (9D10+35+5+5) → 44[2,6,2,5,8,5,9,3,4]+35+5+5 → 89

月影 秋古:89点。
GM:うわっすごいダメージ……死ぬのかな?
月影 秋古:異様な速度で、踏み込む。抜き放ったショットガンの引金を絞ったまま、槍か何かのように使って、相手の腹へ叩き込む。
月影 秋古:普段より、迷いなく選べる。動きをまるで、誰かに教えてもらっているかのように。
月影 秋古:零距離。銃声。銃声。銃声。
月影 秋古:で、バックファイアで倒れるので、補陀落りんごのロイスをタイタス化して昇華。復活、HP11に。
“スリーピング・ボム”:「来るか!使えば使うほど反動で死に近づく能力……お前は獣を託されていてさえ、オーヴァードとしての“出来損ない”だ!」
“スリーピング・ボム”:「レネゲイドの反応に触れて起爆するシャボン玉の地雷原を飛び越えたところで……何ッ!?」
GM:ゼロ距離での連続接射を受けて、腹部から血を流す。
月影 秋古:「それで何が悪い。これが」ぐり、と、スリーピング・ボムの腹に銃身を"突き立てる"
月影 秋古:「私だッ」そのまま、銃身で身体を"担ぎ上げ"て、へし折れた銃身ごと投げ捨てる。
“スリーピング・ボム”:「ぐああ……ッ!ぐ、ば、馬鹿な……」抉り込まれて、血の流れる脇腹を抑えながら、距離を取る
“スリーピング・ボム”:「つ……強い……!」
月影 秋古:そのまま、過負荷に耐えかねたちいさな身体が、当然のように崩れ落ちる。そのむこうに。
芦屋法乍:「うぅ……おおお!!」
芦屋法乍:ばちばちばちばちっ
芦屋法乍:投げ捨てられた先に追随する。片腕はどす黒く染まり、火花を立てている。
芦屋法乍:「まだ、終わりじゃねえ!!」
“スリーピング・ボム”:「?……!?」
芦屋法乍:他者のレネゲイドを食らい、取り込む能力。月影秋古の”獣”を写し取り
芦屋法乍:過負荷によって加速した一撃を
芦屋法乍:どっ  がっ  !!!!
芦屋法乍:ただ真っすぐに、右ストレートで顔面にぶち当てる!
“スリーピング・ボム”:「ぐ、ぶ」
“スリーピング・ボム”:顔面に強烈な一撃を喰らい、大きく吹き飛ばされる!
芦屋法乍:「くたばれ、ボケ」
芦屋法乍:「……順番交代に、ターン制。だろ?」
芦屋法乍:拳をこつんと、崩れた月影さんとあてる
月影 秋古:「……ばか」
月影 秋古:拳を返す。表情は、よくわからないけれど。
月影 秋古:「まだ」
芦屋法乍:「……みてーだな」
芦屋法乍:敵を見据える
GM:行動はエネミーに移りますね
“スリーピング・ボム”:ゆっくりと立ち上がると、ハンカチを取り出し、顔を拭う。
“スリーピング・ボム”:「“ソフトデバイス”芦屋法乍……能力は『捕食転嫁』」
“スリーピング・ボム”:「意外性という意味で……この場にいるオーヴァードの中では最も危険なのは」
“スリーピング・ボム”:「小僧。貴様だということを忘れていたよ」睨みつけて。
“スリーピング・ボム”:マイナーはなし。
“スリーピング・ボム”:メジャーで<C:モルフェウス>+<インスタントボム>+<罪人の枷>+<アウトブレイク>+<オーバードーズ>+<ポイズンフォッグ>+<カスタマイズ>
GM:対象はシーンに登場の“スリーピングボム”を除く全員。
“スリーピング・ボム”:13DX7+5
DoubleCross : (13R10+5[7]) → 10[1,1,1,2,3,4,4,4,8,8,9,9,10]+10[1,8,9,9,10]+10[2,4,8,10]+10[5,10]+4[4]+5 → 49

“スリーピング・ボム”:惜しい。後一歩で6D10点で全員を吹っ飛ばせたのに
春日 雪:あ、組み合わせた効果はどんなもので?
GM:罪人の枷の効果は
GM:命中した相手の達成値がラウンド中-[LV*2]ですね
GM:3LVで取得して、<オーバードーズ>が乗っているので
GM:命中者は-10の判定補正付与です
GM:あとは単純なダメージ増加と範囲変更だけ
春日 雪:了解です。ちなみに、判定して達成値がマイナス出会った場合、それは失敗となるでしょうか。
春日 雪:(マイナスであった)
GM:失敗ですね。
春日 雪:はい。では…樹さん、頼めます?
神楽 樹:それが仕事です
春日 雪:それでは、念のため各位リアクションの後。あ、自分は暴走中なのでリア不です。
月影 秋古:ひとまずこちらは、リアクション放棄。
芦屋法乍:かいひ!
芦屋法乍:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,3,4,5,7,8,10]+3[3] → 13

芦屋法乍:無理!
春日 雪:では、《領域の盾》。樹さんに、芦屋くんをカバーリングしていただきます。《レネゲイドキラー》でHP4点減少。
神楽 樹:了解。カバーへ入ります
芦屋法乍:あねごーっ
“スリーピング・ボム”:「やはりこの場で真っ先に始末しておくべきは」
“スリーピング・ボム”:右手をスイッチを握りこむような形に握り締めて。「お前の方だと言うことがわかった!」
“スリーピング・ボム”:「ああ……ところで。その散弾銃。早く捨てたほうがいい」
GM:月影さんに、何の気なしに挨拶するように。
“スリーピング・ボム”:「すでに“触れている”からな」カチリ。
GM:散弾銃を手にした月影秋古の肉体が内側から爆裂するような衝撃を受け、大きく吹き飛ばされる。
GM:更に爆炎に触れたシャボン玉の機雷が、空中で連鎖爆発を引き起こす!
月影 秋古:「!」
春日 雪:「……樹さん?」
春日 雪:甘い香りと共に視界が歪む。それは、ほんの少し、”領域”内の空間が歪んだだけのこと。
神楽 樹:言葉はない。彼女の意図は理解している。だから動いた
春日 雪:爆炎を、僅かに逸らすに過ぎない。その証拠に、こうして
春日 雪:「ッ……!」
春日 雪:わたしの、からだは、やけてゆく。
芦屋法乍:「つきかッ!?」
芦屋法乍:こちらにも爆風が迫る中、割り込まれる!
神楽 樹:芦屋の前。小さいからだが。その焔と熱を受け止める
芦屋法乍:「な」
芦屋法乍:「何やってんだよ、樹さん!俺、まだまだ……!」
神楽 樹:「……」
“スリーピング・ボム”:「チッ。神楽樹め……いや、恐るべきは咄嗟に自分よりも小僧を守るよう指示した小娘か?」
“スリーピング・ボム”:14+5D10
DoubleCross : (14+5D10) → 14+34[8,10,9,5,2] → 48

GM:48点装甲無視。
春日 雪:戦闘不能となりますので、リザレクト!
春日 雪:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 10[10]+93 → 103

春日 雪:ワオ。
神楽 樹:リザレクト
神楽 樹:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 2[2]+94 → 96

神楽 樹:うお、でもこれ死ぬ
月影 秋古:《原初の黒:鏡の盾》。
月影 秋古:侵食率119に。盾の上限は60点なので、48ダメージを叩き返します。
月影 秋古:……ごめんね。ユズへのロイスをタイタス化、昇華。約束を破る事になるかもしれない。
芦屋法乍:ヒエッ
月影 秋古:爆心地、爆風に吹き飛ばされかける、その瞬間に。
月影 秋古:覚えている。どれだけ忘れようとしても、覚えている。覚えているし、思い出してしまった。
月影 秋古:触れ合った右のこぶし、手と手。あの日、こちらへ届かなかったもの。同じように。
月影 秋古:右手を、伸ばす。
月影 秋古:双極のきらめきが、無形の刃となって炸裂する。
月影 秋古:ということで、全員が巻き込まれたあとで、爆発そのものを"スリーピング・ボム"ごと叩き切ります。
月影 秋古:肩で息をしている。顔の半ばを覆う黒い鏡面。けれど、獣はまだ、発現していない。
GM:特大ダメージ!瀕死の重傷だ!かろうじて2桁ちょっとってHPになります
“スリーピング・ボム”:「なんだ?小娘……貴様のその姿」本能的に警戒先を切り替え、吹っ飛んだはずの小娘に向かう。
“スリーピング・ボム”:奥の手を起爆させようとして───肩口から胸部にかけて切り裂かれる。
“スリーピング・ボム”:「がっ……ごふっ!」
芦屋法乍:「……!」
芦屋法乍:その姿に目を見開く。
春日 雪:ああ、と。奇妙な艶を感じさせるため息が、その姿を見て、漏れる。
月影 秋古:「ただの借り物」
月影 秋古:「それに……私のターンは、ここまで」
月影 秋古:「見ている相手が、違うッ」
“スリーピング・ボム”:「何ッ!?」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:震えながら、脚を踏みしめて立ち上がる。
神楽 樹:全身を焼かれながら。立って、ただ目の前の男をにらみ上げる
GM:行動値3組は誰から動きますか?
芦屋法乍:復活とか奥の手あると考えて、樹さんからがいいかも
神楽 樹:了解。カタパルトします
芦屋法乍:いけーー!
神楽 樹:では、マイナー…の前に
神楽 樹:スリーピング・ボムのロイスをタイタス化。現在受けているデバフを全解除
GM:了解です
神楽 樹:マイナーにて《完全獣化》《破壊の爪》、侵食率105
神楽 樹:メジャー。《Cバロール》《神獣撃》《フレイムタン》《漆黒の拳》、視界射程で対象はスリーピングボムへ
GM:命中判定どうぞ。
神楽 樹:判定直前。賢者の石を発動、C値-2で下限が2となるので6-2のC値4
神楽 樹:……神楽和樹、春日雪のロイスをタイタス化。昇華してC値-2
神楽 樹:きっと、あの人は怒るだろう。だけど──この男に容赦はしない
神楽 樹:13dx2+4
DoubleCross : (13R10+4[2]) → 10[1,2,4,4,5,5,6,7,10,10,10,10,10]+10[1,1,4,5,6,6,7,7,8,8,9,9]+10[1,1,2,2,2,3,5,6,7,8]+10[1,3,5,5,7,8,8,10]+10[1,2,4,4,4,8,9]+10[2,3,6,9,9,9]+10[3,5,8,8,8,10]+10[1,3,4,4,6,10]+10[1,5,7,8,10]+10[5,6,7,7]+10[1,4,4,7]+10[4,6,6]+10[6,7,9]+10[6,7,10]+10[1,2,3]+10[4,6]+10[2,9]+10[6,7]+10[1,6]+10[5]+10[3]+10[9]+10[10]+10[4]+10[8]+10[10]+10[3]+10[9]+10[3]+10[6]+10[7]+10[7]+10[4]+10[9]+10[6]+1[1]+4 → 355

神楽 樹:355だーッ
GM:はい?
月影 秋古:これが賢者砲
GM:はい。
GM:よけれるかこんなもん!
GM:とはいえドッジせずにはいられないのが人間のサガよ……私は回避してみせるッ
“スリーピング・ボム”:7DX+3=>355
DoubleCross : (7R10+3[10]>=355) → 9[1,1,2,2,7,8,9]+3 → 12 → 失敗

神楽 樹:ダメージッ
神楽 樹:40d10+11
DoubleCross : (40D10+11) → 179[2,5,10,6,1,3,3,5,2,6,9,7,10,4,1,4,3,6,5,3,1,6,6,10,3,7,4,3,2,5,6,1,5,3,9,1,2,1,7,2]+11 → 190

GM:残りHP14なので、普通にHP0です。
GM:なので
“スリーピング・ボム”:<アクアウィターエ>起動。HP回復・蘇生。
“スリーピング・ボム”:「来るか……神楽樹!」
神楽 樹:「芦屋」
神楽 樹:「私が拓く」
神楽 樹:淡々と。焦げた指で拳を作り
芦屋法乍:「わかった。頼む樹さん」
芦屋法乍:「俺だって」
芦屋法乍:「ぶん殴りたりねーよ」
神楽 樹:「……うん」
芦屋法乍:肩を並べる。
神楽 樹:「貴方に。託す」
神楽 樹:倒れた月影へ視線を送る。
神楽 樹:先ほどの一撃、普段の彼女と少しだけ違う攻撃
神楽 樹:──月影。
神楽 樹:もし、時間が作れたなら。
神楽 樹:貴方の友達の話を聞かせて欲しい。そのために
神楽 樹:目の前の脅威へ/理不尽へ/悪意へ/憎悪と怒りを束ねて
神楽 樹:砕くために/倒すために/拓くために/誰かの明日を繋げるために
神楽 樹:右手を伸ばす
神楽 樹:胸元にある石が、うたう
神楽 樹:呪いを/祝福を/ここにいることを
神楽 樹:──そして。生まれるものがある
神楽 樹:己の右腕に代わり。意志を届かせるためのものが背後に。
神楽 樹:脅威を砕き、悪意をねじ伏せる、鎧を纏った巨人。結晶の右腕が、生まれている。
神楽 樹:背を突き破り、隆起した結晶体から光の糸が伸びて。腕と繋がり、火が灯った。
神楽 樹:確かめるように己の腕を振るった。巨人は主に従い、
神楽 樹:「第一種昇華式」
神楽 樹:巨人の掌に合わせ、生成される魔眼。
神楽 樹:踏み込む──腕を突き出す。
神楽 樹:この腕は。巨人は。この意志は。
神楽 樹:「どこにあろうが届く!!」
神楽 樹:接触。魔眼の解放。
神楽 樹:「──昇華!!」
神楽 樹:内部に籠められた無限に等しいほど重ねた熱を、対象に叩きつける
“スリーピング・ボム”:「ぬ……ぐ……!うおああああああああああ!」
“スリーピング・ボム”:全身から血を噴き出しながら、10m近く吹き飛ばされる。
神楽 樹:一撃を終えて。巨人の腕は砕け散り。破片が、舞う
神楽 樹:1d10+105
DoubleCross : (1D10+105) → 10[10]+105 → 115

神楽 樹:メジャー分合わせて126へ
“スリーピング・ボム”:「ぐ……うう……」
“スリーピング・ボム”:地べたに這いつくばり、なんとか君たちから距離を離そうと這いずる。
“スリーピング・ボム”:「こんなことが……ありえない……この私が……ここまで追い詰められているなど……」
“スリーピング・ボム”:「これは夢だ……!こんなことが……あっていいはずがない……!」
GM:次、芦屋くんですね。どうぞ!
芦屋法乍:いえっさー!
芦屋法乍:マイナーで千変万化の影!白兵をチョイス!
芦屋法乍:HPは19へ!達成値を+7!
芦屋法乍:メジャーでコンセントレイト+シャドースクラッチ!援護の風!
芦屋法乍:HPは7に!
芦屋法乍:11dx7+5
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[3,3,4,4,6,6,7,8,8,10,10]+6[2,3,3,5,6]+5 → 21

“スリーピング・ボム”:ドッジ!
“スリーピング・ボム”:7DX+3=>21
DoubleCross : (7R10+3[10]>=21) → 9[1,2,2,3,5,7,9]+3 → 12 → 失敗

芦屋法乍:あぶなっ!
芦屋法乍:ダメージ!
“スリーピング・ボム”:失敗!ダメージどうぞ!
芦屋法乍:5d10+9
DoubleCross : (5D10+9) → 31[10,9,5,5,2]+9 → 40

芦屋法乍:なかなか大きいが…どうだ!
GM:ジャストダメージ!
GM:HP0になります!<魂の錬成>起動!
芦屋法乍:うおおお
芦屋法乍:ひゅ おっ
芦屋法乍:崩れ落ちるその首にワイヤーをかける。
芦屋法乍:「さっきアンタが言ってたことだけどさ」
“スリーピング・ボム”:「ぐあっ……か……!」
芦屋法乍:「俺には全然わかんねーよ」
芦屋法乍:ぎり ぎり
“スリーピング・ボム”:「芦屋……法乍……!」
芦屋法乍:引き寄せ、距離は少しづつ縮まっていく
芦屋法乍:「社会がどーとか、組織がどーとか知らねーけど」
芦屋法乍:「誰が誰の事必要にするとか、そんなの……人の勝手だろ」
芦屋法乍:ぐいっっ!!
“スリーピング・ボム”:「…………」
“スリーピング・ボム”:君の接近に併せ、不意打ち気味に両の拳を繰り出す!掌による接触致死の爆弾化が狙いだ。だが……遅い!
芦屋法乍:引き合い、走り出し、拳を握る!!
芦屋法乍:「もう、いっぱつ!!!!!!」
芦屋法乍:バキィッ!!
“スリーピング・ボム”:「ぐ……ああ……う……!」
芦屋法乍:がむしゃらに、黒く染まった拳で殴りつける!
芦屋法乍:「……俺は、ずっと……」
芦屋法乍:「ああ、そうだよ……!」
芦屋法乍:「俺はずっと、殴りたかったんだ……!」
芦屋法乍:「テメーみてーな奴らのこと!俺の望みだ!!それが!!」
芦屋法乍:拳からどくどくと血が流れる。だがそんな痛みも気にならないほどに
芦屋法乍:視界は晴れている。
“スリーピング・ボム”:悲鳴をあげて、またも大きく吹き飛ばされる。
“スリーピング・ボム”:既に全身から流れ出た血で身につけていたスーツは赤く濡れそぼり、生きているのが不思議なほどの重傷。
芦屋法乍:平衡感覚がふらつく、それでも
芦屋法乍:いつもみたいに笑って引き下がれない。ここがスタートだ。
GM:次は雪ちゃんの行動ですね。
“スリーピング・ボム”:させんがね。<加速する刻>!
春日 雪:ワオ。
“スリーピング・ボム”:マイナーなし。
“スリーピング・ボム”:メジャーで
“スリーピング・ボム”:<C:モルフェウス>+<インスタントボム>+<カスタマイズ>+<ギガノトランス>+<クリスタライズ>+<罪人の枷>+<オーバードーズ>
GM:対象は“スリーピング・ボム”を除く全員。くらえッ
“スリーピング・ボム”:13DX7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,1,3,3,3,6,8,8,9,9,9,10,10]+6[1,2,2,3,5,6,6] → 16

GM:あ、固定値5があるので21です。し、しょぼいww
春日 雪:PC相手には十分だよ!
春日 雪:こちらはリア不!
芦屋法乍:うおお
神楽 樹:ドッジはするッ
月影 秋古:ちょっとストップ、考えます。
芦屋法乍:あっ
芦屋法乍:そうか…そうだったね…
春日 雪:手はありますね…。
月影 秋古:……動きますね。
月影 秋古:雪さんへのロイスをタイタス化。昇華。……もう、アレの血縁者だからとは思いません。
月影 秋古:Dロイス【輪廻の獣】を起動。その判定はファンブルです。
GM:ファンブル了解!
“スリーピング・ボム”:「ふ……ふふ……」
“スリーピング・ボム”:「あはははははははは!!!!」
“スリーピング・ボム”:瀕死の重体だというのに立ち上がり、突如として哄笑をあげる。
“スリーピング・ボム”:「芦屋くん。感謝するよ……心の底から!」
“スリーピング・ボム”:「正直、あのまま3対1で乱戦にもつれ込むのが一番恐ろしい状況だった」
“スリーピング・ボム”:「この位置まで殴り飛ばしてくれてありがとう。おかげで」
“スリーピング・ボム”:「君らがあの世へ吹っ飛ぶところを特等席から安心して眺めていられる」
“スリーピング・ボム”:右拳を握り締め、起爆の構えを取る。
“スリーピング・ボム”:「私の能力……“触れること”が条件だ……」
“スリーピング・ボム”:「水や空気に触れればシャボン玉程度の大きさの時限爆弾に」
“スリーピング・ボム”:「固形物に触れれば、任意起爆の即席爆弾に変えることができる」
“スリーピング・ボム”:「そう聞かされてるんだろう?ところで」
“スリーピング・ボム”:大きく手を広げて。
“スリーピング・ボム”:「触れている」ひどく負傷しているにも関わらず、勝ち誇った笑みで「私の手は……常に」
“スリーピング・ボム”:「この世界の輪郭に。意味がわかったところで」
“スリーピング・ボム”:「君たちにはどうしようもないが」
月影 秋古:既視感が止まらない。次に起こる出来事が見える。
月影 秋古:文字通り次元が違う、巨大なエフェクトの予兆に、からだの中で荒れ狂うモノがいる。
月影 秋古:──けれど、いまは、すくなくとも今だけは、それより強く。
GM:起爆スイッチに指を掛ける。最初に予兆に気づいたのは誰だったか。
GM:ぐにゃり。君たちの立つ位置の空間が歪む。空間を突き抜けて到達する、異なる時空からの爆撃。
GM:空間を捻じ曲げて貫通する、絶対不可知の次元貫通爆弾による空間偏差爆撃。
GM:オルクスでない“スリーピング・ボム”にとっては莫大な集中と、有視界戦闘でのみ発動可能という制約つきの、一度きりの大技。
“スリーピング・ボム”:起爆スイッチに指が迫る。指が拳に触れれば最後。君の見たビジョンが実現する。
GM:だが。今の君の動きは。“スリーピング・ボム”よりも僅かに、ほんの少し。しかし、確実に───速い!
月影 秋古:白い無貌の仮面が、完全に顔を覆う。思考を埋め尽くす殺意の黒。
月影 秋古:仮面の一部に亀裂が走る。銃を投げ捨てて、剣を握るようなかたちをしたままの右手を。
月影 秋古:振り抜く。
月影 秋古:「まだまだ、これから」
月影 秋古:振り抜いただけだ。何も起こらない。
月影 秋古:何も起こらない、という結果が、起こった。
月影 秋古:「エンディングなんて、認めるもんかッ」
“スリーピング・ボム”:「な……ば……バカな!」
“スリーピング・ボム”:「なぜだ!“爆弾”の配置は確かに完了していたはず……バカな!な……なぜ起爆しないッ!」
“スリーピング・ボム”:カチリ。カチ。カチ。何度も確かめるように起爆操作を行うが、彼の能力は発動しない。
月影 秋古:是なるは英断剣。かつて偉大なる王が手にした、あらゆる現在を断ち切る剣、その紛い物である。
月影 秋古:……そのまま、体表をぎじぎじと増殖する白い仮面に、上体を飲み込まれる。暴走状態。
七篠 柚希:「法……乍……」
七篠 柚希:「秋古のあれ……」暴走状態の月影さんを見て。「あれは……ダメだ……あのままあいつに戦わせるのは……まずい」
七篠 柚希:「あいつ……嫌がるだろうけど……頼む」
芦屋法乍:「ああ……わかってるよ」
芦屋法乍:「トドメは、俺が」
芦屋法乍:「お前の分までな」
七篠 柚希:にこり、と微笑んで。キミを見送る。
芦屋法乍:ふらつきながらも歩いていく。確実に、決着を。
芦屋法乍:七篠の傍を通り過ぎる。
GM:では雪ちゃん。行動どうぞ!
春日 雪:はい。マイナーで暴走解除。メジャーの前にスリーピング・ボムのロイスをタイタス化、昇華。
春日 雪:全ての不利な効果を解除。
春日 雪:メジャーで芦屋くんに支援。
春日 雪:■シークレット・ブレス(侵蝕+18)
春日 雪:邪毒を与え、すべてのBSを治療し、未行動にし、次の判定のダイス+8、Cr-1、達成値+12
春日 雪:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 8[1,3,4,4,4,6,8]+1 → 9

芦屋法乍:ガード!
芦屋法乍:受けさせていただく!
春日 雪:はい。ではダメージは発生しませんが、上記の効果を適用!侵蝕は121に。
春日 雪:じゃあちょっと演出!
春日 雪:覚束ない足取りで歩く君の腕に、小さな手が触れる。
春日 雪:「……法乍さん」
芦屋法乍:「?」
春日 雪:そのまま、するりと。蛇が得物に絡みつくように、蔦が大樹を締め上げるように。
春日 雪:半ば、君の首にぶら下がるように抱き着く。
芦屋法乍:「!?」
芦屋法乍:つんのめって腰を曲げる。
春日 雪:「……ふふ、ご安心ください。これから、わたしたちが「何かしている」のは分かっても……」
春日 雪:「「何をしている」のかは、誰にも、わかりません」
春日 雪:認識を阻害する領域を、自分たちの周囲に展開しながら。
春日 雪:「ええ、ですから……」
春日 雪:「……どうか、あなたが思うままに。正しい怒りを、報いを受けるべき者に」
春日 雪:そのまま、ほんの少し近くなった、君の唇に。
春日 雪:かぷりと、噛みついて。小さく鋭い犬歯が、君の唇に突き刺さる。
芦屋法乍:「な……ッ」
芦屋法乍:されるがまま、口づけを受け入れて。
春日 雪:それと同時。暴走にも似たレネゲイドの昂りが、君の身体を、一瞬で駆け抜ける。
春日 雪:「……では、法乍さん」
春日 雪:そして、あっさりと君から身を離して。
春日 雪:「あとは、よしなに」
春日 雪:唇に残った君の血を、それよりも赤く見える舌で舐め取って。
春日 雪:子供のように、微笑む。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:背中を押されふらふらっと、数歩歩いて
芦屋法乍:1秒ほど、茫然自失。そして顔を上げて。振り返る。
芦屋法乍:「俺の……ファーストキッスが……」
芦屋法乍:涙目。
芦屋法乍:「あんな……がきんちょに……!!」
芦屋法乍:キッ!!
芦屋法乍:敵を、睨む!!
芦屋法乍:「うおおおおおおおおおお!!」
芦屋法乍:「許さねええええええええええええええ!!!!」
芦屋法乍:再行動!手番!!
GM:どうぞ!
芦屋法乍:マイナーなし!メジャーでコンセ+シャドースクラッチをもういっちょ!
芦屋法乍:どうせ死ぬので九重さんのタイタス昇華でバステを解除!
芦屋法乍:でもって雪ちゃんのロイス昇華でダイス+10!
春日 雪:やっちゃえ…!
芦屋法乍:25dx6+5
DoubleCross : (25R10+5[6]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,5,5,5,6,6,8,9,9]+5[1,2,4,4,5]+5 → 30

芦屋法乍:あ、そう!
芦屋法乍:すいませんバタフライエフェクトも使います!
芦屋法乍:35だけどダメージ上昇はなし!
GM:どうぞ!全力で来てほしい!
“スリーピング・ボム”:ドッジ
“スリーピング・ボム”:7DX+3=>30
DoubleCross : (7R10+3[10]>=30) → 8[2,3,6,6,6,8,8]+3 → 11 → 失敗

“スリーピング・ボム”:失敗!命中!
芦屋法乍:6d10+11
DoubleCross : (6D10+11) → 34[1,8,7,7,8,3]+11 → 45

芦屋法乍:出目はいい!どうだ!
GM:残りHP40!そのダメージは……戦闘不能!死亡します!
芦屋法乍:ヤッターー!
GM:演出の前に、ちょっとだけこっちから挟ませてください!
“スリーピング・ボム”:神楽樹。春日雪。月影秋古。
“スリーピング・ボム”:そして、芦屋法乍。
“スリーピング・ボム”:自身に立ち向かう者の怒りと厳然たる決意を、自身を睨みつける君を見据えて咆哮する。
“スリーピング・ボム”:「こ……の……」
“スリーピング・ボム”:「クソガキどもがァーーーーーーーーーーッ!」
芦屋法乍:「これで……終わりだ!クソ野郎ッ!!」
芦屋法乍:「おりゃあああああああああああーーーーーっ!!」
芦屋法乍:渾身の力を込めて、みたび、殴り飛ばす!
芦屋法乍:バキイイイイッ!!
GM:“スリーピング・ボム”は断末魔の叫びの後、君の怒りの拳を受ける。
GM:その体勢が大きく崩れ、今度こそ。二度と立ち上がることはなかった。
GM:“スリーピング・ボム”諸田 良純……戦闘不能・死亡。
GM:君たちの勝利だ!!おめでとう!!!!
芦屋法乍:「……はーっ……はっ」
芦屋法乍:腕をだらりと下げる。激痛、血がしたたり落ちる。
芦屋法乍:「言っただろ。てめーが喧嘩売ったのは」
芦屋法乍:「絶対死なねー、不死身の男だ」
芦屋法乍:にやっと笑って、倒れるのを見届ける。
月影 秋古:異貌のしろいかげが、ぶあつく重なった仮面越しに、じっと芦屋くんを見ている。
芦屋法乍:「……な」
芦屋法乍:月影さんの方へ、親指を立てる。
月影 秋古:かすかに、頷いたようにも見えた。よくは読み取れないけれど、それはいつものことではある──

GM:【バックトラック】
GM:すまない!いつも通りEロイスはないんだ!
GM:各自自力でなんとか……戻ってきてくれ……俺はそれを祈っている……ぞ!
春日 雪:ロイスは5つ、侵蝕は121、いける…等倍で!
春日 雪:121-5d10
DoubleCross : (121-5D10) → 121-39[9,7,8,6,9] → 82

春日 雪:82%、5点域で帰還。
神楽 樹:残りロイス3個、二倍振りします
神楽 樹:126-6d10
DoubleCross : (126-6D10) → 126-41[7,9,9,4,5,7] → 85

神楽 樹:よし帰還、二倍のため3点です
月影 秋古:はい。まずメモリーを使用して109まで引き戻します。ロイスは残り3本、等倍で。
月影 秋古:109-3d10
DoubleCross : (109-3D10) → 109-14[6,4,4] → 95

芦屋法乍:124です。残りロイス4で怖いので倍不利
芦屋法乍:124-8d10
DoubleCross : (124-8D10) → 124-44[1,5,7,10,8,1,9,3] → 80

芦屋法乍:生還!3点!
GM:全員帰還ですね!おめでとうございます!


GM:-------------------------------------------------------------------------------------
GM:暗殺者との壮絶な戦いの後。
GM:傷を負った七篠 柚希はUGNにより傘下の病院へ救急搬送。
GM:医療班の活躍もあり一命を取り留めた彼女は、意識の回復次第UGNからの事情聴取が待っていたが───。
GM:ある朝、見張りのエージェントが病室への安否確認に訪れた時点で、その姿は忽然と消えていた。
GM:UGNは現在も捜索中。
GM:“スリーピング・ボム”により、娘を殺された母親に対しては、UGN及び防衛隊からカバー・ストーリーの展開が行われた。
GM:彼が戦いの前に語った“3人目”という言葉を元に、現在UGN及び市警察によって、同様に潜伏に利用されたと思われる家族の遺体および遺族が捜索中である。
GM:そして、君たちは。
GM:-------------------------------------------------------------------------------------

【エンディング】
春日 雪&神楽 樹>


GM:N市・第9区 カフェテリア「crescent」
GM:雪ちゃんは今、第9支部近くに有る、君にとってもお気に入りの店を訪れています。
GM:神楽さんも同様に、雪ちゃんに招かれ、同席している。
GM:暫くすると、カランカラン、という鈴の音が心地よく響き、君たちと待ち合わせをしていた人物が店を訪れる。
春日 雪:ミルクと砂糖たっぷりの、ぬるめのカフェオレ。お供には、カフェオレよりもっと甘い、リンゴのタルト。
春日 雪:そんな、子供らしいメニューがお気に入りであることを知っている相手は、少ない。そのうちひとりが、こうして同席している樹さんであり。
春日 雪:「こんにちわ、九重さん」
九重 いつき:「いやー、お待たせしました!上への報告でこってりと絞られてしまいまして!」
春日 雪:これから同席する、九重いつきさんだった。
九重 いつき:「こんにちは!本日はお招き頂き、ありがとうございます!」
神楽 樹:現れた彼女に視線を送り、口を付けたコーヒーカップを置く。
神楽 樹:「お疲れ様です」
GM:先日遭遇した時と異なり、防衛隊の士官服にベレー帽子を身につけた制服姿だ。
春日 雪:「……今の服装の方に違和感を覚えてしまいますね。制服姿を見慣れた後だと」
九重 いつき:「いえいえ!上からは“フィースト”を滞在中の現地勢力として友軍につけるように、という命令だったのに」
春日 雪:くすり、と小さく笑う。
九重 いつき:「結果として反故にしてしまいましたからね!」
神楽 樹:彼女にそれを要求するのは明らかに人材の配置ミスでは? 口には出せないが
神楽 樹:「……ようやく。ひとまずの時間を作れる程度には、落ち着けた」
春日 雪:防衛隊も人材不足なんですね、とは言葉にはしないが。
春日 雪:「……反故と言うなら、わたしたちもですね。見張り……いえ、素直に監視と言いましょうか」
春日 雪:「まんまと逃げられてしまいました。七篠さんには、色々と聞かなければならないこともあったんですが」
神楽 樹:「……仕方がない」
神楽 樹:「あの子はまだ、始まってすらいない。だからどこかへ行こうとするのは予想できた」
神楽 樹:「予想より、だいぶ早かったけれど」
神楽 樹:賢者の石を使用した反動で自分も一時入院し。その話を聞いたのも、雪より後だ
春日 雪:カフェオレのカップに口をつけながら。樹さんの手に、一瞬だけ視線をやる。
九重 いつき:「“ブラックミラー”といえば、苛烈な処刑執行人として知られていますからね!」
九重 いつき:「その彼女が一人の怪我人を出すことすらなく逃走してみせた、というのは」
九重 いつき:「ある意味では、誰にも予想できなかったことなのでしょうね」
春日 雪:「……今にして思えば」
春日 雪:「誰も彼も、無理をしていたのかもしれませんね。七篠さんはもちろんのこと、法乍さん、秋古さん」
春日 雪:「……樹さん。それと……」
春日 雪:「九重さんたちも。……違いますか?」
九重 いつき:「あはは!流石、第9支部をまとめる副支部長ともなられると、鋭い洞察力ですね!」
春日 雪:「まとめているのはやどりちゃん……支部長ですよ。わたしは、ほんの少し、誰かの背中を押すだけです」
九重 いつき:「さて、これは以前真堂さんにもお話したことなのですが」
九重 いつき:「現在、私たち“ストレンジャーズ”の総隊長を勤めている黒崎という男は、自身もオーヴァードでありながら大のRV排斥論者として知られています」
九重 いつき:私もジャームは好きではありませんが!といつものように笑い飛ばしてから。
春日 雪:「……ええ、ええ」
春日 雪:目を細めながら、小さく頷き、先を促す。
神楽 樹:「……」眼帯に隠された右眼。空いた左眼が九重を見つめる
九重 いつき:「その有様は些か潔癖……を通り越して、過剰もいいところなんですが、上の方々も大概、オーヴァードには手を焼いていますからね」
九重 いつき:「現在少なくとも、この街では皆さんの計測で3桁近い数のオーヴァードが確認されていますよね?」
春日 雪:「そうですね。そして」
春日 雪:「あまりにも、特殊な症例が多すぎます。……九重さんも、それはご存知でしょう?」
春日 雪:故意に、樹さんを意識せずに、淡々と。
九重 いつき:「ええ。さて、このような街に対して、黒崎や上層部の嫌RVの人たちはどのようにお考えかは」
九重 いつき:「我々を見れば、お分かりになるかと」
春日 雪:「……」
神楽 樹:……コーヒーを一口。苦い
九重 いつき:「いやー、それがですね!これはオフレコにして欲しいのですが。上は当初、我々にUGNへの攻撃を命じていたのです!」
九重 いつき:「私の部下は皆さん、過去の経歴に少々問題がありますからね。皆さんから見れば、敵とそう違いはないでしょう?」
九重 いつき:「そういうわけで、私か、私の部下が死ねば。貴方たちを街から追い出す為に殴りつける口実もできますからね!」
春日 雪:「何も、文字通りの爆弾にしなくてもいいでしょう。……趣味が悪いですね、九重さんの上司の方は」
九重 いつき:「あはは!黒崎から見れば、我々も感染者には違いありませんからね!」
九重 いつき:「役に立って死ぬならそれでよし、というわけです!……これ、パワハラですね!」
春日 雪:「……そうして」
春日 雪:「最後には、何もかも焼け野原にするおつもりですか?」
九重 いつき:「そうさせないために、私たちがここにいます」
九重 いつき:「上がRV感染者を嫌っているのは事実ですが、この街の防衛イニシアチブ回復を欲しているのも事実です」
九重 いつき:「それに、話のわからない人ばかりでもありませんからね!」
九重 いつき:「我々の活動を支援してくれる理解者も、防衛隊全体でまったく皆無、というわけではありませんので」
神楽 樹:「……」普段の変わらない表情。そこから少しだけ、違う色が見えた
九重 いつき:「今回のこの街への派遣には、そういう方たちの力もお借りしていたりします」
九重 いつき:「とはいえ、今回の件は皆さんに大変ご迷惑をおかけしましたからね」
九重 いつき:「公式なお詫びはまた改めて、となりますが!」ずいっ、と小さな菓子箱をテーブルに差し出す。
春日 雪:「いえ。……九重さんから、今のお話が聞けただけでも」
春日 雪:「お呼びした甲斐が、ありました。……そうですね、次の機会には、きちんとやどりちゃんに紹介させていただきます」
GM:「防衛隊銘菓 戦車まんじゅう」と書かれたお土産物っぽい菓子折りが渡されます。
春日 雪:ご丁寧にどうも、と。にこやかに笑みを浮かべながら。
九重 いつき:「はい!その際は是非よろしくお願いします!」
九重 いつき:いつもどおりの朗らかな笑みを浮かべて。
九重 いつき:「さて!それでは私はこれで失礼します!素敵なお店をご紹介頂き、ありがとうございました!」
GM:また来ますね、などと店主に話かけてから、朗らかな様子で去っていく。
春日 雪:「……本当に常連になったりしたら、それはそれで困るのですけれど」
神楽 樹:「部下を連れてくる可能性が、否定できない」
春日 雪:「……人望はかなりあるそうですしね。類は友を呼ぶ、のかもしれませんが」
春日 雪:喉を鳴らして小さく笑ってから。
春日 雪:「……樹さん」
春日 雪:短い沈黙が、ふたりの間に降りたあと。
春日 雪:「まだ、痛みますか」
神楽 樹:「…………」
春日 雪:何が、とは言わない。そもそも、言葉では表現できない。
春日 雪:彼女を苛む痛みというのは、そういうものだと。誰かが言っていた。
神楽 樹:その言葉に。わずかな沈黙を挟んで
神楽 樹:右眼を隠す眼帯に、指が触れる
神楽 樹:──賢者の石に限らず、ウィルスが活性化した際、一部のオーヴァードに特定の変化が起こる場合がある。
神楽 樹:神楽樹にとっては、虹彩の変化がそれだ。
神楽 樹:……沈静化している今になっても。外気に晒された右眼は、本来の左と異なる金色を示している
神楽 樹:賢者の石を使った反動。右眼の視界は消えていないが、
神楽 樹:「いいえ。痛みはもう」
春日 雪:「……では」
春日 雪:「これから失っていくことは、怖くはありませんか」
春日 雪:片方だけ晒された樹さんの目を、じっと見つめながら。
春日 雪:「自分に何かを失わせるものが。失うことを強いる者が」
春日 雪:「……わたしが、憎くは、ないんですか」
神楽 樹:「──雪」
神楽 樹:普段の冷めた声に。熱の色が足されて放たれる
春日 雪:「はい」
春日 雪:叱責を怖れる、子供のような声。
神楽 樹:「貴方は。上に立つ人間である以上、責任を背負う」
神楽 樹:「でも」
神楽 樹:「全ての責任を背負おうなんてものは、傲慢なこと」
神楽 樹:コーヒーを一口。……苦みで、色を落とす
神楽 樹:「これは私の背負うもの。そこに貴方は関係ない」
神楽 樹:「……不器用な物言いで、悪いけど」少しだけ、悩むようにテーブルへ視線を落として
神楽 樹:「貴方は、もっと大人に投げたっていい」
神楽 樹:それに、
神楽 樹:「──雪。貴方だって、“無くして”いるのでしょう」
春日 雪:「…………」
春日 雪:何のことでしょうか、と。いつもなら、大人相手であっても、そうやって誤魔化しているのだけれど。
春日 雪:上着代わりの外套。その、尾を食む蛇を象った装飾金具を、ぎゅっと握る。
春日 雪:「……いつか、の話です。わたしは、まだ、大丈夫」
神楽 樹:「……」
神楽 樹:彼女と初めて会った時、感じた違和感。苦手意識のように思えていたそれは
神楽 樹:“喪った”何かに、同じ形をした。違うものを押し込められているような差異
神楽 樹:「いつかその日が来るとしても」
神楽 樹:「──私達はきっと、止まれない。か」
春日 雪:「はい。……わたしたちを怒る人も、憐れむ人も、蔑む人も……」
春日 雪:「愛してくれる人が、いたとしても」
春日 雪:「……我儘で、自分勝手ですね、わたしたち」
神楽 樹:「ええ。周りにずっと、甘えている」
神楽 樹:「……雪。私でいいなら、話くらいは聞く」
神楽 樹:喪うことが、わかっていたとしても。喪うことを当たり前に感じるようになってしまうのは。
神楽 樹:何よりも、悲しいことだ。
春日 雪:「……はい。もし、わたしがわたしを嫌いになりそうになったら」
春日 雪:「その時は、樹さんに甘えに行きます。……ええ、それはもう、和樹さんが妬いちゃうくらい甘えますから」
春日 雪:「覚悟、してくださいね?」
春日 雪:ついさっきまでの、泣きそうな顔はどこへやら。すっかり、いつも通りの、悪戯っぽい笑顔を浮かべて。
神楽 樹:「……なら。私も精一杯、甘やかす方法を考えておく」
神楽 樹:その笑顔に返すよう。思いつく限りの、軽口を
春日 雪:「ふふ、楽しみにしてますね」
春日 雪:空になったカップと皿を、そして樹さんを、名残惜しそうに見てから。
春日 雪:もう一度、外套の装飾金具を握りしめて。卓上の伝票を手にして、立ち上がる。
神楽 樹:「──ところで、雪」
春日 雪:「はい」
春日 雪:一歩踏み出したところで、くるりと振り返る。
神楽 樹:「あのラブレターは、ちゃんと届いた?」
神楽 樹:「随分と。難しい書き方をしていたようだけど」
神楽 樹:……年相応の可愛らしい便せんと封筒。そこに納められたもののことを思い、尋ねる
春日 雪:「ええ、大丈夫ですよ。……ギリギリで、イリーガルの手が届く範囲のことだけを伝えています。それに……」
春日 雪:「わたし、「方法はあります」、「あなたならできます」」
春日 雪:「……そんなことは、ただの一言も、言っていませんよ?」
神楽 樹:「……悪い子」そうだった。忘れないようにしなくては
春日 雪:「ええ。わたし、悪い子ですから」
春日 雪:「……あの人が、あの人たちが、あるかどうかも分からないハッピーエンドに向けて突き進んで……」
春日 雪:「最後に、どんな結末に辿り着くのか。ああ、とても」
春日 雪:「楽しみです」
春日 雪:微笑みをひとつ、のこして。
春日 雪:軽い足音が、遠ざかってゆく。
神楽 樹:届くかはわからない。ただ小さく
神楽 樹:「友達と、仲良く」
神楽 樹:ドアが開き、閉まる。取り付けられた鐘の音がからんと店内に響いて
神楽 樹:カップに口を付ければ──既に、中身は空っぽであったことに気付く
神楽 樹:……喪う時とは。こうして気付いた頃には全て、なくなっているのかもしれない
神楽 樹:思う。いつか全てが喪われるというのなら、その道行きに意味はないのだろうか
神楽 樹:違う。
神楽 樹:──私達が全てなくしても。それが“あった”ことをなくすことなど、できはしない
神楽 樹:そのことに意味はある。必ずあると、
神楽 樹:私達は願って。歩き続けるのだ。


【エンディング2】
シーンプレイヤー 芦屋法乍&月影秋古


GM:N市第4区・総合病院
GM:キミ……芦屋法乍は、あの日UGNに保護され、現在入院中である少女の見舞いに訪れている。
GM:訪れていた、のだが。
GM:君が外で見張りを務めているエージェントと共に個室を覗き込むと、そこは既にもぬけの殻だ。
芦屋法乍:「あれ」
芦屋法乍:病室を覗き込んで。
芦屋法乍:「いねーじゃん。オイオイオイ」
芦屋法乍:「……コレ探した方がよくね?」
芦屋法乍:エージェント氏と顔を見合わせ
芦屋法乍:そのまま病院内を探しに行こう。
GM:エージェントは無線で脱走を他の警備員たちに伝えると、君の提案に頷く。
芦屋法乍:「俺向こう探すから、あんたはそっちな!」
芦屋法乍:「ったく様子見に来てやったのにどうなってんだよパーフェクト自由人が……!」
GM:きみはエージェントと別れ、手分けして病院内を探すが……
GM:院内のどこにも、少女の姿はない。
芦屋法乍:「くっそ、どこ行きゃあがった。あとは……」
芦屋法乍:天井を見上げ、病院の屋上に向かう。
GM:階段を駆け上がり、屋上に通じる扉を開く。
GM:一面に広がる夏の空と、いつもと変わらない街の景色。そして、入院患者用の寝具が干されている屋上の光景が広がる。
GM:少女の姿はどこにもない。君が諦めて、屋上を去ろうとしたとき。
七篠 柚希:「……おい」
GM:頭上から、声をかけられる。
芦屋法乍:「!」
芦屋法乍:振り返って、見上げる。
七篠 柚希:果たして、少女は屋上に繋がる階段室の屋根上にいた。
七篠 柚希:座り込んで、片手にはコンビニ袋を提げている。
七篠 柚希:「お前……追ってきたのか?暇なやつ」息を切らせた様子のキミを見て、困惑するように。
芦屋法乍:「うるせーよ」
芦屋法乍:ひとまず姿を確認して安堵。
芦屋法乍:「勝手にウロウロしてんじゃねーって。怪我だって全部治ってねーんだろ」
芦屋法乍:「何やってんだ、こんなとこで」
七篠 柚希:「このままここにいたら、UGNか防衛隊に接収されることになるんだろ」
七篠 柚希:「そんなの、冗談じゃないからな」
GM:吐き捨ててから、何をしているのか、という君の問いに対して、少し黙り込んでから。
芦屋法乍:「オイ……ってことは、要するに、お前」
七篠 柚希:「出て行く前に、見てたんだよ。景色」
芦屋法乍:「まあ、そういうこと……だよな」
七篠 柚希:「……前は、あっち側から見てた。逆から見るのも悪くないかなって、思っただけだ」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:ひさしの下で、同じ景色を眺める
七篠 柚希:「聞いてるか?ここ、私がいるんだ」
芦屋法乍:「私?」
七篠 柚希:「顔が同じだけで、私とは違うヤツ。本郷みかんから造られた別の私だ」
七篠 柚希:「この前は、向こう側からそれを見てた」
芦屋法乍:「……そういう言い方」
芦屋法乍:「俺、あんま好きになれねーよ」
芦屋法乍:「他にそういう人間がいくらいよーが、そんなの、ただのそっくりさんだろ。要するに」
芦屋法乍:「お前はお前だよ。七篠。」
芦屋法乍:「なんつーか……俺は何にも知らねーし、何にも分かってねーけど」
芦屋法乍:「……お前はお前だけだよ。俺にとっちゃ」
芦屋法乍:「それもアンタが嫌なら、もう言わねーけど」
七篠 柚希:「…………」君の顔を真っ向から見据えて。
七篠 柚希:「いや、お前の言うとおりだ。そうだな」
七篠 柚希:「私は、私だ。……何に拘っていたんだか」
GM:鼻を鳴らして皮肉げに笑うと、君に頭上からアイスを投げ渡す。
芦屋法乍:「っっと」
芦屋法乍:なんとかキャッチ
七篠 柚希:「礼だ。この前言ってただろ」助けられた件のことを指して。
七篠 柚希:この無愛想な少女はどうやら、律儀にそのことを覚えていたらしい。
芦屋法乍:「……ああ」
芦屋法乍:少し笑って
芦屋法乍:「俺が約束したのは、アンタだし、返したのもアンタな」
芦屋法乍:「アンタからもらったアイスを、俺は食うわけ。そーいうこと」
芦屋法乍:袋を開けて、一口かじって
芦屋法乍:「……なんで出てくんだよ」
芦屋法乍:「あの、九重みたいなヤツのとこに行くコトんなったら、そりゃ俺もやだけど」
芦屋法乍:「UGNなら、また月影さんとか……その、アンタのキョーダイ?って言っていいの?」
芦屋法乍:「そういうのとも、しょっちゅう会えるんじゃねーの?」
七篠 柚希:「さっき、お前が言ったことだろ。私は私だ」
七篠 柚希:「誰かの為に戦うとか、もともとガラじゃないんだ。私は」
七篠 柚希:「それに、あいつらと会うたび頭痛に悩まされるのも面倒だしな」
芦屋法乍:「……そっか」
芦屋法乍:「じゃ、こっからだな。俺たちは」
芦屋法乍:「俺もさ、分かってなかったんだよ」
芦屋法乍:んーと伸びをして
芦屋法乍:「世の中の事とか、誰かの事じゃなくて」
芦屋法乍:「……自分の事が、分かってなかった」
芦屋法乍:「ようやく見えてきたって感じで、だから、こっからだ」
七篠 柚希:「そうだな」
七篠 柚希:「正直……私も誤解してたよ。オリジナルのことも、あいつのことも」
七篠 柚希:「そういう意味じゃ、似てるのかもな。私たち」
GM:ふふ、と笑って。階段室から軽快な身のこなしで飛び降り、君の前に。
七篠 柚希:「なあ、法乍」
七篠 柚希:「あいつ、嫌がるだろうけど。頼んでいいか」
芦屋法乍:「?あいつってどいつだよ」
七篠 柚希:「秋古。あいつのこと、よろしく頼む」
芦屋法乍:「……あのな」
芦屋法乍:「今回は一緒に巻き込まれたけど俺全然月影さんと話とか出来てねーんだからな!」
芦屋法乍:「あんま期待すんなよ……」
芦屋法乍:「つーか、ただのクラスメイトだし……」
七篠 柚希:「…………ほんと」
七篠 柚希:「似たもの同士だな。私たち」
芦屋法乍:「オイどーいう意味だよ!」
芦屋法乍:やや赤面しつつ
七篠 柚希:「惚れてるんだろ。秋古に」
芦屋法乍:「ほ」
芦屋法乍:「そういうこと、言う!?」
芦屋法乍:「前振りとかねーのかよ、ジャブ、ジャブ!」
七篠 柚希:「悪いな。遠慮とか遠回りとか、苦手なんだ」
七篠 柚希:「忠告しとくけど、本人の前ではそういう女々しいこと、あんまり言うなよ」
七篠 柚希:「あいつ、キレるぞ」
七篠 柚希:「おかげで、支えや助けが必要なやつじゃないのはわかったけど」
芦屋法乍:「ぐぅう……」
芦屋法乍:「うるせーなー!ていうか実質お前だってあの子には会ったばっかだろ!」
芦屋法乍:「何旧知の間柄ですみてーな顔してんだ!この野郎!きーーっ!」
芦屋法乍:「まー……一応、努力はするわ……」
芦屋法乍:「……いろいろ……」
芦屋法乍:目をそらしつつ、アイス棒を咥えて。
七篠 柚希:「応援してる。頑張ってもらわないと、困るからな」
芦屋法乍:「そっちもな」
芦屋法乍:「頑張れよ。七篠」
七篠 柚希:「柚希だ」
芦屋法乍:「……じゃあ柚希」
七篠 柚希:ああ、と頷いて。
七篠 柚希:「秋古のやつ。支えや助けが必要なタチじゃないのはわかったけど」それでも、と続ける
七篠 柚希:「でも、一緒に戦う奴は必要だ。そうだろ」
芦屋法乍:頷いて
芦屋法乍:「手は離さねーよ」
芦屋法乍:「偉大なパイセンからも、そう言われてるしな」
芦屋法乍:「お前も一人になんなよ」
芦屋法乍:「ホームレスになりそうだったら、ソファくらい貸してやるから」
芦屋法乍:「アイス買ってこい」
芦屋法乍:冗談っぽく笑って、見送る
七篠 柚希:「世話にならないよう、努力するよ」
七篠 柚希:握手の代わりに、鉄の腕で拳を作って、差し出す。これが私だ、と言わんばかりに。
七篠 柚希:こつん、と軽く拳を当てると。
七篠 柚希:「秋古のこと、よろしく。……せいぜい、お幸せに」
GM:鉄柵に向かって駆け出すと、そのまま柵を踏み台に蹴り出し、空に向けて拳を放つ。
GM:義手の肘先を射出し、フックショットの要領で次の建物から建物に飛び移り……やがて、少女の影は消えていく。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:ふぅ、と一息。
芦屋法乍:「下のおっさん達にどー説明すっかな……っと」
芦屋法乍:扉を開いて、建物の中に戻る。
月影 秋古:屋上の階段室に、幽霊のように立っている。
芦屋法乍:「……うおっ!?」
芦屋法乍:ぴょいんと変なポーズ飛び上がる。
月影 秋古:「こんにちは」
芦屋法乍:「こ、こんにちは……あー、おひがらもよく……」
芦屋法乍:「聞いてました……?」
月影 秋古:「聞こえてたよ」
芦屋法乍:「ど、どの辺から?」
月影 秋古:「ユズのところ、挨拶していく?」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「ちょっと、座るか。うん、そうしましょう!」
芦屋法乍:ということで階段に座り込む。
月影 秋古:少し考えて、並んで腰を下ろす。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:数秒の沈黙、体温がほんのり伝わる距離。
芦屋法乍:「ほっ」
芦屋法乍:「惚れっ、てる、とか……言い出したのは」
芦屋法乍:「あくまで向こうから!あいつがいきなり言い出しただけな!!」
月影 秋古:「違うの?」
芦屋法乍:「!?」
芦屋法乍:「ちがっ……くは、とも、かく」
芦屋法乍:「……置いときましょう。これは、置いときます」
芦屋法乍:スッと置いとくポーズ
月影 秋古:「うん」
芦屋法乍:「置いといて……置いといて、どうすんだ、俺!!」
芦屋法乍:「あーもーなんで聞かれてんだよぉー!!」
芦屋法乍:半泣き。
月影 秋古:「じゃあ」
月影 秋古:「ありがとう。柚希のこと」
芦屋法乍:「……ふぇ?」
月影 秋古:「行かせてくれて」
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:「月影さんは、会っとかなくてよかったのかよ」
月影 秋古:「いいよ」
芦屋法乍:「なんで」
月影 秋古:「柚希にとって私は……」
月影 秋古:少し考えて。
月影 秋古:「顔と名前しか知らない相手だった」
月影 秋古:「短い間で、ちょっと喧嘩したけどね」
月影 秋古:「あの子を助けたのあ、芦屋くんだし」
芦屋法乍:「どーかな……どっちかっつーと」
芦屋法乍:「喧嘩が原因なんじゃねーの、その、顔合わせんのが気まずかったの」
芦屋法乍:「月影さん、割と、いやケッコー意地っ張りだろ」
芦屋法乍:「その辺、分かってきたぜ。ちょっとずつ」
芦屋法乍:意地悪そうににやっと笑う。
月影 秋古:黙って芦屋くんを見る。
月影 秋古:「そうだね」
芦屋法乍:「……人から言われねーと」
芦屋法乍:「気付かねーよな。そういうの」
芦屋法乍:笑いながら、傍らに視線を。
月影 秋古:顔を向けた瞬間に、真正面から目線がかち合う。
月影 秋古:「わかりにくいって言われたよ。よく」
月影 秋古:「引っ越してからは、芦屋くんが二人目かな」
芦屋法乍:「何が?」
月影 秋古:「分かりにくいって言った人」
芦屋法乍:「……悪かったよ!」
月影 秋古:「?」
芦屋法乍:「でも、思うのは……その」
芦屋法乍:「誰だって分かりにくいんだよな。ホントは」
月影 秋古:「そうだね」
月影 秋古:「芦屋くんも、よくわからない」
芦屋法乍:「……俺は」
芦屋法乍:「分かりやすくしようとして、やってて。そういう自分しか人に見せないようにしてて」
芦屋法乍:「ずっとそうだったから……正直」
芦屋法乍:「自分でも分かんなくなりかけてた」
芦屋法乍:背中を縮めて、ズボンの膝を握る
月影 秋古:「そうなの?」
月影 秋古:首をかしげる。
月影 秋古:「じゃあ、あんまり上手くないね」
芦屋法乍:「ちげーわ……上手くやってんだよ。やってたの」
芦屋法乍:「つい最近までな。それが」
芦屋法乍:ちらりと隣の人の顔を見て
月影 秋古:整っているけれど、表情の見えにくいいつもの顔がある。
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:また目を反らして
芦屋法乍:「そう、分かんなくなりかけてた。ほとんど」
芦屋法乍:「でも、ようやく、ちょっと分かったんだよ。俺には、俺が」
月影 秋古:「芦屋くんが?」
芦屋法乍:頷いて。
芦屋法乍:「許せなかったのは、親父の方じゃなかったんだ」
芦屋法乍:「いや……許せない、でも無かったんだよな。本当は」
月影 秋古:黙って聞いている。じっと、横顔を見つめたまま。
芦屋法乍:「そういう、隠し事の中で誰かが巻き込まれてる世の中で、生きてるのが分かって……俺は、本当は、なんつーか」
芦屋法乍:「悔しかったんだよ」
月影 秋古:「だからツチノコ?」
芦屋法乍:「……かもな」
芦屋法乍:「俺は俺なりに、許せないことがあったんだよ。ずっと」
芦屋法乍:「だから、月影さん」
芦屋法乍:顔を上げて、正面から向き直る。
月影 秋古:「うん」
芦屋法乍:「一緒に、ぶん殴ってやりに行こうぜ」
芦屋法乍:「なめてんじゃねーぞって」
芦屋法乍:「言ってやらねーと、だろ?」
月影 秋古:「…………」
月影 秋古:「下らない、って」
月影 秋古:「言ってたよね。覚えてる?」
芦屋法乍:「……覚えてるよ」
月影 秋古:「私は何も悪くない、って」
月影 秋古:「言いそびれてたけどね。そうでもないんだ」
芦屋法乍:「?」
月影 秋古:「ここに入院してる子ね。ユズ」
月影 秋古:芦屋くんの目を覗き込む。前髪の影になった黒目がちな目は、黒い穴のようで。
月影 秋古:「私のことは調べてみた?」
芦屋法乍:「なんだよ……」
芦屋法乍:「何の話だよ」
月影 秋古:「あの子と会ったときにね」
月影 秋古:「私、死のうとしたの」
芦屋法乍:「!」
月影 秋古:「殺したいから殺してるのか、って、聞いたよね。前」
月影 秋古:「いま、答えておくね。ちがうよ。だいたいは許せないから」
月影 秋古:「だから、もしそのとき、芦屋くんが居てくれても、あんまり変わらないと思う」
月影 秋古:じっと顔を見たまま、しばらく口を閉じて。ふと思いついたように。
月影 秋古:「よっぽど怒らせてくれるなら、別かもしれないけど」
芦屋法乍:「……そんなことしねーよ、ただ……」
芦屋法乍:「月影さんが、もし、また自分を許せなくなるなら」
芦屋法乍:「自分で自分を撃つなんて、しなくていい……極端なんだよ。そんなの」
芦屋法乍:「こっから先は俺がいる。そうなる前にツッコミ入れてやる」
芦屋法乍:「もしどうしようもなくなっちまっても、そんなアホな責任の取り方させてたまるか」
月影 秋古:「……」
芦屋法乍:「いいか」
芦屋法乍:「あんまり変わらなくねえよ。絶対に、俺がいれば」
芦屋法乍:「俺は、俺はな」
月影 秋古:じっと、芦屋くんの顔を見ている。
芦屋法乍:「アンタが…………思ってるより」
芦屋法乍:「ずっっっっっっっっっっっっと」
芦屋法乍:「月影さんの事、好きなんだよ!!」
月影 秋古:しばらく、あまり揺れない表情で、芦屋くんを見つめている。
月影 秋古:「芦屋くん」
芦屋法乍:「…………。」
芦屋法乍:自分が勢いで何を言ったのか上手く把握できず
芦屋法乍:耳まで真っ赤にして向かい合う。
月影 秋古:「思ったより、変な人だね」
芦屋法乍:「……悪いかよ……」
月影 秋古:「悪くはないと思う」
月影 秋古:しばらく考え込んでいる様子で、目を見たまま黙り込んで。
月影 秋古:「私、いろいろ危ないよ」
芦屋法乍:「今更だろ」
月影 秋古:「そうじゃなくて」
月影 秋古:いきなり左手で、芦屋くんの右手を握る。
芦屋法乍:「!」
月影 秋古:手の甲と手首、病的に白い肌に、黒い幾何学模様が浮かび上がって、増殖していくのが見える。
月影 秋古:「気を抜くとこうだから」
月影 秋古:「恋人みたいなことをするのには、向かないよ」
芦屋法乍:「それでも」
芦屋法乍:「こんなに頭ん中メチャクチャにされる以上に危険なことって、俺にとっちゃ、ねーよ」
芦屋法乍:「だから」
月影 秋古:「うん」
芦屋法乍:「一緒にいてほしい。月影さんに怖がらないでほしい。自分の事も。」
芦屋法乍:強く、その手を握り返す。
芦屋法乍:「俺は心配いらねーよ」
芦屋法乍:「……不死身の男だ」
月影 秋古:少し手を引かれて、距離が近づく。
月影 秋古:じっと、息がかさなるような距離で、芦屋くんの目を覗き込んでいる。
芦屋法乍:その瞳に魅入られたように、肩から背中に腕を回して
芦屋法乍:「……」
芦屋法乍:回して。
月影 秋古:目を細めて。
芦屋法乍:「………………………。」
芦屋法乍:指先がカクカク痙攣。腕がそれ以上閉じられない!
芦屋法乍:「う………………う、ぐ…………おおお」
月影 秋古:「芦屋くん」
芦屋法乍:「はい?」
月影 秋古:はい、の、い、のあたりで、すっと、ついばむように唇を重ねる。
芦屋法乍:「!?」
月影 秋古:「上手くないね」
芦屋法乍:茫然。自失。
芦屋法乍:「れ……」
芦屋法乍:「れんしゅう、しまふ」
月影 秋古:「あと、力、入りすぎだよ」
月影 秋古:「ちょっと痛い」
芦屋法乍:「……あ、ああ!ごめんごめん!ごめんなさい!ゴメンナサイ!!」
芦屋法乍:「ていうか……」
芦屋法乍:「先に言ってくれます!?」
芦屋法乍:「お、俺俺俺、まず」
芦屋法乍:「告白のご解答をお待ちしていたんですけど!」
月影 秋古:「?」
芦屋法乍:「え、これ、あの……」
芦屋法乍:「そういうことでいいの?いいのです?俺、その……あの……!?」
月影 秋古:「足りなかった?」
月影 秋古:少しだけ、確かに微笑んでいる。
芦屋法乍:「……っ」
芦屋法乍:「あのなー……月影さん」
芦屋法乍:「やっぱわざとだろ」
月影 秋古:「どれのこと?」
芦屋法乍:「全部だよ!!」
芦屋法乍:「いーよ、もー分かった」
芦屋法乍:「そういう感じだったら、俺もな、考えがあります」
月影 秋古:「ん」
芦屋法乍:「思ってること、ぜんっぶするからな」
月影 秋古:「どうぞ」
月影 秋古:「嫌だったら嫌って言うから」
月影 秋古:「できたら、言わせないでね」
芦屋法乍:「言っても聞かねーよ」
芦屋法乍:「月影さんよりも、この思春期のリビドーの方がずっと危険物だっつーの」
芦屋法乍:「分からせてやるからな、マジで」
月影 秋古:「じゃあ、そのときはたたくから」
芦屋法乍:「ふはは」
芦屋法乍:「ご褒美だぜ!」
月影 秋古:「馬鹿」
芦屋法乍:「……とーへんぼく」
芦屋法乍:ぎゅっと、もう一度抱きしめる
芦屋法乍:今度は少しだけ、力を抜いて。
月影 秋古:息を吐く。
月影 秋古:「一つだけお願い」
芦屋法乍:「ん?」
月影 秋古:「一人で無理なことは、しないでね」
月影 秋古:「できれば。それだけ」
芦屋法乍:「……バレてたのかよ」
芦屋法乍:「じゃあこっちも、そっくりそのまま」
芦屋法乍:「あとそれに加えてもう一つ」
月影 秋古:「なに?」
芦屋法乍:「月影さんが……楽しいときは、楽しいって教えてくれ」
芦屋法乍:「幸せな時は、幸せって。そしたら」
芦屋法乍:「俺がすっげーーーーー」
芦屋法乍:「幸せになる」
月影 秋古:少し目を細めて。
月影 秋古:「楽しいよ」
芦屋法乍:「……そっか」
芦屋法乍:腕の中の体温を感じて
芦屋法乍:目を瞑り、もう少しだけこのままで。

GM:【DX3rd:Broken The Mirror】
GM:End.



GM:ありがとうございました!
春日 雪:ありがとうございましたー!
月影 秋古:お疲れさまでしたー。ありがとうございました!
GM:これにて終了です!皆さんお疲れ様でしたーーーー!
神楽 樹:ありがとうございました!
芦屋法乍:お疲れ様でしたー!!
春日 雪:いやあ、楽しかった…。
GM:ほんと
GM:ありがとうございました
春日 雪:黒幕ムーブしたり、樹さんに甘やかしてもらったり、若い男女にちょっかいかけたり…。
GM:芦屋くんと月影さんの絡みが見たいっていう本当、わがままだったんですけど
神楽 樹:先輩らしくできたでしょうか
GM:快諾いただいて幸いでした。
神楽 樹:二人を至近距離で見られて大変よかったです…
月影 秋古:そういって頂けるとほんとに幸いで
芦屋法乍:たのしかった…
月影 秋古:よかった…
芦屋法乍:というかテンションが高まりすぎて
芦屋法乍:行く予定のないとこまで来てしまった
芦屋法乍:瞬間瞬間を必死に生きている
GM:Over the Time
神楽 樹:我々は常にその瞬間を求めています
月影 秋古:必死に生きてよかった?
春日 雪:必死に生きて死にかけて、それでも生きていこうな。
里村:瞬間瞬間を必死に生きているんだよ
春日 雪:あと芦屋くんには、このロリビッチのムーブを好意的にキャッチボールしてもらえて
春日 雪:とてもありがたかった。
里村:www
芦屋法乍:www
芦屋法乍:あそこも楽しかったですねw
神楽 樹:雪ちゃんにはトスあげてもらったり度々助けて頂き感謝
月影 秋古:たぶん割とイレギュラーバウンドしてたと思うんだけど、拾ってもらえて有り難かった諸々。
春日 雪:月影さんとは直接はあまり絡まなかったんだけど、あのくらいの距離感でいいよね、というのがひとつと。
春日 雪:ちゃんと絡むと、たぶん嫉妬が滲み出て来て…その…こう。
月影 秋古:嫉妬
GM:だめだアバン先生!第二第三の三角関係クロスが生まれちまうーーーーーーーーーー!
春日 雪:なんだかんだ言いつつ、おじさまのこと多分…好きだからね…。
春日 雪:キーっ何よそのおじさまとお揃いのDロイス!
月影 秋古:まあ鉄面皮のフリして、着々と雪ちゃんから欠けてるものを抱えてるわ、おじさまからとっておきをもらってるわ
月影 秋古:嫌な女だよ!
春日 雪:よし今度会ったら押し倒す。
月影 秋古:ワオ